出目金はその名の通り、大きくて丸い目が飛び出している姿が印象的ですよね。
でも、出目金の目は外に飛び出している分、とても繊細で実はポロっと取れてしまうことがあるのです!
その理由も、他の魚につつかれたり、水槽の水の入れ替えの際に流れてしまったりと些細なことがきっかけで取れてしまいます。
そんなに簡単に目が取れてしまうなんてびっくりですよね。
出目金の目が取れてしまったときの対処法は?
もしも出目金の目が取れてしまったときはどのように対処するのが正解なのでしょうか?
目が取れてしまった出目金は他の魚と隔離して、「薬浴」か「塩浴」を行って様子を見るようにしてください!
出目金の目が取れた部分の皮膚はたいてい傷がついてめくれた状態になります。
なので、目がなくなった後の皮膚の状態がキレイになるまでは、薬浴か塩浴を続けましょう。
出目金の目は1度取れてしまったらもう元に戻ることはありません。
気を付けて飼育しないと、そのうちにもう片方の目も取れて完全に失明してしまうなんてこともあります。
両目がなくなって失明するとほとんど動かなくなってしまうようですが、エサは嗅覚で察知して食べることができます。
なので、目が取れたからといってすぐに死んでしまうわけではないようです。
出目金の目がたとえ取れてしまっても、正しい対処をして、きちんと最後までお世話してあげてくださいね。
目が取れるまでいかなくても、出目金の目はとても傷がつきやすいです。
水槽内に尖ったものを入れるのは避けるのが無難です。
出目金は巨大化するってホント?!健康的に育てるためのポイント!
飼育し始めのころは、だいたい5センチ前後であることが多い出目金ですが、上手く育てると15センチ~20センチほどの大きさまで成長するようです!
強く健康的に大きく出目金を育てるにはどのようなことに気を付ければいいのか、詳しく見ていきましょう。
出目金を大きく強く育てる方法①大きな水槽で育てる
ゆったりのびのびと泳げる広い環境にいる金魚のほうがストレスフリーで大きく成長しやすいです。
たくさん泳げるのでお腹もすいて餌をよく食べるようになります。
水槽が大きいとその分だけ水量も多くなるのでキレイな水質を保ちやすいのもいいところです。
出目金を大きく強く育てる方法②餌をたくさんあげる
出目金の身体を大きくするには、餌をたくさん食べてもらう必要があります。
でも、1回に与えられるエサの量は、「5分くらいで食べきれるくらいの量」が目安です。
1回にたくさんあげてしまうと、出目金が消化不良を起こしてしまうので身体によくありません。
残った餌が水中に漂っていると、水質汚染にもつながってしまいます。
なので、1回で与えるエサの量は少なくして、1日に与える餌の回数を増やすようにしてみてください。
目安としてはだいたい4、5回ほど餌を与えるといいようです!
出目金を大きく強く育てる方法③少数で飼育する
水槽内にいる魚の数が少ないほうが自由に泳ぎやすいので身体が大きくなりやすいです。
せっかく大きな水槽で飼育していても、その中にたくさんの魚がいたら1匹あたりの泳ぐスペースは少なくなってしまいますよね。
大きく育てたいのなら、広い水槽で単独もしくは少数飼育がオススメです!
出目金の目の大きさが違う?何か問題になることはあるの?
出目金を飼育し始めてみたら左右の目の大きさが違う!なんて感じたことはありませか?
実は出目金の両目の大きさが異なるというのはよくあることだそうです。
目の大きさの違いは生まれつきの個性のようなもので、普通の出目金と同じように飼育すれば大丈夫です。
でも、左右の目の大きさが違うことで問題が起こるケースもあります。
出目金の左右の目の大きさが違うことで問題が起こるケース①左右の目の大きさがあまりにも違うとき
左右の目の大きさがあまりにも違うと、片方の目の重みによってバランスが悪くなり、泳ぐのが下手になることがあります。
その場合は、他の金魚よりも餌を食べるのが遅かったりするので単独で飼育してあげたほうがいいかもしれません。
出目金の左右の目の大きさが違うことで問題が起こるケース②急に片方だけが大きくなったとき
最初は左右の目の大きさにそこまで違いがなかったのに、途中から片方の目だけが大きくなって。
その結果、左右の目の大きさが変わってしまった場合は注意が必要です。
大きくなった目のほうに腫瘍ができていることも考えられます。
水槽内の環境を整えたり、薬浴や塩浴を行ったりして様子を見ましょう。
出目金の目が取れることがある?のまとめ
出目金について見てきましたが、ここまで見てきたことを簡単にまとめておきますね。
- 出目金の目が取れてしまったら、皮膚の状態がよくなるまで薬浴か塩浴を続ける。
- 出目金を大きく育てるには、広いスペースで少数飼育を行い、餌を頻回にあげる。
- 出目金の目の大きさが左右で違うことはよくあるが、極端に左右の大きさが違う場合や、急に片方だけが大きくなった場合は注意が必要。
水槽内の環境や出目金の体調の変化を見逃さないように、心をこめて飼育してあげてくださいね。