クワガタとカブトムシの違いは?見た目・飼育・性格を徹底比較!

「クワガタとカブトムシって、結局どう違うの?」「子どもに飼いたいって言われたけど、どっちを選べばいいんだろう?」そんなふうに、急に虫の世話をすることになって戸惑っていませんか。

しかも自分は虫がそんなに得意じゃない…となると、不安は余計にふくらみますよね。

すぐ死なせてしまわないか、家が汚れたり臭ったりしないか、子どもがすぐ飽きないか。

気になることだらけだと思います。

でも、大丈夫。

この記事を読めば、クワガタとカブトムシの違いと飼い方が表でスッキリ整理できて、「わが家にはどっちが向いているか」がはっきりわかります。

そろえる物も最初の一歩も、虫が苦手な人でも回せるやり方で紹介していきますね。

読み終わるころには、「これなら私にもできそう」と思えているはずです。

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飼いたい期間で選べば初心者でも失敗しにくい

いきなり答えからお伝えしますね。

クワガタとカブトムシのどちらを選ぶかは、「どれくらいの期間、飼いたいか」で決めるのがいちばんわかりやすいです。

一夏だけ気軽に楽しみたい、産卵から幼虫まで観察してみたいならカブトムシ。

数年かけてじっくり育てたい、世話の手間はなるべく少なくしたいなら、越冬するクワガタ(コクワガタやオオクワガタ)。

ざっくり、この分け方で選んで大きく外すことはありません。

虫が得意じゃなくても心配いりませんよ。

世話のポイントさえおさえれば、毎日つきっきりになる必要はありません。

むしろ「やることが決まっている」とわかると、ぐっと気持ちが楽になります。

焦らず、ひとつずつ見ていきましょう。

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クワガタとカブトムシは見た目以外もこんなに違う

「同じ甲虫だし、飼い方も似たようなものでしょ?」と思いがちですが、実はけっこう違うんです。

ここを知らずに選ぶと、「こんなはずじゃなかった」につながりやすい。

まずは違いを整理していきましょう。

見た目の違いは大きなツノか大アゴか

いちばんわかりやすいのは頭まわりです。

カブトムシは立派な一本ヅノ(オス)。

クワガタはハサミのような大きなアゴが特徴です。

子どもでもパッと見分けられるポイントですね。

幼虫の段階でも見分けられます。

お尻の割れ目がカブトムシは横向き、クワガタは縦向き。

頭の色もカブトムシはこげ茶っぽく、クワガタはオレンジがかっています。

採集した幼虫がどっちかわからないとき、ここを見ると判断しやすいですよ。

寿命は種類によって数ヶ月から数年まで差がある

ここが選ぶうえで、いちばんの分かれ道かもしれません。

カブトムシの成虫は、基本的にその年の夏から秋までの命です。

施設や環境によって幅はありますが、おおむね数ヶ月ほど。

越冬はしません。

一方でクワガタは種類によって大きく違い、越冬して2〜3年、長いものでは数年生きるものもいます。

具体的な目安を表にまとめてみました。

種類 寿命の目安 越冬
カブトムシ 成虫で約2〜5ヶ月 しない
ノコギリクワガタ 約10ヶ月〜1年 しないことが多い
ミヤマクワガタ 約1年 しないことが多い
コクワガタ 約2〜3年 する
ヒラタクワガタ 約3年 する
オオクワガタ 約2〜7年 する

数値は施設や飼育環境によって幅があるので、あくまで目安として見てくださいね。

それでも、カブトムシは一夏、クワガタ(特にコクワ・オオクワ)は年単位という大きな傾向ははっきりしています。

ここで知っておいてほしいのは、同じクワガタでも種類でこんなに違うということ。

ノコギリやミヤマは越冬せず数ヶ月で、カブトムシに近い飼い方になります。

「クワガタ=長生き」と思って買ったら数ヶ月だった、なんてこともあるので、種類はちゃんと確認したいところです。

産卵のしかたが違うから幼虫飼育の手間も変わる

赤ちゃん(幼虫)まで育てたい場合は、ここも大事なポイントです。

カブトムシは土(マット)の中に卵を産みます。

なので、ケースにマットを敷いておけば産卵から幼虫飼育まで進めやすい。

手間が少なめなんです。

産む数も多めで、30〜100個ほど産むこともあります。

一方クワガタの多くは、朽ちた木(産卵木)に卵を産みます。

そのため産卵木という材料を別に用意する必要があり、ひと手間増えます。

種類によってマットに産むもの、木に産むものが分かれるのもややこしいところ。

ただ、オオクワガタはクワガタの中では産卵させやすいとされています。

触ったときの安全性も知っておきたい

子どもが触ることを考えると、ここも気になりますよね。

カブトムシは基本的に挟みません(ただし爪のひっかきや、ツノと体の間に挟む力には少し注意)。

クワガタは大アゴで挟みます。

特にヒラタクワガタや大型のノコギリは挟む力が強くて、本気で挟まれると痛いです。

コクワガタや小さめの個体は比較的おだやかなので、小さい子が触れるなら、このあたりが安心かもしれません。

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初心者と子どもにはこう選ぶと向いている

ここまでの違いをふまえて、「じゃあ、うちはどっち?」を具体的にしていきましょう。

実は「飼いやすさ」って人によって意味が違うんです。

世話の手軽さなのか、長く飼えることなのか、観察の楽しさなのか。

だから一概に「こっちが簡単」とは言いにくい。

あなたの家庭に合わせて考えるのがいちばんです。

一夏の体験を気軽に楽しむならカブトムシ

「とりあえず夏休みの思い出に」「産卵から幼虫まで見せてあげたい」というなら、カブトムシがおすすめです。

理由は3つ。

  • マットに産卵するので幼虫飼育まで進めやすいこと。
  • 成虫の値段が手ごろなこと(国産カブトムシの成虫ペアは1,000円前後)。
  • そして越冬を考えなくていいので、冬の管理に悩まずにすむこと。

一夏で完結する手軽さが、初めての家庭にはぴったりなんです。

長く育てたい世話を最小限にしたいならクワガタ

「せっかくなら長く一緒にいたい」「冬の世話はなるべく少なくしたい」なら、越冬するクワガタ、特にコクワガタやオオクワガタが向いています。

コクワガタは値段も手ごろで(ペアで700円台から)、冬の管理もほとんど手がかからず、2〜3年生きてくれます。

長く飼えるので、子どもが愛着を持ちやすいのもうれしいところ。

オオクワガタは少し値が張りますが、丈夫で長生き、クワガタの中では産卵もさせやすいので、こちらも初めてに向いています。

初心者が避けたほうがいい種類もある

逆に、最初の一匹としておすすめしにくい種類もあります。

代表的なのがミヤマクワガタ。

暑さにとても弱く、25℃を超えると危険といわれるほどで、エアコンでの温度管理が欠かせません。

これは初めての家庭にはハードルが高い。

それから外国産の大型種も、温度管理や挟む力の強さを考えると、最初の一匹には向きません。

まずは身近な国産のカブトムシかコクワガタあたりから始めるのが安心です。

実はわが家、上の子のリクエストでカブトムシを、下の子のリクエストでコクワガタを、同じ夏に並行して飼ってみたんです。

やってみてわかったのは、世話の手間はほとんど変わらないということ。

違いが出たのは秋以降で、カブトムシは10月には命を終えたのに、コクワガタは越冬して今も元気。

子どもにとっては「ずっといてくれる」コクワガタのほうが愛着がわいたみたいです(カブトムシのお別れのときは、上の子と一緒にちょっと泣きました)。

必要な道具と費用は3000円台からそろえられる

「結局いくらかかるの?」という不安、ありますよね。

ここをはっきりさせておくと、ぐっと始めやすくなります。

最低限そろえたい6つの道具

まずはこれだけあれば飼い始められます、というものをまとめました。

  • コバエ防止フタつきの飼育ケース(中サイズが目安)
  • 成虫用のマット(土)
  • 昆虫ゼリー
  • エサ皿
  • 転倒防止の登り木や樹皮
  • 霧吹き
クワガタで産卵までさせたい場合は、これに産卵木を追加します。

登り木やエサ皿、霧吹きは100円ショップでもそろえられるので、上手に活用するとさらに費用をおさえられますよ。

初期費用と毎月の維持費の目安

気になる金額を整理してみました。

項目 費用の目安
飼育ケース 約900〜1,000円
マット 約300〜600円
昆虫ゼリー(50〜100個) 約400〜1,000円
登り木・エサ皿・転倒防止材・霧吹き 各100〜200円程度
生体(国産カブトムシ成虫ペア) 1,000円前後

合わせると、飼育セット一式で3,000〜4,000円程度が目安です。

毎月の維持費はゼリー代が中心で、月500円ほど見ておけば十分。

思っていたより手が届く金額じゃないでしょうか。

クワガタは生体の値段に幅があり、コクワガタのペアで700〜3,000円、オオクワガタのペアで3,000円台からが目安です。

最初の1週間でやることはこれだけ

道具がそろったら、あとは流れに沿って準備するだけ。

難しくありませんよ。

まずケースにマットを入れます。

成虫を飼うだけなら数cm、産卵させるなら10cm以上で少し固めに敷くのがコツ。

次に霧吹きで、握って崩れない程度に湿らせます。

そこに転倒防止の木とエサ皿、ゼリーを置いて、直射日光の当たらない涼しい室内に置けば完成です。

あとは毎日、ゼリーの残りと土の乾き具合、ひっくり返っていないかをチェックするだけ。

「ゼリー交換・霧吹き・転倒直し・コバエよけ」の4つを回せば、世話はちゃんと成り立ちます。

虫が苦手でも、ゼリーをピンセットでつまんで替えるなど、直接触らずに世話する工夫もできますよ。

初心者がつまずきやすい失敗と注意点

最後に、知っておくと安心な「やりがちな失敗」をまとめておきます。

先に知っておくだけで、防げることばかりです。

夏の暑さとエサ切れで弱らせてしまう

いちばん多いのが、暑さによる弱りです。

締め切った室内や直射日光の当たる窓辺は、虫にとって命とりになります。

適温は30℃以下が目安。

涼しい場所に置いてあげてください。

それからエサ切れ。

「ちょっと家を空けるくらい大丈夫」と思って数日出かけたら、ゼリーが足りずに弱らせてしまった、という話はよくあります。

お出かけ前には多めにゼリーを入れておくと安心です。

ダニやコバエが出て家の中に広がる

「家が汚れたり臭ったりしないか」という不安、ここに関わってきます。

マットやゼリーからコバエが発生することがあるんです。

一度わくと家中に広がってしまうことも。

防ぐコツは、コバエ防止機能つきのケースを使うこと

これだけでかなり違います。

マットを清潔に保ち、ゼリーの食べ残しはこまめに片づけるのも効果的です。

最初のひと工夫で、あとがずいぶん楽になります。

一緒に飼ってケンカさせてしまう

「せっかくだから何匹か一緒に」とやりたくなりますが、これは要注意。

オス同士や、カブトムシと大型クワガタを一緒に入れると、傷つけ合ってしまいます。

基本は1匹ずつの単独飼育が安心です。

幼虫も同じで、カブトムシの幼虫は一緒でも大丈夫ですが、クワガタの幼虫は共食いすることがあるので個別に飼います。

まとめ飼いは管理が楽に見えて、実はケンカや短命のリスクがあるんです。

外国産の虫を野外に放すのは絶対にダメ

これは知らない方も多いので、ぜひ覚えておいてほしいことです。

外国産のクワガタやカブトムシを野外に放すのは、絶対にやめてください。

日本にもともといる虫との交雑や、生態系への悪影響につながるからです。

実際、人気の外国産ヒラタクワガタやオオクワガタは野外でも確認され、在来種との交雑個体も見つかっています。

一部のマルバネクワガタの仲間は特定外来生物に指定され、輸入や飼育、野外に放すことが原則禁止されています。

飼えなくなった虫や使ったマットは、お住まいの自治体のルールに沿って処分し、けっして外に放さないようにしましょう。

わが家に合う一匹を選んで夏を楽しもう

ここまでお伝えしてきたことを、最後にぎゅっとまとめますね。

クワガタとカブトムシは、見た目も寿命も産卵のしかたも違います。

選ぶときの決め手は「どれくらいの期間飼いたいか」。

一夏を気軽に、産卵から幼虫まで楽しみたいならカブトムシ。

長く育てたい、世話は最小限にしたいなら、越冬するコクワガタやオオクワガタ。

ミヤマや外国産の大型種は温度管理が難しいので、最初の一匹は身近な国産種が安心です。

道具は一式3,000〜4,000円ほど、毎月の維持費は500円程度。

やることは「ゼリー交換・霧吹き・転倒直し・コバエよけ」の4つだけ。

暑さとエサ切れに気をつけて、1匹ずつ飼えば、虫が苦手でもちゃんと世話は回ります。

虫を飼うって、最初はドキドキしますよね。

でも、子どもが目をキラキラさせて観察する姿や、「動いた!」とはしゃぐ声を見ていると、やってよかったと思える瞬間がきっと来ます。

命にふれて、お世話して、お別れもして。

それ全部が、子どもにとっても親にとっても、忘れられない夏の思い出になるはずです。

まずは近くのお店で、親子で一匹えらんでみるところから。

そんな夏のはじまりが、待っているといいですね。