リクガメの餌のおすすめは?元気に長生きさせるためのエサの注意点

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可愛い動きや口をパクパクさせる仕草に癒されるカメの一種「リクガメ」。

最近では、ペットとして飼育する人も増えてきていますよね。

今回は、リクガメを初めて飼育する方に向けて、餌に関する「おすすめ」や「注意点」を詳しく解説していきたいと思います。

リクガメを家族として迎え入れて、少しでも長く一緒に暮らせるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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リクガメに餌をあげる頻度はどれくらい?どれくらいの量を与えればいいの?

まず、リクガメにあげる餌の頻度や量、内容や注意しないといけない餌について、詳しく解説していきたいと思います。

リクガメに餌をあげる頻度

リクガメに餌をあげる頻度は、1日1回で問題ありません。

成長期の赤ちゃんや幼体の時期は、成長具合を見て1日2回にしてもOKです。

リクガメの餌の量

リクガメのあげる餌の量は、サラダボウル位の餌皿1杯分が目安です。

少し多めに入れておき、残った量を毎日チェックすることで、飼育しているリクガメの餌の適量が分かるようになっていきます。

リクガメに必要な栄養

リクガメは栄養バランスのとれた食事を与えてあげることで、30年前後生きられるカメです。

リクガメが健康に生きていくために特に重要な栄養は、

  • カルシウム
  • ビタミン&ミネラル
  • 繊維質
なんです。

リクガメが健康に生きるために重要な栄養素①カルシウム

リクガメにとって「カルシウム」はとっても大切な栄養の一つです。

実は、カメを象徴する「甲羅」ほとんどの成分は「カルシウム」と「たんぱく質」。

でも、ミネラル分が少ない日本の水「軟水」で育った野草や野菜、飲み水ではカルシウムが不足しているんです。

なので、リクガメには餌とは別に「カルシウムパウダーなどのカルシウム剤」を与えてあげることも大切なんですよ。

我が家のリクガメ愛用のカルシウム剤「マルベリーカルシウム」の詳細を見てみる

こちらは詰め替え用ですが、容器に入ったものとは金額が全然ちがうので、100均で購入した容器に入れて冷蔵庫保管するようにしています。

リクガメが健康に生きるために重要な栄養素②ビタミン&ミネラル

リクガメは、「ビタミンとミネラル」が不足してしまうと、病気を引き起こしてしまう恐れがあります。

なので、ビタミン&ミネラルは、意識して食事で補ってあげましょう。

リクガメが健康に生きるために重要な栄養素③繊維質

リクガメの腸の働きを活発にして、免疫力をアップさせる働きがある「繊維質」も大切な栄養です。

人が食物繊維でお腹の調子を整えるのと同じなんです。

リクガメの様子を見て「便秘気味かな?」と感じたときは、繊維質の餌を意識して与えてみましょう。

人工飼料はトッピング程度に

ペットショップなどに行くとリクガメの「人工飼料」も販売されています。

では、「人工飼料」だけ与えておけば良いのかというとそうではないんです。

「人工飼料」は、リクガメに必要なカルシウムが不足していたり、脂質やたんぱく質が多い特徴があります。

また、嗜好性が強いため、本来食べるべき「野草や野菜」の食いつきが悪くなってしまう恐れもあります。

リクガメに人工飼料を与える時は、トッピング程度にするのがポイントです。

餌のおすすめ

リクガメに与えたい餌のおすすめは、

  • 野草
  • 野菜
  • 果物
です。

リクガメに与えたいおすすめの餌①「野草」

自然の地で生きるリクガメが「野草」を好んで食べるのは自然なことです。

はじめはリクガメが食べられる野草を探すのが大変ではあります。

でも、リクガメに喜んでもらうために頑張って慣れていくのが、長生きさせてあげる秘訣です。

リクガメが食べる「野草」は、

  • オオバコ
  • ヘラオオバコ
  • ナズナ
  • ホトケノザ
  • シロツメグサ
  • ヨモギ
  • ヘビイチゴ
  • カラスノエンドウ
  • ハルジオン
  • ヒメオドリコソウ
  • ハコベ
  • コバンソウ
  • ツユクサ
など。

なかでも「オオバコ」は、漢方としても扱われている野草で、栄養価が高くてリクガメに必要なカルシウム豊富なのでおすすめです。

ただ、野草は除草剤や生き物の糞尿で汚れている場合があるので、丁寧に洗ってからリクガメに与えてあげてくださいね。

リクガメに与えたいおすすめの餌②「野菜」

リクガメの餌のメインは「野菜」にしましょう。

1食の8割程度を野菜にして、3種類の野菜を組み合わせると栄養バランスもとれます。

リクガメが食べる「野菜」は、主菜として、

  • 小松菜
  • モロヘイヤ
  • 大根の葉
  • カブの葉
  • チンゲン菜
  • 春菊
  • 水菜
  • つるむらさき
  • 豆苗
  • カリフラワーの葉
  • バジル
  • パセリ
  • アシタバ

そして、副菜としては、

  • サラダ菜
  • きゅうり
  • スプラウト
  • アスパラガス
  • グリンピース
  • 白菜
  • にんじん
  • オクラ
  • 枝豆
  • そら豆
  • トマト
  • かぼちゃ
  • さつまいも
などがおすすめです。

特に主食の「小松菜」は、リクガメに必要な「カルシウム」や「ミネラル」、そして「水分」を豊富に含んでいます。

「モロヘイヤ」もカルシウムが豊富なうえ、ネバネバした食感もリクガメは大好きなんです。

ただ、モロヘイヤの種子には毒性があるので葉の部分だけを与えるように気をつけてくださいね。

ちなみに、我が家のリクガメのお気に入りの主食は「小松菜&オクラ」です。

リクガメに与えたいおすすめの餌③「果物」

ビタミン補給におススメなのが「果物」です。

リクガメが食べる「果物」は、

  • バナナ
  • りんご
  • いちご
  • キウイフルーツ
  • マンゴー
  • パパイヤ
などです。

ただ、果物は嗜好性が強い特徴があります。

なので、果物ばかりを与えすぎてしまうと、野草や野菜を食べなくなる可能性があるので、1食のうち2割以下にしておきましょう。

そして、リクガメは、私たち人間と同じで、毎日同じような食事では飽きてしまいます。

色々な種類の「野草」や「野菜」「果物」を与えてあげましょう。

そうすることで、飼育しているリクガメの好みを知っていきましょう。

注意しないといけないリクガメの餌

実は、リクガメに与える「野草」や「野菜」には注意しないといけない餌があります。

健康に育ててあげるためにもぜひ覚えておいてくださいね。

注意しないといけないリクガメの餌①「オシロイバナ」「ヒガンバナ」「球根植物」など

  • オシロイバナ
  • ヒガンバナ
  • 球根植物
など、「リクガメが食べる野草」以外の野草は、リクガメにとって毒性があるものもあるので食べさせないようにしましょう。

注意しないといけない餌②「ほうれん草」「キャベツ」「ブロッコリー」「レタス」など

葉野菜を好むリクガメですが、葉野菜なら何でも大丈夫なわけではないんです。

カルシウムの消化吸収を妨げたり、結石の原因になる「シュウ酸」が含まれている野菜

  • ほうれん草
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • レタス
などはおススメできません。

もし与える場合でも、少量にしておきましょう。

注意しないといけないリクガメの餌③「とうもろこし」「豆類」

リクガメにとって、「とうもろこしや豆類」は、炭水化物の摂り過ぎになりやすく、高カロリーのためおススメできません。

また、消化不良の原因にもなるのでおススメできない餌の一つです。

注意しないといけないリクガメの餌④「ししとう」「唐辛子」

人間でも辛く感じる「ししとう」や「唐辛子」は、リクガメにはすごく大きな刺激物となります。

リクガメの胃腸に大きな負担をかける恐れだとか、やショック症状が出る危険もあります。

なので、こういった刺激性の野菜は、決して与えないように注意しましょう。

注意しないといけないリクガメの餌⑤「野菜」や「果物」の種子

「野菜」や「果物」に含まれている種子は、消化不良の原因になり、腸閉塞を引き起こす恐れがあります。

必ず「野菜」や「果物」の種子は取り除いて与えるようにしましょう。

注意しないといけないリクガメの餌⑥人間用の野菜の加工食品

「リクガメは野菜を好むから」と、人間用の野菜の加工食品を与えてはいけません。

リクガメには味が濃過ぎて、胃腸にも大きな負担になります。

また、リクガメは「乳製品」や「油」を消化することができません。

野菜の加工食品であっても、人間の加工食品には乳製品や油が使用されていることもあるので、リクガメには与えないようにしましょう。

注意しないといけないリクガメの餌⑦「犬」や「猫」の餌

リクガメは、「犬」や「猫」の餌を消化することができないうえ、リクガメに必要な栄養が摂れません。

なので、こういった別の生き物用のエサも、リクガメには絶対に与えないように気をつけてくださいね。

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リクガメに餌をあげる時間はいつがいい?食べ終わったら下げるべき?

次は、リクガメに餌をあげるタイミングや食べ終わった後のポイントなどについて見ていきましょう。

リクガメに餌をあげるタイミング

リクガメに与える餌は、1日1回とお伝えしましたが、いつあげるかは特に決まりはありません。

ただ、毎日決まった時間に与えることで、1日のリズムも整います。

なので「朝の仕事前」などの、飼い主さんが与えやすいタイミングに決めて与えてあげましょう。

日中の活動的になる前の、午前中がおすすめです。

リクガメに餌を与えるポイント

リクガメに餌を与える時は、

  • 下痢や消化不良の原因になるので、野菜や果物は常温に戻しておく
  • 一口で栄養バランスよく食べられるように一口サイズに刻んでおく
ことがポイントです。

リクガメが食べ残した餌は早めに下げてしまう

リクガメが食べ残した餌は、腐敗して細菌が繁殖してしまう原因になるので、早めに下げるようにしましょう。

また、下げずに放置しておくとリクガメが餌を食べ続けて、「肥満」になる可能性もあります。

リクガメは肥満になると、脂肪で内臓が圧迫されてしまい、体の機能が正常に働かなく恐れがあります。

1食の食事を見て、「終わったな。」と思ったら早めに下げておきましょう。

リクガメは食いつきが悪くなる時もある

実は、リクガメは「気分屋さん」の生き物。

なので、1日くらい何も食べない時もあるんです。

食べていない日でもしっかり「運動」や「排便」をしていれば問題ありません。

ただ、餌への食いつきが悪い日が数日間続くのであれば、便秘や病気の可能性があります。

早めに病院を受診しましょう。

リクガメなど爬虫類の診察をしてくれる動物病院は数が少ないので、事前にどこに病院があるのかを知っておくことも大切ですよ。

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リクガメの餌のおすすめのまとめ

リクガメに与える餌のおすすめや元気に長生きさせるための餌の注意点を解説してきました。

リクガメを家族として迎えるのですから、少しでも健康で長く一緒に暮らせえるようにしたいですよね。

そのためには、栄養バランスのとれた

  • 野草
  • 野菜
  • 果物
を組み合わせて与えてあげてくださいね。