あんこのイントネーションは地域によってどう違う?なぜ同じ言葉でも違いが出るの?

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私たちが普段なにげなく使っている日本語には、実は地域によってイントネーション(音の上がり下がり)に違いがあるんです。

たとえば「あんこ」という言葉も、関東と関西では発音の仕方が少し違います。

北海道では「さくらんぼ」の「ら」にアクセントがあったり、「コーヒー」は前半を強めに発音したりと、標準語とはちょっと違った言い方がされることもありますよ。

さらに、「バナナ」や「おはようございます」といった、よく使う言葉でも、関東と関西ではイントネーションが異なるんです。

こうした発音の違いは、その地域ならではの言葉のクセや方言が影響しているからなんですね。

地域ごとのイントネーションの違いを知っておくと、旅行先や引っ越し先での会話がよりスムーズになりますし、相手の話し方に親しみを持てるようにもなります。

日本語の奥深さや面白さを感じられるポイントでもあるので、ぜひ興味を持ってみてくださいね。

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あんことハンコのイントネーションは同じでいい?他にも同じものは?

あまり訛っているイメージのない北海道ですが、実は方言よりもイントネーションの違いが顕著に分かれることが分かっています。

また、北海道であんこというと、食べるあんこを指すのはもちろん、「若い人」という意味でも使われているのですよ。

どのようなイントネーションが、北海道出身以外の方と違うのか、具体的な言葉をいくつかご紹介しますね!

「あんこ」と「はんこ」のイントネーションについて

「あんこ」と「はんこ」のイントネーションは、実は違うって知ってましたか?

「あんこ」は、最初にアクセントが来るのが本当は正しい発音の仕方だそうですが、私はどちらも平坦で同じような発音になっていました。

英語の授業では発音の練習があるのに、国語の授業では同様の授業がないことも、大人になってみると不思議なものですよね。

私のように、「アクセントについて、あまり考えずに国語の授業を受けていたな。」と感じる方へ、同じ分類で発音するワードを集めてみましたので、是非参考にしてくださいね!

イントネーションが同じ単語をご紹介!

それでは、早速イントネーションが同じ日本語を3つの種類に分けて、ご紹介していきますね。

日本語をアクセント別でグループ分けすると、3つのアクセント部分になるからです。

日本語のアクセントをしっかりと学びたい方や、外国から来た友人に教えたい方は、ぜひご覧ください。

アクセント別!イントネーションが同じ単語①「大きな」と同じイントネーションの言葉

「大きな」は、1番最初にアクセントが来ます。

実際に声に出して読んでみると、納得しますよね!

標準語に最も用いられているアクセントとなっていますよ。

「あんこ」は、ここのイントネーションと同じ言葉に部類されます。

  • 奥さん
  • 音楽
  • 兄弟
  • 学校
  • 玄関
  • 赤ちゃん

アクセント別!イントネーションが同じ単語②「明後日」と同じイントネーションの言葉

「明後日」は、2拍目にイントネーションが強くなります。

実際に声に出して読んでみると、最初は平坦に読んでいるなということが、分かるはずです。

  • アパート
  • 一昨年
  • 火曜日
  • ジャム
  • メモ
  • 徒歩

アクセント別!イントネーションが同じ単語③「一日」と同じイントネーションの言葉

最後に紹介する言葉は、「一日」のように最後にアクセントが強くなる言葉です。

練習するときは、「~です。」と声に出すと、「~です。」の部分がやや低くなって終わるということが分かります。

このように、落ち着いた印象で文章が終わる言葉は、だいたい最後にアクセントが来ますよ。

  • 晴れ
  • (テーブルを)拭く
  • 医者
  • 画家
  • きゃしゃ
  • 愚痴
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さくらんぼのイントネーションは北海道では独特?標準語では?

北海道の出身の方が、「さくらんぼ」と発音するときは、「ら」にアクセントが付いている方が多いと思います。

でも、実は標準語のアクセントとは異なっているので、他の出身の方と喋って、初めて訛っていることに気づく人もいるのではないでしょうか?

では、標準語では、「さくらんぼ」をどのように発音するのか、お伝えしていきますね。

標準語での「さくらんぼ」の発音は?

標準語では、すべて平坦なトーンで「さくらんぼ」と話します。

もしくは、やや最初にアクセントを入れて喋る方のどちらかに分かれる傾向がありますよ。

友人や会社の同僚とさくらんぼ狩りに行った際には、イントネーションが異なりびっくりするかもしれないので、意識して耳を傾けてみても良いと思います!

標準語と北海道の方言とイントネーションが違う言葉3選!

標準語では、あまり言葉のアクセントがつかないものでも、北海道ではアクセントが強い言葉がいくつかあります。

今回は、3つご紹介をするので、是非北海道出身の方は、他の出身の方と会話を楽しむ時に、耳を傾けて聞いてみてくださいね。

標準語と北海道の方言とイントネーションが違う言葉①コーヒー

一般的には、どこにもアクセントがつかず平坦に発音をするか、やや後半が強くなるかと思います。

しかし、北海道では、前半部分を強く発音しています。

カフェで休憩をするときやコーヒーを注文するときに、「あれ?」と一瞬戸惑うことがあるかもしれませんね。

標準語と北海道の方言とイントネーションが違う言葉②幼稚園

標準語だとこちらも平坦な発音ですが、北海道では前半を強く発音をします。

また、保育園も同様の発音だそうですよ。

言われてみると、確かに北海道出身の保護者の方は、イントネーションがやや違いましたね。

社会人になってしまうと、なかなか使わない言葉なので、幼い子供を幼稚園などに預けている方は、違いに気づく機会があるかもしれませんね。

標準語と北海道の方言とイントネーションが違う言葉③雨

標準語だと、飴とは異なるイントネーションですが、北海道では、雨と飴はほぼ同じイントネーションだと言われています。

雨天ではないシチュエーションで「あめ」というワードが出たら、どちらの「あめ」なのか一瞬戸惑ってしまいそうですよね。

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まだある!イントネーションが分かれる意外な単語選!

特に関東と関西の地方によって、イントネーションが分かれる言葉は多いものです。

暮らしていて身近にある野菜やお店の名前にも、イントネーションが分かれるものは複数ありますよ。

それらの中から、今回は4つご紹介していきますね。

関東と関西でイントネーションが分かれる単語①ほうれん草

関東では「ほうれん草」の「ほう」をハッキリと発音するのに対し、関西では「れ」を一番強く発音する方が多いのです。

地方限定でやっているテレビのグルメ番組を見ていると、「あれ?なんだかイントネーションがおかしいような。」と感じることもあります。

関東と関西でイントネーションが分かれる単語②バナナ

関東では「バナナ」の「バ」にアクセントを付けるのに対して、関西の方では真ん中の「ナ」を強めに発音します。

なので、関西弁の「バナナ」のイントネーションは、英語の「バナナ」の発音と似ているかもしれませんね。

関東と関西でイントネーションが分かれる単語③四季(春・夏・秋・冬)

関東では

  • 「春」は「は」
  • 「夏」は「つ」
  • 「秋」は「あ」
  • 「冬」は「ゆ」
にアクセントを付けています。

一方関西だと関東とのアクセントの位置が真逆になって

  • 「春」は「る」
  • 「夏」は「な」
  • 「秋」は「き」
  • 「冬」は「ふ」
をしっかりと発音します。

アクセントの違いがそれぞれバラバラだと、学校の講義などでも常に違和感を覚えそうですよね。

関東と関西でイントネーションが分かれる単語④おはようございます

関東だと「おはよう」をしっかりめに発音し、「ございます」は少し抑え気味にするのが一般的ですよね。

でも、関西だと前半の「おはよう」は控えめで、「ございます」に強めのアクセントを使用します。

「おはよう」と「ございます」で分けて発音し、「ございます」は前半より若干早めで話すと、関西弁っぽく聞こえるのだとか。

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あんこのイントネーションのまとめ

日本語には地域によってイントネーションに違いがあり、

「あんこ」
「バナナ」
「おはようございます」

などの身近な言葉でも、関東と関西、さらには北海道などで発音が変わることがあります。

こうした違いは、その土地ならではの方言や文化が関係しているんですね。

イントネーションの違いを知っておくことで、地域ごとの会話をより自然に楽しめたり、相手への理解が深まったりと、日常のコミュニケーションにも役立ちます。

日本語の豊かさと面白さを感じながら、いろんな地域の言葉に触れてみてくださいね。