リクガメ・ウミガメ・淡水ガメの違いとは?3種の特徴を初心者向けに解説

カメってひとくちに言っても、リクガメ・ウミガメ・淡水ガメって何が違うんだろう?と思ったことはありませんか。

なんとなくイメージはできるけど、いざ説明しようとするとよくわからない、という方も意外と多いんです。

「カメを飼ってみたいけど、種類がいろいろあってどれがどれなのかわからなくて…」という気持ち、よくわかります。

この記事では、3種類のカメの違いをできるだけシンプルに整理しました。

読み終わったあとには「なるほど、そういうことか!」とスッキリしていただけるはずです。

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一番の違いは「どこで暮らすか」!まずここだけ覚えればOK

最初に安心してほしいのですが、この3種類の違いはそんなに複雑ではないんです。

3種類の一番の違いは「生活する場所」、つまり暮らしている環境の違いです。

ひとことで整理するとこうなります。

  • リクガメ
    → 陸の上で暮らすカメ
  • ウミガメ
    → 海の中で暮らすカメ
  • 淡水ガメ
    → 川や池などの淡水で暮らすカメ

これだけ見ると「あ、シンプル!」と感じてもらえると思います。

でも実際には、見た目や体の形、そして「家で飼えるか・飼えないか」という部分にも大きな違いがあります。

それをひとつずつ見ていきましょう。

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3種類のカメはここが違う!生態と体の特徴を詳しく解説

「暮らす場所が違う」とわかったところで、もう少し詳しく掘り下げていきます。

それぞれの体の形や食事、性格の傾向なども合わせて見ていくと、より違いがイメージしやすくなります。

リクガメ:陸で暮らす・ドーム型の甲羅が目印

リクガメは文字通り、陸の上で生活するカメです。

足はがっしりとした象の足のような丸い形をしていて、地面をしっかり踏みしめて歩くことに特化しています。

泳ぐことは苦手なので、深い水の中に入れてしまうと危険です。(プールに落としたりしないようにしてあげてくださいね)

甲羅はドーム型に盛り上がっていることが多く、これがリクガメを見分けるわかりやすいポイントのひとつです。

食事は主に草・野菜・果物などの植物性のものが中心で、肉類はほとんど食べません。

性格はおっとりしていることが多く、ゆっくりとしたペースで生活します。

代表的な種類としてはヘルマンリクガメ・ギリシャリクガメ・ロシアリクガメなどが知られていて、ペットとして飼われているカメの多くはこのリクガメです。

ウミガメ:海専門・飼育は基本的にできない存在

ウミガメは海の中で暮らすカメで、手足がひれ状になっているのが大きな特徴です。

水の抵抗を受けにくいように体全体が流線形に近く、海の中をスイスイと泳ぐのに最適な体をしています。

甲羅はリクガメと比べると平らで薄く、ドーム型とはかなり異なる形をしています。

ひれの形の足を見ると、リクガメとの違いが一目でわかりますよ。

ただ、重要なのが法律の話です。

ウミガメは種の保存法などによって保護されており、ペットとして捕獲・飼育することは基本的にできません

「飼いたい!」と思っていた方には残念なお知らせになってしまいますが、これは生態系を守るために大切なことです。

ウミガメは産卵のためだけ砂浜に上陸し、それ以外のほとんどの時間を海で過ごします。

また、自分が生まれた砂浜に数十年後に戻ってくるとされており、その不思議な習性は今でも研究者の間でも注目されています。

淡水ガメ:川や池に暮らす・日本でも身近な存在

淡水ガメは川・池・沼などの淡水域で暮らすカメです。

日本でよく見かけるミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)や、クサガメ・ニホンイシガメなどがこのグループに含まれます。

足にはリクガメにはない水かきがついていて、泳ぐことができます。

ただ、リクガメほど完全に陸向きというわけでもなく、水の中と陸の両方を行き来しながら生活しているのが淡水ガメの特徴です。

甲羅はドーム型より平べったく、ウミガメほど薄くもない、ちょうど中間くらいの形をしています。

ペットとして飼うことはできますが、外来種問題などの背景から、種類によって取り扱いに注意が必要です(これは後ほど詳しく書きます)。

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「飼える・飼えない」で比べると違いがもっとはっきりする!

ここからは「実際に家で飼いたいな」という視点で3種類を比べてみます。

飼育を検討している方には特に参考にしてみてください。

リクガメはペットとして人気!でも環境づくりは必要

リクガメはペットとして選ばれることが多く、爬虫類の中でも比較的人気の高いカメです。

ただし「世話が簡単」というわけではなく、飼い始める前にいくつかの準備が必要になります。

  • 温度・湿度の管理(種類ごとに適した環境が異なる)
  • バスキング(日光浴)用のライト
  • 紫外線ライト(骨や甲羅の健康に必要なカルシウム吸収のために大切)
  • 十分な広さのケージ(思っているよりよく動くので広めがベスト)

特に温度管理と紫外線ライトは、カメの健康に直結するポイントです。

最初から正しく整えてあげることで、長く元気に一緒に暮らせます。

わが家でヘルマンリクガメを迎えたとき、一番びっくりしたのは「思ったより動く!」ということでした。

最初にケージを小さめで用意したら、数ヶ月後には手狭になって買い直すことに…(最初から大きめを買っておけばよかった、と心底思いました)。

ウミガメは飼育不可!でも知識として知っておくと面白い

ウミガメは法律によって保護されているため、残念ながら家庭でのペット飼育はできません。

ただ、ウミガメについての知識は純粋に面白いんです。

砂浜に産卵しに来る映像は見たことがある方も多いかもしれませんが、あの産卵のとき以外は、一生のほぼすべてを海の中で過ごしています。

また、自分が生まれた砂浜に何十年後も戻ってくるとされていて、その「帰巣本能」は今もなお研究者の間で謎が多い部分とされています。

家では飼えないけれど、水族館ではかなり間近に泳ぐ姿を観察できます。

機会があればぜひ見てみてください。

淡水ガメは飼えるけど「外来種問題」に要注意

淡水ガメはペットとして飼うことができますが、種類によって注意点があります。

特に知っておきたいのがミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の扱いです。

ミシシッピアカミミガメは2023年以降、条件付特定外来生物に指定され、野外への放流が禁止されるなど、取り扱いにルールが設けられています。

すでに家で飼っている場合は引き続き飼育できますが、「飼えなくなったから川に放す」という行為は絶対に避けなければなりません。

絶対にやってはいけないこと

  • 飼えなくなったカメを川や池に放すこと(法律違反・生態系への深刻なダメージにつながる)
  • ウミガメを捕まえたり、飼育しようとすること(種の保存法違反になる可能性がある)
  • カメの種類をよく確認せずに購入・飼育を始めること

私も子どもの頃、縁日でミドリガメをもらって育てていたことがあります。

大人になってから外来種問題を知ったときは、少しドキッとしました。

知らなかっただけではあるのですが、生き物を迎える前にきちんと調べることの大切さを、改めて感じた経験でした。

3種類をまとめて比較するとこうなる

3種類の違いをざっくりまとめると、以下のようなイメージです。

種類 生活場所 足の形 甲羅の形 ペットとして飼える?
リクガメ 陸上 丸くてがっしり ドーム型 ◎ 種類を選べば飼いやすい
ウミガメ 海の中 ひれ状 平らで薄め ✕ 法律で保護されている
淡水ガメ 川・池など 水かき付き 中間の厚さ △ 種類や法律に注意が必要

こうして並べると、それぞれの違いがはっきり見えてきますよね。

まとめ:「暮らす場所」で整理すれば3種類の違いはスッキリわかる!

今回の内容を最後に整理します。

  • リクガメは陸で生活・甲羅はドーム型・ペットとして人気だが環境づくりが大切
  • ウミガメは海で生活・ひれ状の足・法律で保護されており家庭での飼育はできない
  • 淡水ガメは川や池で生活・水と陸を行き来する・種類によって法律面の注意が必要

「陸・海・川と池」の3つで住む場所を区別すると、体の形や飼育できるかどうかの違いも自然と理解できるようになります。

難しく考えなくて大丈夫です。

まず「どこで暮らすカメか」を頭に入れておくだけで、カメに関する情報がぐっと整理しやすくなりますよ。

カメを飼いたいと考えている方にとっては、現実的な選択肢はリクガメか淡水ガメになることが多いと思います。

どちらも準備は必要ですが、きちんと環境を整えてあげれば、ゆったりとしたカメのペースにじわじわ癒やされる日が来るはずです。

「難しそうで不安…」という気持ちは自然なことです。

でも、まずは「どんなカメと暮らしたいか」を想像するところから始めてみてください。

気持ちが固まったら、その種類についてもう少し調べていけばいい。

焦らなくていいんです。

あなたのペースで、ゆっくり考えてみてくださいね。