昔は”真っ黒に日焼けした子供”を見ると、『健康的』っていうイメージがありましたよね。
それは『日焼けしてる = 外で元気に遊んでる』っていうことからきているんでしょうね。
実際に外で元気に遊んでいると、筋力も発達して体力もついていきます。
それに、太陽の光を浴びることによって『骨を丈夫にするために必要なビタミンD』が作られるっていうメリットもありますからね。
ただ、今年から小学生になったうちの娘の場合、そんなメリット以外に『紫外線による肌荒れ』が心配でもあるんです。
3才くらいから発症してしまったアトピーもあって、肌が弱いので日焼けをすることで肌が荒れて、アトピーがひどくならないか心配しています。
そこでこの記事では
- 紫外線による肌荒れでアトピーがひどくなっちゃうことってあるの?
- 紫外線って他に子供にどんな影響があるの?
- 子供が紫外線で肌荒れしない為に大切なアフターケアについて
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子供の肌が弱いから紫外線による肌荒れが心配
以前は、真っ黒に日焼けしている子供って健康的で元気な子供っていう風なイメージがありました。
実際に外で元気いっぱい遊んでる証拠だし、太陽の光をあびることで骨を丈夫にしてくれちゃう『ビタミンD』が作られるっていうメリットもあったりもします。
でも、最近ではちょっと状況が違ってきていて『子供に対する紫外線の悪影響』がいろいろと言われるようになってきました。
って言うのも、実は太陽の光に含まれる『紫外線の量』が、ここ20年の間にちょっとずつ増えてきているんです。
更に気になるのが『その中でも、特に有害な紫外線が増えてきている』」っていうことなんですね。
そもそも、太陽から降り注いでくる紫外線な中には『人体にとって有害なもの』もたくさん含まれています。
ただ、その『有害な紫外線』のほとんどは、地球の周りを取り囲んでいる『オゾン層』がさえぎってくれています。
でもフロンガスの影響によって、そのオゾン層破壊が少しづつ進んでいて、それが原因で『紫外線の量』が増えてきているということなんですね。
子供の皮膚は紫外線の影響を受けやすい
そんな紫外線だけど、紫外線による日焼けが肌荒れの原因になっちゃったりするんでしょうか?
まず、子供の皮膚って言うのはまだまだ皮膚も成長過程にあって未熟なので、大人の皮膚と違って『とっても薄くて繊細』なんです。
なので、子供の頃の皮膚って、紫外線からの影響もとっても受けやすく、ちょっとした光でも日焼けしやすい状態なんですよね。
紫外線による日焼けが原因で肌荒れ?
では、なぜ『日焼け』をしてしまうと、肌が荒れちゃうんでしょう?
とっても強い日差しによって急に日焼けした場合なんかだと、皮膚が炎症を起こして真っ赤に腫れてしまったり、ひどい時には『水ぶくれ』になったりしてしまいます。
そこまでいかなくても、まず日焼けっていののは、『皮膚が焼けた状態』。
要は『皮膚が軽いやけどの状態』になっちゃってるってことなんです。
その、軽いやけど状態になってしまうことで、肌の細胞が乾燥して傷ついてしまうことで、肌が荒れてしまうんですね。
日焼けで肌が黒くなることと皮がむけちゃうことは別々の原因
子供の頃に日焼けしをした後、何日かすると皮がむけてきちゃって、ついつい『びろーん』って自分で皮をむいたりしませんでしたか?
あれって、一度むき始めちゃうと止まらないんですよね。
で、後から痛くなちゃって、よく後悔してました。
そんな日焼けの後の皮むけって『日焼けをして皮膚が真っ黒になっちゃったから、その皮膚がむけちゃってるもの』って思ってませんでしたか?
でも実際が違うんです!
実は『日焼けで肌が黒くなること』と、『日焼けの後に皮がむけちゃうこと』って、関係あるようで関係ないものだったんです。
『太陽の光に含まれている紫外線が、体の中にたくさん入りすぎないように、皮膚にあるメラミンっていう物質が紫外線を吸収して、その結果肌が黒くなる』
というものなんです。
なので、日焼けして黒くなるのは
『皮膚がこんがり焼けて黒くなっちゃう』
んじゃなくって、
『体を紫外線から守るために、メラミンが紫外線を吸収して黒くなる』
っていうことなんですね。
太陽の光を浴びることで、皮膚表面の細胞がカラッカラに乾いてしまいます。
その状態が続くと『皮膚表面の細胞が死んでしまう』っていうことになって、その死んでしまった皮膚が、何日か後に『びろ~ん』ってむけちゃう…っていうことなんです。
要は、やけどをしてしまった時に、皮がむけちゃうのと同じなんですね。
このように
- 日焼けで黒くなるのは『メラミン』が紫外線を吸収してくれているから
- 日焼け後に皮がむけるのは『メラミン』とは関係なく『皮膚表面の細胞が乾燥して死んでしまう』から
『日焼けで皮膚が黒くなっちゃうこと』
『日焼けした後に皮がびろーんってむけてしまうこと』
この2つは、全く別物なんですね。
日焼けをするとかゆくなる
日焼けは、『皮膚の軽いやけど』っていう事は、お話ししてきましたよね。
そして、日焼けをした後って、皮膚がかゆくなっちゃいますよね。
これは、日焼けをすると『皮膚が炎症を起こして、熱を持ってしまう』ことが原因なんです。
荒れてしまっている皮膚の状態が、肌がかゆくなってかいてしまうことによって『更に荒れてしまう』っていうことにもなってしまうんですね。
子供への紫外線の影響ってどんなものがあるの?
紫外線、特に『有害な紫外線』が近年では増えてきているっていう話をしましたよね。
この『有害な紫外線』って、『肌荒れ以外に子供にどんな影響があるの?』って気になりますよね。
紫外線によって細胞が傷ついてしまう
紫外線をあびると、細胞のDNAが傷ついてしまうんです。それによって次の様な影響がある可能性が言われています。
このようにDNAが傷ついてしまうと、次のような影響がでてきちゃう可能性が高くなってしまうんです。
- 免疫力の低下
- 体力の低下(疲れやすくなってしまったり)
- 何度も繰り返すことで将来的に皮膚ガンになってしまうリスクが上がってしまう
紫外線によって目の角膜に影響がでてしまう
強い紫外線を長時間、『目』に浴びてしまうと、角膜が炎症を起こしてしまって、『角膜炎』になってしまうことがあります。
大体、そんな時って『海水が目に入っちゃったからかなぁ』って思っちゃいませんか?
もちろん『海水が目に入って、目が充血してしまうこと」もあるんですが、それよりも『紫外線』が原因となってることが意外と多いんです。
実は海水浴の場合、『太陽からの直接の日焼け』だけじゃなく、砂浜や水面からの照り返しによっても、紫外線を浴びてしまうんですよね。
その2重にも3重にもなった強烈な紫外線を目に受けてしまうことで、角膜が炎症を起こしてしまって、『目の充血』の原因になってしまっているのは、あまり知られていないんですね。
スキーに行った後の『雪目』も、それと同じ現象です。
太陽からの照り付けと、雪に反射した紫外線の照り返しによって、角膜が炎症を起こしてしまうんですね。
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子供が紫外線で肌荒れしない為のアフターケア
紫外線が子供の敏感な肌に及ぼす影響は、わかって頂けたと思います。
でも、何でもそうだと思うけど、だからと言って『過敏になりすぎてしまう』のも、良くないと思います。
例えば紫外線が強い日には、その中でも紫外線の強い時間帯である、午前10時から午後2時まで(この時間帯に、1日に降り注ぐ紫外線量の半分以上を占めていると言われてるんです)の外出はできるだけ避けることで、全然違ってきますよ。
どうしても外出しなくちゃいけない時には、
- <直射日光を遮るための『ツバの大き目の帽子』をかぶったり/li>
- 日焼け止めクリームを塗ったり
外から帰ってきた後のケアが大事
外で紫外線を浴びて帰ってきた『子供の皮膚』は、汗でしっとりしているように見えても、乾燥してしまってます。
なので、外出先から帰ってきた後の『アフターケア』がとても大切になってくるんです。
なので、熱くなった皮膚をクールダウンしてあげるようにしましょう。
そんな時の肌は、とっても敏感な状態になってしまってます。
なので、急に氷とかで冷やしたりすると、逆にそれが刺激になってしまって、痒くなる原因にもなってしまいます。
なので、まず最初に水を直接肌に流したり、濡れタオルをしばらくあてておいてから、氷とか保冷剤で冷やすようにするといいですよ。
私がおすすめするのは『アロエローション』です。
肌にも優しくって低刺激なので、アトピー肌の娘や私にも安心だし、紫外線でダメージを受けた皮膚のアフターケアに最適です。
肌に優しいアロエローションの詳細を見てみる
子供の肌が弱くて夏の強烈な紫外線が心配!のまとめ
前にも書いたように、紫外線に過敏になりすぎてしまって、お家の中に閉じこもりっきりっていうのも良くありません。
紫外線を適度にあびることは、
- 骨を強くするのに必要なビタミンDの生成
- 体内時計のリセット
紫外線の多い時間帯をできるだけ避けて外出したり、きちんと正しい紫外線対策を取ってあげて、まだ発達途上で敏感な子供の肌を守ってあげましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。