「メダカのオスメスの割合で飼育しやすさが変わる!?」
「オス雌の割合は、繁殖にどの程度影響があるの?」
メダカを初めて飼育する方にとっては、飼育や手入れがしやすい方が安心して飼育ができますよね。
生き物の飼育一つの中でも、
「水槽の大きさはどのくらいが良いんだろうか。」
「水草は、自然のものと人工物と何が違うんだろう。」
と、迷いますよね。
加えて、オスとメスの割合のについても、実はメスが多い方が飼育がしやすく、繁殖の確率も上がると言われているのですよ!
メダカの性質について詳しく知ると、きっと今よりも飼育が楽しくなってくると思いますよ!
メダカの性別の見分け方!背びれと尻びれの形で区別する方法
まずは、メダカの性別の見分け方について、ご紹介をします。
メダカを水槽に入れるときに、メスのメダカの方が多く入っていると、繁殖がしやすくなるとも言われています。
なので、性別を見分けて飼育してはいかがでしょうか?
メダカの性別の見分け方について
まずは、メダカの性別の見分け方について、簡単に確認できる方法をご紹介しますね。
メダカの性別は、「しりビレ」と「背びれ」を見て確認することが出来ますよ。
メダカの性別の見分け方①オスのメダカについて
オスのメダカは
- しりビレがメスよりも大きく
- しりビレが平行四辺形のような形をしている
もしも、メダカのしりビレでの見分けが難しい場合は、背びれを見てくださいね。
オスの背ビレには、付け根部分に切り込みが入っています。
体の近い方に目を向けると、少し切り込みが入っているのが確認できるので、そちらがオスになります。
メダカの性別の見分け方②メスのメダカについて
メスのメダカは
- しりビレがオスより小さく
- 尾ビレ側に行くほどヒレの幅がだんだんと狭くなっている
また、メスは背ビレに切り込みがないので、繋がっているように見えます。
メダカの産卵に適した条件とは?
メダカの飼育での一番の楽しみ方が、繁殖とも言われています。
条件が揃えばメダカは簡単に繁殖をするので、自然と増やすことが出来るのです。
では、産卵に適している条件をご紹介していきます。
メダカの産卵に適した条件①メダカの産卵に適した時期と温度
メダカは屋外飼育の場合、春~秋(4月~10月頃)にかけて産卵をすることが多いです。
地域によって少々の誤差はありますが、
- 水温が18℃以上
- 日照時間が12~14時間以上
もしも寒い時期に産卵が見たいという場合には、室内でヒーターなどを使って、暖かい環境を作れば産卵をするところが見れますよ!
その場合は、
- 水温は25℃~28℃くらいに設定して
- 照明を13時間以上点けておくこと
寒くて冷たい気候は、メダカの産卵には適していないということになりますね。
メダカの産卵に適した条件②水槽に入れるオスとメスの割合は?
メダカはメスの割合が多いと、産卵の確率が上がると言われています。
例えば、
- 5匹飼育する場合は、オス2匹メス3匹
- 10匹飼育する場合はオス4匹、メス6匹
メダカにも相性があるので、この相性が合わないと卵は全く産まないのです。
逆に相性が良い場合にはオス1匹、メス1匹の交配でも、毎日卵を産みますよ!
メダカが性転換する条件は?遺伝子を無視してメスがオスになる理由
なんと、メダカはお腹が空くと性転換をするという、事実があるのです。
私も最初に知った時は、とても驚きました!
メダカは稚魚のときにお腹が空くと、メスになる遺伝子を持っていても20%の割合でオスに成長するのです。
メダカは、性別を決める手立てが遺伝子だけではないのですね。
でもどうして、空腹が理由で性転換をするのでしょうか?
メダカが性転換をする理由は?
では、実際に行った方の研究での結果をご紹介したいと思います。
メダカが性転換をした研究内容について
遺伝的には、メスになるはずのメダカに5日間餌を与えず、断食をしてもらいました。
すると、なぜか本来メスになるはずの稚魚のうち、20%がオスへと成長したのです。
研究結果を見てみると、脂肪をつける働きのある食べ物をカットしたことで、オスに性転換したことがわかったのです。
しかし、どうして脂肪量が減るとオスになるのかについては、今の所明らかになっていないそうです。
大人になったメダカは性転換するのか?
では、大人になったメダカは、稚魚と同じように性転換するのでしょうか?
結論から言うと、
- メスからオスへ
- オスからメスへ
稚魚のときにしか見られない「メダカの性転換の現象」が、より不思議に思えますよね。
しかし、性転換はしないものの、メダカの色味が変わることはあるのです!
メダカの稚魚は、基本的には黒っぽい色味をしていることが特徴となっています。
それが、大人になっていくと白や楊貴妃に変化していくことも見られるのだそうです。
ぜひ、メダカを飼育し大人になった後は、色合いに注目してほしいと思います。
メダカ飼育でのオスメスの割合のまとめ
メダカは水温や気候などの条件が揃うと繁殖しやすいので、自由研究などでも面白い題材なのです!
また、餌やりを基本1日3回することで、繁殖の手助けにもなるので、観察をしながら飼育を楽しんでほしいと思います!