インフルエンザで子供に解熱剤を使うタイミングは?

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毎年、寒くなって空気も乾燥してくる季節になると、流行しはじめる『インフルエンザ』。

うちでは、子供が小さいときは流行時期にはキッ下がらない沖はズルームとかの集団の場所に行く回数を減らしたりしてたけど、幼稚園とか小学校に行きはじめると、インフルエンザにあかるのが怖いからって、休んでしまう訳にはいきませんよね。

インフルエンザはだいたい、11月中旬くらいから小児科に行くと『そろそろ患者さんが出始めたから注意してくださいね』って言われ始めて、翌年の3月くらいまで流行します。

インフルエンザは感染力が強いから、一度はやり始めると、その感染の勢いは止まりません。

幼稚園とかでインフルエンザが流行りはじめると、いくら気を付けていても貰ってきてしまうときには貰ってきちゃいますよね。

で、いざ子供がインフルエンザに感染したら、気になるのがインフルエンザの症状で特徴的な『高熱』です。

だいたい38度以上の高熱が出ますし、高いときには40度を超えてしまうなんてこともあります。

以前、インフルエンザの子供に解熱剤を使うと脳症の恐れがあるとか、解熱剤を使わない方が治りがはやいって聞いたことがあるけど、自分の子供が高熱になったらどうしたらいいいのか、何を信じたらいいのかわからなくなてしまいますよね。

そこで今回は、子供がインフルエンザにかかってしまったとき

  • 熱がなかなか下がらないときはどうしたらいいの?
  • 子供が高熱のときには解熱剤を使ってもいいの?
  • 子供がインフルエンザで高熱になった時、とっても大切な水分補給
っていうことについて、詳しく見ていきましょう!

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子供がインフルエンザに 熱が下がらないときはどうしたらいい?

インフルエンザにかかると高熱が出てしまうのは、子供の体が高熱でインフルエンザ・ウイルスを撃退しようと必死に戦っているからです。

なので、熱が中途半端にまだ上がりきっていないときに解熱剤とかで無理や熱を下げてしまうのは、逆に子供の体がインフルエンザ・ウイルスを撃退しきれなくなってしまい、返って病気が長引いてしまったり、熱がぶり返してしまったりしてしまうこともあるんですね。

なので、まず子供がインフルエンザにかかってしまって38度以上の高熱が出たときに、寒気がないときには解熱剤をつかわずに『体を冷やしてあげる』ことです。

高熱がでると、体力の消費がとっても激しくなります。

少しでも楽になるように氷枕などを使って体を冷やしてあげるといいです。

脇の下やふとももの内側のように大きな血管が通っているところを冷やすのが効果的なのでお勧めです。

この場合は、解熱剤のように強制的に熱を下げてしまうんじゃないので、ちゃんと子供の体はウイルスと戦っていけます。

また、高熱が出てるけど寒気がする場合には、まだ熱が上がりきっていない状態です。

この場合は冷やすと逆に寒気が増して辛いので、せいぜい後ろ頭を冷やす程度にしておきましょう。

それ以外に気をつけることは

  • 汗をかいたらこまめに服を着替えさせてあげる
  • おでこや首回りを塗れたタオルで汗を軽く拭いてあげる
  • 水分補給をこまめにしてあげる
です。

特に水分補給は、1度にたくさん飲む必要はないので、少量ずつでもいいのでこまめに取らせるように心がけましょう。

子供の状態をしっかりと見ておいてあげて、何か異常があればすぐに病院へ連れて行けるようにしましょう。

インフルエンザの高熱で子供に解熱剤は使ってもいいの?

子供がいきなり高熱をだしたら、熱を下げてあげようと、解熱剤を使うことがありますよね。

でも、実はインフルエンザには使ってはいけない解熱剤があるんです。

解熱剤の成分によっては脳炎とか脳症といった病気になってしまうことがあるんです。

なので、インフルエンザが流行る時期に高熱が出たからといって、以前病院で処方してもらったお家にある解熱剤を安易に使うことは絶対にしたらダメです。

高熱が出たら、まずは小児科などの病院に連れて行くようにしましょう。

病院でインフルエンザの疑いがある時に出される解熱剤であれば、問題ないので安心して使っても大丈夫ですよ。

インフルエンザでの子供の熱のぶり返し

また、先ほど書いたように、インフルエンザで高熱が出るのは『体の免疫力がウイルスを撃退するために戦っている状態』です。

なので、高熱が出たからと言って安易に解熱剤を使うと、高熱でウイルスを撃退しようとしてるのに、熱が下げられてしまって、ウイルスを完全に撃退できずに、体内にまだウイルスが残ってしまって、熱がぶり返してしまうことがあるんです。

高熱が出ている1日2日の間にじゃなくて、インフルエンザにかかってから1週間くらいで、また高熱がでてしまいます。

なので、インフルエンザにかかって高熱が出るって言うことは、ちゃんと理由があってとっても大切なことなんですね。

この『熱のぶり返し』は1歳から4歳の子供に多いので、このくらいの子供には注意が必要です。

インフルエンザで高熱の子供に解熱剤を使う目安

でも、だからと言って解熱剤を使ってはダメという訳じゃありません。

場合によっては使った方がいい状態もありますし、使い方によってはとっても有効なお薬です。

★子供に解熱剤を使う目安
  • 40度を超える高熱でうなされている状態のとき
  • 子供の機嫌が悪くって、すごく辛そうにしていう状態のとき
  • 高熱がきつくて、ちゃんと眠れない状態のとき
  • 高熱によって体力が奪われてしまって、ちゃんと水分補給ができない状態のとき
  • 高熱によって体力が奪われてしまって、なにも食べれない状態のとき
★子供に解熱剤を使わなくても良い目安
  • 38度くらいの捏で、元気に遊んだりできている状態のとき
  • しっかりと水分補給や食事がとれている状態のとき
  • ぐっすりと眠れている状態のとき

解熱剤を使うときの、参考にしてみてくださいね。


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インフルエンザの高熱 子供にはとっても大切な水分補給のしかた

子供がインフルエンザで高熱が出たときに、とっても大切なのが『水分補給』です。

なぜ水分補給が必要なの?

インフルエンザにかかって、高熱が出たときに、なぜ水分補給が重要かというと

  • 高熱によって大量の汗をかいくことによる脱水症状になってしまわないようにするため
  • 汗をしっかりとかくことで、熱を発散させやすくするため
といった理由からです。

インフルエンザにかかると、高熱が出てしまうので水分補給には十分気を付けてあげましょうね。

水分補給の注意点

インフルエンザにかかったときの水分補給は、ただ単に水分を補給すればよい訳ではないんです。

普通の水での補給だと、汗と一緒に出ていくミネラルが足りなくなってしまい、よけいに脱水症状が進んでしまうので注意が必要です。

★高熱がある時の水分補給のポイント
  • まず、一番お勧めなのが『イオン飲料水』です。
    いろんな味のものがあるので、子供の飲みやすいものを色々と試してみるといいですよ。
    これなら高熱によってかく大量の汗で失われるミネラルもしっかりと補充することができますよ。
  • 次にお勧めなのが『りんごジュース』です。
    この時に注意したいのが、100%のままだと高熱で弱っている体には少し濃いすぎるので、100%ジュースの場合は水で70%くらいの濃さに薄めてあげるといいですよ。
  • 子供の場合、高熱でなかなか水分が取りづらい時には『ゼリー飲料』もお勧めです。
    水分が取れない場合でも、ゼリー飲料の『ツルン』とした食感で以外と喉を通ってくれることもあるんです。
  • おかゆを食べることができる状態なら、おかゆでも水分補給をすることができますよね。
    その時にお勧めなのが、おかゆに『梅干しの果肉』を入れてあげることです。
    実は梅干しの中に含まれる成分には『ウイルスの増殖抑制作用』と『不活性化』の作用があることが、最近の研究でわかってきました。
    体に必要なミネラルも豊富に含んでるので、お勧めです。我が家も風邪やインフルエンザにかかったときには『梅干しがゆ』を食べています。
  • 飲み物やおかゆがなかなか取ることができない時には、飲み物やおかゆを『御猪口(おちょこ)』のような小さなもので1杯ずつあげてみます。
    最初のうちは、唇を濡らす程度で構いません。
    それを15分ごとに続けていると、少しずつ口に含めることができるようになっていきます。
    うちの子供も高熱で水分がと上手く取れない時には、この方法で水分補給ができているので、ぜひ試してみてくださいね。
  • それでも、水分をとることができない時には、解熱剤を使って一時的に熱を下げるという方法もあります。
    解熱剤を使うと、4時間くらいは熱が下がります。
    熱が下がれば水分やおかゆも取ることができるようになるので、そその間にしっかりと水分補給をしておきましょう。

これでも、水分補給ができない場合には、病院に連れて行きましょう。状況を話せば、点滴で水分と栄養を補給してくれますよ。

インフルエンザで子供の熱が高いとき!のまとめ

わが子が小さい体で熱に苦しんでいる姿を見たら、早く良くなって元気になってほしいって思いますよね。

だからと言って、簡単に解熱剤を使って熱を下げてしまうと、熱がぶり返してしまったり症状が長引いたりしてしまうこともあるんですね。

なぜ熱がでるのか?どんな状態になったら解熱剤を使えばいいのかを、親である私たちがしっかり理解して落ち着いて対応することが大切なんです。

早くいつもの元気な笑顔を見せてくれるように、しっかりと子供の状態を見てあげるようにしましょうね。

この記事がそんなときの参考になってもらえると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。