子どもとリクガメは安全?一緒に暮らす前に知っておきたい5つのこと

リクガメのあのゆっくりした動きと、じっとこちらを見てくる目。

子どもが「飼いたい!」って目を輝かせるのも、よくわかります。

でも親としては「子どもに触らせて本当に大丈夫?」「病気がうつったりしない?」って、心のどこかでずっとひっかかっていますよね。

特に「サルモネラ菌」という言葉をどこかで聞いてから、急に怖くなってしまった方もいるんじゃないでしょうか。

調べようとしても難しい言葉ばかりで、余計にモヤモヤしてしまうこと、ありますよね。

この記事では、子どもとリクガメが一緒に暮らすうえで知っておきたい5つのポイントを、できるだけわかりやすくお伝えします。

怖がりすぎず、でも正しく知って、安心できる毎日の参考にしてもらえたら嬉しいです。

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リクガメと子どもの安全は「正しい知識と習慣」がカギです

まず最初にお伝えしたいのですが、リクガメは正しいルールを守ることで、子どもがいる家庭でも飼育できるペットです。

鳴かない・毛が抜けない・においが比較的少ないなど、むしろ子育て家庭に合った面もあります。

ただ正直に言うと、「何も知らなくていい」とは言えないのも事実。

特にサルモネラ菌については、きちんと知っておくことが大切です。

正しく怖がって、正しく対策する。

それがいちばん安心への近道です。

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なぜ注意が必要なの?子どもとリクガメに関わる3つのリスク

まず、どんなリスクがあるのかをざっくり把握しておきましょう。

怖がるためではなく、「何に気をつければいいのか」を知るための話です。

最も重要なのがサルモネラ菌の問題

リクガメを含む爬虫類全般は、サルモネラ菌を保有していることがあります。

厚生労働省の情報によると、爬虫類の50〜90%がサルモネラ菌を持っているとされています。

リクガメ自身が病気なのではなく、健康に見える個体でも保菌していることがあるのが特徴です。

サルモネラ菌に感染すると、腹痛・下痢・発熱・嘔吐などの急性胃腸炎症状が出ることがあり、潜伏期間は8〜48時間とされています。

特に幼い子どもは免疫力が低く、無意識に手を口に持っていくことも多いため、大人よりもリスクが高いとされています。

大切なのは感染ルートを知ることです。

感染するのは「触れたあとに手を洗わず、その手で口を触ったとき」です。

つまり、触れること自体よりも、そのあとの行動が重要なんです。

なお、乳児など特に免疫力が低いお子さんがいるご家庭では、爬虫類の飼育を慎重に検討することが厚生労働省からも案内されています。

お子さんの年齢や状況に応じて、かかりつけの医師に相談するのもひとつの選択肢です。

うちもリクガメを飼い始めるとき、サルモネラ菌のことを調べてちょっと頭が真っ白になりました(数字を見てビビりすぎて夜眠れなかったくらい)。

でも手洗いを家のルールにしてから、特に問題なく過ごせています。

怖がりすぎず、でも油断もしない、というバランスが大事だなと実感しています。

かみつきはある?リクガメのくちばしについて

リクガメは歯を持たず、硬いくちばし(嘴)で食べ物をかじります。

指などをかまれると痛みを感じますが、犬にかまれるような深い傷になることはほとんどないとされています。

問題になりやすいのは、子どもが無理に触ろうとしたり、びっくりさせてしまった場面です。

リクガメが身を守ろうとしてかみつくことがあるため、「正しいふれあい方」を子どもと一緒に覚えておくことが大切です。

アレルギーは出にくいが床材には注意

リクガメは毛が抜けないため、動物アレルギーが出にくいとされています。

ただし、飼育ケースに使う床材(牧草やウッドチップなど)に対してアレルギー反応が出ることがあります。

お子さんがアレルギー体質の場合は、使用する床材の種類を確認してみてください。

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子どもとリクガメが安全に暮らすための5つのポイント

リスクがわかったところで、具体的にどうすれば安心できるのかをお伝えします。

難しいことは何もありません。

5つのポイントを知っておくだけで、毎日の安心感がまったく変わります。

①触れたあとは必ず石けんでしっかり手を洗う

これが全ての基本です。

リクガメを触ったあとは、石けんを使って流水でしっかりと手を洗う習慣をつけましょう。

アルコール消毒液も一定の効果がありますが、目に見えない汚れも一緒に落とせる石けん+流水での手洗いが基本です。

小さな子どもは触ったあとに無意識に口に手を持っていくことがあります。

「リクガメを触ったらすぐ手洗い」という家のルールをひとつ決めてしまうのが、もっとも効果的な予防策です。

最初は「また言ってる…」と感じるかもしれませんが(親も毎回確認するのが正直しんどいですよね)、習慣になってしまえば子どもが自分から洗いに行くようになります。

うちでは「リクガメタッチしたら手洗いゲーム」と名付けて、洗えたらカレンダーにシールを貼るようにしました。

最初は面倒がっていた子どもも、今では自分からさっさと洗いに行くようになっています(親の方が忘れそうになるくらい)。

②リクガメに顔を近づけたり、キスをしない

かわいくてついやってしまいがちですが、リクガメに顔を近づけたり、キスをするのは避けましょう。

口や目の粘膜から菌が入りやすくなるリスクがあります。

子どもに「なんでダメなの?」と聞かれたときは、「リクガメは土や草の上を歩いているから、バイキンがついているかもしれないんだよ。

リクガメさんもびっくりするかもしれないしね」と伝えると、理解してもらいやすいです。

③幼い子どもは大人と一緒にふれあわせる

特に小さなお子さんには、必ず大人が付き添った状態でリクガメと触れ合わせましょう。

理由は複数あります。

  • 子どもがリクガメを落とし、リクガメが怪我をすることがある
  • 手を洗わずに口を触るなど、衛生面でのリスクが高くなる
  • リクガメを強くつかんでしまい、かみつかれるきっかけになる

ある程度大きくなったら、「どこをどう持てばいいか」「リクガメが嫌がっているサインはどんなとき?」を一緒に覚えていくと、より安心できます。

④飼育ケースの掃除は台所以外で、専用の道具を使う

リクガメのケースやエサ入れを洗う際は、食器を洗うシンクや道具とは分けて、専用のバケツとスポンジを用意しましょう。

浴室や屋外で洗うのがおすすめです。

洗ったあとに塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒すると、より安心感が高まります。

「ちょっと面倒だな」と思うかもしれませんが(最初だけです、本当に)、道具と場所を決めてしまえばすぐルーティンになります。

⑤リクガメとの正しいふれあい方を子どもに伝える

リクガメは決して「触られ放題」の生き物ではありません。

ストレスや恐怖を感じると、頭や手足を甲羅の中にぎゅっと引っ込めてしまいます。

子どもに伝えておきたいこと:

  • リクガメが甲羅に引っ込んでいるときは、無理に引き出さない
  • 大きな声や急な動きでびっくりさせない
  • リクガメがのんびりしているときに、そっと触れる

こういった「リクガメの気持ち」を子どもに伝えることで、生き物への思いやりや命を大切にする気持ちが、自然と育っていきます。

リクガメを飼うことが、子どもの情操教育にもつながるんです。

うちの子は最初、リクガメを触るたびに興奮して強くつかんでいたのですが、「リクガメさん怖いって思ってるかも」と話すようになってから、自然と優しく触れるようになりました。

子どもって意外と、ちゃんと伝えると理解してくれるんですよね。

やってしまいがちなNG行動もチェックしておこう

安全に暮らすために、避けた方がいい行動もまとめておきます。

「うっかりやってた!」という方も、今から気をつければ大丈夫です。

  • リクガメを触ったあと、手を洗わずに食事をする・顔を触る
  • 幼い子どもだけでリクガメを自由に触らせる
  • リクガメのケースを食器と同じシンクや道具で洗う
  • リクガメに顔を近づける・キスをする
  • リクガメが嫌がっているのに無理に触り続ける

これらは「絶対にアウト」というより、「できるだけ避けると安心」というイメージです。

完璧にやろうとしすぎると疲れてしまうので、少しずつ習慣にしていければ十分です。

まとめ:5つのポイントで子どもとリクガメは安心して暮らせます

この記事でお伝えしたことを最後に整理します。

  • 触れたあとは石けんと流水でしっかり手を洗う
  • リクガメに顔を近づけたり、キスをしない
  • 幼い子どもは大人が付き添ってふれあわせる
  • ケースの掃除は台所以外で、専用の道具を使う
  • リクガメとの正しいふれあい方を子どもに教える

リスクを正しく知って、正しく対策すれば、子どもとリクガメは安心して一緒に暮らしていけます。

特別に難しいことは何もありません。

「手洗い」と「正しいふれあい方」、この2つが軸になります。

ただ、乳児など月齢がとても小さいお子さんがいるご家庭では、飼い始めるタイミングについてかかりつけの医師に一度相談してみるのもいい選択肢です。

焦る必要はありません。

リクガメとの生活は、子どもにとっても大切な経験になります。

命を大切にすること、毎日世話をする責任感、生き物のペースを受け入れること…そういったことをリクガメはゆっくりと、でもしっかりと教えてくれます。

「うちでも一緒に暮らせそうかな」そう感じてもらえたなら、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。

きっと、思っていたよりずっとあたたかい毎日が待っています。