
リクガメって、臭いはどうなんだろう…飼いたいけど、部屋の中が臭くなったら困るな。
そんな不安を感じていませんか?
この悩み、リクガメを飼う前のほとんどの人が一度は感じることなんです。
でも、安心してください。
適切なケアをすれば、臭いはしっかり防げます。
この記事では、リクガメ飼育で臭いが発生する原因と、初心者でも今日から実践できる対策を5つにまとめてご紹介します。
読み終わるころには「あ、これなら大丈夫そう」とホッとできると思いますよ。
リクガメ自体はほぼ無臭!臭いの正体はケージ内の環境にある
まず、大事なことをお伝えします。
リクガメ自身はほとんど臭いません。
顔を近づけて嗅いでも、かすかに土っぽい香りがする程度です(むしろ、それが好きという飼い主さんも多いくらいです)。
臭いの原因は、リクガメそのものではなく、ケージ内に残った糞尿や食べ残しにあります。
そしてリクガメは草食なので、肉食や雑食のペットに比べてフンの臭いがはるかに少ないとされています。
つまり、日常のケアをきちんと行えば、「臭いが気になる」という状況は十分に防げるんです。
まずはそこを知っておくだけで、ぐっと気持ちが楽になりますよ。
なぜリクガメのケージは臭くなるの?原因を3つ押さえよう
「じゃあ、どんなときに臭くなるの?」という疑問にお答えします。
原因を知っておくと、対策もずっとシンプルになります。
原因① 糞尿の放置
一番の原因はこれです。
リクガメは草食なのでフンの臭いは比較的弱めですが、放置すると話が変わってきます。
時間が経つにつれてアンモニアが発生し、臭いが強くなっていきます。
さらに厄介なのが、リクガメがフンを踏んで歩き回ってしまうこと。
こうなると体にも臭いがついて、ケージ全体に広がってしまいます。
見つけたらすぐに取り除くことが、何より大切です。
原因② 食べ残しの腐敗
リクガメのエサは主に野菜や野草です。
新鮮なうちは問題ありませんが、食べ残したまま放置すると腐敗して臭いの原因になります。
特に夏場は温度が高いので、腐るスピードがとても早いです(気づいたらえらいことになってた、という経験をする飼い主さんも多いです)。
原因③ 床材への尿の染み込み
リクガメの尿は水分量が多く、広範囲に染み込みやすい性質があります。
床材に染み込んだまま放置されると細菌が繁殖して、じわじわと悪臭の原因になっていきます。
床材の汚れた部分はこまめに取り除くことが、臭い予防の基本です。
初心者でもできる!リクガメ飼育の臭い対策5選
原因がわかったところで、具体的な対策を5つご紹介します。
どれも難しいことはありません。
少しずつ習慣にしていきましょう。
対策① 糞尿は見つけたらすぐに取り除く
これが一番大切で、一番効果のある対策です。
毎日ケージを確認して、糞や尿が染み込んだ床材はその都度取り除きましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、汚れを発見したらすぐに対処する「こまめな掃除」が、臭い対策の最大の近道です。
毎日確認するルーティンができてくると、それほど手間にも感じなくなりますよ。
うちのリクガメは朝に活発に動くので、エサを与えるタイミングでケージをチェックするようにしています。
最初は面倒だと感じていましたが、1週間も続けると自然と習慣になってきて、むしろ毎朝のぞくのが楽しみになりました。
フンを見つけてもすぐ取り除けるので、臭いをほとんど感じたことがありません」
対策② 食べ残しはその日のうちに撤去する
エサを与えたら、食べ残しはその日のうちに取り除きましょう。
「もう少し食べるかも?」とつい置いておきたくなる気持ちはわかります(わかるんですが)、腐敗による臭いのほうが問題になります。
新鮮なエサを次回また与えるほうが、リクガメにとっても健康的です。
エサ皿の裏や、床材の中に埋もれた食べかすにも注意して確認してみてください。
対策③ 床材を定期的に全交換する
部分的な汚れはこまめに取り除くとして、床材の全体交換は月に1回程度が理想とされています。
臭いが気になったり汚れが激しい場合は、もっと早めに交換しても問題ありません。
全交換のタイミングでは、ケージの内側もアルコール除菌や水洗いをしてリセットするのが効果的です。
古い床材をごっそり取り出すと昔のフンが出てくることもありますが(見なかったことにしたくなりますが)、そこまで丁寧にきれいにするのが臭い対策の基本です。
床材の種類も大切で、消臭効果があるとされているヤシガラやウッドチップなどがよく使われています。
対策④ 温浴でリクガメの体と排泄リズムを整える
温浴とは、リクガメをぬるめのお湯に浸けて体を清潔にしてあげることです。
一般的には2〜3日に1回程度が目安とされています。
温浴には臭い対策の面でも嬉しい効果があります。
- 体についた糞や汚れを洗い落とせる
- 排泄を促す効果があり、ケージの外で排泄させやすくなる
- 水分補給になり、健康維持にもつながる
ただし、温浴をリクガメが嫌がる場合は無理強いしないことが大切です。
好きなコも、苦手なコもいます。
焦らず少しずつ慣らしてあげましょう。
うちのリクガメは最初、お湯に入れた途端に全力で逃げようとしていました(笑)。
30〜35度くらいのぬるめのお湯で10〜15分を根気よく続けていたら、だんだん落ち着いて浸かるようになりました。
温浴後にケージの外でフンをしてくれることが増えてからは、ケージの中が格段にきれいになりましたよ。
対策⑤ 爬虫類専用の消臭グッズを取り入れる
日常ケアを続けながら、補助的に消臭グッズを活用するのもひとつの方法です。
ただし、人間用の芳香スプレーや消臭剤には、ペットに有害な成分が含まれている場合があるため、必ず爬虫類専用のものを選びましょう。
爬虫類専用の消臭スプレーや、置き型の消臭ジェルなど、さまざまな商品が販売されています。
天然成分由来のものや、悪臭を分解するバクテリアが配合されたタイプなど、安全性の高いアイテムを選ぶのがポイントです。
これだけはNG!臭い対策でやってはいけないこと3つ
対策と合わせて、やってはいけないことも覚えておきましょう。
ひとつ目は、人間用の消臭スプレーや芳香剤をケージ周りで使うことです。
リクガメが舐めたり蒸気を吸い込んだりして、体調不良につながる可能性があります。
必ず爬虫類専用のものを使いましょう。
ふたつ目は、掃除をサボって消臭グッズだけに頼ることです。
消臭グッズはあくまで補助的なもので、根本的な対策は日々のケアです。
においをごまかすだけでは衛生面での問題が積み重なります。
みっつ目は、ケージのサイズが小さすぎること。
狭いケージでは糞尿や食べ残しが密集しやすく、臭いがこもりやすくなります。
リクガメの体の大きさに合った、十分なスペースのあるケージを選ぶことも大切です。
まとめ:リクガメ飼育の臭いは正しいケアで十分に防げる
ここまでのポイントを整理します。
- リクガメ自体はほぼ無臭で、臭いの原因はケージ内の糞尿・食べ残し・床材の汚れにある
- 草食のリクガメは肉食・雑食のペットよりもフンの臭いがはるかに少ない
- 糞尿はこまめに取り除き、食べ残しはその日のうちに撤去する
- 床材は月1回程度を目安に全交換し、ケージ内も定期的に清掃する
- 温浴はケージ外での排泄を促せるため、臭い対策にも効果的
- 消臭グッズは必ず爬虫類専用のものを選ぶ
「臭いが心配で一歩踏み出せない」という方も、これだけのことを知っておけば、安心して飼育を始められると思います。
リクガメとの生活は、想像以上に癒しに満ちています。
のんびりゆっくり動く姿、じっくり野菜を食べる姿、こちらをじっと見上げてくる顔。
毎日のケアが少し手間に感じる日もあるかもしれません。
でも、それ以上に「一緒にいてよかった」と思える瞬間がきっとたくさんやってきます。
臭い対策は、難しくありません。
今日から少しずつ試してみると、「あ、これならやっていけそう」という感覚がだんだんわいてくると思いますよ。
