初盆はいつまでに亡くなったものが対象になるの?案内はいつごろまでに出せばいい?

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「初盆」という言葉をお聞きになったことはありますか?

人が亡くなって四十九日を経過してから初めて迎えるお盆のことを「初盆」と言います。

そのため、1月~6月の中旬頃までに亡くなられた場合は、その年のお盆が「初盆」。

6月下旬以降に亡くなられた場合は、次の年のお盆が「初盆」ということになります。

微妙な日にちの場合でも、お坊さんや葬儀会社に尋ねると「今後の法事のスケジュール」をきちんと教えてくださいますので、安心してくださいね。

初盆を行うお盆は、亡くなった人が一年に一度、家族のところに帰ってくる大事な日です。

最近では、この「初盆」に、ご遺族だけでなく、亡くなられた方と関わりの深かったご友人などをお招きすることも増えているようです。

お坊さんはお盆が一番忙しい時期です。

1ヶ月前までには日にちを確認して予定を押さえていただくようにしましょう。

初盆の案内を出す場合は、お坊さんとの日時のすり合わせができたら、なるべく早くに行いましょう。

ちなみにこの初盆は

  • 西日本では「初盆」
  • 東日本では「新盆」
と呼ぶことが多いようです。

しかし、西日本在住の私の地域(私の家族だけ?)では「新盆(にいぼん)」と言います。

読み方もいろいろあるようで、

  • 「初盆」は(はつぼん)(ういぼん)
  • 「新盆」は(にいぼん)(あらぼん)(しんぼん)
などと呼ぶようです。

呼び方が違うだけで、全て同じ法要のことです。

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一周忌と初盆は一緒にしてもいいの?一緒にするときの注意点は?

一周忌と初盆の時期が近い場合、同じ日に法要を済ませたいなと思う方もおられるかもしれませんね。

ご親戚の都合やあれやこれやの段取りをするのが大変ですし、できれば一度に済ませてしまいたいですよね…。

しかし、一周忌と初盆は別の日にする方が望ましいようです。

なぜなら、一周忌は亡くなられたその方だけのものですが、初盆を行うお盆は先祖代々に関わるものだからです。

意味合いがちょっと違うので、それを理解すれば別の日に行った方が良いというのは納得できますよね。

本来は別日が良いとわかっていながら、諸々の事情を考えてどうしても同じ日にしたいと思われる場合は、一度お坊さんにご相談されると良いと思います。

現代は多様性の社会です。

いろいろな方法をご提案いただけるかもしれませんよ。

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初盆と一周忌を一緒にするとき!お返しは別々に準備すべきなの?

前述したように、初盆は四十九日を過ぎて始めて迎えるお盆なので、普段のお盆よりも豪華な飾りを用意したりします。

一周忌は亡くなってから一年後の法要です。

一周忌は喪が明ける節目になる行事ということもあり、四十九日の次に重要な法要です。

香典は「初盆用」「一周忌用」と分けて持参される方や、まとめて一つにして持参される方がいらっしゃると思います。

そこで悩むのが、お返し(香典返し)です。

別々にお返ししなければいけないと思いがちですが、実は初盆についてはお返し不要だそうです。

ペットボトルのお茶や洗剤などを気持ちとしてお渡しする地域もあるようですが、一般的には必要ありません。

一周忌の香典返しは、3000円~5000円程度のものが良いでしょう。

日持ちする乾物や、お茶の葉、コーヒーなどが多いです。

カタログギフトでも良いと思います。

初盆と一周忌が同じ日だった場合は、心情的に「3000円~5000円」に+αしても良いかと思います。

ちなみに、お布施(施主がお坊さんにお渡しするお金)は「初盆用」「一周忌用」を分けて用意してください。

お布施は、読経の回数に応じて支払うものではなく、供養してくださったことに対するものです。

同日に行ったとしても、別に必要なのでご注意ください。

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初盆はいつまでに亡くなった人が対象?のまとめ

初盆はいつまでに亡くなった人が対象なの?ということについて見てきました。

ご紹介してきたポイントを簡単にまとめておきますね!

  • 「初盆」は、亡くなってから四十九日を過ぎて始めて迎えるお盆のことです。
  • 「初盆(はつぼん)」以外に(ういぼん)、「新盆」(にいぼん)(あらぼん)(しんぼん)とも呼ぶことがあります。
  • 一ヶ月前までにお坊さんと予定をすり合わせ、できるだけ早いうちに案内を出すようにしてください。
  • 一周忌と初盆は同じ日にしても大丈夫です。お坊さんにも相談して日時を決めてください。
  • 初盆は香典返し不要です。
  • 初盆と一周忌が同日の場合、一周忌の香典返しとして3000円~5000円のものを手配するだけで大丈夫ですが、心情的に少し上乗せしても良いと思います。
もしかすると、法事の日程や方法で親戚同士がもめることがあるかもしれません。

それは本当に悲しいことです。

一番大事なのは、故人を想って静かに冥福を祈ること。

そして、ご自身の気持ちをできるだけ穏やかに落ち着けること。

こんなことを言うとお坊さんに叱られてしまうかもしれませんが、私の祖母は、生前よく「法事の都合は生きてるもん(人)が優先や」と言っていました。

生きている人にとって一番負担が少なくなることが良いのではないかなと個人的には思います。