「川崎病」って聞いて、皆さんご存知ですか?あまりなじみのない病気ですよね。私も実際、自分の娘がかかるまでは、聞いたこともない病名でした。

川崎病は、主に乳幼児がかかる病気なのですが、うちの娘は1歳のときと6歳のときの2回、かかってしまいました。

幸い、うちの娘の場合は大きな後遺症も、今のところ何もなく過ごせているのですが、再発や後遺症にも気を付けないといけない、なかなか厄介な病気なんですね。

この病気の後遺症が残るか残らないかのポイントは、早期発見による早期治療の開始にあります。うちの娘の場合は、たまたまかかりつけの小児科の先生が、昔「川崎病」の治療にたずさわっておられた先生だったので、早期発見ができたことが良かったのだと思います。

なので、この記事を読まれて、もしもの時に備えて、川崎病の症状や治療の流れや後遺症などについて理解を深めてもらえればと思います。

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川崎病ってどんな病気なの?

川崎病とは、正式には「小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」といいます。「川崎病」という病名は、1967年に病気を発見した小児科医の「川崎富作先生」からきているとのことです。

日本だけでなく他の国でも、川崎病の病名が良く使われています。

川崎病は、全身の血管に炎症が起きる病気で、治療が遅れると冠動脈瘤が出来ることもあるんですね。

川崎病は主に幼児に多い病気

この川崎病という病気は乳幼児に多い病気で、発症者全体から見てなんと80%以上が4歳以下なんです。

特に、1歳くらいの乳幼児に多くみられています。ちょうどうちの娘の1回目の発祥のときもこの時期でした。

0~4歳の人口が10万人だとして、川崎病の罹患率は300人以下になってはいますが、国内の発症者数は年を追うごとに増加していますから注意が必要と言えます。

だからと言って、それ以上の年齢になると発祥しないかというと、そうではなく。うちの娘が2回目の発症をしたのが、ちょうど小学生に上がる前。娘の誕生日が6月なので、ちょうど6歳と半年のときでした。

川崎病の主な症状

川崎病では、以下のような特徴的な症状があるため、診断の基準が定められています。

  • 5日以上の発熱(38℃以上)が続く
  • 全身に赤い発疹(不定形発疹)
  • 両側の白目が赤くなる(両眼球結膜充血)
  • 舌がブツブツになる(イチゴ舌)。唇が赤くなって、はれぼったくなる。
  • 首のリンパ節がはれる(非化膿性頚部リンパ節腫脹)
  • 手のひらや足のひらが赤くなる(手掌・足底発赤)手足の指がはれぼったくなる(硬性浮腫)

これらの6つの症状のうち、5つ以上が該当した場合に「川崎病」と診断され、治療が開始されます。ただし、4つしか認められない場合でも、冠動脈瘤が認められる場合、川崎病と診断されます。

また、4つ以下に関しても他の病気が考えにくい場合、不全型の川崎病とされることがあります。

うちの娘の場合、1歳で最初にかかったときは、6つ全ての症状が出ていて、先生から「典型的な川崎病ですね」といわれました。

ただ、これが6歳のときになると

  • イチゴ舌
  • 40度近い高熱
  • リンパの腫れ

くらいしか症状は出ていませんでしたが、いろんな検査の結果、総合的に判断されて「川崎病」と診断されました。

このように、比較的年齢が大きくなると、症状が全てそろわないことが多くなるようですね。

川崎病の治療の流れ

そうして川崎病と診断された場合、すぐに川崎病の治療が開始されます。

ここでは、その川崎病の治療の流れについて、ご紹介したいと思います。

川崎病の治療の目的

川崎病を治療する上で、一番大事になってくるのが「全身の炎症を抑え、後遺症(冠動脈瘤の形成)を防ぐ」と言うことです。

実は、川崎病による全身の血管の炎症自体は、そのままにしておいても時間とともに良くなるものなんだそうです。

しかし、その全身の血管の炎症が長引いてしまうことで、心臓に冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)が形成されてしまい、これによって後遺症が残ってしまうんですね。

「この後遺症を防ぐための治療」が、川崎病の治療ということになります。

川崎病の治療

川崎病の治療としては

  • ガンマグロブリン療法
  • アスピリン療法

の2つの治療が行われます。

川崎病と診断を受けた時には、治療のために入院する必要があります。入院期間としては、1週間~10日で症状の強さだとか、治療の経過によっては入院する期間が長くなります。

発症後、1,2週間の後に冠動脈瘤が出来る事があります。その為、入院中には治療の他に心臓の検査に血液検査などを行います。

ガンマグロブリン療法
この療法は、別名、免疫グロブリン療法と呼ばれ、免疫グロブリン製剤を点滴で投与することで、全身の血管におきている炎症を抑え、リンパ球や血小板の働きを抑えます。

これにより、早く熱を下げる事が出来るのです。

他に、全身の炎症を抑える事が出来るので、冠動脈瘤の形成のリスクが減ります。このことから、川崎病の患者が多く、この治療を受けています。

免疫グロブリン製剤は、1~2日かけ点滴します。点滴開始した際には血圧が上昇、息苦しさ等の副作用があったりします。

必ず入院し、患者に変化がない事を見ながら点滴を受けるようになります。

また、免疫グロブリンは人の血液から作られた薬、要は「血液製剤」です。

なので、点滴投与するときには「血液製剤を使用する同意書」に記入することが求められます。

うちの娘の場合も、先生から

「今の医学でわかる範囲での検査はおこなわれていますが、後々になって未発見だった何かしらが見つかる可能性も0ではないです。」

との説明を受けたあと、この同意書にサインをしましたが、本当に胸を締め付けられるような思いでサインをしたことを、今でも鮮明に覚えています。

アスピリン療法
アスピリン治療は、アスピリンには血液をサラサラにする効果をもっているので、炎症を抑えたり血小板の働きを抑えることで、血管に血栓が出来にくくする目的で行われます。

ようするに、冠動脈を詰まらない様にしているのです。

娘の場合も、当然この治療も、ガンマグロブリン療法と平行して行われました。

退院後も「血栓予防」のために、しばらくはこのアスピリンが処方され、飲み続けていました。

うちの娘の場合も、入院期間はだいたい10日くらいでした。小さな体に心電図をとるための装置や、点滴のくだをつけられて、とっても痛々しく「なぜうちの子が・・・」と、毎晩泣いていましたね。

この10日間、子供と一緒の柵付きのベッドに寝泊りして、本当に大変だったのを思い出します。(ストレスで血尿まで出てしまいました)


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川崎病の後遺症の確率と発症させない方法とは?

川崎病の後遺症で、冠動脈瘤が残ってしまう確率として、およそ10%の可能性があるとされています。

そして、子供のうちに川崎病になり、後遺症で巨大な冠動脈瘤が出来てしまうと、15年で70%の人の冠動脈に「狭窄・閉塞」が見つかるようになると言われています。

幸いにして、うちの娘はこの「冠動脈瘤」といった後遺症は見つかりませんでした。

10%をどうとるかにもよりますが、他の病気に比べてみると高いものです。出来るだけ早い段階で発見して、後遺症を発症しないことが最善策になりますよね。

川崎病の後遺症を発症させない方法とは?

後遺症を発症しない為には、初期段階で早期に察知して、早期に完治させることがとても大事になってきます。

  • 1週間近く熱が続く
  • 全身に発疹
  • 手足に腫れがある
  • 首の付け根のリンパに腫れがある

このような場合には、すぐに病院を受診するようにしましょう。

川崎病と診断されると、治療には入院が必要になります。

しかし、もし完治したとしても安心は出来ないのがこの病気です。後遺症のおそれや再発のおそれがあります。

このことから、病院を退院後も定期的に検査を受ける事が必要になってきます。

当然、うちの娘の場合も、最初の川崎病の後も、定期的に検査に通っていました。最初のうちは毎年。それが、半年に1回になり、1年に1回となって。

「来年からは小学生になるから、もうほぼ大丈夫だけど、念のため来年あと1回、見せにきてください」と、年末の12月に言われた矢先。年があけた2月に、突然の高熱とリンパの腫れ。

もう頭の中には「川崎病の再発は大丈夫」と思っていたところでの再発でした。

川崎病の再発率は2~3%となっていますが、「かからないもの」ではないんです。実際、うちの娘は、このとっても小さな確率に引っかかってしまったんですから。

小さい数字だからと言って油断せず、検査は受けるようにしましょう!

さいごに

川崎病の原因については、いまだ解明されていないんです。それに、冠動脈瘤が出来る可能性もある、とっても怖い怖い病気です。

この病気の対処法とするならば、早期発見をして、早期に治療することになります。これをすることで、重症化する事も少なくなります。

そのことから、親御さんにはお子さんの日頃の健康管理に気を付けて頂き、お子さんの異常がすぐ発見できるようにしてあげて下さい。

ちなみに、つい最近のことですが、小2を前にして、また娘がリンパの腫れと痛みを訴えてきました。このときは、高熱も出ることなく、抗生剤で腫れも治まってくれたので「まさかの川崎病の再再発」ではありませんでした。

でも前回の再発からは「もう再発はないだろう」という考えは完全になくなりましたね。

ぜひこの記事に書かれていることを、「あなたのお子さんを守ってあげるため」の参考にしてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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