リクガメって、ゆったりした動きと穏やかな表情がなんとも癒されますよね。
見ているだけで心が落ち着く、そんな魅力を持った生き物です。
最近では、ペットとしての人気もどんどん高まってきていて、リクガメを家族の一員として迎える人も増えています。
そんな中でも、「なつく種類」のリクガメは特に注目されています。
性格が人懐っこくて愛嬌があり、飼い主との距離が近くなるので、一緒に過ごす時間がより楽しく感じられます。
表情や行動にも個性があって、「うちの子、ほんとにかわいいな~」と日々感じさせてくれる存在なんです。
今回は、なつきやすくて性格もキュートなリクガメたちにスポットを当てて、それぞれの魅力や飼いやすさについて詳しく紹介していきます。
リクガメを飼おうか迷っている方や、どの種類にしようか悩んでいる方にも、きっと参考になる内容ですよ!
リクガメの中で特にかわいいと評判のなつく種類
なつく&かわいいリクガメのおすすめ種類一覧
「かわいい!」と思わず言いたくなるリクガメって、クリクリした目やコロンとした甲羅、小ぶりな体つきが魅力ですよね。
あのつぶらな瞳でじっと見つめられたら、つい声をかけたくなってしまいます。
とくに、ちょこちょこと歩く姿や、首を伸ばしてごはんを食べる様子なんかは、見ていて飽きません。
そんな中でも、ヘルマンリクガメやロシアリクガメは特に人気があります。
どちらもなつきやすいことで知られていて、はじめてリクガメを飼う人にもおすすめなんです。
体の大きさもコンパクトなので、お世話もしやすく、性格もおっとりしていて扱いやすいです。
飼っているうちに、自然と愛着がわいてきて、まるで家族の一員のような存在になりますよ。
さらに、これらのリクガメはストレスにも比較的強く、環境に慣れてくれるのも早い傾向があります。
毎日少しずつふれあっていくことで、どんどん心を開いてくれるのがわかるんです。
なつくリクガメの性格や行動パターン
リクガメは本来、単独で生活するのが好きな生き物。
でも、だからこそ飼い主との距離が縮まると、とても特別な関係が築けます。
毎日声をかけたり、ごはんを与えたりすることで、飼い主さんの声や姿をしっかり覚えてくれるんです。
なついてくると、朝ケージを開けたときにこちらに向かって歩いてきたり、エサの時間になると「まだかな?」というような表情で見つめてきたりと、かわいらしい反応をしてくれます。
中には、なでてもらうのが好きな子もいて、甲羅をそっと撫でると目を細めてうっとりした顔になることも。
性格は全体的に穏やかで、あまり激しく動き回ることはありませんが、観察していると意外と好奇心旺盛な面も見えてきます。
おもちゃや新しいものに興味を示したり、自分の縄張りを確認するようにケージ内を歩き回ったりと、小さな探検家のような一面も持っています。
こういった日々の小さな変化や反応を楽しめるのが、なつくリクガメの最大の魅力かもしれません。
リクガメがなついたときに見せるしぐさや行動
なついてくると、ごはんの時間になるとトコトコとこちらに歩いてきたり、「なでて~」と言わんばかりにじっと見つめてくる子もいて、まるで意思疎通ができているかのように感じられます。
そんなときは、頭や甲羅をそっとなでてあげると、気持ちよさそうに目を細めてリラックスする様子が見られます。
中には、うっとりした表情でじっと動かなくなる子もいて、「あぁ、気持ちいいんだなぁ」とこちらも嬉しくなってしまいます。
さらに、飼い主の足元をうろうろしたり、いつも過ごしている場所に飼い主が近づくと顔を上げて反応するなど、小さなアクションからも愛着を感じられる瞬間がたくさんあります。
こうした行動を見ていると、リクガメも私たちのことをしっかり認識してくれているんだなと実感できますよね。
そんなかわいらしい反応や仕草を日々目にすることで、自然と笑顔になってしまうのはもちろん、リクガメとの暮らしがもっと楽しく、かけがえのないものになっていきます。
ヘルマンリクガメがなつく理由と飼いやすさ
ヘルマンリクガメの特徴・サイズ・寿命まとめ
ヘルマンリクガメは、ヨーロッパ南部を中心に分布するリクガメで、温暖で乾燥した地域に生息しています。
ペットとしても非常に人気があり、その理由は扱いやすさと性格の穏やかさにあります。
最大でも25cm前後と中型サイズに収まり、家庭での飼育にも適しています。
甲羅の模様ははっきりしており、黒と黄色のコントラストが美しく、見た目のインパクトも抜群です。
また、寿命も長く、適切な環境と食事管理を行えば、30年以上生きることもあります。
中には50年を超えて生きた記録もあるほど。
長期的にペットとして付き合いたい方にはぴったりの種類です。
さらに、比較的環境の変化にも強く、初心者にも安心して飼いやすいのが嬉しいポイント。
成長してもそれほど大きくならず、子どもから大人まで誰にとっても親しみやすいリクガメです。
ヘルマンリクガメの性格と見た目の魅力
ヘルマンリクガメの見た目の特徴は、ほんのり上を向いたような大きな瞳と、キュッと結んだような小さな口元。
その表情はまるで笑っているかのようで、見るたびに癒されると評判です。
性格は明るく好奇心旺盛で、環境にすぐ慣れてくれる傾向があります。
飼い主の動きや声に反応して、自ら寄ってきたり、ケージの外を覗き込んだりといった行動を見せることもあります。
飼っているうちに手のひらや腕に乗ってくるほど人に慣れてくる個体もいて、日常の中でふれあいの楽しみが増していくのも魅力のひとつです。
また、活動的な面もあり、特に朝や日中は元気に動き回る姿が見られます。
こうした性格と外見のバランスが、ヘルマンリクガメを「かわいくてなつきやすいリクガメ」として多くの飼い主に愛される理由なのです。
ヘルマンリクガメの放し飼い飼育法と注意点
ヘルマンリクガメは、室内での放し飼いも可能な種類として知られています。
温度や湿度の管理がしっかりできれば、ケージの外で自由に過ごす時間をつくってあげるのもおすすめです。
部屋の中をトコトコ歩きながら探索したり、日当たりの良い場所でじっとしていたりと、自然な行動を見ることができます。
ただし、安全な環境づくりが大前提。
電気コードや家具のすき間、小さなものを飲み込まないような対策は必須です。
リクガメの目線になって、危険がないかを確認してから放してあげると安心です。
また、室内だけでなく、ベランダや庭先に出して日光浴をさせるのも健康維持に効果的です。
紫外線は甲羅の成長やカルシウムの吸収に欠かせないため、屋内でも紫外線ライトは忘れずに設置しましょう。
ヘルマンリクガメは、自由な空間で自分のペースで過ごせる環境をとても好むので、放し飼いにすることで本来の性格やしぐさがよりよく観察できるようになりますよ。
ロシアリクガメがなつく理由と上手な飼い方
ロシアリクガメの飼育に適した環境作り
ロシアリクガメはとても丈夫で、温和な性格を持つため、初めてリクガメを飼う方にもぴったりの種類です。
乾燥した環境を好む一方で、あまりに乾燥しすぎても健康を損なってしまうことがあるため、適度な湿度を保つ工夫が必要です。
湿度の目安としては50~70%ほどを意識するとよいでしょう。
床材には、通気性と保湿性のバランスが取れた素材(ヤシガラ土やバークチップなど)を使うことで、自然に近い環境を再現できます。
また、登ったり隠れたりできるようなシェルターや流木、岩などを設置して、リクガメが自分のペースで動ける空間を整えてあげることが大切です。
さらに、温度管理も忘れてはいけません。
昼間は25~30℃、夜間は20℃前後を保てるように、ヒーターや保温球を活用しましょう。
紫外線ライトも欠かせません。
甲羅の健康維持やビタミンD3の合成に役立ち、病気の予防にもつながります。
ロシアリクガメの食事内容とおすすめの野菜
ロシアリクガメの主な食事は、葉野菜や野草といった繊維質が豊富な植物です。
チンゲン菜や小松菜、タンポポ、サニーレタスなどが特に好まれます。
与える野菜はできるだけ新鮮なものを選び、農薬の心配がある場合はよく洗うか、無農薬のものを使用するのが安心です。
偏った食事にならないように、数種類の野菜を日替わりで用意すると、栄養バランスも整いやすくなります。
週に1~2回程度、カルシウムパウダーやビタミン剤をふりかけて補助すると、甲羅や骨の健康を保つのにも効果的です。
また、食事の時間はコミュニケーションの絶好のチャンスでもあります。
ごはんの時間に飼い主さんが近づくと、嬉しそうに寄ってくる姿を見ると、こちらも心がほっこりします。
ゆっくり時間をかけて、リクガメとの距離を縮めていきましょう。
ロシアリクガメと仲良くなる接し方のコツ
ロシアリクガメは、毎日一定のリズムで生活することを好みます。
毎朝決まった時間に声をかけ、ごはんをあげるようにすると、次第に飼い主さんの存在を覚えてくれるようになります。
慣れてくると、こちらの手元に寄ってきたり、名前を呼ぶと顔を上げて反応してくれる個体もいます。
急な動きや大きな音は苦手なので、最初は静かにそばにいることから始めてみましょう。
信頼関係ができてきたら、そっと甲羅をなでたり、手のひらの上に乗せてみたりと、ふれあいを増やしていくのがおすすめです。
ロシアリクガメは人との関係を築くのに時間がかかることもありますが、根気よく優しく接することで、少しずつ心を開いてくれます。
そんな変化を感じながら、毎日のふれあいを大切にしていくことが、仲良くなる最大のポイントです。
リクガメをなつかせる飼い方とコミュニケーション術
リクガメとスキンシップを深める遊び方
リクガメと遊ぶときは、無理のない範囲でゆっくりとしたふれあいを心がけましょう。
まずは、手のひらで優しく甲羅や頭をなでてあげるのが基本です。
リクガメは急な動きに驚くことがあるので、落ち着いたトーンで話しかけながら接すると安心してくれます。
また、部屋の中で安全なスペースを作り、自由に歩かせてみるのもいい刺激になります。
障害物が少ない場所で、リクガメのペースで探検させてあげると、活発に動きまわる様子が見られます。
このとき、柔らかいマットや滑りにくい床材を敷いてあげると足にも優しいです。
さらに、鏡やボールなどのおもちゃを使って、好奇心を引き出す工夫も効果的です。
鏡に映った自分に興味を示したり、小さなボールを押して遊んだりする子もいます。
こうした観察の時間は、リクガメの個性を知る貴重なチャンスにもなりますよ。
リクガメをなつかせるための習慣づくり
リクガメとなかよくなるには、日々の積み重ねがとても大切です。
毎日決まった時間に声をかけたり、名前をやさしく呼んであげることで、「この人は安心できる存在」と認識してくれるようになります。
リクガメのペースに合わせて、無理をせず距離を縮めていくのがポイント。
たとえば、ごはんの時間に近くに座って静かに見守るだけでもOKです。
慣れてくると、こちらの存在を気にせず近くで過ごすようになります。
スキンシップが好きな個体には、甲羅や首元をゆっくりなでてあげると喜ぶことが多いです。
ただし、嫌がるそぶりが見られるときは無理にふれあわず、その日はそっと見守ってあげるのがベストです。
少しずつ、時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
感情がわかる!リクガメのしぐさと反応を観察
リクガメは一見無表情に見えますが、よく観察するとさまざまな感情を表しています。
たとえば、大好きなごはんを見せたときに急に目をキラキラさせて駆け寄ってくる姿や、お腹が満たされたあとのリラックスした様子には、思わず微笑んでしまいます。
日光浴をしているときに目を閉じてじっとしている姿や、身体をのびのびと伸ばす様子からは、安心しきっている気持ちが伝わってきます。
そんな姿を見ると、「この子、うちに慣れてくれてるな」と感じることができ、飼い主としてもうれしくなりますよね。
また、普段と違うしぐさや反応にも注目してみてください。
お気に入りの場所にずっといる、急に動きが鈍くなるといったサインから、体調の変化を読み取ることもできます。
こうした日々の観察を通して、リクガメの気持ちや健康状態にも敏感になれるようになります。
リクガメとの生活は、ゆっくりとした時間の中で、信頼や愛情を少しずつ育てていくことが何より大切です。
まとめ
リクガメの中でも、なつきやすい種類は特にかわいくて、一緒に暮らしていると本当に癒されます。
ゆったりとした動きやのんびりとした生活リズムは、忙しい毎日の中でホッとひと息つける時間を与えてくれる存在になります。
特になつきやすいと言われるヘルマンリクガメやロシアリクガメは、穏やかで人にも慣れやすく、初心者でも安心して飼い始めることができます。
日々のふれあいや声かけを通じて少しずつ心を開いてくれる様子には、ペットというより家族に近い感覚を覚えるでしょう。
ごはんの時間に近づいてきたり、甲羅を撫でると目を細めたりといった行動は、飼い主にとってたまらない愛おしさを感じさせてくれます。
また、飼育環境や食事、日光浴などをきちんと整えることで、リクガメたちは健康で長く一緒に過ごしてくれる存在となります。
長寿な種類でもあるため、10年、20年とゆったりと時間を重ねながら信頼関係を育てていけるのも魅力です。
これからリクガメを飼ってみたいなと思っている方は、まずは性格や飼育スタイルに合った種類を探してみてください。
今回ご紹介したような「なつく種類」のリクガメたちは、きっとあなたの暮らしに穏やかな喜びと癒しを届けてくれるはずですよ。