
鈴虫とコオロギの違いは?まず結論

「これ、鈴虫だと思って飼ってたら、実はコオロギだった…?」
ある夏のこと、息子が学校から持ち帰ってきた虫かごを見ながら、我が家でそんな会話になったことがありました。
黒っぽい体に長い触角。
ケースの中にいる姿を見る限りでは「鈴虫かな?」と思っていたのですが、どうも鳴き声がイメージと違います。
気になって調べてみると、鈴虫とコオロギは似ている部分がとても多い一方で、よく見ると体つきや鳴き声などに違いがあることがわかりました。
さらにキリギリスまで加わると、「結局どこを見ればわかるの?」となってしまいますよね。
そこでこの記事では、鈴虫とコオロギの違いを、見た目・鳴き声・生息場所・飼育方法などからわかりやすく比較します。
子どもと捕まえた虫の名前を調べたいときや、自由研究で観察するときにも役立ててくださいね。
鈴虫とコオロギを見分ける3つのポイント
鈴虫とコオロギはどちらも長い触角を持ち、オスが翅を使って音を出す「鳴く虫」です。
そのため、虫に詳しくないと一目見ただけでは迷うことがあります。
でも、いくつかのポイントをまとめて見ると違いがわかりやすくなります。
1つ目は体つきです。
鈴虫は全体的にすっきりとした印象で、成虫のオスは翅が幅広く見えます。
一方、代表的なコオロギであるエンマコオロギは頭が比較的大きく、がっしりした体つきをしています。
2つ目は顔や頭の模様です。
コオロギにはたくさんの種類がいるので一概には言えませんが、エンマコオロギなら頭部に黄色っぽい模様が見られ、種類を判断する手がかりになります。
エンマコオロギは体長20~25mmほどで、黒っぽい体と頭部の模様が見分けるポイントとして紹介されています。
3つ目は鳴き声です。
鈴虫なら、よく知られている澄んだ「リーン、リーン」という音。
エンマコオロギなら「コロコロリー」と聞こえるような鳴き声が特徴です。
見た目だけで判断しにくいときは、鳴き声まで確認するとぐっと見分けやすくなります。
鈴虫とコオロギの違い早見表
| 比較するポイント | 鈴虫 | コオロギ(主にエンマコオロギ) |
|---|---|---|
| 見た目 | 黒っぽく、すっきりした印象 | 黒~茶褐色で、がっしりした印象 |
| 頭 | 比較的小さく見える | 大きめで存在感がある |
| 触角 | とても長い | 同じく長い |
| 鳴き声 | 「リーン、リーン」 | 「コロコロリー」など |
| 鳴く個体 | 主に成虫のオス | 成虫のオス |
| 活動 | 夜に鳴き声を聞きやすい | 夜に鳴く種類が多い |
| 飼育時の印象 | 鳴き声を楽しみやすい | 活発で種類による違いも大きい |
ただし、「コオロギ」は一種類の昆虫の名前ではありません。
エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、オカメコオロギなどさまざまな種類がいるため、コオロギの種類によって大きさや鳴き声は変わります。
「鈴虫とコオロギの違い」を考えるときには、身近で比較的大きなエンマコオロギをイメージするとわかりやすいでしょう。
鈴虫とコオロギの見た目の違い

捕まえた虫が鳴いてくれない場合、見た目から判断することになります。
そんなときは「色だけ」ではなく、体型や頭、翅などを合わせて観察するのがポイントです。
体の色・大きさ・体型の違い
鈴虫は黒っぽい体をしていて、全体的にすっきりとした印象があります。
一方で、エンマコオロギも黒っぽいため、「黒いから鈴虫!」とは判断できません。
エンマコオロギの場合は体が比較的がっしりしていて、頭部が大きく見えるのが特徴です。
実際に並べて比べると違いがわかりやすいのですが、一匹だけを見て判断すると意外と難しいんですよね。
そのため、色だけではなく、「頭は大きい?」「翅の形は?」「鳴き声は?」と、いくつかの特徴を組み合わせて確認してみてください。
羽・触角・後ろ足の違い
鈴虫もコオロギも触角が非常に長く、ここはむしろ共通点です。
「触角が長いから鈴虫」という見分け方はできません。
注目したいのは翅です。
特に鳴く成虫のオスは、音を出すための翅を持っています。
また、どちらも後ろ足が発達しているので跳ぶことができます。
虫かごを開けた瞬間に動き出すこともあるため、観察するときは逃げられないよう注意してくださいね。
写真で見分けるときのポイント
写真しかない場合は、次の順番で確認するとわかりやすいです。
まず全体の体型を見ます。
次に頭の大きさや模様を確認します。
最後に翅やお腹の先まで見てみましょう。
エンマコオロギなら、大きめの丸い頭と黄色っぽい模様が判断材料になります。
逆に写真が暗かったり、虫の背中しか写っていなかったりすると、種類を断定するのが難しいこともあります。
そんなときは「色だけで決めつけない」ことが大切です。
オスとメスの見分け方
鈴虫やコオロギを観察していて、「同じ虫なのに、こっちは全然鳴かない」ということがあります。
その理由の一つが性別です。
私たちが秋に聞くコオロギの鳴き声は、基本的に成虫のオスが出しています。
メスを見分けるときの大きな手がかりになるのがお腹の先です。
メスには卵を産むための細長い「産卵管」が見られます。
「飼っているのに鳴かない!」というときは、種類だけではなくオスかメスかも確認してみるといいですね。
鈴虫とコオロギは同じ仲間?分類と共通点

ここまで違いを紹介してきましたが、そもそも鈴虫とコオロギはなぜこんなに似ているのでしょうか。
それは、分類上も比較的近い「鳴く虫」だからです。
鈴虫はコオロギの仲間なの?
鈴虫もコオロギ類もバッタ目に含まれる昆虫です。
見た目だけではなく、長い触角を持つこと、後ろ足が発達していること、オスが翅を使って音を出すことなど、共通した特徴がいくつもあります。
つまり「まったく関係のない虫がたまたま似ている」というわけではありません。
似ていて見分けにくいのも当然なんですね。
鈴虫とコオロギの共通点
鈴虫とコオロギには、こんな共通点があります。
- 触角が長い
- 後ろ足が発達している
- オスが鳴く
- 翅を使って音を出す
- 秋ごろに鳴き声を耳にしやすい
- 草地や地面近くで暮らす種類がいる
違いを探すことばかりに目が向きますが、共通点を知ると、「だから見た目が似ているんだ!」と理解しやすくなります。
子どもとの観察でも「違うところ探し」と「同じところ探し」の両方をすると楽しいですよ。
「コオロギ」にはいろいろな種類がいる
ここはとても大事なポイントです。
普段まとめて「コオロギ」と呼んでいますが、日本には複数のコオロギの仲間がいます。
- エンマコオロギ
- オカメコオロギ
- ツヅレサセコオロギ
などがいます。
それぞれ大きさも見た目も鳴き声も違います。
たとえばエンマコオロギは「コロコロリー」と特徴的に鳴く一方、別の種類ではまったく違う音に聞こえます。
そのため、「コオロギの鳴き声は絶対にこれ!」とは言い切れません。
捕まえた虫を正確に調べたい場合は、「コオロギかどうか」だけでなく「何コオロギなのか」まで調べてみると、観察がもっと面白くなります。
鈴虫とコオロギの鳴き声の違い

見た目以上にわかりやすいのが鳴き声です。
我が家でも、最初に「何か違うぞ?」と思ったきっかけは鳴き方でした。
鈴虫の鳴き声
鈴虫といえば、「リーン、リーン」という澄んだ鳴き声をイメージする方が多いですよね。
静かな夜に聞くと、本当に小さな鈴が鳴っているように聞こえます。
姿を見なくても、「あ、鈴虫がいる」と気づけるほど特徴的な音です。
コオロギの鳴き声
コオロギは種類によって鳴き声が違います。
代表的なエンマコオロギなら「コロコロリー」と聞こえるような特徴的な声を出します。
ほかにも、もっと短い音を繰り返すものや、細かく連続して聞こえる種類もいます。
「鈴虫ではない鳴き声=全部同じコオロギ」ではないところも、鳴く虫の面白さですね。
鳴く時間帯と季節の違い
鈴虫や多くのコオロギは、夏の終わりから秋にかけて鳴き声を聞く機会が増えます。
特にコオロギの仲間は夕方から夜に声が目立つ種類が多く、昼間には姿が見えなくても、暗くなってから存在に気づくことがあります。
ただし、種類・地域・気温などによって活動時期や鳴き始める時期は変わります。
「9月になったら必ず鳴く」というように、カレンダー通りに決まっているわけではありません。
鳴いているのはオスだけ?
鈴虫やコオロギで、私たちが「虫の鳴き声」として楽しんでいる音を出しているのは基本的に成虫のオスです。
メスを呼ぶためなど、繁殖に関係する意味を持っています。
ですから、鈴虫を飼ったのにまったく鳴かないからといって、「飼い方を間違えた?」とは限りません。
メスだったり、まだ成虫になっていなかったりする可能性も考えてみましょう。
どうやって音を出しているの?
鈴虫やコオロギは、人間のように口から声を出して鳴いているわけではありません。
オスが翅をこすり合わせることで音を作っています。
小さな体からあれだけはっきりした音が出ると思うと、不思議ですよね。
子どもと観察するときには、「口を開けて鳴いているのかな?」「どこが動いている?」とじっくり見てみるのもおすすめです。
求愛などで鳴き方を使い分ける
虫の鳴き声は、ただ同じ音を繰り返しているだけではありません。
相手を呼ぶときなど、状況によって音のパターンが変化することがあります。
ずっと聞いていると、「さっきと鳴き方が違う?」と気づくこともあるかもしれません。
鳴き声を録音して聞き比べてみると、自由研究のテーマにもできますよ。
鈴虫とコオロギがいる場所と活動時期の違い

野外で捕まえたい場合には、見た目だけでなく「どこにいたか」も種類を考えるヒントになります。
自然ではどこにいる?
鈴虫やコオロギの仲間は、草むらや地面近くなどで見つかることがあります。
ただし、同じコオロギでも種類によって好む場所は違います。
たとえばエンマコオロギは、畑の周辺や草むらなどで見られる身近な種類です。
鳴き声が聞こえても姿がなかなか見つからないのは、草の根元や物陰に隠れていることが多いからです。
よく見られる季節
鈴虫や多くのコオロギは、夏から秋に成虫の姿を見たり鳴き声を聞いたりする機会が増えます。
「秋の鳴く虫」として親しまれているのもそのためです。
ただしコオロギは種類によって成虫になる時期が違い、秋遅くまで鳴くものもいます。
季節ごとに同じ場所を観察すると、「8月にはこの声がして、10月には別の虫が鳴いている」という変化にも気づけます。
昼と夜ではいつ活動する?
鈴虫やコオロギの鳴き声は、夕方から夜に楽しみやすいものです。
日中は物陰に隠れていて、暗くなると活動が目立つ種類もいます。
飼育ケースでも、昼間はじっとしていたのに夜になった途端に鳴き始めることがあります。
子どもと観察するときには、朝・昼・夜で様子を比べるだけでも立派な観察記録になりますよ。
鈴虫とコオロギのエサと飼育方法の違い

捕まえたあとは、「何を食べさせればいいの?」という疑問が出てきますよね。
飼育するときは、種類に合った環境を作ることが大切です。
食べるものの違い
鈴虫もコオロギの仲間も、植物質だけではなく動物質のものも口にする雑食性の昆虫です。
飼育では市販の専用フードを使うと管理しやすく、補助的に野菜などを与える方法もあります。
我が家でもそうなのですが、子どもはつい、「いっぱい食べてほしい!」とエサをたくさん入れたくなります。
でも、食べ残した野菜を長く放置すると傷んだり、ケースが不衛生になったりします。
エサは少量ずつ与えて、古くなったものはこまめに取り除きましょう。
適した湿度や飼育場所
鈴虫を飼う場合は、ケースを直射日光が当たる場所に置かないようにします。
ケース内が高温になると昆虫にとって大きな負担になるからです。
乾燥させすぎないことも大切ですが、だからといってケース全体をびしょびしょにする必要はありません。
蒸れやカビにも注意しながら、適度な水分を保ちます。
コオロギも種類に応じた管理が必要です。
「似た虫だから全部同じ飼い方で大丈夫」と決めつけず、捕まえた種類がわかったら、その種類に合わせて飼育方法を確認しましょう。
脱走しやすさの違い
コオロギの仲間はよく動き、後ろ足を使って跳びます。
フタを開けたままエサを交換していると、ピョン!と飛び出してしまうことがあります。
一度部屋の中に逃げると、家具の隙間に入り込んで見つからなくなることも。
通気性を確保しつつ、簡単に開かないフタのあるケースを使うと安心です。
一緒の飼い方をしないほうがいい理由
鈴虫とコオロギは似ていますが、「似ているから同じケースに全部入れてしまおう」とは考えないほうが安心です。
種類や大きさ、個体数によっては、エサの取り合いや個体同士のトラブルが起こることがあります。
特に自由研究で違いを観察したいなら、別々のケースに入れたほうが、食べ方、動き方、鳴く時間、フンの様子なども比べやすくなります。
鈴虫とコオロギの寿命・繁殖の違い

鈴虫もコオロギも、一匹の成虫を何年も飼い続ける昆虫ではありません。
だからこそ、短い期間の中で変化を観察できる面白さがあります。
寿命と成虫でいられる期間
鈴虫は夏から秋に成虫となり、秋が深まるころまで鳴き声を楽しめます。
コオロギも種類によって成虫になる季節が違うため、一括りにはできません。
同じ庭でも時期によって聞こえてくる鳴き声が変わるのは、種類ごとに活動時期が少しずつ違うからなんですね。
産卵と孵化の違い
鈴虫のメスは産卵管を使って土の中などに卵を産みます。
飼育しているオスとメスが繁殖すると、翌シーズンに小さな幼虫が現れることがあります。
「去年飼っていた鈴虫の子どもが出てきた!」となれば、子どもにとってはかなり印象に残る体験になるはずです。
コオロギの仲間も種類ごとに産卵し、卵から幼虫、成虫へと成長していきます。
冬はどうしている?
秋になるとあれほど聞こえていた虫の声が、冬にはほとんど聞こえなくなります。
では虫たちは全部いなくなってしまったのでしょうか?
もちろん、そうではありません。
冬の越し方は種類によって異なり、卵などの状態で次の季節を待つものがいます。
「姿が見えない冬にも命がつながっている」と考えると、季節の見方もちょっと変わってきますね。
鈴虫とキリギリスはどう違う?

鈴虫と一緒に間違えられやすい虫として、キリギリスもあります。
ただ、よく観察すると鈴虫やコオロギとはかなり雰囲気が違います。
見た目の違い
鈴虫は黒っぽい体なのに対し、一般に「キリギリス」と呼ばれる仲間では緑色や褐色の個体が見られます。
また、キリギリスは後ろ足が大きく発達していて、見るからにジャンプが得意そうな姿をしています。
草の上にいる姿を見ると、「鈴虫よりバッタに似ている」と感じる方も多いでしょう。
鳴き声の違い
鈴虫の「リーン、リーン」という澄んだ声に対し、キリギリスは「ギー」と「チョン」が組み合わさったような特徴的な音を出します。
そして、ここは間違えやすいポイントなのですが、キリギリスのオスは主に昼間に鳴くとされています。
鈴虫や夜に鳴くコオロギのイメージとは少し違いますね。
食性の違い
キリギリスについて、「バッタみたいだから草しか食べないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、キリギリスは単純な草食ではありません。
キリギリスは雑食性で肉食性が強く、ほかの昆虫も捕食します。
見た目だけで「バッタと同じエサでいい」と判断しないほうがよいですね。
飼育しやすさの違い
鈴虫に比べると、キリギリスは体が大きく、動きも活発です。
ジャンプ力があり、種類や個体によっては扱いにも注意が必要です。
特に小さな子どもが飼育するなら、「触って遊ぶ虫」というより、ケース越しにじっくり観察するほうが安心です。
鳴き声や食べ方、動き方などを観察するだけでも十分楽しめますよ。
鈴虫・コオロギ・キリギリスを比較

ここまで読んで、「情報が多くて、またわからなくなってきた!」という方のために、3種類をまとめて比べてみましょう。
3種類の特徴がわかる比較表
| 項目 | 鈴虫 | コオロギ | キリギリス |
|---|---|---|---|
| 体色 | 黒っぽい | 黒~茶褐色など種類による | 緑色・褐色など |
| 触角 | 長い | 長い | 長い |
| 体つき | 比較的すっきり | 種類による。エンマコオロギはがっしり | 大きな後ろ足が目立つ |
| 鳴き声 | リーン、リーン | 種類ごとに異なる | ギー、チョンなど |
| 鳴く個体 | 主にオス | 成虫のオス | オス |
| 主に鳴く時間 | 夜に聞きやすい | 夜に鳴く種類が多い | 主に昼間 |
| 食性 | 雑食性 | 雑食性の種類が多い | 雑食性で肉食性が強い |
| 観察ポイント | 音色・翅 | 種類ごとの鳴き声 | 大きな後ろ足・活発な動き |
初心者が飼いやすいのはどれ?
「どれが一番飼いやすいか」は、何を楽しみたいかによって変わります。
静かにケース越しに観察しながら、美しい鳴き声を楽しみたいなら鈴虫。
元気に動く様子や、種類ごとの違いまで観察したいならコオロギ。
大きな後ろ足や迫力のある姿を観察したいならキリギリス。
という選び方ができます。
我が家のように子どもと初めて飼育するのであれば、単純なランキングだけで決めるよりも、「どんなところを観察したい?」と親子で相談して選ぶのも楽しいですよ。
子どもと鈴虫やコオロギを観察するときのポイント

鈴虫やコオロギの違いを知ることは、単に虫の名前を覚えるだけではありません。
実際に飼育して比べてみると、「見る」「聞く」「考える」という体験につながります。
自由研究で見ると面白いポイント
自由研究なら、毎日同じ項目を観察して記録するのがおすすめです。
- 何時ごろ鳴き始めたか
- どんな音だったか
- 気温によって鳴き方が違うか
- どのエサをよく食べたか
- 昼と夜で動き方が違うか
- オスとメスで行動が違うか
鳴き声をスマートフォンなどで録音しておけば、あとから聞き比べることもできます。
「鈴虫はこうだったけど、コオロギは違った」という比較ができれば、ただ図鑑を書き写すよりもずっと自分らしい自由研究になります。
命と向き合うために知っておきたいこと
飼育を始めると、子どもからいろいろな質問が出てきます。
「どうして今日は鳴かないの?」
「なんで隠れてるの?」
「昨日より元気がないのはどうして?」
そんな疑問について一緒に考える時間こそ、生き物を飼う面白さなのかもしれません。
ただ虫かごに入れて眺めるのではなく、「この虫はどんな場所で暮らしているんだろう?」「何を食べるんだろう?」「どうすれば快適に過ごせるかな?」と考える。
その積み重ねが、命を大切にする気持ちにもつながっていきます。
鈴虫とコオロギを見分けることができるようになったら、今度は外から聞こえてくる虫の声にも少し耳を澄ませてみてください。
今まで全部同じに聞こえていた「秋の虫の声」が、一匹一匹違って聞こえてくるかもしれませんよ。
まとめ|鈴虫とコオロギの違いは見た目と鳴き声で見分けよう

鈴虫とコオロギは、長い触角を持ち、オスが翅を使って鳴くなど、よく似た特徴を持っています。
そのため、初めて見ると間違えてしまうのも無理はありません。
見分けるときは、体つき・頭の特徴・鳴き声の3つを中心に確認するのがおすすめです。
鈴虫は黒っぽくすっきりとした姿で、「リーン、リーン」という澄んだ音が特徴。
一方、コオロギにはたくさんの種類がありますが、代表的なエンマコオロギなら、比較的大きな頭や特徴的な模様、「コロコロリー」という鳴き声などが見分ける手がかりになります。
そしてキリギリスまで比べてみると、姿だけでなく鳴く時間や食性にも違いがあることがわかります。
我が家でも、「鈴虫だと思っていたけど、違った!」という小さな勘違いから、親子で虫を調べる時間が始まりました。
でも今となっては、それもいい思い出です。
名前がわかると、ただの「虫」が少し身近な存在になります。
さらに鳴き声まで聞き分けられるようになると、いつもの夜の虫の声も違って聞こえてくるはずです。
鈴虫なのか、コオロギなのか。
迷ったときにはぜひ、色だけで決めず、体つきや頭、そして鳴き声までじっくり観察してみてくださいね。