メダカは飼育がしやすくて、また産卵が多いことから「観察しながら、生き物の飼育を楽しみたい」という方に向いているのです!
メダカは産卵が多いと有名ですが、実は卵を産んだ後に受精をするんですよ。
そこでこの記事では、メダカが受精するタイミングやその後の適切な飼育方法について見ていきたいと思います。
メダカの卵を取るタイミングは?食べられる前に取るにはどうすればいい?
メダカの卵を外に産卵した直後に、オスのメダカが精子を振りかけて受精卵へと変化します。
人間とは違った子孫の残し方をするので、飼育していると面白いですよね。
でも、産卵直後や受精卵の卵は鳥の卵とは違って殻に守られていないので、外敵に食べられてしまう恐れがあるのです。
せっかく受精卵になった卵を、生まれるまで大切に飼育する方法を見ていきましょう。
メダカはどのようにして受精卵を作るのか?
そもそもメダカの飼育をしているときに、私たちが卵を見つけた段階では、すでに受精卵は完成している状態なのです。
メダカは人間と異なって、どのようにして受精卵を作っているのか、ご紹介しますね。
メダカの受精卵の作られ方①メダカの卵はどこで受精をするの?
先ほどご紹介したように、メスのメダカが卵を産んでから、オスが精子を振りかけるようにすることで、受精卵が作られます。
日本のメダカは卵生メダカと呼ばれていて、卵を産んでから受精し子供が産まれてきます。
同時に、海外の熱帯性メダカとして知られているグッピーなどは、卵を胎内で孵化させてから子供を産むので、別の子孫の残し方をしているんですよ。
同じ魚の種類でも、異なる産卵方法があることが不思議ですよね!
メダカの受精卵の作られ方②メダカが受精卵を作りやすい時間ってあるの?
メダカは、早朝や明け方に産卵をし、直後に受精卵を作っていることが多いです。
受精した卵には膜が作られて、他の精子が入ってこれないようになり、遂にその中でメダカの赤ちゃんの成長が始まるというわけです。
私たちが朝起きて、メダカの水槽を確認したときに卵を発見したら、それはすでに受精が完了したものということになります。
朝から卵を見つけられたら、きっといいことが起こるハッピーな1日のスタートになるでしょうね。
メダカの卵は隔離して育てよう!
実際にメダカの卵を見つけても、基本的には自然に孵化するので何もせず見守っていれば大丈夫です。
でも、水槽やビオトープといった狭い空間でメダカを育てている方は、親メダカによって食べられてしまい極端に生存率が下がってしまいます。
親メダカに食べられるのを防ぐためにも、別に飼育ケースを用意して、隔離し育てることが大切になってきます。
メダカの卵を隔離して飼育するために用意するものは?
メダカの卵を隔離して飼育するためには、まず別の容器や水槽が必要です。
家庭にある使っていない水槽でも大丈夫なのですが、水槽の横に設置するタイプの産卵箱など、メダカの卵を飼育する専用の水槽があるんですよ。
また、賃貸や狭いスペースでしか飼育が出来ないという方におすすめなのが、メダカの卵を隔離する専用ネットです。
同じ水槽内に入れるので、水温や水質をこまめにチェックする2度手間がなくなり、忙しい方も手軽に飼育出来ますよ。
メダカの卵を育てる専用飼育ケース
では、まずはメダカの卵を育てる専用飼育ケースからご紹介します。
メダカの卵を育てる専用飼育ケース「メダカ隔離産卵箱 アクリル」の詳細を見てみる
メダカの卵を育てる専用飼育ケース「スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライト」の詳細を見てみる
メダカの卵を育てる専用ネット
次は、メダカの卵を育てる専用ネットのご紹介です。
メダカの卵を育てる専用ネット「メダカ元気 育成ネット 丸型」の詳細を見てみる
メダカの卵を育てる専用ネット「スドー メダカの浮くネット 小」の詳細を見てみる
メダカの卵のみを飼育する方法
メダカの卵を専用ケースに移動させて、安全が確保できたら、次は水温を調整します。
卵が産まれてから孵化するまで、毎日の水温を足して250℃になったら孵化がはじまると言われています。
そいういった理由から、昔からメダカは「生まれてからの水温の合計が250℃」とされています。
25℃の水温の水を10日足していけば、孵化すると言われているので、そう考えると調整がやりやすいですよね。
でも、30℃を超えるような水温だと奇形の形になって生まれてしまう危険性が高まるので、夏場の管理は特に気をつけましょう。
また、日光を浴びせることも大切なので、室内の暗い場所で飼育をしていてなかなか生まれない場合には、日光を浴びせてあげましょう。
メダカの卵をほったらかしにしたらどうなる?無精卵は取り除こう!
メダカの卵を毎日観察していると、たまに白く濁ったような卵を見つけることがあります。
これは、無精卵か死んでしまった卵なのです。
そして放置しておくと水カビが発生し、他の健康な卵にも移ってしまう可能性があるので、見つけたら必ず除去をし、手入れをしてほしいと思います。
メダカの卵が全て無事に孵化することを願っている人の方がほとんどですよね。
健康な卵が孵化しやすい条件をまとめたので、今一度飼育状況を見直すきっかけになったら嬉しいです。
メダカの卵が育ちやすい環境とは?
最後に、メダカの健康な卵が育ちやすい環境作りのために、気をつけてほしいことをご紹介しますね。
初心者の方や、久しぶりにメダカの飼育をやったという方にとっては、育ちやすい環境をあらかじめ知ることで、気楽に飼育を楽しめると思います。
ぜひ今の飼育環境と照らし合わせて見てくださいね。
メダカの卵が育ちやすい環境
- 卵が育ちやすい季節に、屋外で育ててみる
- 親メダカの数は、少しにすると良い
- 良好な水質が保たれる大きめの容器で飼育をする
- 日当たりの良い場所で飼育をする
- 水草や浮き草を入れて、魚の隠れ家を作ってあげる
メダカのお腹に卵が付いたまま!産卵床に産みつけない理由は?
メダカを飼育していると、メダカがお腹に卵を付けたままの状態を見かけることがあります。
この状態は、「メダカが産卵床に卵を産みつけていない」という状態です。
メダカの卵が産卵床に産みつけられない理由は、以下のとおりです。
- 産卵床がない
- 産卵床がメダカにとって不快な場所である
- オスメダカがいない
- 水温が適温でない
もし、メダカの卵が産卵床に産みつけられない場合は、次の対策を試してみてください。
- 水槽に産卵床を用意する
- 産卵床の位置や形を工夫する
- オスメダカを一緒に飼う
- 水温を適温にする
産卵床には、水草や人工の産卵床などがあります。
メダカは、産卵床に卵を産みつける前に、産卵床に卵を産みつける準備をします。
具体的には、産卵床に卵を産みつける場所を探したり、産卵床の周りを泳いだりして産卵床を準備します。
そして、メダカが産卵床に卵を産みつけるタイミングは、水温が20℃以上になったときです。
メダカの卵は、オスメダカの精子によって受精します。
メダカの卵が受精するためには、オスメダカとメダカが一緒に泳いでいることが必要となりますよ。
メダカの卵はいつ受精する?のまとめ
メダカの卵を見つけたら、まずは健康に育ちやすい環境へ移してあげましょう。
隔離して飼育する方法がおすすめなのですよ。
別容器の準備がまだの方は、先ほどご紹介したホームページを参考に、ライフスタイルに合わせた飼育ケースを用意してほしいと思います。
これからも、メダカの繁殖の様子を毎日楽しみながら、観察していってくださいね。