リクガメの甲羅が剥けるのは病気?脱皮との違いと見分け方を解説!

ある日、ふとリクガメの甲羅を見たら「あれ?なんかめくれてる?」「白っぽくなってる?」と不安になったことはありませんか?

私がその状況になったのは、飼い始めて数ヶ月が経ったころ。

毎日見ていたはずなのに、急に甲羅の一部がめくれて見えた瞬間、心臓がドキンと音を立てました。

「え、これって病気?私の飼い方、何か間違ってた…?」と、一気に不安が押し寄せてきたのを今でも覚えています。

そのときの私は、とにかくネットで検索魔になり、本や飼育経験者の話をあさりにあさっていました。

そしてようやくわかったんです。

リクガメって脱皮するんだ…と。

でも、全部が全部“正常な脱皮”とは限らない。

なかには“病気のサイン”として現れている変化もあるということも知りました。

最初の頃は、見分けがつかなくて毎日ビクビク。

でも、少しずつ知識が増えていくにつれて

「あ、この状態は大丈夫そうだな」
「これはちょっと注意が必要かも」

と判断できるようになってきました。

そうなると、日々の観察がちょっと楽しくなってくるんです。

リクガメのちょっとした表情の変化や、体の様子に気づけるようになって、よりいっそう愛着が湧いてきました。

この記事では、そんな私のドタバタな体験も交えながら、リクガメの甲羅の変化が

「“正常な脱皮”なのか」
「“異常のサイン”なのか」

見分けるためのポイントを、わかりやすく丁寧に紹介していきます。

不安になったときに、そっと背中を押せるような、そんな記事になれば嬉しいです。

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リクガメの脱皮とは?どんなふうに起こる?

脱皮はどこが剥がれるの?皮膚?甲羅?

リクガメの脱皮というと、ついつい「ヘビやトカゲみたいに皮が一気にベローンと剥けるのかな?」という派手なイメージを持ってしまいますよね。

私も最初はそんな妄想を抱いていて、「それならすぐに気づけるし安心かも」なんて思っていました。

でも実際には、リクガメの脱皮はとっても地味。

地味というか、ゆ~っくりじわじわ進んでいくんです。

体の皮膚の一部がポロポロと乾いたように剥がれてきたり、甲羅の表面にある“キール”と呼ばれる部分がほんのり薄くめくれてくるだけ。

このときの見た目って、ちょっと不安になります。

「えっ?甲羅が剥がれてる!?壊れてるの?!」と慌てた私のように、驚く人も多いはず。

でも、もしリクガメ本人(?)が元気にごはんを食べてのんびりしているなら、それは自然な脱皮のサインかもしれません。

脱皮のタイミングと頻度|子ガメのほうが頻繁?

リクガメの脱皮は、特に“成長期”にあたる若い頃に頻繁に見られます。

子ガメたちは毎日少しずつ体が大きくなっていて、皮膚や甲羅がその成長に追いつくために、古くなった表面を剥がしながら新しい組織に更新していくんですね。

この時期の脱皮は、とっても自然な現象です。

私の家の子も、小さなころは数週間おきに少しずつ皮膚が剥けていて、床材の上にカサカサした皮が落ちていることもありました。

それに気づくと、「あ、ちゃんと大きくなってるんだな」とちょっと誇らしい気持ちになったりして。

一方、大人になったリクガメは成長のペースがゆるやかになるので、脱皮の頻度も減ってきます。

だからこそ、急に大きく皮膚が剥がれたり、甲羅に異変が見られるときは、ちょっと慎重に観察してみる必要があるんです。

正常な脱皮の見た目と経過

健康な脱皮のときは、剥がれた部分の下にツヤのある新しい皮膚や甲羅が現れてきます。

色合いもなめらかで、まるで新品のような美しさ。

脱皮後のリクガメって、ちょっと得意げに見えるのは私だけでしょうか(笑)?

正常な脱皮であれば、リクガメ自身もとても元気にしているはず。

ごはんもモリモリ食べて、お気に入りの場所でくつろいで、マイペースな生活を送っていると思います。

ただし、乾燥しすぎて皮が剥けきれずに硬くこびりついてしまうこともあります。

剥けたところが赤くなっていたり、少しジュクジュクしているような場合は、軽い炎症を起こしている可能性もあります。

そんなときは、優しく温浴させてあげるだけでも状況が良くなることがあるので、無理にはがそうとせず、自然に任せることが大切です。

何より大事なのは、「脱皮=いいこと」だけではなく、「脱皮らしきもの=異常かも?」という視点も持っておくこと。

見守る目をやさしく、でもしっかりと持っておくことが、飼い主にできる最大の愛情なのだと、私は感じています。

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要注意!甲羅の異常サインと脱皮との違い

甲羅がボコボコ・白く濁る・柔らかいのは危険信号?

一見、脱皮と似ているように見えて実は「異常」なサインが隠れていることがあります。

見た目が少し似ているからこそ、見落としてしまいがち。

でも、実際には注意深く見るとちゃんと違いがあるんです。

たとえば、甲羅がボコボコと不自然に盛り上がってくるような変化。

これは「ピラミディング」と呼ばれる症状で、成長期のリクガメに多く見られます。

原因は、栄養バランスの偏りや紫外線の不足など、日々の環境の積み重ねから来るもの。

特にたんぱく質の与えすぎやカルシウム不足が引き金になることが多く、「ついやりすぎちゃったかも…」という飼い主さんの後悔もつきものです。

また、甲羅がうっすら白く濁ってきたとき、「あれ?脱皮かな?」と思ってしまうこともあるのですが、触ってみて柔らかい感触があるときは要注意。

それは骨の形成に問題がある場合や、カビ・細菌・寄生虫などが甲羅にダメージを与えている可能性もあります。

見た目の変化だけでは判断できないことがあるので、手触りやリクガメの様子もあわせてチェックするのがポイントです。

私の子も以前、甲羅の一部がうっすら白くなったことがあって、「あ、脱皮かな?」と様子を見ていたら、数日後にふにゃっとした感触が…。

慌てて病院に行ったら、軽度のカルシウム不足と診断されました。

大事には至らなかったけれど、「もう少し早く気づけたら」と反省した経験があります。

甲羅の異常と脱皮を見分ける3つのチェックポイント

ここで、「これは脱皮?それとも異常?」を見極めるための3つの大事なポイントを紹介します。

リクガメの元気さ

1つめは「リクガメの元気さ」。

これはもう、基本中の基本。

脱皮中でもリクガメがごはんを食べて動き回っているなら、そこまで心配する必要はありません。

でも、食欲が落ちていたり、じっとしてばかりだったりするなら、早めに相談してみるのがおすすめです。

変化の広がり方

2つめは「変化の広がり方」。

脱皮はあくまで部分的な変化で、ちょっとずつ剥がれていくのが特徴。

一方で、甲羅の変色や形の変化が広範囲に広がっていたり、左右非対称な変化が見られるときは、異常の可能性が高まります。

見た目と手触り

3つめは「見た目と手触り」。

脱皮中の甲羅は、表面の薄皮が少しずつめくれてくる感じで、下からはつやっとした新しい層が見えます。

でも異常があるときは、甲羅がぶよぶよしていたり、逆に石のようにガチガチに硬くなっていたり。

私も一度、何度触っても違和感が消えなくて、「なんだか前と違う…」と気づいたことがありました。

そういう小さな“違和感”が、実は大事なサインだったりするんです。

写真で見る「正常」と「異常」の違い

たとえば、正常な脱皮であれば

  • 薄く透明感のある皮膚がぺろりとめくれている
  • 下から新しいツヤのある甲羅がのぞいている
といった状態が見てとれます。

一方、異常な場合は

  • 甲羅がまだらに白く濁っている
  • 表面がガサガサ・ひび割れしている
  • 柔らかくへこんでいる
などの特徴があるため、それを視覚で確認できれば、見逃しを防ぐことにもつながります。

また、実際に「うちの子、なんだか違和感あるかも?」と感じている飼い主さんにとって、リアルな比較画像があることで「もしかしてこっちのケースに似てる…?」と早期に異常を察知する手助けになります。

これは命を守るうえでとても大きなポイントですし、判断に迷うときの“もうひと押し”にもなるのではないでしょうか。

視覚と文章の両方で情報を得られると、理解度も深まり、より適切な判断ができるようになります。

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甲羅の異常が起こる原因とは?

カルシウム不足・紫外線不足・湿度の問題

リクガメの甲羅を健康に保つためには、いくつかの大切な条件が揃っていなければなりません。

その中でも特に重要なのが、「カルシウム」「紫外線」「適度な湿度」の3つです。

まず、カルシウム。

これは骨や甲羅をしっかりと形成するために欠かせない栄養素です。

これが不足してしまうと、甲羅が柔らかくなったり、変形してしまうことがあります。

リクガメにとってのカルシウムは、私たち人間にとっての骨そのもの。

成長期には特に注意が必要です。

そして紫外線。

これはカルシウムの吸収に大きく関わってくる要素です。

日光を浴びることで体内でビタミンD3が生成され、それがカルシウムの吸収をサポートしてくれます。

室内飼育の場合は紫外線ライトを活用することが重要になりますが、意外とライトの寿命が切れていたり、設置位置が悪くて十分に届いていなかったりすることも多いんです。

最後に湿度。

乾燥しすぎてしまうと、脱皮不全になったり、甲羅の表面がひび割れる原因になります。

逆に湿度が高すぎるとカビが生えたり、皮膚病のリスクも上がります。

まさに「ちょうどよく」が大切。

実際、うちのカメも日光浴をおろそかにしていた時期がありました。

そのとき、甲羅が明らかに白っぽくくすんで見え、「あれ、こんな色だったっけ…?」と違和感を覚えました。

慌てて紫外線ライトを新調して、ベランダで日光浴を再開したら、数週間後にはツヤのある甲羅に戻ってきて感動。

小さな環境の見直しが、リクガメの見た目や健康にこんなにダイレクトに影響するんだと、驚かされた瞬間でした。

ケージ環境や餌の影響も見逃せない

毎日の暮らしの中で、ケージの温湿度管理や、床材の選び方、さらには餌の内容まで、リクガメの体調にはあらゆるものが関わっています。

高たんぱくの餌を与えすぎると、成長が早くなりすぎて甲羅の形に歪みが出てしまうことがあります。

果物を頻繁にあげすぎると糖分の摂りすぎで内臓に負担がかかってしまいます。

「おいしそうに食べてるから」とつい与えてしまいがちですが、それが健康を損なう原因になることもあるのが難しいところ。

実は私も、一時期「フルーツをあげると懐く気がする!」とバナナをちょこちょこあげていた時期がありました。

確かに寄ってきてくれるようになったけれど、しばらくしてから甲羅の縁が少し柔らかくなってきてしまって、そこでようやく「やりすぎた…」と反省。

今ではご褒美として、ほんの時々だけにしています。

また、床材も通気性や湿度保持に関わる大切な要素です。

保温と保湿、そして掃除のしやすさまで含めて、トータルでバランスを取るのが理想です。

「あれ、最近ニオイが強いかも?」と感じたときは、餌だけでなく環境も見直してみるとヒントがあるかもしれません。

病気や寄生虫によるものも?

甲羅に異常が出ている場合、その原因が環境や栄養だけでなく、「病気や寄生虫」の可能性もゼロではありません。

むしろ、初期症状がわかりにくく、気づいたときには進行しているというケースもあります。

たとえば、

  • 甲羅がただれていたり
  • 出血を伴っていたり
  • 触ると嫌がるほどの痛みがあったり
といった症状が出ているときは、皮膚病や細菌感染、あるいは内部寄生虫の疑いも。

放っておくと症状が悪化して、命にかかわるケースになることも。

私の知り合いのカメも、甲羅がかさぶたのようになっていて「乾燥かな?」と見過ごしていたら、実は真菌による感染症でした。

早めに病院に連れていったことで重症化は避けられましたが、もっと遅れていたら…と思うとゾッとします。

「なんとなくいつもと違う」と思ったときに、すぐに病院に相談できるように、普段から状態を観察しておくことがとても大事です。

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飼い主ができるケアと予防法

甲羅を丈夫に保つための食事と栄養管理

リクガメの健康な甲羅を維持するためには、食事が土台になります。

カルシウムをしっかりと摂取させることが基本中の基本ですが、それだけでは不十分。

カルシウムだけを与えていても、他の栄養素とのバランスが崩れると逆に吸収効率が悪くなったり、過剰症になることもあります。

基本はカルシウム豊富な葉野菜(小松菜、チンゲンサイ、モロヘイヤなど)を中心にしつつ、週に2~3回ほどカルシウムパウダーをふりかけるのが理想です。

過剰摂取にならないよう、適量を心がけてくださいね。

また、リンとのバランスも重要。

市販されているリクガメ専用フードは、この比率が考慮されているものが多いため、栄養バランスに不安がある場合にはそういったフードをうまく取り入れるのもおすすめです。

食いつきも良いので、食が細くなったときの栄養補助にも使えます。

私は一時期、手作り野菜だけにこだわりすぎて、知らず知らずのうちにカルシウムとリンのバランスが崩れてしまい、甲羅の硬さが不安定になったことがあります。

いろいろ勉強して、市販のフードやサプリもうまく使うようになってから、甲羅のツヤも戻ってきました。

紫外線ライトや温湿度管理の見直し

紫外線はビタミンD3の生成に欠かせない大事な要素であり、間接的に甲羅や骨の健康を支えています。

にもかかわらず、「ライトがついてるから大丈夫」と思って油断していると、実は効果がほとんどない状態になっていることも。

ライトには寿命があり、光は見えていても紫外線の出力が極端に下がっていることがあります。

定期的に交換(目安は半年ごと)すること、リクガメがしっかり光を浴びられる位置に設置されていること、さらには照射時間(1日8~12時間)も忘れずに管理しましょう。

また、温度と湿度はセットで考えるのがコツです。

高すぎても低すぎても体調不良の原因になります。

温湿度計を最低でも2つは設置して、リクガメがいる場所の実測値を見ながら管理すると精度が上がります。

冬場や夏場は、空調や加湿器・除湿剤の調整が欠かせません。

うちでは以前、温湿度計がケージの外側にしかなくて、実際の床面の湿度がまったく違っていたことがありました。

その結果、軽い脱皮不全になってしまったことが…。

それ以来、ケージ内にも1台きちんと設置するようになりました。

脱皮をサポートする環境づくりのコツ

脱皮をスムーズに進めるには、環境面のサポートも大きな力になります。

適度な温度・湿度を保つこと、ストレスの少ない空間を用意すること、安心できるシェルターを設置すること。

この3つがそろえば、自然と脱皮も穏やかに進んでいきます。

脱皮前後は体力を使うので、静かな環境でゆっくり過ごせることも大切。

騒音や振動、急な温度変化なども避けてあげましょう。

また、温浴は脱皮を促すのにとても効果的です。

ぬるめ(30℃前後)のお湯に5~10分ほどゆっくり浸けてあげることで、皮膚や甲羅が柔らかくなり、剥がれにくい部分が自然にはがれやすくなります。

温浴のあとは清潔なタオルで軽く水分を拭き取り、冷えないように温かい場所に戻してあげてくださいね。

我が家のリクガメも、温浴のあとにまるで「生まれ変わった」かのような表情でのそのそ歩いていく姿を見ると、こちらまでホッとした気持ちになります(笑)。

脱皮がうまく進むと、見た目もツヤツヤ、体調も安定してくるので、日頃のケアとして温浴は本当におすすめです。

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こんなときは病院へ!受診の目安

脱皮がうまくいかない/剥けたあと出血している

リクガメの脱皮は自然な現象ではありますが、うまく進まないときには注意が必要です。

たとえば、脱皮中の皮がなかなか剥がれず、何日も同じ部分に固着しているような状態は、皮膚や甲羅に負担がかかっているサインかもしれません。

特に、剥けたあとの部分から血がにじんでいたり、赤く腫れていたりする場合は、軽い炎症を起こしていることもあります。

これを放置してしまうと、そこから細菌が入り込んで感染症になる可能性も。

このようなとき、ついやさしさから「剥いてあげよう」としてしまう方もいますが、無理にはがすのは絶対にNG。

リクガメにとっては大きなストレスになり、傷を悪化させてしまうことも。

皮膚が自然に剥がれるのを待ちつつ、温浴などでサポートするのが基本ですが、状態が長引くようであれば、迷わず専門の獣医さんに相談しましょう。

何かあったときに駆け込める病院を、あらかじめリストアップしておくと安心です。

異常が続く・体重が減る・元気がないときは要注意

毎日リクガメを見ていると、「なんとなく元気がない気がするな」「食いつきが悪いな」といった小さな変化に気づくことがありますよね。

その“なんとなく”は、実はとても大事なサインです。

体重が減ってきている、脱皮のあとに食欲が落ちたまま戻らない、シェルターに引きこもりがちであまり動かない…

そんな状態が数日続くようであれば、迷わず病院を受診しましょう。

特に、元気のない様子が続いているときは、内臓疾患や感染症など、見た目ではわからないトラブルが隠れていることもあります。

私の子も、以前、いつものように朝エサを用意したのに全然食べてくれなくて。

「今日は気分じゃないのかな?」と思っていたら、翌日もそのまま。

3日目に病院に連れていったところ、軽い腸の動きの低下と脱水が原因でした。

大事には至りませんでしたが、「元気がない」だけでも十分に受診する理由になると実感しました。

動物病院での診察内容と準備すること

病院に行くときは、「何が起きていたのか」をなるべく詳しく伝えられるように準備しておくと、診察がとてもスムーズになります。

たとえば、脱皮の経過がわかるような写真や、問題が出てきた日付、食欲や排泄の記録があると役立ちます。

便の状態をチェックするために、うんちのサンプルをラップや容器に入れて持っていくのもおすすめです。

また、飼育環境の温度・湿度がわかるメモや、使っている紫外線ライト・保温器具の種類などをメモしていくと、原因を突き止めやすくなります。

スマホで撮ったケージの写真などもとても参考になります。

そして意外と忘れがちなのが、「その病院がリクガメを診られるかどうか」。

すべての動物病院が爬虫類に対応しているわけではありません。

普段から「リクガメOK」の動物病院をリストアップしておき、できれば一度予防診察などで訪れておくと、いざというときに安心して連れていけますよ。

不安なときこそ、プロの力を借りることがリクガメを守る最善の選択。

自分ひとりで抱え込まず、遠慮せずに頼ってくださいね。

まとめ

リクガメの脱皮は、成長の証でもあり、ちょっとしたトラブルの前兆でもあります。

うれしい変化でもあり、同時に注意深く見守るべきサインでもある──そんな複雑な意味を持っています。

私も最初は不安でいっぱいでした。

何が正常で、何が異常なのか、その見分け方がまったくわからず、「これって大丈夫?」「病院行くべき?」と毎日モヤモヤしていました。

些細な変化にも敏感になって、何度もリクガメの甲羅をのぞき込んでは、スマホで検索する日々。

でも、正しい知識を少しずつ身につけて、観察するポイントを理解するようになってからは、その不安も落ち着いてきました。

今では、毎日のちょっとした変化に

「お、また少し大きくなったかな?」
「このツヤは元気な証拠だね」

と前向きに向き合えるようになり、観察の時間がささやかな癒しの時間になっています。

こうやって日々の変化に気づけるのは、知識があるからこそ。

焦ることなく、冷静に判断できるようになった自分にも少し誇らしさを感じています。

もちろん、それでも判断に迷うことはあります。

そんなときこそ、無理せずに誰かに相談することがとても大事。

家族でも、飼育仲間でも、そして動物病院でもいい。

「ちょっと気になるんですけど…」と声をあげるだけで、思っていた以上に心が軽くなるものです。

リクガメの健康と幸せを守るために、飼い主ができることはたくさんあります。

でもそのすべては、「気づくこと」から始まる。

そう実感しています。

だからこの記事も、あなたがリクガメと安心して過ごしていけるように

そんな願いをたっぷり込めてお届けしました。

これからも、リクガメと一緒に、ゆっくり、じっくり、穏やかな時間を重ねていけますように。