推敲とはどんな意味なの?どういう使い方をするのが正しい?

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推敲って言葉耳にしたことがありますか?

そもそもこの漢字、大人でさえも「なんて読むの?」レベルの難しい文字ですね。

一文字目の「すい」は読める人が多いと思いますが、二文字目の漢字は日常では見かけることはない文字です。

ちなみに読み方は「すいこう」です。

意味は、文章を何度も練り直すことですね。

修正を繰り返すみたいな感じでしょうか。

次に、推敲の漢字の方に注目してみましょう。

敲の漢字を別な読み方をすると「たた(く)」なんですよね。

一般的に「叩く」という漢字で表していることも、本来は敲くだったりします。

たまにはきいたことがあるかもしれませんが「たたきあげ」という言葉ありますよね。

意味としては、下積み時代が長く、苦労して上にのし上がったみたいな人のことです。

政治家や社長など、トップの人に使われるような感じです。

たたきあげの反対はなんだろう?と考えると難しいですが。

たいして苦労もしないのにちゃっかりトップになれちゃう人ですかね。

例えばですが、よほど大きな会社でなければ、社長の息子が次期社長になったりします。

親が築き上げた地盤を丸ごともらってほぼ名前だけの社長に近いですが。

私の個人的感想ですが、トップに立つのはたたき上げの人じゃないとだめだと思っています。

庶民の苦労がわからないからです。

人の気持ちっていうのは、自分が経験しないと本当の意味では理解できないです。

社長室で指図しているだけでは現場の悩みとか苦労ってどうしてもわからないですから。

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推敲とは簡単にまとめるとどんな意味?正しい使い方と間違った使い方

推敲の意味をわかりやすく例えるために、読書感想文を書いたときで考えてみましょう。

本を読み終わって、最初は思ったままの感想を書いて、一旦全部完成させます。

そのあと、出来上がった感想文を読み直し、ここの表現おかしいな?もっと違う言葉に変えてみよう、って書き直していきます。

書き直してみてもう一度全部読んでみます。

やっぱりちょっと文体が変なところがあったから、ここを変えようとかここはいらないかな、なんて削ってみたりします。

こうして、完成させた文章を、何度も読み直して修正していくことを「推敲」と呼ぶわけです。

「推敲」と「校正」の違いは?

出版会社などでは「校正」なんて言ったりもします。

違いはなにかというと、

  • 本人が考えて変更するのは「推敲」
  • 編集者など作った人ではない他人が修正することを「校正」
といいます。

だから間違った使い方としては、編集者が作者の文章を推敲したというのはおかしな使い方になります。

作者が、昨日考えた小説を少し推敲した、という使い方が正しいわけですね。

「推敲」という言葉の由来は?

推敲という言葉がどこからやってきたのかというと、中国の故事「唐詩紀事」からです。

この詩の中の句で「僧は推おす月下の門」というのを最初考えたのですが。

「推す」じゃなくて「敲く(たたく)」とどっちがいいかなぁ?って悩むわけです。

最終的には「敲く」の方になり、「僧は敲く月下の門」という句に決定しました。

単純に「推す」が「敲く」になったということから、合わせて推敲となったわけですね。

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推敲の類義語にはどんなものがあるの?

推敲という言葉の類義語にはどんなものがあるでしょうか。

先ほど出た「校正」もその一つですね。

文章を変更するという意味合いであればすべて類義語にあたります。

  • 校正
  • 校閲
  • 添削
  • 修正
  • 加筆
  • 精査
などは類義語ですね。

これらも1つずつ考えると少しずつ意味の違いもありますので、説明していきたいと思います。

推敲の類義語①「校正」

漢字や文字の誤りや抜けがないかの確認作業です。

推敲の類義語②「校閲」

校正と同じような意味に捉えている人も多いと思います。

ですが、こちらは文字の修正というより、書いてある内容の事実関係が間違いではないかの確認です。

特に歴史上の人物や時代背景などが違っていると、読者から苦情が入ったりしますからね。

推敲の類義語③「添削」

添削もまた修正ではありますが、こちらは文章の言い回しなどが間違っていないかの確認です。

校正は文字のみを追いますが、こちらは文法などの使い方が違っていないかの作業なので、より難しい修正かもしれません。

推敲の類義語④「修正」

 間違ったものを正しく直すという意味なので、範囲としてはとても広いですね。

もし自分が編集者で、修正しといてと言われたら、校正も校閲も添削も全部やってということになると思います。

推敲の類義語⑤「加筆」

文章や絵を、一部書き直したり、付け加えて修正するという意味です。

推敲の類義語⑥「精査」

精査はいろんな場面でけっこう使われていますよね。

くわしく調査したりすることを精査しますなんて言いますもんね。

精密検査という言葉と文字が似ていますが、意味もまぁ似たようなものです。

もっと細かく調べてそれが正しいのかどうか考えるわけですから。

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推敲とはどんな意味?のまとめ

推敲という言葉は、文章をもっとよくするために、練り直す作業のことになりますね。

「読書感想文をより完成度の高いものにするために、私は推敲した。」

なんて感じで使ってみてください。

でも、たぶん「え?すいこうって何?」って言われる可能性も高いですが・・・

ちなみにですが「敲」って漢字、漢字検定1級で出題されるレベルのものでした。

そりゃ日常的には使いませんね。

推敲って言葉を知っているだけで、ちょっと頭いい人って思われちゃうかもですよ!