米を研ぐと洗うどっちが正しい?実はやり方に違いがある!?

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あなたはお米は「研ぐ(とぐ)」と言いますか?それとも「洗う」と言いますか?

私は、何の疑いもなく「お米を研ぐ」と言っていましたが、実は、この二つの言葉にはちょっとした違いがあるんです。

まず「お米を研ぐ」というのは、お米をこすり合わせてガシガシと洗うこと。

そして「お米を洗う」のは、力を入れずにさっと洗うことなんです。

まさに、私が小さい頃に見かけたおばあちゃんは、「お米を研いで」ご飯を炊いていました。

少なめの水を使って、ぎゅっぎゅっと力を入れてお米をこすり合わせていました。

そもそも、お米を洗う理由は「お米の表面に残ったぬかを洗い流すため」です。

ぬかを洗い流すと、ぬかの臭いがとれてツヤツヤのご飯が炊きあがります。

今は、精米技術が進歩したので、お米の表面に残るぬかの量はだいぶ少なくなっているそうです。

なので、今は私のおばあちゃんがやっていたように力を入れて「お米を研ぐ」必要はありません。

逆に、摩擦でお米の表面に傷がついたり壊れてしまうので、優しく洗うのが現代の新常識になっているんです。

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米を研ぐときは水が透明になるまで洗わないといけないの?

私が大学生の頃、一人暮らしを始めた友だちが「ご飯炊くの、めっちゃ疲れる!」と嘆いていました。

「ん?なんで?お米洗ってスイッチするだけやん」そう思って話を聞くと、「何回洗っても水が透明にならへんねん。いつまでも白いねん」

…そりゃ疲れるわー!

お米は、適当な回数だけ洗ったらそれでもういいねんで、と教えてあげるとびっくりしていました。

「お米の研ぎ方がよくわからずに、洗剤で洗ってしまった」という有名な(?)笑い話もありますよね。

お米は、日本人にとってなくてはならない主食ですが、家事に一度も触れたことがない人は基本を知りません。

きっと、お米の袋に静電気でお米が張り付いて、米びつに入れるときに「わわわ」となることも知らないのだと思います。笑

でもやったころないことは、知らないのは仕方ありませんよね。

今の新常識!お米の正しい洗い方

では、ここで、お米の正しい洗い方を見ていきたいと思います。

まずは、お米に水を入れて軽くかき混ぜて、すぐに水を捨てましょう。

その後、また水を入れてさっとかき混ぜながら、2~3回水を替えて終了です。

つまり、「3~4回さらりと洗い流すだけ」、たったこれだけなんですね!

コツとしては、お米の表面にぬかがついた状態で長く水につけてしまうと、お米がぬか臭くなってしまうので、作業を手早く行うこと。

かき混ぜるのも、8回ほどクルクルかき混ぜる程度です。

この手順でお米を洗うと、最終的な研ぎ汁の色は透明ではなく、うっすらと濁りがあるものになっているはずです。

我が家は、お米を洗うのがめんどくさいので(笑)最近よく無洗米を使うのですが、こんな方法で良いなら全然めんどくさくないじゃないですか。

「普通のお米に戻そうかな」と思えてくるほどの簡単さですよね。

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米のとぎ汁の上手な流し方!お米がこぼれないにはどうしたらいい?

さて、お米を洗うのがいかに簡単かをお伝えしましたが、一つの落とし穴として「とぎ汁を捨てる」ということがあります。

私は、炊飯器のお釜を使ってお米を洗い、手をそっと添えてとぎ汁を捨てています。

この方法なので、もちろんお米は何粒か流れていってしまいますし、最後までとぎ汁を捨てきることはできません。

でも、これが一番簡単で、大多数の人が行っている方法だと思います。

お米がこぼれない方法としては、料理番組でやっているのに、ボウルとザルを使う方法ではないでしょうか。

これなら、ザルを持ち上げるだけで水を最後まで切れますし、お米もこぼれません。

ただこの方法だと、洗い物が増えてしまうんですよね。

そして、ザルから炊飯器のお釜にお米を移すときに、ザルの目にお米がくっついて、最後の一粒まで入れるのが面倒です。

お米が流れていってほしくないけど、手間はかけたくないという方には、(私のように)無洗米が良いのかもしれませんね^^;

お米のとぎ汁の使用方法

ちなみに、お米のとぎ汁にはいろいろな使い道があることは知ってますか?。

★お米のつぎ汁で化粧水
よく、米ぬかが配合されている化粧水ってありますよね。

お米のとぎ汁はまさに「米ぬか配合」です。

とぎ汁をそのまま顔にパタパタとするだけ。

ビタミン、ミネラルなどの美容成分が含まれていますし、適度な油分もあるので保湿効果も期待できますよ!

★お米のとぎ汁パック
まずはとぎ汁を、深めのお皿に入れます。

冷蔵庫で一晩置くと、上澄みと沈殿物に分かれていると思います。

このとろりとした沈殿物がフェイスパックの代わりになるんだそうです!

★お米のとぎ汁ワックス
とぎ汁を、スプレーボトルに入れて床掃除のときにシュッシュとして使いましょう。

油分が含まれているので、ワックス効果があり、つや出しやコーティング効果があるそうです。

まさに「おばあちゃんの知恵袋」というやつですね。

★お米のとぎ汁を使った下ゆで
たけのこや大根を茹でるときに、お米のとぎ汁を使います。

とぎ汁に含まれているカルシウムが、苦みやえぐみをとってくれますよ。

そういえば、私のおばあちゃんはお米のとぎ汁を台所の横に置かれたバケツに貯めていたなぁと思い出しました。

「もったいない」の精神で、いろいろなことに利用していたのかもしれませんね。

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米を研ぐと洗うどっちが正しいの?のまとめ

米を研ぐと洗うどっちが正しいの?ということについて見てきましたが、どうだったでしょうか?

簡単にポイントをまとめておきますね!

★米を研ぐと洗うのポイント
  • 「研ぐ」というのは、お米をこすり合わせてガシガシと洗うこと。
  • 「洗う」のは、力を入れずにさっと洗うこと。
  • 現在の精米技術は進歩しているので、研ぐ必要はありません。逆に“研ぐ”とお米が傷んでしまいます。
  • お米は、3~4回洗い流すだけでOKです。
  • 洗いかたは、8回ほどクルクルとかき混ぜる程度で手早く行ってください。
  • 最終的なとぎ汁は透明にはならず、うっすらとした濁りのあるものになります。
  • とぎ汁を捨てるときにお米を流してしまいたくない場合は、ザルとボウルを使って洗いましょう。
  • とぎ汁にはいろいろな利用方法があります。そのまま捨てずに効果的に使ってみるのも良いでしょう。

さっそく、今日のご飯から「お米を洗う」を実践してみてくださいね☆