夏の思い出を一枚に!子供と花火の写真を上手に撮るための簡単テクニック集

夏といえば、やっぱり花火ですよね。

夜空に打ち上がる大きな花火も素敵ですが、自宅や帰省先で子供と一緒に手持ち花火を楽しむ時間も、夏ならではの大切なひとときです。

そして、その楽しい瞬間を写真に残しておきたいと思うのは、どの親御さんにとっても自然なことだと思います。

特に小さな子供が花火を見て目をキラキラさせたり、夢中になって火花を見つめたりしている姿は、まさに今しか撮れない宝物のような瞬間。

でも、いざ撮ってみると

「ブレてる…」
「真っ暗で何が写ってるのかわからない…」
「なんだか怖い感じになっちゃった…」

といった“残念写真”になってしまうことも多いですよね。

私自身も、何度もそんな経験をしてきました。

でも実は、ほんの少しの工夫とコツを押さえるだけで、暗い中でも子供と花火の両方をしっかり写した、感動的な写真が撮れるようになるんです。

この記事では、そんな「子供と花火の写真をうまく撮りたい!」という方のために、カメラ初心者でも実践できる簡単なテクニックを、やさしく丁寧にご紹介していきます。

スマホ撮影でも十分対応できる方法ばかりなので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

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なぜ子供の花火写真はうまく撮れないの?

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ブレブレ写真になるのはシャッタースピードが原因

夜に写真を撮ろうとすると、まわりの明るさがどうしても足りなくなってしまいますよね。

そんなとき、カメラやスマホの自動設定では、できるだけ多くの光を取り込もうとして、シャッタースピードを自動的に遅くするように働きます。

つまり、シャッターが開いている時間を長くすることで、暗い場所でもある程度明るく写るように調整してくれているんです。

一見ありがたい機能に思えますが、実はこの「シャッタースピードが遅くなる」ことこそが、写真がブレてしまう一番の原因なんですね。

というのも、シャッターが開いている間にカメラが少しでも動いてしまうと、その動きがそのまま写りに反映されてしまい、写真全体がブレブレになってしまうんです。

暗い場所+動く子供=失敗写真の温床

そしてさらに厄介なのが、被写体が子供だということ。

子供は常に動いていて、しかもその動きが予測できないことが多いですよね。

「あっ、今かわいい!」と思ったその瞬間に動いてしまったり、じっとしていてくれなかったり…。

そのため、暗い場所でじっとしていない子供をブレずに撮影するのは、まさに至難の業なんです。

実際に撮れた写真を見てみると、「これは…まさかの心霊写真?」なんて思ってしまうような、不思議な光や顔のブレが写っていたりして、せっかくの思い出がちょっと残念な一枚になってしまうことも。

でも大丈夫!原因が分かれば対策もバッチリできますよ。

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花火をしている子供をキレイに撮る3つの基本テクニック

① ISO感度を上げてシャッタースピードを確保する

暗い場所での撮影では、カメラが光をたくさん取り込もうとして自動的にシャッタースピードを遅くしがちです。

そのまま撮ると、少しの手ブレや動きで写真がブレてしまいます。

そんなときに役立つのが「ISO感度」の調整です。

ISO感度を上げることで、シャッタースピードを速くすることができるため、手ブレや被写体ブレを抑えることができます。

特に、子供が花火で遊んでいるようなシーンでは、じっとしている時間がほとんどないので、ブレを防ぐにはとても重要なポイントなんです。

たしかにISO感度を上げすぎると、少しザラザラしたような画質の低下が起こることもあります。

でも、最近のスマホやカメラは性能がとても高くなっているので、SNSや家族アルバム程度なら気にならないレベルです。

なにより、ブレてよくわからない写真より、少し粗くてもくっきり写っている方が断然うれしいですよね。

② セルフタイマーでシャッター押下の手ブレを防ぐ

「撮影するときはしっかり構えてるつもりなのに、なぜかブレる…」という方におすすめしたいのが、セルフタイマー機能です。

意外と見落としがちなんですが、シャッターボタンを押したときの「ほんのわずかな揺れ」が、暗い場所だと大きなブレの原因になるんですね。

セルフタイマーを2~3秒に設定しておけば、シャッターボタンを押してから実際に写真が撮られるまでに少し時間があるので、その間にカメラの揺れが落ち着きます。

これだけでも、驚くほどブレが軽減されますよ。

三脚や壁、台の上などにカメラやスマホを固定できれば、さらに効果アップ。

暗い場所ほど、こういったちょっとした工夫がキレイな写真を撮るコツになります。

③ フラッシュはOFFに!花火の明かりを活かす設定

夜の撮影と聞くと「フラッシュは必須!」というイメージがありますが、花火を撮るときはむしろ逆。

フラッシュを使ってしまうと、花火の光や雰囲気が飛んでしまい、背景が真っ暗だったり、花火が全然写っていなかったりという残念な仕上がりになることも。

せっかくの夏らしい花火のきらめきを活かすには、あえてフラッシュをオフにして、自然な明かりの中で撮るのがベストです。

花火自体が発する光を利用して、やさしく子供の表情を照らすような構図を意識すると、ぐっと雰囲気のある写真になりますよ。

スマホやデジカメの設定で「フラッシュなし」や「夜景モード」を選べば、ある程度自動で調整してくれるので、設定に自信がない方も安心です。

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おすすめの花火写真スポットは?場所選びが成功のカギ

住宅街は明るすぎる?避けたい場所の特徴

子供と花火をするとなると、手軽にできる住宅街の一角や自宅前のスペースを選びがちですが、実はそこには写真撮影の落とし穴があります。

街灯や近隣住宅の照明、自動販売機のライトなどが意外と強く、写真に影響してしまうことが多いんです。

花火自体の光がやわらかく幻想的なぶん、周囲の人工的な明るさがあると

  • その雰囲気が薄れてしまったり
  • 光が反射して子供の顔が不自然に照らされたり
と、思ったような一枚に仕上がらないことも。

背景が明るすぎると、花火の光がかき消されてしまって、せっかくの情緒が伝わらない写真になってしまいます。

だからこそ、できるだけ周囲の光が少ない場所、たとえば街灯から離れた場所や明かりが直接差し込まないようなスポットを選ぶのが大切です。

子供と花火を楽しみながら撮れる「穴場スポット」例

暗くて静かな場所で花火を楽しむと、子供もリラックスできて、表情も自然になるもの。

そんな環境でこそ、素敵な写真が撮れますよ。

おすすめは、たとえば実家の裏庭。

周囲に建物や明かりが少ない場所なら、花火の光もくっきり映えます。

アパートや住宅の裏手にある駐車場も、夜間は車がいないことが多く、安全に花火ができる場所として使えます。

海沿いに住んでいるなら、近くの砂浜もおすすめです。

潮風を感じながら花火を楽しむシーンは、それだけで絵になりますし、明かりが少ないので撮影にもぴったり。

どのスポットも共通しているのは、「静かで暗くて安全」であること。

あまり人目を気にせず、落ち着いて撮影ができる場所が理想的です。

安全で写真映えするロケーションの探し方

とはいえ、どこでも花火ができるわけではありません。

まずは近所を少し歩いて、「花火禁止」と書かれていないかをチェックしておきましょう。

また、住宅密集地では音や煙が迷惑になることもあるので、なるべく人通りの少ないエリアや開けた場所を探すのが安心です。

おすすめは、明るいうちに散歩がてらロケハン(撮影場所の下見)をしておくこと。

夜になってからあわてて場所を探すよりも、日中に明るさの具合や周囲の明かりの影響を確認しておくと、撮影当日がぐんとスムーズになります。

安全面も重要なので、足元が悪くないか、周囲に危ないものがないかも忘れずにチェックしましょう。

家族みんなが安心して楽しめる場所で、思い出に残る一枚を撮ってくださいね。

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花火写真をもっと映えさせる+αの工夫

甚平や浴衣で「夏っぽさ」を演出しよう

せっかくの夏の一枚を撮るなら、服装にもひと工夫を。

浴衣や甚平を子供に着せるだけで、一気に「夏らしさ」や「お祭り感」が増して、写真全体の雰囲気がぐっと良くなります。

特に甚平は、上下に分かれた作りで着脱しやすく、子供が動きやすいので、花火で遊んでいるときでもストレスなく過ごせます。

また、浴衣は少しフォーマルな印象になりますが、夕暮れから始まる花火の時間帯にはとても映えます。

帯の色や柄、下駄などの小物にもこだわってみると、写真の完成度がぐっと高まりますよ。

兄妹でお揃いにしたり、家族全員で甚平を着て花火を楽しむのも、夏の思い出づくりにぴったりです。

ランタンや間接照明で子供の表情を明るく

夜の撮影では、花火の光だけではどうしても子供の顔が暗く写ってしまうこともあります。

そんなときにおすすめなのが、ランタンや間接照明の活用です。

明るすぎない小さなLEDランタンを、子供の背後や横にそっと置くだけで、顔全体がふんわりと明るくなり、表情もはっきりと写すことができます。

強い光を直接当ててしまうと、せっかくの花火の雰囲気が壊れてしまうので、なるべくやわらかい光を使用するのがポイント。

紙袋にライトを入れるなど、簡単なDIYでやさしい間接照明を作ることもできます。

写真を撮る直前にちょっとだけ工夫するだけで、全体の仕上がりが大きく変わりますよ。

線香花火や噴出花火など、光源になる花火を選ぶ

花火といっても種類はさまざまですが、写真に向いているのは「光が長く続く花火」です。

たとえば、線香花火はゆっくりと揺れる小さな火花が繊細で、幻想的な雰囲気が演出できますし、子供の動きも比較的ゆっくりになるので撮影しやすくなります。

噴出タイプの花火も明るさがしっかりあって、周囲をふわっと照らしてくれるので、顔や手元が自然に明るくなって撮りやすいです。

また、持ち時間が長い花火を選べば、シャッターチャンスが増えるので焦らず落ち着いて撮影できます。

光の色や広がり方を見ながら、どのタイミングで撮れば一番キレイに写るかを考えるのも楽しいですよ。

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撮った後も大切!写真整理と保存のアイデア

スマホで撮ったらすぐにフォルダ分け&バックアップ

花火の写真を撮ったあとは、できるだけ早めに整理しておくのがおすすめです。

その場で確認して、お気に入りの写真をピックアップしたり、不要な写真は削除しておくと、後から見返すときにもスムーズです。

さらに、日付やイベントごとに専用のフォルダを作って写真を分類しておくと、「あの時の夏の花火、どこだっけ?」と探す手間が省けてとても便利です。

たとえば「2025_夏_花火」などのようにシンプルでわかりやすいフォルダ名をつけておくと後々助かります。

クラウドストレージ(GoogleフォトやiCloudなど)に保存しておけば、スマホの容量も節約できますし、機種変更や故障のときにもデータが失われる心配がありません。

Wi-Fiがあるときに自動でアップロードしておく設定にしておくと安心ですよ。

家族で楽しめる!フォトブック・動画編集のすすめ

せっかく撮った写真は、データのままにしておくのではなく、カタチに残すと楽しみ方がグッと広がります。

とくにフォトブックは、好きなレイアウトやコメントを入れられるものも多く、家族でページをめくりながら思い出を振り返る時間ができます。

ネットやアプリで簡単に作れるフォトブックサービスもたくさんあるので、初めての人でも気軽に挑戦できますよ。

お気に入りの1枚を大きく載せて「今年のベストショット」にしても楽しいですし、時系列で並べて成長記録のようにしても素敵です。

また、スマホの動画編集アプリを使えば、写真にBGMをつけたり、テキストやエフェクトを入れてオリジナルのスライドショーが作れます。

家族のLINEグループで共有したり、テレビで流して家族団らんタイムにするのもいいですね。

次の撮影に活かす「反省メモ」のすすめ

撮影が終わったあと、写真を見返してみて「ここをもう少しこうしたら良かったな」と思うことって意外とありますよね。

たとえば、「思ったより暗かった」「服の色が背景と同化しちゃった」「構図がワンパターンだった」など、小さな気づきでもメモしておくと次回に大きく活かせます。

スマホのメモアプリや、写真のアルバムにコメントを残しておくのもおすすめです。

「来年は三脚を使おう」「ランタンをもう少し左に置くと良さそう」といった具体的なメモは、次に同じシーンを撮影する際にとても役立ちます。

家族やパートナーと一緒に写真を見返しながら「どれが一番よかったか」「もうちょっとこうだったらベストだったね」と話し合うのも楽しい時間になりますよ。

こうした小さな積み重ねが、次の“最高の1枚”につながっていくんです。

まとめ:子供と花火の瞬間を写真で残そう

手ブレしないための3つの基本は「ISO・タイマー・フラッシュOFF」

花火を背景に子供を撮るときにありがちな失敗が“手ブレ”です。

これを防ぐには、まず「ISO感度を上げる」「セルフタイマーを使う」「フラッシュをオフにする」の3つを意識してみてください。

ISO感度を高くすれば、シャッタースピードが速くなってブレにくくなります。

セルフタイマーを使うことで、シャッターを押したときの揺れも回避できます。

そして、フラッシュはあえて使わないことで、花火の自然な明かりを活かしたやさしい雰囲気の写真に仕上がります。

どれも特別な技術はいらず、カメラやスマホの設定を少し変えるだけでOK。

難しく考えず、まずはこの3つを意識してみるだけで、驚くほど写真のクオリティが変わってきますよ。

周囲の明るさと服装も大事!準備で写真は変わる

花火の写真は、撮る場所の明るさや背景だけでなく、被写体となる子供の服装によっても写真の印象が大きく変わります。

たとえば、明るい色の服を着せると、暗い中でも顔まわりが明るく映りやすくなりますし、浴衣や甚平など夏らしい服装なら、季節感がぐんとアップします。

また、撮影する場所が住宅街などで明るすぎると、せっかくの花火の光が目立たなくなってしまいます。

できれば、街灯や車のライトが入らないような暗めの場所を選ぶと、花火のきらめきと子供の表情がより映える写真になりますよ。

服装や背景のちょっとした工夫で、見違えるような仕上がりになるので、撮影前の準備もぜひ楽しみながらやってみてくださいね。

今年の夏は「心霊写真」じゃなく「感動写真」を♪

夜の花火撮影は難しい部分もありますが、少しの工夫と事前準備があれば、“心霊写真”のようなブレた写真ではなく、見るたびに笑顔になるような“感動写真”を撮ることができます。

特別な機材がなくても、スマホ1つでしっかり思い出を残すことができますし、家族で花火を囲む時間そのものがかけがえのない体験になります。

今年の夏は、設定や場所、服装をちょっと意識して、たくさんの笑顔とキラキラの瞬間を写真に残してみてください。

後から見返したときに「撮っておいてよかったね」と言えるような、素敵な夏の1枚が残せますように。