人間の髪の毛も乾燥すると静電気が出ますが、犬だって猫だって毛が生えてれば静電気は起こってしまいます。
特に毛が長めの犬だと、毎日ブラッシングしないと毛が絡まってしまいますからね。
絡まっている毛を無理やりほぐそうとすると、引っ張られて痛いですし、我慢してなんて口で言ってみても通じません。
そんな時は、グルーミングスプレーを吹きかけてからブラッシングするとスムーズにいきます。
もちろん市販でも売っていますが、成分などが心配だったり、手作りで安くたくさん作りたいって人もいますよね。
市販のもので安い場合は、天然成分でないものが含まれていることもあるので、買う場合は原材料をよく調べてからにしましょうね。
人間用の静電気防止スプレーは洗剤や柔軟剤で作れましたが、犬に直接かけるには抵抗のある材料です。
やはり体に害のない物を使わないといけませんね。
犬用の静電気防止スプレーを作るための材料はたった2つ!とっても簡単ですよ。
水と精油を混ぜるだけでできちゃいます。
犬の保湿スプレーを手作りするには?どんな注意が必要?
犬の保湿スプレーを手作りするには、水と精油だけです。
水150ml、精油10滴ほどが適量です。
これを混ぜてスプレーボトルに入れるだけで完成です。
犬の保湿スプレーを手作りするときの注意点~純度100%の精油を使う~
ただ、注意しないといけないのは精油ならなんでもいいというわけじゃないのですよ。
精油というのはアロマオイルと同じと思ってもらっていいんですが、安いアロマオイルなどは偽物のオイルなので動物には使ってはいけません。
100均などにもアロマオイルが売られていますが、普通植物由来成分100%のアロマオイルだったら100円では買えません。
だからといって100均のアロマオイルを否定しているわけではなく、香りを楽しむという分にはいいと思うわけです。
アロマオイルの瓶にスティックをさして、玄関にいい香りを漂わせる、なんて時は100均のオイルでも全然いいです。
水に混ぜて蒸気を吸うとかいう場合は、偽オイルを直接吸うわけですから体によくないので、純度100%のアロマオイルを使いましょう。
純度100%の精油の見分け方は?
純度100%かどうか見分けるには、値段もですが遮光の瓶を使っています。
光が当たって成分が変化しないように、茶色や青の瓶に入っているのでわかると思います。
ちなみに、栄養剤などのドリンク剤も茶色い瓶に入ってることが多いですね。
これはビタミンBが材料で使われていて、光に当たると分解されてしまうからなんだそうです。
ビール瓶も茶色ですが、ビタミンBは入ってないですよね?
こちらの方は光に当たると酸化して味がまずくなるので、茶色い瓶なのだとか。
瓶に色がついているのにも、それぞれ理由があるのだなぁ・・・と感心してしまいますね。
犬のブラッシングスプレーの使い方は?犬が嫌がらない方法は?
ここでは、犬のブラッシングスプレーを使うときに嫌がらない方法をご紹介していきますね。
犬がブラッシングスプレーを嫌がらない方法①顔にかからないようにする
犬のブラッシングスプレーの使い方ですが、絶対に顔にかからないようにしてくださいね。
ただの水だけだって、びっくりしちゃいますし、一度嫌な気持ちになるともうスプレーを見るだけで逃げちゃいます。
初めてブラッシングスプレーをかけてブラッシングするときは、おやつなどを食べさせながら、顔にかからないようにガードしてかけましょう。
犬がブラッシングスプレーを嫌がらない方法②かける量や方向に気を付ける
かける量は、少し濡れるくらいでいいです。
あまり遠くからかけると飛沫が顔に飛ぶし、顔側からお尻方向にスプレーを向けると顔にかからなくていいですよ。
犬がブラッシングスプレーを嫌がらない方法③最初は背中だけブラッシングする
最初のうちは、背中だけを優しくブラッシングしてください。
触られると嫌な部位などもあると思うので、いきなり全部やってしまうとブラッシング自体が嫌いになってしまうかもしれません。
力を入れすぎても肌が痛くて、やっぱり嫌いになってしまいます。
犬がブラッシングスプレーを嫌がらない方法④ブラッシングが終わったらごほうびをあげる
ブラッシングが終わったらごほうびでおやつをあげると、ブラッシングが楽しい物・うれしい物として認識していきますよ。
ブラッシングするときの順番は?おすすめのボトルを教えて!
ブラッシングの順番は「背中→お腹→脇腹→足やしっぽ→顔」という風な順番でやっていくといいですよ。
顔にスプレーをかける時は、手で目を隠してからかけてくださいね。
スプレーボトルですが、種類によってはミストが粗いとびしょびしょになってしまうので、なるべく細かく出るものを使うようにしましょう。
カインズで売っている「マイクロミスト」という空のスプレーボトルがなかなかいいようです。
犬用の静電気防止スプレーを作りすぎた!他にどんな使い道がある?
犬用の静電気防止スプレーは、水と精油で簡単に出来るとお伝えしました。
簡単に出来ちゃうこの手作りのスプレーは、保存量などの不要な添加物が入ってないということが利点でもあり、欠点でもあります。
また、薄めていますので、1~2週間を目安に使い切るようにしたほうがいいですね。
精油なので、混ぜた精油によって効果が違ってきます。
そこで、作り過ぎた場合の使い道を精油ごとに紹介していきたいと思います!
静電気防止スプレーを作りすぎたとき①ラベンダー
ラベンダーは、リラックス効果があることで有名なアロマですよね!
他にも、
- 鎮痛効果
- 殺菌作用
- 虫よけ
犬とお散歩に行く時の虫よけとして、犬の体にはもちろんのこと、自分の帽子や洋服などに使うのもいいですね。
また、お風呂前にバスルームに吹きかけておけば、いい香りを楽しみながら入浴することもできるのでおすすめですよ。
静電気防止スプレーを作りすぎたとき②オレンジ
オレンジの精油で作ったスプレーは、消臭用やノミ予防としても使うことが出来ます。
犬用に作ったけど作り過ぎちゃったという場合、靴や生ごみにスプレーして使うのが気軽に消費できてよさそうですね。
静電気防止スプレーを作りすぎたとき③ゼラニウム
ゼラニウムは、ダニよけに効果が期待できる精油です。
作り過ぎたら、寝具やぬいぐるみなどに吹きかけて使い切ってしまいましょう。
静電気防止スプレーを作りすぎたとき④マジョラム
マジョラムは、気分をリラックスさせる効果が期待できる精油です。
犬が興奮しすぎちゃっているときや、夜に騒いでしまう時などにスプレーしてあげるのもいいかもしれませんね。
静電気防止スプレーを作りすぎたとき⑤ユーカリ
- 免疫力の回復
- 殺菌作用
- 筋肉の痛みを和らげる
消臭効果も高いですので、
- 犬用のトイレ
- ケージ
- 床の拭き掃除
犬の静電気防止スプレーの手作り方法のまとめ
犬の静電気防止スプレー(ブラッシングスプレー・グルーミングスプレー)の材料は水と精油だけ!
精油は純度100%の天然成分のものを使いましょうね。
初めてブラッシングするときは、最初は背中からならしていって、少しずつ範囲を広げていきましょう。
いきなり全体をやってしまうと、嫌がってブラシを持っただけで逃げるようになってしまいますよ。
何事も信頼関係が大事ですから、無理強いはだめです。
毛が絡まっているのを無理やりほぐそうとすると犬としてはとても痛いです。
なので、絡まってる部分にスプレーをしてからブラッシングしてくださいね。
一度痛い思いをすると、ブラッシングさせてもらえなくなるので、慎重にいきましょう。