私の娘が生まれて9か月になった頃のことです。

突然の40度近くの発熱、顔とか手足が真っ赤に腫れあがって、急いでかかりつけの小児科に行くと言われたのが、聞きなれない『川崎病』っていう病名。

もしかしたら、その川崎病の可能性があるからと、別の病院を紹介されて、そのままその病院へ。

その病院に行って、そのまま検査入院をした結果、告げられた病名が『川崎病』でした。

『川崎病?聞いたことない病名だけど、何?どんな病気なの?良くなるの?』と、全くどんな病気なのかも知らないので、先生の説明を待ちました。

そんな、突然告げられた『川崎病』っていう病気

この記事でお伝えしたいこと
  • 川崎病ってどんな病気なの?
  • 川崎病の症状にはどんなものがあるの?
  • 川崎病かもって思ったら何科を受診したらいいの?

っていうことについて、お伝えしていきますね。

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川崎病とはどんな病気なの?

実際に自分が親になって、そして子供がその病気になって初めて聞いた『川崎病』っていう病名だけど、実際どんな病気なんでしょう?

(1)川崎病とは

1967年に、東京都の日赤中央病院(現・日赤医療センター)の小児科に勤務していた『川崎富作博士』によって発見され『急性熱性皮膚粘膜りんぱ腺症候群』としては発表された病気です。

その発表によって、新しい病気っていうことが判り、発見した博士の名前から『川崎病』っていう病名になりました。

この『川崎病』っていう名前は、日本だけじゃなく世界共通の病名となっていて、英語では『Kawasaki Disease(川崎 疾病)』と表現されます。

主に4歳以下の乳幼児にかかることが多い病気で(うちの娘も9か月で川崎病を発症しました)、日本以外の国でも川崎病の患者はいるけど、主に日本人をはじめとするアジア系の人に多くみられるけど、欧米ではあまり見られない病気なんです。

(2)川崎病って何が原因なの?

実は、川崎病が発見されて50年になるけど、その原因はいまだに解明されてないんです。

  • ダニ説
  • 細菌説
  • ウイルス説
  • 遺伝子原因説
といった、いろんな説があるけれど、どれも確実なものじゃありません。

(3)川崎病の原因究明

なので、現在でも川崎病の原因を調べるために、いろんな研究が行われてます。

遺伝子研究
川崎病にかかりやすい体質(遺伝子)を明らかにして、事前に検査することで川崎病にかかるリスクを判定できることを目標に研究が進められています。

免疫の過剰反応
川崎病は、体中の血管が炎症を起こしてしまう病気です。(これを聞いた時には、ぞっとしたのを覚えてます)

何らかのウイルスや細菌に感染してしまうことで、過剰な免疫反応によって全身の血管に炎症がおきてしまうんじゃないかっていったことを究明する研究が進められたます。

国際的な研究チームによる研究
実は川崎病の患者数は一定じゃなく、流行する時期があるんです。

確かにうちの娘が9歳で川崎病を発症して入院した時にも、先生が

『先月は川崎病の患者はいなかったけど、今月にはいって急に増えたんですよね。だいたいいつもこんな感じで、1人患者が出ると立て続けに何人もって感じなんですよね』

って言われてました。

また、統計情報によると川崎病の患者は年々増加しているけど、それとは別に『大流行する年』もあります。1982年と1986年には、その前後の年と比べて2~3倍に患者数が増えているんです。

そのように、流行があることから川崎病が流行した年の日本上空の気流を調べてみると、どうやら中国の北東部から吹いてくる気流(風)が、川崎病の流行に関与してるんじゃないか?っていう研究結果が2014年に発表されてます。

この気流には、『カンジダ』って呼ばれる菌がたくさん含まれていることから、この菌が原因なのでは?という研究や調査が今も進んでます。(カンジダと川崎病の因果関係はまだ不明です)

川崎病の症状にはどんなものがあるの?

川崎病には主に6つの症状があります。

  • 40度近い高熱が5日以上続く
    ⇒インフルエンザの高熱は3日程で引くけど、川崎病の場合はそれが5日以上続きます
  • 熱が出始めて3日程で、体に発疹ができる
    ⇒形や大きさがバラバラで赤味を帯びた発疹が全身にできます
  • 手や足が赤くパンパンに腫れあがる
    ⇒手足が硬く腫れた後、10日くらいすると、手足の指先の皮がむけてきます。中にはお尻の皮(尾てい骨のあたり)がむけてくる子もいるようです
  • 両目の眼球が真っ赤に充血する
    ⇒全体的に赤くなるんじゃなく、1本1本の血管が赤く充血するのが特徴です。
    また、川崎病の場合には目ヤニもほとんど出ません。
  • イチゴ舌
    ⇒舌がイチゴみたいに真っ赤になります。また、唇が割れてしまって出血しちゃうことも。
  • リンパ線が腫れる
    ⇒他の症状の中では一番発症する頻度は低い(6割くらい)けど、急性的に首のリンパが痛みを伴って腫れてしまいます。
これ意外にも、BCGの部分らへんの皮膚が真っ赤になるとかの症状が現れることもあります。


うちの子は9か月だったので、手足や顔が痛々しい程真っ赤になって、パンパンに腫れてました。それ以外にも『イチゴ舌』や『高熱』、『不定形発疹』など、ほとんどの症状が出ていました。

先生からも『典型的な川崎病ですね』って言われたのを覚えています。


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川崎病の診断って何科を受診すればいいの?

これらの症状がいくつか見られたら、川崎病の可能性があります。

でも、そんな時には、何科の病院を受診すれば良いんでしょうか?

(1)増え続けている川崎病の患者数

2年に1回実施されている『川崎病の全国調査』では、川崎病の患者数は毎年、増え続けていて1980年には4千人足らずだった患者数も、2005年には1万人を超え、2013年には1万5千人を超えてしまいました。

都道府県別で見ても、2014年にはほとんどの都道府県で年間100人以上の川崎病の感染者が出ていて、もちろん人口比率もあるんでしょうけど、1000人を超える都道府県が5つもあるんですね。

ちなみに、うちの娘が9か月の時に川崎病にかかってしまった年は、住んでいる都道府県の患者数は150人程度でした。

この中に、うちの子が1人として含まれてると思うと、胸がしめつけられる思いです。

(2)もしかして川崎病かもって思ったら、かかりつけの小児科へ

そんな風に、年々患者数が増えていってる川崎病。

私の場合もそうでしたが、気になる時には、まずは『かかりつけの小児科』に行くのが基本になります。

そこで、先生が診察してくださって、『川崎病の疑いがあり』となった時には、ちゃんと近隣の川崎病の検査や治療をすることができる病院を紹介してくれます。

そんな時のためにも、普段から何かあったときに、すぐに相談できる『信頼できるかかりつけの小児科』を見つけておくことが、とっても大切になりますよね。


うちの場合も、子供2人が良くかかってる、かかりつけの小児科の先生がいるんですが、この『川崎病』の時も、それ以外のちょっとした事でもそうなんですが、とっても信頼できる先生に巡り合えたことが、とっても良かったと思います。

(3)川崎病の診断

前にも書きましたように、川崎病の主な症状は

  • 40度近い高熱が5日以上続く
  • 熱が出始めて3日程で、体に発疹ができる
  • 手や足が赤くパンパンに腫れあがる
  • 両目の眼球が真っ赤に充血する
  • イチゴ舌
  • リンパ線が腫れる
の6つの症状があります。

これら6つの症状のうち5つ以上の症状がそろうと『川崎病』と診断されます。

ただ、実際にこれらの症状が5つ以上揃っていなくても、1つ1つの症状や、血液検査(川崎病になると上がりやすい数値がある)や、リンパや心臓のエコーとかの結果を総合的に判断して、川崎病と診断される場合も少なくありません。(5人に1人くらいの割合で、5つ以上の症状が揃ってなくてもし川崎病と診断されてます)

なので、決して素人判断はしてはダメで、何か少しでも『おかしいかも?』って思ったら、すぐに病院で観てもらうようにしましょう。

⇒川崎病の治療と入院期間について、気になる方はこちらの記事もどうぞ

さいごに

川崎病は、全身の血管が炎症を起こしてしまう病気です。

発見、治療の開始が遅れてしまうと、心臓の血管に合併症とか後遺症を残してしまうこともある、恐ろしい病気なんです。

それに、全身の血管に炎症が起きてしまうことで、大人になってから動脈硬化になりやすくなるんじゃないかとも言われてます。

なので、少しでも後遺症や大人になってからのリスクを減らしてあげる為に、私たち親ができることは、普段から子供の様子をちゃんと観察して、何かおかしいって思った時には、専門医にちゃんと観てもらうこと。

『大切な我が子の為に、もっとしっかりとしなきゃ!』って思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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