検便に尿がかかったら使えない!?失敗せずに採取する方法

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社会人になって働き始めると毎年ある健康診断。

その健康診断の中でも「前もって準備しておかなきゃいけない検便が苦手」っていう人、多いですよね。

そして、そんな検便の悩みの中で意外と多いのが

「便に尿がかかってしまう」

っていうことなんですね。

普段からトイレに行ってうんこをするとき、自然とおしっこも一緒に出ちゃいますよね。

「検便のときに尿を我慢して、その後に便だけを先に出す」

という技術(?)がないと、どうしても便に尿がかかってしまいます。

そうやって「うんこにおしっこがかかってしまう」と

「尿がかかちゃった便って、検便に使っても大丈夫なんやろうか?」
「もしかかった尿が原因で再検査とかになったらどうしよう」

って不安になってしまって、「尿のかかった便」を素直に検便に使うことができない人、おおいんじゃないでしょうか?

ズバリその答えは「使わない方が良い」です。

そこでこの記事では、

「なぜ、おしこがかかってしまったうんちは検便に使わない方が良いのか?」
「便に尿がかからずに検便を採取できる方法」

について、詳しく見ていきたいと思います。

検便の便に尿がかかったら検便には使えない?

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検便用にと思って、トイレに行って出した便。

その便におしっこがかかちゃったら、検便用としては使えないんでしょうか?

健康診断での検便は何のための検査?

そもそも、職場での年に1回ある健康診断で提出する検便って、何の検査をするためのものか知ってますか?

それはズバリ「大腸がんの検査」なんです!

がんとかの腫瘍(しゅよう)があると、便が腸を通過するときに便のまわりに血液がつくんですね。

検便では、この「便のまわりに付着した血液」の有無を調べる検査なんです。

便に尿がかかっても検査はできる?

そんな大腸がんの検査のための検便ですが、検査のための便に尿がかかちゃっても、その便を検査用として提出しても大丈夫なんでしょうか?

通常なら尿が便にかかっても検査には問題はありません。

ただし、稀にだけど尿に血液が混じっている血尿の場合。

その尿に含まれてる血液が便の表面についてしまって、それが採取されることで「異常あり」ってなってしまうこともありえます。

検便での検査は

「200リットルに1滴の血液を垂らしたくらいでも、異常と判断されちゃうくらいの精度」

です。

だからもし尿に何かしらの理由で血液が混じってると「異常あり」と判断されてしまい、健康診断の結果で「要再検査」になってしまう可能性があるってことになっちゃいます。

検尿でもし再検査になったら…

もし検便の検査で「要再検査」になっちゃったら、どうなるんでしょう?

「おしっこがかかっちゃったからかもしれないので、もう1回検便のやりなおし」

っていう訳にはいかないんです。

その場合、お尻からカメラを入れて大腸の中の状態を検査する「大腸検査」が待ち受けているんです。

これが思ってる以上に大変で、もちろん麻酔をしてからの処置になりますが、人によっては(先生の腕によるところも多いのかもしれないけど)

「結構な痛み」

が伴って、「もう二度としたくない!」っていう話をよく耳にもします。

なので、基本的には大丈夫なんだけど、もし何かしらの理由で尿に血液が混じっちゃってるときには「要再検査」のリスクもあるっていうことになります。

だったら個人的には

  • 健康診断までもう1回チャレンジできる余裕があるようなら、次の機会にチャレンジする
  • 健康診断まで余裕がない場合でも健康診断のときに「どうしても出なかった」って伝えて、後日の提出にしてもらう
っていう風にするのがいいんじゃないかって思います。

健康診断の5日前くらいから検便をとっても大丈夫なので、こういったアクシデントも想定して、早めに準備しておくようにしましょうね。

それと、

  • 便秘なんかでどうしても準備できなかったり
  • 何かしらの事情で準備ができなかった
なんてときには、ちゃんとその旨を伝えれば「郵送とか直接持って行くとかで後日提出」もできるので、慌てて危険をおかす必要もないですよ。

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検便のやり方で尿がかからない方法は?

人によっては「便をするときどうしても尿も一緒に出ちゃうんですよね~」っていう人もいますよね。

いつも通りうんちをすると、ほぼ間違いなく「便に尿がかかっちゃう」ってことになりますよね。

全然関係ない話ですが、うちの娘が3才くらいのときにトイレでうんちをしてる時に、いつも

「うんちこん(うんちのこと)におしっこがかかったぁ~」

って笑いながら言ってたのを思い出しました。笑

そんなとき、便に尿をかけないようにして、無事に検便の便をゲットする方法があるんです。

便におしっこをかけずに検便採取する方法

1.洋式トイレの前(水のつかっていない土手の部分)にトイレットペーパーを敷いておく
2.いつもと逆向き(トイレのタンクの方に向いて座る)
3.便をする

こうすることで、トイレットペーパーがクッションになって、水の中に便がコロコロと転がり落ちることがありません。

しかも尿が便にかかることなく、溜まっている水らへんにかかるので、尿にべんがかかることなく無事に検便用の便をゲットできちゃいますよ。

検便のとき尿も出るのは仕方がない?一緒にでないようにする方法はないの?

結論から言うと、採便時に尿が付着いたしましても、解析結果には何ら影響はありません。

尿も排便も、人間の副交感神経から刺激が伝わるので、同時に影響が出る仕組みに、人間の体はなっているのです。

ただし、「混ざってしまうのは、何だか嫌だな。」という方は、以下の方法を試すことで混ざりにくくすることはできます。

検便時には、是非実践してみてくださいね。

検便のとき尿も出るときの対処法①先に尿を出してしまう

尿を我慢すると、特に女性の場合はすぐに膀胱炎になるリスクがあります。

男性でも尿を我慢することを習慣にしてしまうと、膀胱炎になるリスクはあるので、男性も気をつけなければいけません。

どちらも出そうだなと感じた時には、先に尿を出しておくことで、検便の時には安心できるはずです。

また、尿の方がいきまなくてもすぐに出せる排泄物なので、どちらも出そうになったらまずは尿を出してしまいましょう。

検便のとき尿も出るときの対処法②水分を多く摂りすぎないようにしておく

人間は水分を必要とする生き物ですが、水分の量を控えておくことで同時に排泄するタイミングを避けることは出来ます。

特に、カフェインを摂りすぎでしまうと、すぐに尿を出すことにも繋がってしまいます。

なので、検便のタイミングではカフェインを避けて、検便が終了したら飲むように工夫すると良いかもしれませんね。

検便のとき尿も出るときの対処法③検便用のシートを使う

その名も、「ナガセール」というシートは、水の上にプカプカと浮かべて、その上に便をするだけで検便の採取が可能なのです。

シートが水に溶けて、採取後そのまま流せるので、潔癖症の方や上記の方法に抵抗の方には、おすすめの道具になっていますよ。

「尿と同時にどうしても排泄しちゃいそうだな。」と感じる方は、あらかじめ用意しておいて、検便の時に混ざらないようにしておくと良いかもしれませんね。

精神的にも、安定するはずですよ。

検便が失敗なく簡単にできるおすすめの方法

それにしても、検便って

  • 会社で働き始めたら毎年必ずあって
  • ほぼ誰もが経験する
そんなイベント(?)ですよね。

なのに、検便キットへの便の取り方は取説に書いてあるのに

  • 検便のときの便ってどこに、どんな風にすればちゃんととれるのか
  • 洋式トイレ、和式トイレそれぞれでどうすればいいのか
なんて、どこにも書いていないし、誰も教えてくれないですもんね。

そんな検便だけど、とっても簡単に検便ができちゃう「検便の必需品」といってもいいくらいの便利なアイテムがあるんです。

それがこの「ナガセール」っていうシートです。

検便の強い味方「ナガセール」の詳細を見てみる

これは検便用のシートで、使い方はこのシートを水の上にプカプカと浮かべて、その上に便をするだけ。

大きなシートが便をキャッチしてくれるので、シートの上に乗った便から検便キットに採取するだけなんです。

しかもこの「ナガセール」、シートは水に溶けるので「ナガセール」というネーミングそのままに、便と一緒にそのままトイレに流せちゃうんです。

「検便の便をどうやってとろうか?」っていう、検便のわずらわしさがなくなりますよね♪

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検便の便に尿がかかるともう使えない?のまとめ

「検便って後からでも提出できちゃう」なんていう、ちょっとした情報でも知ってるだけで、アクシデントがあったときでも慌てなくてすみますよね。

とは言え、やっぱり検便はめんどくさいし大変です。

そして、そうやって頑張ってやっとの思いで出てきてくれた便が、トイレをコロコロと転がって。。。。

水の中に「ポチャン」と落ちてしまったら。

もう「絶望」しかありませんよね。

そんな風に便が水没してしまったときの対応や、水没してしまわない方法についてを

「検便って水没したら使えない?検便初心者も失敗しない方法」

に詳しくまとめていますので、ぜひそんなことにならないために参考にしてくださいね。