鈴虫が鳴かない原因は5つ?環境を見直せば鳴き始める!?

夜になると鈴虫が「リーン、リーン」ときれいな音色を奏でてくれる。

そんな秋の夜を楽しみにして飼い始めたのに、なぜかうちの子は鳴いてくれない…。

「もしかして私の育て方が悪かったのかな」「このまま鳴かずに弱っちゃうんじゃ…」って、だんだん不安になってきますよね。

せっかく家族で楽しみにしていたのに、静かなケースを見ているとちょっと切ない気持ちにもなります。

でも、大丈夫です。

鈴虫が鳴かないのには、ちゃんとした理由があります。

そしてその多くは、置き場所や温度といった環境をほんの少し見直すだけで、ちゃんと鳴き始めてくれるものなんです。

この記事では、鳴かない原因とその直し方を、ひとつずつやさしくお伝えしていきますね。

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鈴虫が鳴かないのは環境のせいかも!見直せば鳴き始めますよ

最初にお伝えしたいのは、鈴虫が鳴かないのはあなたの育て方が下手だからではない、ということです。

鳴くための条件が、たまたままだそろっていないだけ。

だから、焦らなくて大丈夫ですよ。

鳴かない理由としてよくあるのは、明るすぎる・寒すぎる・新しい環境にまだ慣れていない・そもそも鳴くオスがいない・まだ大人になりきっていない、といったところ。

どれも、ちょっと環境を見直したり、少し時間をおいてあげたりすれば解決できるものばかりです。

特に多いのが、置き場所と温度のちょっとしたズレ。

ここを整えてあげるだけで、その日の夜から鳴き始めた、なんてこともあります。

次の章から、ひとつずつ理由を見ていきましょうね。

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鈴虫が鳴かない原因は主に5つに分けられます

鈴虫が鳴かないとき、その理由はだいたい5つのどれかに当てはまります。

まずは「うちの子はどれかな?」と当てはめてみると、原因が見えてきやすいですよ。

順番に見ていきましょう。

部屋が明るすぎて鈴虫が鳴きづらくなっている

鈴虫はもともと夜行性の虫。

昼間は草の陰などに隠れていて、暗くなってから活動して鳴く性質があります。

だから、いつも明るい部屋にケースを置いていると、虫にとっては「まだ夜じゃない」と感じて鳴きづらくなってしまうんです。

リビングなど人がいて夜遅くまで電気がついている部屋だと、ありがちなパターン。

さらに、直射日光のような強い光がケースに差し込む場所も、鈴虫にとっては落ち着かない環境です。

夜なのに鳴かないときは光をチェック

「夜になっても鳴かないな」というときは、まず部屋の明るさを見てみてください。

鈴虫は曇りの日など薄暗いときは昼でも鳴くことがあるくらいで、明るさにはけっこう敏感。

夜は照明を落とした部屋や、あまり人の出入りのない静かな場所に移してあげると、鳴き始めることがありますよ。

温度が低すぎて鈴虫の活動が鈍っている

鈴虫は自分で体温を保てない虫なので、まわりの温度の影響をとても大きく受けます。

気温が低いと活動そのものが鈍くなって、鳴く元気が出にくくなってしまうんです。

鳴く虫は、だいたい35℃を超えるような暑さや、15℃を下回るような涼しさだと鳴かなくなると言われています。

一番きれいに鳴いてくれるのは24〜26℃くらいの心地よい温度帯。

気温が高いとテンポが速く、低いとゆっくりめになる、という変化もあるそうです。

エアコンの効いた部屋は意外と落とし穴

ここ、けっこう見落としがちなんですが、涼しくて快適なエアコンの部屋は、鈴虫には寒すぎることがあるんです。

室温が下がると鈴虫の活性が鈍りますし、エアコンの除湿で空気が乾いてしまうのも鈴虫は苦手。

人間が「ちょっと暑いかな」と感じるくらいの、昼間と同じ部屋で飼うほうが、鈴虫にとってはちょうどよかったりします。

新しい環境にまだ慣れていない

お店では元気に鳴いていたのに、家に連れて帰ったら鳴かなくなった。

これ、実はとてもよくあることなんです。

鈴虫は環境の変化にとても敏感で、新しい場所に慣れるまでしばらく鳴かなくなることがあるんですね。

引っ越したばかりで落ち着かない、そんな状態だと思ってあげてください。

これは育て方の問題ではなく、虫の性質。

数日から様子を見ているうちに、環境に馴染んで鳴き始めることが多いです。

そもそも鳴くオスがいない

意外と盲点なのが、これ。

鈴虫で鳴くのはオスだけなんです。

メスは鳴きません。

だから、ケースの中がメスばかりだと、どんなに環境を整えても鳴き声は聞こえないんですね。

オスとメスの一番わかりやすい見分け方は、お尻の産卵管の有無。

メスはお腹の先に、卵を産むための細長い管がはっきり見えます。

オスにはこれがありません。

羽の作りにも違いがあって、オスは音を出すために羽の構造が複雑になっています。

ペットショップでもらってきた場合、「オスかどうか確実ではない」と言われて連れて帰ることもあります。

一度、お腹の先を確認してみてくださいね。

まだ成虫になりきっていない

最後は、年齢の問題。

鈴虫が鳴くのは、羽が生えそろった大人(成虫)になってから。

まだ子ども(幼虫)の状態だと、鳴くための羽がないので鳴けないんです。

背中の羽がまだ短かったり生えていなかったりしたら、それは幼虫のサイン。

鈴虫は何回か脱皮を繰り返して、早い個体で7月下旬ごろに成虫になります。

成虫になればまもなく鳴き始めるので、それまではもう少し待っていてあげましょう。

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原因別に見る鈴虫が鳴き始めるためのチェックと直し方

ここからは、「じゃあ実際どうすればいいの?」という具体的な部分です。

原因ごとに、確認のしかたと直し方を見ていきますね。

やってはいけないことも一緒にお伝えします。

置き場所を変えて光と温度を整える

まず試してほしいのが、置き場所の見直しです。

鈴虫が好きなのは、直射日光が当たらない、昼夜の温度差が少ない、薄暗い場所。

日が当たる窓際や、夜遅くまで明るいリビングの真ん中などは避けたほうがいいですね。

温度の目安をまとめると、こんな感じです。

温度帯 鈴虫の様子
35℃を超える暑さ 暑すぎて鳴かなくなることがある
24〜26℃くらい 一番きれいに鳴きやすい心地よい温度
15℃を下回る涼しさ 活動が鈍って鳴かなくなりやすい

飼育に向いているのは20〜30℃くらいの範囲で、その中でも25〜30℃あたりが過ごしやすいとされています。

エアコンで冷えすぎた部屋から、人が普通に過ごす部屋へ移すだけで、夜に鳴き出すこともありますよ。

やってはいけないのは急な環境変化の繰り返し

よかれと思ってあちこち置き場所を変えてしまうのは、逆効果になることがあります。

鈴虫は環境の変化に敏感なので、置き場所をコロコロ変えると、そのたびに慣れ直しが必要になって、かえって鳴かなくなってしまうんです。

一度「ここがよさそう」と決めたら、しばらくはその場所で落ち着かせてあげてください。

数日は焦らず様子を見てあげる

家に連れてきたばかりのときや、置き場所を変えた直後は、すぐに結果を求めず数日待ってみるのが大切です。

新しい環境に慣れれば、自然と鳴き始めることが多いですから。

ちなみに、雨が近いときや低気圧のときも、鈴虫は鳴きにくくなると言われています。

気圧にも敏感な虫なんですね。

「昨日は鳴いてたのに今日は静かだな」というときは、お天気のせいかもしれません。

あまり気にしすぎず、どんと構えていて大丈夫です(こちらが心配そうにのぞき込むほど、なぜか鳴かないんですよね)。

オスがいるか・大人になっているかを確認する

環境を整えても鳴かないときは、そもそも鳴ける状態なのかを確認してみましょう。

チェックするのは次の2つです。

  • お腹の先に産卵管(細長い管)がないオスがいるか
  • 背中の羽がしっかり生えそろった成虫になっているか
この2つがそろっていれば、鳴く準備はできています。

もしメスばかりだったり、まだ羽の短い幼虫だったりした場合は、環境をどう整えても今すぐには鳴きません。

オスがいないなら、鳴くオスを迎えてあげる必要がありますし、幼虫なら成虫になるのを待つことになります。

オスが1匹だけだと鳴き方が変わることも

鈴虫のオスは、まわりにメスがいたり、ほかに鳴いているオスがいたりすると、よりきれいに鳴くと言われています。

逆に、オスが1匹だけぽつんといる状態だと、途切れ途切れの控えめな鳴き方になることも。

オスとメスを複数匹、同じケースで飼ってあげると、鳴き声を楽しみやすくなりますよ。

鳴かない以前に弱らせないための注意点

鳴く・鳴かない以前に、鈴虫が元気でいてくれることが一番大切です。

実は、ちょっとしたことで一気に弱ってしまうことがあるので、ここは気をつけてあげたいところ。

特に注意したいのが、近くで殺虫剤や蚊取り線香、タバコの煙を使わないこと。

こうした薬品や煙は鈴虫にとって命取りになりかねません

エサの野菜に農薬が残っていると弱ってしまうこともあるので、与える前によく洗ってあげてくださいね。

また、ケースの中が乾きすぎても湿りすぎてもよくありません。

土を軽くつまむと固まるくらいの湿り気が目安。

隠れる場所や止まり木のない平らなケースだと落ち着かず弱りやすいので、登れるものを入れてあげるといいですよ。

我が家でも、初めて飼った年に丸2日まったく鳴かなくて、子どもと毎晩ケースをのぞき込んでいました。

半分あきらめかけていたんですが、リビングの明るい棚の上から、夜は電気を消す和室の隅に移してみたんです。

そうしたら、その日の夜中にふと「リーン」と一声。

あのときの家族の「鳴いた!」という声、今でも忘れられません。

原因はうちの場合、完全に「明るすぎ」でした。

鈴虫が鳴かないのは環境を整えれば解決できることがほとんどです

ここまでお伝えしてきたことを、最後に整理しますね。

鈴虫が鳴かない原因は、主に次の5つでした。

  • 部屋が明るすぎて鳴きづらくなっている
  • 温度が低すぎて活動が鈍っている
  • 新しい環境にまだ慣れていない
  • そもそも鳴くオスがいない
  • まだ成虫になりきっていない
このうち、明るさと温度、そして環境への慣れは、置き場所を見直したり少し待ってあげたりするだけで解決できることがほとんどです。

薄暗くて、人が過ごすくらいの暖かさがあって、落ち着ける場所

これが鈴虫の鳴きやすい環境の基本です。

そのうえで、鳴くオスがいるか、大人になっているかを確認すれば、たいていの「鳴かない」は理由が見えてきます。

鳴かないからといって、あなたの育て方が悪かったわけではないんです。

焦らず環境を整えてあげれば鈴虫はきっと応えてくれます

鳴かない我が子を前にすると、「どうしよう」とつい不安になってしまいますよね。

でも、鈴虫は本来とても丈夫で、飼いやすい虫です。

鳴くための条件を少しずつ整えてあげれば、その小さな体で精一杯、きれいな音色を聞かせてくれるはずです。

まずは今夜、ケースの置き場所をちょっと見直してみる。

それだけでも、ぐっと近づくかもしれません。

静かだったケースから、ある夜ふいに「リーン」と一声聞こえてきたら、きっとうれしいですよね。

家族みんなで、その瞬間を楽しみに待てたらいいなと思います。

あなたとお家の鈴虫にとって、この秋がやさしい音色に包まれた季節になりますように。