リクガメが小さいままの理由は?成長を助ける飼育法まとめ

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リクガメが思ったように大きくならないと、「何か育て方に問題があるのかな?」と不安になりますよね。

特に、毎日お世話をしているのに成長が見られないと、飼い主としてはつい焦ってしまうものです。

でも、成長が遅いからといって必ずしも深刻な問題があるとは限りません。

この記事では、リクガメが大きくならない原因として考えられることや、その対策について、できるだけわかりやすく詳しく解説していきます。

初めてリクガメを飼育している方でも読みやすいように、基本的なポイントから応用的なケアのコツまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

リクガメは種類によって成長スピードもさまざまですし、食事の内容や飼育環境のちょっとした違いが、健康や成長に影響を与えることもあるんです。

だからこそ、今回の内容を通じて、ご自宅のリクガメにとって本当に必要なケアを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。

リクガメが毎日元気にすごしながら、少しずつでもしっかり大きく育っていけるように、まずはエサのあげ方や飼育環境の見直しポイントを一緒にチェックしていきましょう!

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リクガメが大きくならない原因ってなに?

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栄養が足りなかったり、エサに偏りがあることも

リクガメがなかなか大きくならないと感じたときは、まず食事の栄養バランスを見直してみることが大切です。

多くの場合、成長に必要な栄養素が足りていなかったり、食べる内容に偏りがあったりすることが原因になっています。

特にリクガメの骨や甲羅の成長にはカルシウムとビタミンD3が欠かせません。

これらが不足すると、うまく成長できなかったり、甲羅がやわらかくなってしまったりすることもあるんです。

さらに、ビタミンAが足りないと、目が腫れてきたり、食欲が落ちてしまったりすることもあるので注意が必要です。

毎日のごはんには、小松菜やチンゲン菜といった緑黄色野菜をたっぷり使うのがおすすめです。

リクガメの健康を考えると、これらの野菜が主食になるようにしてあげましょう。

一方で、キャベツやレタスのように水分が多くて栄養が少ない野菜は、食べ過ぎるとお腹を壊してしまうこともあります。

なので、あくまで副菜として少なめに加えるくらいがちょうどいいですよ。

また、時々は野草やハーブなどを取り入れてあげると、飽きずにいろんな栄養素を摂ることができて、食べる楽しみも増えていきます。

エサの内容を見直すことで、リクガメの食欲が戻ってきたり、元気に動き回る姿が見られることもあるんです。

なので、毎日の食事がしっかり整っているか、ぜひチェックしてみてくださいね。

紫外線が足りないことで起こる成長トラブル

リクガメは紫外線、特にUVBを浴びることで体内にビタミンD3を作り出し、それがカルシウムの吸収を助ける役割を果たしています。

このビタミンD3がしっかりと機能してくれないと、せっかく与えたカルシウムも体にうまく取り込まれず、骨や甲羅の成長が滞ってしまうんです。

屋内で飼っている場合には、自然の太陽光を浴びる機会が少なくなるので、紫外線ライトの設置がとても重要になってきます。

ライトの種類にもいろいろありますが、UVBをしっかり出してくれるタイプを選ぶようにしましょう。

そして、ライトの距離や高さにも気をつけて、リクガメの体に紫外線がちゃんと届くように工夫してみてくださいね。

また、紫外線ライトにも寿命があるので、見た目に光っていても紫外線の効果が弱まっている場合があります。

定期的に交換することも忘れないでください。

さらに、天気のいい日にはリクガメを外に連れ出して、15分~30分程度の日光浴をさせてあげるのもとっても効果的ですよ。

日光には紫外線だけじゃなく、リクガメの気分転換やストレス解消の効果もあるので、外に出られる環境があるならぜひ取り入れてみてくださいね。

温度や湿度が合っていないこともある

リクガメは変温動物なので、まわりの気温や湿度によって体の動きや代謝が大きく左右されます。

だから、飼育環境が合っていないと、どうしても元気がなくなったり、エサを食べなくなったり、成長が止まったように感じることがあるんです。

特に、温度が低すぎると消化がうまくいかなくなり、食べたものが体にしっかり吸収されなくなってしまうこともあります。

日中のケージ内の温度は、30~33度くらいが理想的だといわれています。

さらに、バスキングスポットと呼ばれる日向ぼっこのようなエリアでは、35~37度くらいの高めの温度を保ってあげるといいでしょう。

夜間はもう少し低くても大丈夫ですが、急激な温度変化は避けるようにして、なるべく一定の範囲を保つのが大切です。

湿度についても、リクガメの種類によって最適な数値が違います。

乾燥した気候に強い種類もいれば、ある程度湿度が必要な種類もいるので、飼っているリクガメがどのタイプなのかをあらかじめ調べておくと安心です。

たとえば、ホシガメやケヅメリクガメは高めの湿度が好きな傾向があるので、加湿器や霧吹きで調整してあげると喜びますよ。

温湿度は目に見えにくいものだからこそ、温度計や湿度計を設置して、数値をチェックしながら調整していくのがおすすめです。

小さなことのように見えますが、こうした日々の工夫が、リクガメの健康と成長にはとっても大きな影響を与えるんですよ。

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リクガメの成長を助けるためにできること

エサの種類を見直して栄養をしっかりと

野菜を中心とした食事はリクガメの健康にとってとても大切ですが、それだけではどうしても栄養が偏ってしまうこともあります。

そこで、市販のリクガメ専用フードを適度に取り入れることで、不足しがちな栄養素を補うことができます。

専用フードにはカルシウムやビタミン、食物繊維など、成長に役立つ成分がバランスよく含まれているので、野菜とあわせて与えることでより効果的な食事になりますよ。

また、果物もときどき取り入れると、リクガメの食欲を刺激したり、食事に変化をつけることができます。

ただし、糖分が多いので与えすぎには注意して、ほんの少しだけトッピングのように使うのがおすすめです。

イチゴやバナナ、リンゴなどはリクガメにも人気がありますよ。

さらに、カルシウム剤やビタミンD3のサプリメントも取り入れてみてくださいね。

特にカルシウムは甲羅や骨の発達に欠かせない栄養素ですし、ビタミンD3はそれを体内にしっかり吸収させるために重要です。

食事にふりかけるだけのタイプもあるので、手軽に取り入れることができます。

紫外線ライトや日光をしっかり活用しよう

紫外線ライトは、リクガメの健康管理には欠かせない大事なアイテムです。

リクガメが体の中でビタミンD3を作るためにはUVBの光が必要なので、屋内飼育の場合はライトをきちんと設置してあげましょう。

紫外線ライトには使用できる時間が決まっていて、時間が経つと光っていても紫外線の効果が薄れてしまうんです。

だから、見た目だけに頼らず、定期的に交換することがとても大切なんですよ。

また、紫外線がしっかり届くように、設置する位置や高さにも気を配ってくださいね。

ライトが遠すぎたり、角度がずれていたりすると、効果が十分に得られないこともあります。

できれば、日中のうちに一定時間は紫外線を浴びられるようにしてあげるといいでしょう。

そして、天気の良い日には外でのんびり日光浴をさせるのも、とてもおすすめです。

自然な太陽の光には紫外線だけじゃなく、リクガメの気分をリフレッシュさせるような効果もあります。

15~30分くらいを目安に、安全な場所でリクガメを遊ばせてあげると、ストレス解消にもなって一石二鳥ですよ。

快適に過ごせる温湿度をキープ

保温器具や加湿器を上手に使って、リクガメがいつでも快適に過ごせるような環境を整えてあげましょう。

特に冬場など気温が下がりやすい時期には、温度が急に下がってしまわないように、サーモスタット付きの保温器具を使って温度管理を徹底するのがおすすめです。

湿度も乾燥しすぎないように気をつけて、必要に応じて加湿器を使ったり、定期的に霧吹きでケージ内を加湿したりすることが大切です。

また、リクガメにとって安心して過ごせる空間づくりも欠かせません。

ケージの中には隠れ家やシェルターをいくつか用意して、外の様子が気になったときや、静かに休みたいときに落ち着いて過ごせる場所を作ってあげましょう。

こうしたシェルターがあることで、リクガメのストレスを軽減できたり、夜間の冷え込みから体を守ったりする効果も期待できます。

さらに、ケージ内のレイアウトにもひと工夫して、

  • 床材には自然に近い素材を使ったり
  • 歩きやすいように段差をつけたり
といった工夫をして、リクガメが活動しやすい環境を整えてあげるといいでしょう。

リクガメが快適に過ごせる環境がしっかり整っていれば、健康状態も安定しやすく、自然と食欲や成長にも良い影響が出てきますよ。

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それでもリクガメが大きくならないときは?

種類や個体差をチェックしてみよう

リクガメの成長速度や最終的な大きさって、実はリクガメの種類によっても、同じ種類の中でも個体差によっても大きく変わってくるんです。

たとえば、ギリシャリクガメは成長がとてもゆっくりなことで知られていて、成体といえるサイズになるまでに10年以上かかることもめずらしくありません。

ケヅメリクガメのように大きくなる種類であっても、急激に育つわけではなく、年単位でじっくり時間をかけて成長していく傾向があります。

また、飼育環境や個体の性格、もともとの体質などによっても成長具合には差が出ます。

たとえば、食が細い性格のリクガメや、引っ込み思案であまり動きたがらない子は、代謝も低く成長もゆるやかになることがあるんです。

反対に、よく食べてよく動く活発な子は、同じ環境でも成長スピードが早いと感じられることもあります。

こういったことから、他のリクガメと比べて「うちの子は小さいかも?」と感じても、すぐに心配しすぎないで大丈夫です。

その子なりのペースで、元気に動き、しっかり食べていれば、問題がないことがほとんどですよ。

心配なときは獣医さんに相談してみて

ただし、リクガメの元気がなくなってきたり、動きが鈍くなったり、極端にエサを食べない日が続いたりするようなときは、念のために獣医さんに相談してみると安心です。

特に、食欲がなかなか戻らない、明らかに体重が減っているといったサインがある場合は、体の中で何かトラブルが起きている可能性もあるんですね。

リクガメを診てくれる動物病院は数が限られていることもありますが、最近では爬虫類にも対応している病院が増えてきています。

ネット検索や口コミを活用すれば、自宅から通いやすい病院が見つかるかもしれません。

そういった病院を事前に調べておいて、いざというときにすぐ相談できるようにしておくと、いっそう安心です。

また、定期的に健康チェックをしてもらうことも、リクガメを長く健康に飼っていくうえでとても大切です。

健康状態を早めに知ることで、何かあったときにもすぐに対応できますし、ちょっとした変化にも気づきやすくなりますよ。

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まとめ

リクガメが思うように大きくならないと、「ちゃんと育ってくれているかな…」とついつい心配になってしまいますよね。

でも、そんなときこそ焦らず、まずは食事の内容や飼育環境をもう一度じっくり見直してみることが大切です。

リクガメの健康と成長には、毎日のちょっとした工夫や気づきがとても大きな影響を与えるんです。

  • エサの種類や与え方
  • 紫外線ライトの設置状況
  • 温度や湿度の管理
など、できることをひとつずつ丁寧に見直していけば、少しずつでもリクガメの元気な姿が戻ってくることがあります。

たとえば、バランスの取れた食事に変えたことで急に食欲が増したり、新しいシェルターを入れてあげたら落ち着いて過ごせるようになったりと、小さな改善が積み重なって大きな変化になることも少なくありません。

リクガメとの暮らしは、一日一日の積み重ねです。

日々の観察を大切にして、小さなサインを見逃さずに対応していくことで、リクガメはきっと元気に育ってくれますよ。

リクガメがすくすく育つその姿を、これからも温かく見守っていきましょう。