初盆にやってはいけないことは!?初盆の迎え方とマナーを解説

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身内が亡くなったとき、はじめて迎えるお盆のことを「初盆」といいますよね。

わざわざ”初盆”というくらいだから、普通のお盆と違って、

「なにかやってはいけないことがあるんじゃないの?」
「特別な準備が必要なんじゃない?」

と思う人も、多いのではないでしょうか?

まず、「初盆だから」といって、普通のお盆と違ってにやってはいけないことというのは、特別ありません。

なので「お盆にはやるな」といわれていることは、初盆も同じようにやるべきではないということになりますね。

よく言われるのは、お盆には死者が戻ってくるということで、

「水のそばには近寄るな」

っていいますが、一度は聞いたことあるのではないでしょうか。

海とか川とかで遊ぶと連れていかれるなんて・・・

そもそも、お盆の時期はもうくらげが出てくるので、海に行く人は少なくなります。

でも、川近くに住んでいると、子供たちが水遊びに行きますから、事故なども起こりやすいです。

初盆では、家に僧侶を呼んでお経を唱えてもらいます。

普段は仏壇でも、初盆の時は盆棚を組み立てて、そちらに位牌やお線香立て、お供え・仏花などを飾ります。

仏壇の前に棚を作って祭る場合もありますし、そういうのは葬儀屋さんから声がかかるのでそれに従うのがいいと思いますよ。

また、親戚や近所の人を自宅に招いて法要を行い、その後食事会などをする場合は、仕出し弁当の注文なども忘れずに。

招いた方々がお供え物や現金を包んできてくれるので、返礼品の用意もしておきます。

初盆に贈ってはいけないものは?喜ばれるお供え物6選!

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初盆に贈ってはいけないものですが、基本的には何を贈ってもいいですが、初盆に限っては葬儀の時のように香典を包むことが多いです。

香典だけの人もいますが、香典プラスお供え物もくださる方は多いです。

ただ、殺生をイメージするので、肉や魚は避けた方がよいといわれていますが、肉を贈る人はいませんよね・・・冷蔵品ですし。

お供えしたものは、お盆が終わるまではずっとお供えしておくので、日持ちがしないものをお供えしてしまうと、ほぼ腐ります。

ですので、喜ばれるのは温度に左右されないものや賞味期限の長い物ですね。

それでは喜ばれるお供えものをご紹介したいと思います。

  • 焼き菓子(日持ちするから)
  • ゼリーや水ようかん(日持ちするし冷たくておいしい)
  • そうめん(日持ちするし食欲落ちていても食べられる)
  • 線香(毎日あげるので助かる)
  • 果物(盛り篭など)
  • 生花(華やかになる)

初盆に果物を贈る場合の注意点

初盆に果物を贈る場合、注意するべきポイントがあります。。

「盛り篭(もりかご)」だと、だいたいメロンが入っていることが多いのですが。

ただ、このメロン。

お盆が終わるまで飾ると確実に腐るので、贈る側の人はメロンだけは入れないようにしたほうがいいかもしれません。

うちのときは、母がメロン好きだったということで、みなさんが箱のメロンを供えてくださり、感謝でいっぱいだったのですが。

ただ、送り盆まで待っていざ食べようと思ったら、全部腐っていて泣いた覚えがあります。

せっかくの気持ちが台無しになってしまって、ごめんなさいと今でも思います。

なので、もし傷みやすいものを贈っていただいた場合は、送り盆まで待たずに食べることが供養になると思いますよ。


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初盆にすることは?いつどんなことをするものなの?

初盆とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことなので、基本的には普段のお盆と同じではありますが、初盆の時だけ行うこともあります。

初盆にすること①軒下に白い提灯を吊るす

お盆には故人が家に帰ってくるといいますよね。

初めてのお盆では帰ってくるときに家がわからないと困るということで、軒先に白い提灯を吊るします。

葬儀屋さんでも仏具屋さんでも買えますが、お盆の前になるとホームセンターなどでもお盆に関したものが売られますので、大丈夫です。

提灯にはろうそくを立てて火をつけ、その明かりを目印にするわけなのですが、それだと火事が心配ですよね。

今は電池式のろうそく付きの提灯などもありますので、探してみてくださいね。

初盆にすること②日にちを確認する

初盆がいつかについてですが、初めてのお盆なだけで日にちも普段のお盆とかわりませんので、8月13日~16日です。

ですが、地域によっては旧暦の7月13日~16日の場合もありますので、実家に帰省するという場合は、地元の人に確認を取りましょう。

初盆にすること③僧侶への事前の連絡や確認

自宅に僧侶を呼ぶ場合は、僧侶の予定を空けてもらうために「三か月前」には予約をしておきましょう。

初盆が重なると僧侶の手が回らないので、「合同法要を行う」と決まっているお寺もあるので、それは事前に確認をしてください。

何を持参するかについては、僧侶から連絡がありますが、位牌とお布施だけは忘れずに持っていきましょう。

確か私の母の時は、色付きの提灯やスリッパ(なぜ?)など細かいものを指示されて、法要前にもっていった記憶があります。

提灯はお堂に飾られていました。

このように菩提寺によって準備するものが全く違うので、事前連絡は大事ですね。

初盆をしないという選択肢はアリ!?代わりに何をすればいい?

それぞれのご家庭によって意向は様々ですよね。

中にはいろいろな事情によって、初盆をしないという選択肢をする方もいるかもしれませんね。

これに関しては、自分たちやまわりの方が納得する場合は行わないという場合もあるようです。

ただ、全員が初盆をやらないという選択肢を選ぶかどうか…というのは難しいです。

誰か1人でも、「なぜやらないのか?」と思う人がいるなら、話し合いが必要ですね。

自分たちの意見ばかりを通してしまうと、後悔することもあるかもしれません。

でも、もし初盆をやらないということになったときでも、お供え物はしたいものですよね。

近年ではコロナ禍ということもあって、初盆はもちろんお盆ですら、帰省できなかったり集まれないことも増えています。

やりたくてもできないという場合もあるということですね。

そのような場合でも、気持ちを伝えることは大切ですよね。

故人の方にお世話になっていたのであれば、尚更です。

最低限のマナーを守るのは大切なことだと思います!

お供え物を贈る場合は、初盆やお盆の1週間前ぐらいに贈るのがおすすめです。

あまり早すぎても、保管をしておいてもらうのが大変ですし、遅すぎてもよくないですね。

もし手配をするのが遅くなってしまった場合でも、法要の日の午前中頃に届くのであれば間に合います。

あまりギリギリにならないよう、前もって贈るものや贈るタイミングは話し合っておきましょう!

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初盆にやってはいけないことのまとめ

お盆では毎年実家に集まってわいわい宴会するのがメインみたいなところがありますよね。

しかし、初盆となるとそうはいかず、法事とかわらないのでとても神経を使いますね。

亡くなった故人が初めて家に戻ってくるのですから、気持ちよく出迎えてあげましょうね。

ちなみにですが、私の母はお盆直前に亡くなったので、お盆に葬儀を行いました。

人が亡くなるのに盆も正月もないんだなぁと改めて思った出来後です。

そんなこともあり、葬儀中に初盆ってどうなるんですか?同時進行ですか?と聞いたら。

「亡くなって四十九日過ぎないと初盆はできなくて、うちは来年のお盆が初盆です」

と言われました。

四十九日過ぎると成仏して仏様になるわけで、それまではまだ下界をうろうろしているそうです。

元からいるのなら迎える必要はないわけですね。