「百世不磨」の意味や読み方は?どんなときに使われる言葉なの?

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「百世不磨ってどう読むの?どういう意味?」と聞かれてすぐに答えることができますか?

子供から、言葉で聞かれると「え?なに?」となります。

何かの言い間違いでは、と何度か聞き直してしまいます。

何のことだかわからない方も多いですよね。

最近、人気のアニメで使われた言葉で「百世不磨」と書きます。

普段、あまり使うことのない熟語ですよね。

そしてこの「百世不磨」は、「ひゃくせいふま」と読みます。

アニメなどでも、最近難しい言葉を使うセリフなども多くなっています。

子供の年齢が高くなってくると大人でもうまく説明できない言葉が登場します。

何気なく一緒に見ていた時などに、子供に聞かれることもあります。

ここでは、わかりやすく答えてあげるための言葉の意味と、どんな場面で使われているのかについて、詳しく見ていきましょう。

「百世不磨」の正しい使い方は?類義語にはどんな言葉がある?

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では、実際に「百世不磨」という言葉はどういったときに使う言葉なのでしょうか。

意味を知った上で、正しく使うタイミングやよく似た意味である四字熟語にはどんなものがあるのか、お話させていただきます。

「百世不磨」の意味

「百世不磨」の言葉は、「「百世」と「不磨」に分けることができます。

それぞれの言葉の意味を見てみると
「百世」
百代に渡って長い時間、あとの世代が続いていくという意味。
とても長い月日、後世まで続いていくという意味。

「不磨」
すり減ってなくなる、ということがないこと。
なくならない。

という意味になります。

ですので「百世不磨」の意味としては

  • 消えることなく永遠に残っていくこと。
  • いつまでも消滅しないこと。
という意味の言葉ということになりますね。

「百世不磨」の類義語は?

「百世不磨」の類義語にか、次のようなものがあります。

  • 永遠不滅(えいえんふめつ)
  • 永久不変(えいきゅうふへん)
  • 永垂不朽(えいすいふきゅう)
  • 千古不磨(せんこふま)
  • 万古不易(ばんこふえき)

「百世不磨」を使うタイミングは?

それでは、どんなシーンで「百世不磨」を使うのでしょうか。

子供に聞かれた時に使える例文として

「ママは、〇〇(子供の名前)ちゃんのこと大好きなのは百世不磨だよ!」
「〇〇(子供の名前)ちゃんの書いた絵は、百世不磨だね!」

といったところですね。

子供との会話で使うには難しすぎる熟語です。

ですが、あえて使うならこういった場面でしょう。

子供が、学校などで使っているとびっくりします。

でもまあ、アニメとはいえこれをきっかけに熟語を覚えて使ってくれるとありがたいですね。


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「百世不磨」以外で百から始まることわざにはどんなものがある?

ことわざに興味が出てきたのをきっかけとして、子供にことわざ、四字熟語をいろいろ教えましょう。

そして覚えてもらいましょう。

ことわざなどは、意味を知って実際の会話に取り入れていきます。

そうしないと身に付きませんよね。

遊びの延長で、ことば遊びとしてお勉強になればいいですね。

「百」からはじまることわざと意味

①百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)
→嫌なことばかりあって、良いことが一つもないこと。

②百芸は一芸の精しきに如かず(ひゃくげいはいちげいのくわしきにしかず)
→どんなことでも出来る人よりも、一つのことがとても詳しい人のほうが役に立つということ。

③百歳の後(ひゃくさいののち)
→ひとが死んだあとのこと。
百歳を超えることが、なかなか珍しいということからきている。

④4百日の説法、屁一つ(ひゃくにちのせっぽう、へひとつ)
→長い間がんばってきたことが、すこしの失敗で無駄になってしまうことのたとえ。
百日の間、説法をしてきたお坊さんが一回の屁によって説法のありがたみがなくなってしまうという意味。

⑤百日の労、一日の楽(ひゃくにちのろう、いちにちのらく)
→毎日、毎日働いてばかりではなくて、たまには休むのもいいということ。

⑥百の承知、二百も合点(ひゃくもしょうち、にひゃくもがてん)
→言われなくても、よくわかっているから大丈夫です、ということ。

⑦百年論定まる(ひゃくねんろんさだまる)
→物の価値や、人の功績などは長い年月が経ったあとからわかるということ。

⑧百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
→何回も人の話を聞くよりも、一度でも自分で見たほうが確実であるということ。

⑨百里を行くものは九十九里を半ばとす(ひゃくりをいくものはくじゅうくりをなかばとす)
→どんなことでも、終わりが近くなってくると難しくなり失敗することがある。
なので、九割くらい済んだくらいで半分だと思って最後までがんばる。

⑩百歳の童、七歳の翁(ひゃくさいのわらじ、ななさいのおきな)
→子供でも、すばらしい知識をもっている子もいれば、お年寄りでもよくわかっていない人もいるということ。

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「百世不磨」の意味のまとめ

「百世不磨」の意味から、いろいろなことわざについてお話をさせていただきました。

最近は、メールやSNSなどのやり取りが多くなりました。

ことわざなどを使うことって少なくなってきましたね。

子供でも、ゲームやテレビを見ている時間が本を読む時間より、自分の子供の時に比べて多いようです。

ゲームやアニメを悪いものとするだけではなく、そこからうまく勉強につなげていけるといいですよね。

そのための親の力量が大切です。

自分の勉強にもなると考えて一緒に調べたり、覚えていけたらいいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。