
「リクガメって、うちみたいな初心者でも飼えるの?」「子供が一緒に世話できる?」そんなふうにちょっと不安になっていませんか?
爬虫類と聞くと何となく難しそう、管理が大変そう…というイメージがありますよね。
でも大丈夫です。
リクガメは、正しい準備さえすれば、初めてでも子供と一緒に楽しく飼える生き物なんです。
この記事では、リクガメを飼い始める前に知っておいてほしいこと5つを、できるだけわかりやすくお伝えします。
最後まで読んでいただければ、「なんだ、思ったよりハードルは高くないかも」とちょっと前向きになってもらえるはずです。
リクガメは初心者でも飼えます!ただし「準備」だけはしっかりと
リクガメは温厚な性格で噛みつく心配がほとんどなく、鳴き声もなく、初心者でも取り組みやすいペットです。
ただし、犬や猫と同じ感覚で飼えるかというと、少し違います。
リクガメは変温動物なので、自分で体温を調整できません。
そのため、飼育環境の温度管理が欠かせません。
「難しそう…」と思いましたか?(まだ逃げないでください!)
必要な設備はある程度決まっていて、最初にそろえてしまえばあとはそれほど手間ではないんです。
焦らず一つひとつ準備すれば、きっと大丈夫ですよ。
飼い始める前に知りたい5つのこと
では、リクガメを迎える前に知っておいてほしいことを、具体的に5つご紹介していきます。
①リクガメの寿命は「家族の一員」として考えるくらい長い
まず最初に、これだけはしっかりと知っておいてほしいことがあります。
リクガメの寿命は、種類にもよりますが30〜50年と言われています。
今小学生の子供が大人になり、結婚して家族ができても、まだ一緒に生きているかもしれない。
それがリクガメという生き物です。
「長生きするんだ!」と嬉しくなる気持ちもあると思いますが、それと同時に「長い間、責任を持って世話できるか」もしっかり考えておく必要があります。
転勤や引っ越し、子供が巣立ったあとのことなど、将来のライフスタイルの変化も頭の片隅に置きながら、家族全員で話し合って決めるのがおすすめです。
②初心者にやさしい種類を選ぶのが成功のカギ
リクガメにもたくさんの種類がいますが、初心者に特におすすめとされているのが以下の3種類です。
- ヘルマンリクガメ:
丈夫で飼いやすく、甲羅の大きさが20cm前後とコンパクト。流通量が多く、飼育情報も豊富。 - ギリシャリクガメ:
繁殖がしやすく、比較的リーズナブル。独特の甲羅模様がかわいい。 - ロシアリクガメ(ホルスフィールドリクガメ):
低温にも比較的強く、甲羅が22cm程度と扱いやすいサイズ。
初心者が選ぶべき種類の条件は「丈夫なこと」「小型であること」「飼育情報が多いこと」の3つ。
この条件を満たしているのが上記の3種類です。
逆に、ケヅメリクガメのように最終的に非常に大きくなる種類は、最初は小さくてかわいいのですが、成長すると一人では動かせないほどになることもあるので、初心者には慎重に検討が必要です。
我が家は最初ヘルマンリクガメにしました。
ペットショップの店員さんに「初心者ならこれが一番安心ですよ」と教えてもらって。
実際、導入してからも特に大きなトラブルなく元気に育ってくれています。
子供も毎朝自分でエサをあげるのが習慣になりましたよ。
③最初にそろえる飼育グッズ、何が必要?
リクガメの飼育に必要なグッズは、大きく分けると以下のとおりです。
- ケージ:小型種でも60〜90cmのサイズが必要。
- バスキングライト(保温ライト):体を温めるためのスポット照射ライト。
- 紫外線ライト:甲羅や骨の形成に欠かせない。使用とともに効果が落ちるため、1年程度で交換が必要。
- 床材:種類によって乾燥系・湿潤系を使い分ける。新聞紙はNG。
- 水入れ・エサ入れ:浅くて重めのものを。深いものだとリクガメがひっくり返ることがある。
- シェルター:甲羅がすっぽり入るサイズの隠れ家。ストレス軽減に効果あり。
ケージ内の温度は26〜36℃程度を保ち、暖かい場所と涼しい場所の両方をつくってあげることが大切です。
リクガメが自分で好みの温度の場所に移動できるようにするイメージです。
初期費用は種類やグッズのグレードによりますが、ケージや照明など一式で2〜5万円前後かかることが多いとされています。
④エサは「小松菜メイン+複数の野菜」でOK
リクガメのエサは基本的に草食。
スーパーで買える野菜が主食になります。
主食は小松菜やチンゲン菜、モロヘイヤなどの葉物野菜。
3〜4種類を組み合わせて毎日与えるのが理想です。
カルシウム不足を防ぐために、サプリメントのカルシウム剤をエサにふりかけて与えるのも大切です。
エサやりは1日1回(幼体のうちは1〜2回)で、午前中に与えるのが代謝が上がっておすすめとされています。
食べ残しはその日のうちに取り除く習慣をつけましょう。
ここで子供が活躍できますよ!「今日のご飯は何にしようか」と一緒に考えながらエサを準備するのも、飼育の楽しみのひとつになります。
うちの子はリクガメのエサやりが大好きで、スーパーで一緒に小松菜を選んでくれます。
「今日は水菜もあげようよ」なんて言い出したり(笑)。
子供が自分から生き物の世話に興味を持ってくれるのって、親としてはちょっとうれしいんですよね。
⑤子供と一緒に飼うときの注意点3つ
子供と一緒にリクガメを飼う際には、親御さんが特に気をつけてあげたいポイントがあります。
【注意点①】ひっくり返ったらすぐに助けてあげて
リクガメはひっくり返ると、自力で起き上がれないことがあります。
そのまま放置してしまうと内臓が圧迫されて危険な状態になることも。
子供にも「亀がひっくり返っていたら教えてね」と伝えておきましょう。
【注意点②】触りすぎはストレスになる
子供はリクガメをかわいがるあまり、頻繁に触ったり持ち上げたりしがちです。
でも、リクガメはデリケートな一面もあり、環境が変わると餌を食べなくなることもあります。
「見ているだけでも楽しいんだよ」ということを教えてあげると◎。
【注意点③】飼育環境の管理は親がメインで
温度・湿度の管理、ライトの点灯・消灯など、生命に関わる管理は小さな子供だけに任せず、親御さんがメインで管理しつつ、子供には「エサやり」や「観察日記」など楽しめる役割を担当してもらうのがうまくいくコツです。
リクガメと暮らすとこんないいことも!具体的な3つのメリット
せっかくなので、子供がいる家庭でリクガメを飼うことのメリットも紹介しておきますね。
メリット①鳴き声がないから騒音を気にしなくていい
集合住宅や近隣との距離が近い家庭でも、鳴き声の心配がまったくありません。
犬や猫を飼いたくても騒音問題が気になって踏み出せなかった方にとって、リクガメは嬉しい選択肢です。
メリット②アレルギーのリスクが低い
犬や猫の毛が原因でアレルギーが心配、というご家庭でも、リクガメなら毛がないため比較的安心とされています。
ただし、爬虫類特有のアレルギーが全くないわけではないため、心配な方は医師に相談してみてください。
メリット③命の大切さや責任感を子供が自然に学べる
毎日エサをあげて、温度を確認して、体調の変化に気づいてあげる。
そういった日々の積み重ねの中で、子供は生き物と向き合うことの大切さを、言葉ではなく体感として学んでいきます。
「ペットを飼うことで子供が成長した」と感じる親御さんは多いですよ。
うちの子は飼い始めてから、朝起きたら真っ先にリクガメのところに行くようになりました。
「今日は元気そう!」とか「ライト点いてる?」とか、自分から気にかけるようになって。
そういう姿を見てると、飼ってよかったな〜って思います。
まとめ:リクガメは初心者の子供連れ家庭でも十分に楽しめる
リクガメを子供と一緒に飼うことについて、大事なポイントをまとめます。
- リクガメは温厚で噛みつきの心配が少なく、鳴き声もないため、初心者でも取り組みやすい
- 初心者にはヘルマンリクガメ・ギリシャリクガメ・ロシアリクガメがおすすめ
- 温度管理や紫外線ライトなど、最初の設備をしっかりそろえることが大切
- エサはスーパーで買える葉物野菜が中心。子供と一緒に準備できる
- 寿命が30〜50年と長いため、長期的な責任感を持って家族全員で話し合って決める
- 飼育管理の責任は親がメインで担い、子供には楽しめる役割を任せると◎
「難しそう」という第一印象に比べると、準備のポイントはそれほど多くありませんよね。
最初に必要なものをそろえて、種類選びを間違えなければ、初心者でも十分に楽しめます。
むしろ、リクガメとの毎日は、親子で「生き物との暮らし」を一緒に経験できる、なかなか貴重な時間になるかもしれません。
もし少しでも「飼ってみようかな」という気持ちが芽生えたなら、まずは近くの爬虫類専門ショップをのぞいてみるところから始めてみてはどうでしょう。
実際に見てみると、「あ、思ってたよりかわいいかも」って思う瞬間が、きっとあるはずです。
