カブトムシにスイカをあげてもいい?知っておきたい3つの注意点

「スイカが余ったから、カブトムシにもあげてみようかな?」そんなふうに思ったこと、ありませんか?

子どもが「カブトムシにもスイカ食べさせてあげたい!」と目を輝かせる場面、想像するだけでかわいいですよね。

でも、本当にあげて大丈夫なのか判断できなくて、ためらってしまう気持ち、すごくよくわかります。

この記事では、カブトムシにスイカをあげてもいいのか、あげるときの正しいやり方と注意点を、初めて飼育するかたにもわかりやすくお伝えします。

読み終わるころには「これなら安心してあげられる!」と思えるはずですよ。

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カブトムシにスイカは少量ならあげてもOK!ただし注意点があります

カブトムシにスイカを与えること自体は、少量であれば問題ありません。

カブトムシは自然の中でも、木の樹液や熟した果実を食べて生活しています。

スイカが絶対NGというわけではなく、食べ物として受け付けないわけでもありません。

ただ、「少量なら大丈夫」とはいえ、スイカにはカブトムシにとって注意が必要なポイントがいくつかあります。

何も知らないままあげ続けてしまうと、カブトムシの体調に影響したり、ケースの中がひどく汚れてしまったりすることも。

せっかく大切に育てているカブトムシのために、正しい知識を持っておきましょう。

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スイカがカブトムシにあまり向いていない3つの理由

カブトムシにとってスイカがNGというわけではありませんが、「あまり向いていない」と言われる理由がしっかりあります。

ひとつひとつ見ていきましょう。

①スイカは水分が多すぎる

スイカの成分のおよそ90%は水分です。

カブトムシも生きていくうえで水分は必要ですが、スイカを多く食べるとお腹がゆるくなって下痢のような状態になりやすく、体力の消耗につながることがあります。

人間でも、スイカの食べすぎでお腹がゆるくなることがありますよね。

カブトムシも同じように、水分を一度にたくさん摂ると消化に負担がかかってしまうんです。

元気に長生きしてほしいからこそ、与えすぎには注意が必要です。

②腐りやすくてケースが汚れやすい

スイカは糖分と水分が多いため、常温に置いておくとあっという間に傷んでしまいます。

夏の暑い時期はとくに傷みが早く、ケースの中に置きっぱなしにしているとカビや雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

さらに、スイカの汁がマット(土)に染み込んでしまうと、マットの一部が使えなくなってしまうことも。(スイカの汁の染みって、なかなかとれないんですよね…。)

衛生的な環境を保つためにも、与えたあとの管理が大切になってきます。

③栄養バランスがカブトムシ用ゼリーに劣る

市販のカブトムシ用ゼリーは、カブトムシの体に必要な栄養素がバランスよく配合されています。

一方でスイカは、水分と糖分が中心で、カブトムシに必要なタンパク質やミネラルが十分に含まれていません。

スイカをメインの食事にしてしまうと栄養が偏り、体が弱ってしまう可能性があります。

スイカはあくまでも「おやつ感覚」として、たまに与える程度にしておくのがポイントです。

我が家でも去年の夏、子どもがどうしても「カブトムシにもスイカ食べさせてあげたい!」と言い張ったので、小さなひとかけらだけ試しにあげてみたことがあります。

カブトムシは喜んでかじっていたのですが、翌朝ケースを開けてみると、マットの一部がぐっしょりと湿っていて…。

慌てて汚れた部分を取り除いた経験があります。

それ以来、スイカは”夏の特別なごほうび”として、ほんの少量だけ・短時間で取り出すルールにしています。

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スイカをあげるときに守りたい3つのポイント

「でも、どうしてもあげてみたい!」という気持ち、全然おかしくないですよ。

子どもと一緒に楽しんで飼育するのも、カブトムシとの大切な時間ですから。

スイカをあげること自体はOKなので、以下の3つのポイントを守りながら与えてあげましょう。

①量は2〜3cm角のひとかけら程度にする

スイカを与えるときは、2〜3cm角のひとかけら程度を目安にしましょう。

たくさんあげたくなる気持ちはわかりますが、水分過多を防ぐためにも少量で十分です。

  • あげる量は2〜3cm角程度のひとかけらにとどめる
  • カブトムシが食べ終わったら、またはあげてから1〜2時間後には取り出す
  • 頻度は週に1〜2回程度を目安にする

「もっと食べたそうにしてるから追加してあげたい…」と思っても、ぐっとがまんが大切です。(親心ならぬ”飼育主心”ですね。)

②赤い果肉より、皮に近い白っぽい部分を選ぶ

スイカの中で、赤い果肉の部分はとくに水分と糖分が多い部分です。

カブトムシに与えるなら、皮に近い白〜薄緑の内側の部分のほうが水分が少なめで、体への負担が比較的少なくすみます。

「一番おいしいところをあげたい!」という気持ちはよくわかりますが、カブトムシには白い部分のほうが実は優しいんです。

赤い部分は人間がおいしく食べてあげましょう。

③こまめに取り出して衛生管理をしっかり行う

スイカは傷みやすいので、あげてから1〜2時間後を目安に必ず取り出すようにしましょう。

夏場は気温が高くなりがちで、短時間でも傷みが進んでしまいます。

食べ残していてもったいなく感じるかもしれませんが、傷んだスイカをケース内に放置すると、カビや不衛生な状態の原因になります。

カブトムシの健康を守るためにも、この管理だけはしっかり行うことが大切です。

スイカ以外のフルーツをあげるときも注意が必要!

カブトムシへのエサとして、スイカ以外のフルーツをあげようと考えているかたも多いと思います。

フルーツ全般に言えることですが、水分や酸味が強いものはカブトムシへの負担になりやすいので注意が必要です。

注意が必要なフルーツ

  • もも(桃):水分が多く傷みやすいため、与えるなら少量かつ短時間で取り出す
  • みかん・グレープフルーツなどの柑橘系:酸味が強く、消化に負担がかかることがある
  • ぶどう:糖分が多く皮が剥きにくいうえ、汁でケースが汚れやすい

カブトムシが好むフルーツとしておすすめなのはバナナ

フルーツの中で比較的与えやすいのはバナナです。

糖分と栄養のバランスがよく、スイカに比べて水分が少なく傷みにくいのが特徴です。

カブトムシの食いつきもよいと言われており、初心者のかたにも与えやすいフルーツです。

熟して少し黒ずんできたバナナのほうが甘みが強く、カブトムシが好む傾向があるとも言われています。

スイカ同様、与えるときは少量・短時間を意識しましょう。

バナナをあげたとき、うちのカブトムシは本当によく食べていました。

スイカよりも食いつきがよかったくらいで、子どもも「バナナが好きなんだね!」と大喜び。

熟して甘くなったバナナのほうが反応がよかった気がします。

傷みにくくケースも汚れにくいので、正直スイカよりバナナのほうが管理がラクでした。

カブトムシのメインのエサはゼリーがいちばんおすすめ!

正直にお伝えすると、カブトムシのメインのエサは市販のカブトムシ用ゼリーがいちばん安心でおすすめです。

理由は大きく3つあります。

  • カブトムシに必要な栄養素がバランスよく配合されている
  • スイカやバナナと比べて腐りにくく、ケースを清潔に保ちやすい
  • ホームセンターや100円ショップでも手軽に購入でき、与えるのが簡単

初めてカブトムシを飼うかたにとっては、エサの管理がシンプルなのもうれしいポイントです。

「毎日のエサはゼリー、たまのおやつにスイカやバナナを少量」というスタイルにすると、カブトムシも元気に過ごしてくれやすくなります。

まとめ:カブトムシへのスイカは「少量」「短時間」「たまに」が合言葉!

この記事でお伝えしたことを整理します。

  • カブトムシにスイカは少量なら与えてもOK
  • 水分が多いので与えすぎは禁物。2〜3cm角のひとかけら程度にする
  • 赤い果肉より、皮に近い白っぽい部分のほうがカブトムシへの負担が少ない
  • あげてから1〜2時間後には取り出して、ケースを清潔に保つ
  • 基本のエサはカブトムシ用ゼリーがベスト。スイカはたまのごほうびに

「スイカをあげたい!」と思えるのは、カブトムシのことを大切に思っているからですよね。

その気持ち、とても素敵だと思います。

少しだけ気をつけながら与えてあげれば、カブトムシもきっと喜んでくれるはずですよ。

カブトムシと過ごす夏の時間は、子どもにとってもかけがえない思い出になります。(大人になっても「あの夏のカブトムシ」ってふと思い出したりするものですよね。)

ルールを守りながら、今年の夏も楽しいカブトムシライフを過ごせたらいいですよね。