夏のお祭りの風物詩、「金魚すくい」
金魚すくいって、たくさんすくえると何だかちょっと儲けた気分になって嬉しいですよね。
金魚すくい屋さんはあまりいっぱいすくわれてしまうと、赤字になってあまり儲からないようなイメージがありますが、実際にはどうなんでしょうか。
そもそも、金魚の原価っていくらなんでしょう?金魚すくいの利益率も気になりますね。
ということで今回は、やっぱりちょっと気になってしまう
「金魚すくいは儲かるのか」
「金魚すくいの原価は?」
そんなことにについて、詳しく見ていきたいと思います。
金魚すくいって儲かるの?儲かる理由と驚きの原価
まずは、金魚すくいって儲かるものなのか。その儲かる理由と金魚の原価について、ご紹介していきますね。
金魚すくいでの一般的な金魚「小赤」の原価
まずは「小赤」という、一般的な金魚すくいで最も目にする和金の値段から見ていきましょう。
金魚1匹あたりのお値段は
- 小売店で15~20円
- 卸で5~10円程度
当然、金魚すくいで使われている金魚は「卸値」で購入されていますから、原価は5円以下ということになります。
けれど1年中この値段で仕入れることができるのかと言うとそうではなく、3月~6月までは金魚が少ないため値段も25円くらいと、高くなる傾向があります。
金魚すくいの出目金の原価
その他の「黒出目金」「金魚すくい用の出目金」は、小赤に対して20%前後の割合で混ぜられていて、値段は、一匹15~30円。
小赤と同様に3月~6月に関しては25~40円くらいとなります。
これに関しても小売りや卸値なので、原価はこれ以下ということになります。
金魚すくいでの姉金の原価
次に「姉金」。この金魚はサイズが大きく、紙破りとも言われています。
値段は一匹25~35円。3月~6月に関しては30~50円程度になります。
これも、小売りや卸の値段です。当然原価はこれ以下になります。
だいたい、ものの原価は25~30%程度といわれるので、最終的な売値に対してこの原価率をかけてやればだいたいの原価が分かってくると思います。
金魚すくい屋さんは減ってきている
夏のお祭りの風物詩の金魚すくい。
子供やカップルが楽しんでいる姿をよく目にしますが、金魚すくいした後の金魚ってすぐに死んでしまうんですよね…。
これは、すくってからすぐに酸素の入った鉢や水槽に移さないからです。
でも金魚をすくったからと言って、お祭りをあとにしてすぐに帰れないですからね。
そんな事情もあって、実は近頃では、生き物を扱う金魚すくいの店が減ってきているんです。
プロが出店するケースしかなく、かなり激減しています。
それなのに金魚すくい屋さんが大人気な理由
ですが、そんな希少さもあってか、金魚すくいが出店されると順番待ちができるほどの列ができたりして、大人気となるんですよね。
それは、なぜなんでしょうか?
金魚すくいの値段の設定を見ると、
- 持ち帰り2匹まで200円
- 遊びは100円
この「遊び」という設定に、付き添いの親が心を許し、そうして子供たちがわんさか金魚すくいに群がります。
ちなみに、プロの店だと1回300円です。
そりゃあ遊びシステムがある方に群がりますよね。
だって、持って帰ってもすぐに死んでしまう金魚を気にせずに、金魚すくいで遊ばせることができるんですから。
金魚すくい屋さんは儲かるのか?
で、正直なところ「儲かるのか」が問題ですが、先ほどの金魚の原価を見てもらって分かる通り儲かるんです。
少々、価格設定が低くても、金魚や雑費などの原価が低いので余裕で儲けがでます。町内で飲み会や食事会ができるくらいはいくでしょうか。
金魚すくいの原価としては、卸してきた値段になりますが
- 金魚1匹およそ20円
- ポイ1つ20円
- 持ち帰りの袋10円
遊びだけなら、20円だけ。
持ち帰りの率が低いので回転を速くする必要はありますが、このような感じで金魚すくいって、結構儲けになるのです。
金魚すくいってどれくらいすくえれば元がとれるの?
小赤の原価、卸や小売店を通すことなく、前述した5円以下だとしら…。仮に5円としましょう。
そこにポイが20円、持ち帰り用の袋10円(ポイも持ち帰り袋も、卸しや小売りを通していなければ原価はもっと安くなりますが、今回は無視します)
で、金魚すくいの売価が300円したとします。すると、何と54匹も捕まえないと元がとれません。
そうです。
安そうに見えますが、これが「商売」なんです。
多少値引いたとしても、ちゃんと利益が出るようになっているのですね。
金魚すくいの屋台の値段はどれくらい?レンタルとかもあるの?
利益が出る見込みがあるのなら、自分も屋台を出してみようかなと思っちゃいますよね。
その場合、金魚すくいの屋台でいるものといえば、
- 金魚
- 水槽(プール)
- おわん
- ポイ
- ひも付きビニール袋
- のぼり
- 屋台(テント)
- エアーポンプ
- カルキ抜き
- レジャーシート
これらを1つずつ自分で揃えていたら、結構大変そうですね。
そんな時はセット販売しているショップから買うのはいかがでしょうか?
こちらのショップでは、金魚から金魚すくいに必要な道具まで取り揃えてありますよ。
「金魚のふる里 やまと錦魚園」で取り扱っている商品について詳しく見てみる
イベントグッズ スマイル館では、「金魚すくい簡易セット」が売られていたり、のぼりも買うことが出来ますよ。
「イベントグッズ スマイル館 金魚すくい簡易セット」ついて詳しく見てみる
ちなみに、のぼりは3種類あます。
「イベントグッズ スマイル館 のぼり 金魚すくい」ついて詳しく見てみる
と、このように、要るものを揃えられそうなショップがいくつかあることが分かりました!
でも、お祭りの期間しか使わない場合、レンタルのほうが管理とかしやすそうですよね。
そこで、探してみたところ、金魚すくいに必要なもののレンタルもありましたよ!
学校の文化祭や自治会の夏祭りようなどの、模擬店用のレンタル屋台を取り扱っているショップの商品の中にありました。
お祭りの屋台での出店なら、こちらのサポート付きのレンタルがよさそうですね!
こちらは
- 金魚
- 道具
- 機材
- サポート
また、水槽だけのレンタルもありますよ。
イベント・コミュニケーションズというショップでは、
- 網
- 水槽
- おわん
- エアーポンプ
「イベント・コミュニケーションズ 金魚すくい」について詳しく見てみる
自分が屋台を出店する期間や金魚の仕入れ先などを考えてから、購入するのかレンタルするのか決めるとよさそうですね。
祭りで見かける金魚の原価のまとめ
お祭りの金魚すくいの金魚の原価について
- 「金魚すくいは儲かるのか」
- 「金魚すくいの原価は?」
- 「金魚すくいで元はとれるのか」
金魚すくいの金魚の原価を初めて知ったとき、筆者も目玉が飛び出そうになりました。
小さくても命のはずなのに、あんなに安い金額で取引されているなんて…。金魚さんがかわいそうですよね。
それに、儲からないと思っていた金魚すくいでしたが、あんなに安い原価であれば当然儲かるわけですね。
これからは、金魚すくい屋さんを青ざめさせるには、100匹ぐらいはすくわないといけませんね。笑
そんなことしたら水槽の金魚、いなくなっちゃいますけどね。