
リクガメを飼ってみたいけど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない…と悩んでいませんか?
「性格が合わなかったらどうしよう」
「育てきれなかったらかわいそう」
そんなふうに不安になるのは、それだけリクガメのことを真剣に考えている証拠だと思います。
種類によって性格の傾向はかなり違いますが、事前に知っておけば自分に合った一匹を見つけやすくなります。
この記事では初心者の方に特に人気の5種類の性格と特徴をわかりやすく比べながら、後悔しない選び方のポイントをお伝えします。
種類で性格はかなり変わる!でも傾向を知れば大丈夫
「リクガメってどれもおっとりしてるんじゃないの?」と思っていると、意外と個性の差があってびっくりすることがあります。
好奇心旺盛でケージの前に来ると寄ってくる子、食欲が強くてぐいぐいアピールしてくる子、静かにマイペースで過ごすのが好きな子…同じリクガメでも、種類によってぜんぜん違います。
でも、安心してください。
それぞれの種類の性格の傾向を知っておけば、「こんなはずじゃなかった」という後悔は大きく減らせます。
焦らず、一つひとつ一緒に見ていきましょう。
リクガメの性格が種類によって違う理由
そもそも、なぜ種類によってこんなに性格が違うのでしょうか。
大きく分けると3つの要因が関係しているとされています。
生息地の環境が気質に影響している
リクガメは世界各地の乾燥地帯、草原、森林など、さまざまな環境に生息しています。
たとえば、厳しい乾燥地帯で暮らす種類は環境の変化に強く、たくましい性格の傾向があるとされています。
一方、比較的温暖な地中海沿岸に生息する種類は、おっとりとした穏やかな性格のことが多いと言われています。
生まれ育った環境が、行動パターンや気質に影響しているんですね。
体の大きさと活動量も関係する
小型のリクガメは比較的おとなしく、ケージの中でマイペースに過ごす子が多い印象です。
一方、大型種になると食欲旺盛でパワフルになり、ケージをガタガタ押す力もかなりのものになります(ケージを動かしてしまう子もいるくらい)。
大型種は飼育スペースや体力的な負担も増えるため、初心者には小〜中型種が向きやすいと言われています。
個体差があることも忘れずに
「ヘルマンリクガメは人懐っこい」などの傾向はあくまで目安です。
同じ種類でも、内気な子、大胆な子、食いしん坊な子など、個体によってキャラクターはさまざまです。
種類の性格傾向を参考にしつつ、実際にお迎えした子の個性をゆっくり観察しながら付き合っていく気持ちが大切です。
初心者に人気!リクガメ5種類の性格と特徴を比べてみよう
ここからは、初心者の方に特によく選ばれている5種類を紹介します。
それぞれの性格・特徴・扱いやすさを見ていきましょう。
①ヘルマンリクガメ:好奇心旺盛で人懐っこい!初心者の定番種
ヨーロッパ南部原産のヘルマンリクガメは、リクガメの中で最も初心者向けと言われることが多い、人気No.1の種類です。
性格の傾向としては次のような特徴があります。
- 好奇心が強く、飼い主の動きをじっと追いかけることがある
- 活発で日中よく動き回る
- エサをもらうために自分から近づいてくることも多い
- 人に慣れやすく、コミュニケーションが取りやすい
成体サイズは20〜25cm程度で扱いやすく、日本の気候にも順応しやすいとされています。
ショップで販売されている個体はブリード個体(人工繁殖個体)がほとんどで、寄生虫などのリスクが他種と比べて少ない点も安心できる理由のひとつです。
「エサをあげるとき以外でも反応してくれるの?」と気になる方も多いのですが、ヘルマンリクガメは飼い主を認識して行動することもあると言われています。
うちのヘルマン(名前はこてつ)は、ケージの前に座るとすぐに寄ってきます。
エサのときだけじゃなく、ただ眺めているだけでも反応してくれるので、最初は本当に驚きました。
リクガメってこんなにコミュニケーションが取れるんだ、と感動したのを覚えています。
②ロシアリクガメ:丈夫でたくましい!環境適応力が高い
中央アジア原産のロシアリクガメ(ホルスフィールドリクガメ・ヨツユビリクガメとも呼ばれます)は、寒さへの耐性が高く、環境への適応力が強い種類として知られています。
- 活発でよく動き回る
- 食欲旺盛でエサへの反応がわかりやすい
- 最初は少し臆病な面があるが、慣れると落ち着いてくる
- 乾燥した環境を好み、湿度管理がそれほど厳密でない
成体サイズは15〜25cm程度。
コンパクトに育てられる点と、比較的丈夫な体質が初心者に選ばれやすい理由です。
「爬虫類の温度管理って難しそう…」と心配な方にも取り組みやすい種類とされています。
最初の1〜2週間は、近づくとすぐに甲羅に引っ込んでいました。
でも3週間を過ぎたあたりから自分から出てくるようになって、エサのアピールも激しくなってきました。
その変化がすごく嬉しくて、毎日観察が楽しくなりました。
③ギリシャリクガメ:穏やかでのんびり屋さん
地中海沿岸に広く生息するギリシャリクガメは、おっとりした穏やかな性格で知られており、激しく動き回ることが少ない落ち着いた種類です。
- マイペースで静かに過ごすことが多い
- ストレスを感じにくい個体が比較的多いとされている
- じっくり観察しながら関わりを楽しめる
「毎日バタバタ動く子より、落ち着いた子がいい」という方に向いています。
ただし注意点が一つ。
ギリシャリクガメには亜種が多く、見た目や成体サイズに大きな違いがあります。
購入前にどの亜種かを必ず確認しておくことが大切で、思ったよりずっと大きくなってしまったという声もあるため要注意です。
④ケヅメリクガメ:存在感抜群!でも初心者には難易度高め
アフリカ原産のケヅメリクガメは、成体になると甲長60〜80cmを超えることもある大型種です。
見た目の迫力と、人によく慣れる性格から根強い人気がありますが、初心者がいきなり飼い始めるには難易度が高い種類とされています。
- エネルギッシュで食欲旺盛
- 人に慣れると愛着を持ちやすい
- 成長後のサイズに合わせた広い飼育スペースが必要
- 力が強く、ケージを動かしてしまうほどのパワーになることも
将来的に大型種を飼いたい気持ちがある方は、まず小型種から始めて経験を積んでからにするのが安心です。
⑤ヒョウモンリクガメ:美しい甲羅と穏やかな性格
アフリカのサバンナ地帯原産のヒョウモンリクガメは、ヒョウ柄のような模様の美しさから一目惚れする方も多い種類です。
大型種の中では比較的温和で、おっとりとした落ち着いた雰囲気の個体が多いとされています。
ただし成体サイズは40〜50cm程度になるため、将来の飼育スペースを具体的にイメージしてから決めることが大切です。
見た目の美しさに引かれたとしても、飼育コストとスペースのことは頭に入れておきましょう。
種類選びで後悔しないための3つのチェックポイント
リクガメを選ぶとき、見た目のかわいさや値段だけで決めてしまうと後になって「こんなはずじゃなかった」となることがあります。
長く一緒に暮らすために、以下の3つを事前に確認しておきましょう。
①成体になったときのサイズを必ずイメージする
ベビーのときは手のひらサイズでとてもかわいいのですが、大型種は数年で想像以上のサイズになります。
「将来この子をどこで育てるか」を具体的にイメージしてから選ぶのが安心です。
②温度・湿度の管理しやすさを確認する
種類によって必要な温度帯や湿度が異なります。
初心者のうちは、飼育環境の管理がシンプルな種類を選ぶことが、長続きするための大事なコツです。
ヘルマンリクガメやロシアリクガメは、管理の面でも取り組みやすいとされています。
③「かわいいだけ」で大型種を選ばない
ケヅメリクガメなどの大型種は、将来的に屋外飼育や専用の飼育小屋が必要になることも珍しくありません。
「飼えなくなった」という事態を防ぐためにも、まず扱いやすいサイズからスタートするのが無難です。
正直なところ最初はケヅメリクガメに憧れていました。
でもショップのスタッフさんに成体サイズを教えてもらってから冷静になり、ヘルマンリクガメに変更しました。
今振り返ると、あのとき変えて本当によかったと思っています。
5種類の性格と特徴まとめ
ここまでの内容を整理します。
初心者の方には、ヘルマンリクガメまたはロシアリクガメが特におすすめとされています。
どちらも比較的丈夫で、飼育環境の管理もシンプル。
性格の傾向もわかりやすく、初めての一匹として選びやすい種類です。
穏やかでのんびりした子がいいならギリシャリクガメも良い選択肢ですが、購入時の亜種確認をお忘れなく。
あなたに合った一匹は必ず見つかります
「種類が多くてどれがいいかわからない…」と感じているとしたら、それはリクガメのことをちゃんと大切に考えているからだと思います。
最初から完璧な選択をしようとしなくて大丈夫です。
まずは「自分の生活スタイルでどんな環境を作れるか」をざっくりイメージしてみてください。
そのうえで、気になる種類のいるショップに足を運んでみると、「この子だ!」という感覚に出会えることもよくあります。
リクガメとの暮らしは、毎日ゆっくり育てていく時間そのものが楽しみになってきます。
焦らず、あなたのペースで一歩踏み出してみてくださいね。
