9月から11月にかけて、日本は毎年必ず台風の被害を受けています。
特に、今年は例年にもましてその影響が大きいように感じますが、皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしたか?
台風被害で多く挙げられるのは
- 道路や住宅街での浸水
- 地下スペースの水没
そのほかにも
「雨で増水した川や田んぼの様子を見に行こうとして流されたり」
「浸水した道路の側溝が見えなくなって転落する」
などの二次災害も起こってしまうことも。
実際に台風が迫ってきた時、どんな風に身を守ればいいのでしょうか?
そこで今回は、この台風についての災害対策を考えていきたいと思います。
あなたの身を守るためにも、いま一度しっかりと「災害対策」について、考えるきっかけにしてみてください。
その他の台風や災害への対策について知りたい方は「台風対策・防災対策情報のまとめ」を参考にしてみてくださいね。
大雨・台風の時の行動はどうすべきか?
台風や大雨が近づいている時に、危険な場所に近づくのはもっての外です。
そんな場合は、災害の時の備えの確認をしてください。
- 非常時の持ち出し項目のチェック
- 台風が来る前に家屋を補強する
- 避難経路の確認
- 常日頃、ハザードマップで危険な場所、避難場所を確認する
- 土砂災害警報情報に注意する
そんなときには、落ち着いて速やかに非難することです。
その際、必ず火の後始末をします。
そして、避難場所に持ち出すものは最小限にして背中に背負って、両手を自由にしてください。
川の氾濫や土砂災害などの災害は急激に起こるため、避難の遅れが致命的になり得ます。
天候が悪くなってからでは移動も難しくなるので、特に高齢者や子供のいる世帯では、早めに避難を検討してくださいね。
避難している最中に忘れ物に気が付いても、取りに戻るのは危険なので絶対やめましょう!
暴風や浸水の為に、避難場所までの移動が困難な場合。
そんなときには、家の中でなるだけ安全な場所(崖から遠い2階の部屋など)で待機するか、近くの最も安全と思われる建物に非難することも想定して、前もって確認しておくようにしましょう。
大雨・台風被害に対する政府の取り組みや対策
大雨や台風などの被害を小さくするためには、国や都道府県が行う治水工事等による対策だけではなく、一人ひとり各人の主体的な行動が要となります。
その時に役立つのが、気象庁発表の「災害気象情報」です。
大雨や台風は、地震災害と違って突然襲ってくるものでなく
- いつ(日時)
- どこに(場所)
- 規模がどの位か
気象庁は、皆さんが防災対策をあらかじめ立てられるように、大雨や台風などに関係する防災気象情報をその時々において提供しています。
また、気象庁では一般的な警報や注意報の発令の前に「大雨に関する気象情報」や「台風に関する気象情報」などの情報を提供しています。
加えて、平成25年8月30日からは重大な災害が発生する恐れが目立って大きい場合には「特別警報」を発表しています。
特別警報と警報の違い
「特別警報」は、「警報」の発表基準をはるかに超える、数十年に一度のおおきな災害が起こると予想される局面にあるときに発表されます。
そして、対象地域の住民の人々に向けて、最大級の警戒を呼び掛けます。
- 平成25年 台風大18号(福井県・滋賀県・京都府の大雨)
- 平成26年 台風内号(沖縄県の台風・大雨)
- 平成26年 台風第11号(三重県の大雨)
- 平成26年9月 北海道の大雨
- 平成27年 口永良部島の噴火
- 平成28年(2016年)熊本地震
- 平成28年 台風大18号(沖縄県の台風)
- 平成29年7月九州北部豪雨
などがあります。
あなたの思っているよりも、ずっと多かったのではないでしょうか?
近年、こういった「数十年に一度のおおきな災害」と呼ばれるものが頻発しているんですね。
なので、もしもあなたのお住まいの地域に「特別警報」が発表されたとき。
そんなときには、迷うことなく「あなたと、あなたの大切な人たちの命を守る行動」を最優先させてくださいね。
台風の災害対策のまとめ
毎年、「どこか被害に遭っているなぁ。」と、TVなどで台風被害を眺めている人も多いとは思います。
実際に自分に降りかかってきたと気付いたときには、すでに手遅れになっているなんてことも十分にあり得るのです。
ニュースで災害のことについて知っても、「自分には関係ないな」と思うのではなく、日ごろからその対策を講じておくことが、いざとなった時に役立つことにつながるのではないでしょうか?
災難はいつ降りかかってくるか誰にもわかりません。他人事と思わず
- 避難ルートのチェック
- 非常食
- ラジオ
- ライト
【Amazonで人気の防災グッズを見てみる】
その他の台風や災害への対策について知りたい方は「台風対策・防災対策情報のまとめ」を参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。