秋の虫の代表といえば、やっぱり鈴虫。
キレイな音色で有名な虫ですよね。
小学生くらいになると、自宅で飼っている子も多いのではないでしょうか?
私も小学生くらいの頃、弟が鈴虫を飼育していて、夜になると「リーンリーン」と鳴いていたのを思い出します。
そんな鈴虫を飼育するときの水分補給ですが、エサの野菜だけでも大丈夫なんでしょうか?
まず、鈴虫を買う時に必要なのは、
- 飼育ケース
- マット
- 水入れ
- エサ
- 隠れ家
飼育ケースは、市販の昆虫用の飼育ケースで大丈夫です。
マットは鈴虫用のマットが販売されていますので、それを利用すると簡単です。
100円ショップでも売られているのが驚きです。
水飲み場については、こまめに霧吹きで加水していれば設置しなくても大丈夫です。
でも、マットをずっと湿った状態にしていると、マットがカビてしまう場合があります
なのでそれを防ぐためには、水飲み場を設置してあげるのが効果的なんです!
鈴虫は本当によく水を飲むのです。
小さめなタッパーなどの浅い入れ物を、マットに半分くらい埋めてあげましょう。
これで水飲み場は設置完了です。
水飲み場で水を飲んでいる姿は、なんとも愛らしいものですよ。
鈴虫の水飲み場を作る際の方法は?適量と注意点も解説!
まず、「鈴虫のエサは?」と聞かれて、何を思い浮かべますか?
「なすび」や「きゅうり」などの、野菜を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
でもこの野菜って、鈴虫にとっては「餌」というよりも「水分補給元」なんです。
実は野生の鈴虫って「雑食」なんです。
葉っぱなどの植物だけではなく、昆虫の死がいなども食べているんです。
そういう風にして、貴重なタンパク質を補給しているのですね。
そして、鈴虫を飼育するとき、タンパク質が不足してしまうと、大変なことになってしまうんです!
そんな鈴虫ですが、実はとってもよく水を飲む昆虫なんです。
なので、なすびやキュウリなどの野菜からも水分補給をしていますが、水飲み場があれば、口を付けてゴクゴクと本当によく水を飲んでいます。
それに、水飲み場があれば、飼育用の水槽内の湿度調節にも役立つので、「水飲み場」は鈴虫の飼育には必須アイテムですね。
鈴虫ってどんな虫?
そもそも鈴虫について、どんな虫かご存じですか?
鈴虫は、「コオロギ科スズムシ亜科」の一種です。
リーンリーンと、鈴のようなキレイな声で鳴くことから、鈴虫という名がついています。
体長は17~25mmほどで、日本全国に分布しているので、なじみのある虫ですね。
基本的に夜行性なので、日が沈んでから動き出します。
キレイな鳴き声でなくのも、暗くなり始めてからですね。
この鳴き声は、オスがメスを引き付けるためのものなので、オスしか鳴きません。
ちなみに、口からこの鳴き声を発しているわけではなく、
ハネとハネをこすりあわせることで、この素敵な鳴き声を発しています。
昔は野生の鈴虫を沢山みる事ができましたが、最近では人工飼育で販売されているものを見ることの方が多くなりました。
人口で飼育することが比較的に簡単なので、子供でも自宅で飼うことができます。
お家でリーンリーンと、季節を感じる鳴き声が聞こえるのも素敵ですよね。
鈴虫の飼育に便利なアイテム水苔!使い方とその役割とは?
乾燥防止や、水飲み場で鈴虫がおぼれたりするのを防ぐために、「ミズゴケ」をいれてあげるのもオススメです。
この水苔(みずごけ)は、その名の通り「保水力」にとても優れています。
水苔をいれておけば、水やりを忘れたりしても長期間の生存が期待できますよ。
この水苔を設置する際、一つだけ気を付けなくてはいけないことがあります。
それは「コバエの大量発生」です!
もともとの苔にコバエが産卵をしていて、その卵が鈴虫の飼育ケースで孵化してしまうという怖い話です。
コバエが発生すると、中々駆除するのが大変です。
このコバエを防ぐ方法は、とても簡単です!
乾燥している苔を戻す時に、水ではなく熱湯を使う事!
熱湯を使用すれば、コバエの卵も孵化することなく安心です。
水苔を飼育ケースにいれる時は、この「熱湯」を忘れないようにしましょう!!
鈴虫の水分補給まとめ
鈴虫の水分補給について見てきました。
思っているよりも、ずっと簡単に飼育できてしまう鈴虫。
私も実際に飼育してみて、その手軽さにびっくりしました!
しかも、カブトムシやクワガタムシに比べて、ペットショップなどでも安価で手に入れる事ができます。
なので、虫好きな子供がいるお家にはとってもオススメです。
「リーンリーン」と季節を感じるキレイな音色が自宅で聞けるのは、とても贅沢な気もしちゃいます。
是非一度鈴虫の飼育にチャレンジしてみてくださいね。