梅シロップの失敗例!捨てる前に試して欲しい復活できる方法

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初夏の手仕事「梅シロップ作り」みなさんのお宅の、梅シロップの様子はいかがですか?

仕込みから一週間から10日ほどすると、氷砂糖も溶けてきて、あとは梅のエキスがたっぷり出るのを待つだけ!

なのですが…初めて作られる方の中には「これでいいのかな?」と不安になっている方もおられるかもしれませんね。

これは、仕込んでから10日程たったビンの様子です。梅の実は上に浮かんでいて、底にはとけ残りの氷砂糖があります。

シロップもすんでいますね。

上から見た様子です。ほとんどの梅がシワシワになっていますね。

どうですか?みなさんの手元の様子と比べてみてください。

シロップの表面に泡が立っていたり、梅にカビのようなものが付いているって事ありませんか?

でも、もしそうなっていても心配ないですよ、大丈夫!私も失敗経験者です。

私の失敗した時の梅シロップには、泡が立っていたのです。初めての失敗でどうにかしたくて、いろいろ調べて、無事にリカバリーしました。

どのようにリカバリーしたのか皆さんにお伝えしますね。

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梅シロップ作りに失敗した理由はなんだったのか?

私は、子どもが生まれてからは、毎年梅シロップを作っています。

しかし、失敗したのは一年目だけだったので、何が理由なのか考えてみました。

  • 傷のある梅が混ざっていた
  • 時々様子を見るのを忘れていた
  • 気温が高すぎた
以上のようなことが考えられます。

梅シロップ失敗の原因①傷のある梅が混ざっていたこと

梅酒には傷のないきれいな青梅を使うことが前提なのですが「梅シロップにはほんの少しの傷ならば大丈夫だろう!と油断して混ぜてしまいました。

この梅の傷口にバイ菌が付いていて繁殖してしまい、醗酵した可能性が考えられます。

梅シロップ失敗の原因②毎日ビンをゆすらなくてはいけないのに忘れる日があった事

ビンをゆすり忘れたことで、氷砂糖がきれいに溶けず、梅からもエキスがきれいに出なかったことが考えられます。

梅シロップ失敗の原因③気温が高すぎたこと

失敗した年は、梅雨の時期が例年よりも湿度が高く、気温も高い日が多かったことが原因のひとつに考えられます。

気温が高いことで、梅が醗酵してしまったのです。

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醗酵してしまった梅シロップを復活させる方法

醗酵してしまった梅シロップは、もう使えないと思っていませんか?大丈夫ですよ!

梅シロップを作るためにかなりの出費があったのですから、無駄にはしませんよ!できる限り救ってあげましょう。

梅の様子によって復活させる方法が変わってきます。

  • 梅がシワシワになっていますか?
  • 梅が仕込んだときのようにぷっくりとしていますか?

失敗した梅シロップのの復活方法①梅がシワシワになっている場合

梅がシワシワになっている場合は、梅のエキスが出ている証拠です。

梅とシロップとを分けて、シロップをホーローの鍋に入れて加熱します。火加減は、沸騰しない程度に調整してください。

梅シロップは「酸」が強いので、アルミや鉄の鍋では変質してしまいます。ホーローの鍋を使うことをおすすめしますよ。

だんだん灰汁(あく)が出てくるので丁寧にすくって下さいね。灰汁の出るのがおさまったら、冷まして保存容器に入れたらおしまいです。私はペットボトルに入れていますよ。

処置が終わったあとは、冷蔵庫に入れて保存することをおすすめしますよ。

すでに梅のエキスが出ているので、すぐにいただくことができますよ。

失敗した梅シロップのの復活方法②梅がぷっくりしている場合

この状態の場合、まだ梅のエキスが出ていないので、もう一度漬け込みします。

まずは上記の「梅がシワシワの場合」の方法で加熱処理をします。処理が終ったら、もう一度つけていたビンに戻すのですが、ビンは洗って消毒をしておいて下さいね。

取り出した梅は水でやさしく洗っておきます。洗った梅と、加熱したシロップをもう一度ビンにいれて梅のエキスが出るまで再度熟成させましょう。

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梅シロップを失敗してしまう原因よくある2選!どう対策すればいい?

上の方で梅シロップを作るときに失敗した原因を少しお話ししました。

なので、次はどう対策すればいいのか紹介していきたいと思います!

梅シロップを失敗してしまうよくある原因①カビ

梅シロップを作るとき、空気に触れている梅はカビてしまう可能性が高くなります。

それを防ぐためにも、毎日2~3回はビンをぐるぐると回して、シロップを梅全体にかけることが大切になってきます。

またカビ対策として、使う道具や手はしっかりと洗い、ビンなどは熱湯消毒をするのがおすすめです。

ちなみに、ガラスはいきなり熱湯を入れると割れてしまうことがあります。

なので、まずはぬるま湯で十分に温めてから熱湯をかけるようにしてくださいね。

熱湯消毒をしたら、清潔なふきんの上にビンの口を下向きにして完全に乾かしてから使いましょう。

この他にも、

  • 洗った梅の水分が残っているまま漬けてしまった
  • 梅のヘタを取るときに実を傷つけてしまった
などもカビの原因になってしまうことがあります。

これらの対策としては

「梅を完全に乾かしてから漬けること」
「梅のヘタは慎重に取り除くこと」

を気を付けるといいですね。

梅シロップを失敗してしまうよくある原因②発酵

泡が梅から上がってきている場合、それは発酵が始まってしまっています。

こうなると美味しくなくなってしまいますので、シロップのみを加熱して発酵を止めて復活させましょう。

そして、発酵させないための対策は、「できるだけ早く砂糖を溶かすこと」です。

なぜかというと、砂糖が溶けるのに時間がかかってしまうと、どうしても梅が発酵しやすくなってしまうからです。

なので、あらかじめ砂糖を4等分して、1日目・3日後・5日後・6日後に砂糖を加えていくという方法もおすすめです。

ビンの底にうっすらと溶け残った砂糖が見える場合は、菜箸などでしっかりかき混ぜてあげましょう。

他にも、お酢を加えて作ることで、発酵を防止する作り方もありますよ。

さらに、お酢が入ることで砂糖も溶けやすくなります。

また、温度が高くても発酵しやすいので注意が必要です。

温度が高い時の対策は、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

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梅シロップを美味しく作るためのひと手間!おすすめ2つのポイント

せっかく梅シロップを作るのなら、美味しく作りたいですよね!

実は、美味しく作るためのひと手間があったりします。

ということで、ここでは2つポイントを紹介していきますね!

梅シロップを美味しく作るためのひと手間①アク抜き

梅を水で優しく洗った後、水に浸けてあく抜きをします。

ちなみに、黄色い完熟した梅はあく抜きは必要ないとされていますよ。

アク抜きが必要なのは、梅シロップなどでよく使われる『青梅』です!

なぜかというと、青い梅には完熟した梅よりも多くのアクが含まれているからです。

なので、水に1~3時間浸けておきましょう。

逆に、完熟した梅で作る場合は傷みやすいので、アク抜きはしないほうがよさそうですね。

梅シロップを美味しく作るためのひと手間②ヘタを取る

アク抜きが終わったら、ヘタを取っていきましょう。

この取り除くヘタは、梅のくぼんでる部分にありますよ。

竹串などでヘタの周りをくるっとするとポロっと取れます。

こちらの動画が分かりやすいかなと思いましたので、参考にしてみてくださいね。

ちなみに、ヘタを取らずに漬けるとエグ味がでることがあるそうです。

なので、しっかり取った方が、美味しい梅シロップが出来ますよ!

また、梅に付いた水分はヘタの部分まで、綺麗なふきんで丁寧に水分を拭き取ってくださいね。

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梅シロップ作りに失敗しないために今年気をつけたこと

今年こそ失敗しないために気をつけたことは

  • 傷の少ない青梅を選んだことと
  • 一日1回ビンをゆすることを欠かさないこと
  • 手指の消毒も今まで以上に慎重にしたこと
これらのことに気をつけた結果、今年は泡立つことなく、梅シロップの完成に向かっています。

梅シロップはたとえ失敗しても復活できますよ。

ご紹介してきたポイントを参考にして、あきらめずに復活させてくださいね。