突然ですが、あなたは高所恐怖症ですか?
高い所と一言に言っても
「ビルの屋上」
「山の頂上」
「崖の絶壁」
といろいろありますよね。中には、遊園地の代表的なアトラクションの一つの「観覧車」が苦手という方もいらっしゃるでしょう。
実は私もその「観覧車」が苦手で、子供たちに対して観覧車のことを「絶叫マシーン」と呼んでいます。
そこで今回は、その「観覧車が怖い心理」、特に「観覧車が怖い」という感情について、詳しく見ていきたいと思います。
あなたの「観覧車が怖いと思う気持ち」、もしかしたら克服できるかもしれませんよ。
観覧車は怖い?
「高所が怖い!」と、単純に高さの問題もありますが、実は、高さだけではなく「閉所」や「浮遊感」が怖かったりするケースもあります。
「高所恐怖症」とは、安全が確保されている高い場所でも、「落ちてしまうんじゃなか」っていう恐怖から、足がすくんで動けなくなるなどの病的な心理のことです。
高いところが怖いのは人間の本能
高いところが怖いというのは、危険を感じる人間としての本能だと言われています。
単純に高い所が苦手なのは、高所恐怖癖とされ、恐怖症とは厳密には区別されています。
また、高い所から落ちるとケガをしたり、最悪の場合は死に至る場合がありますよね?
怖いという恐怖心は、その場を回避しようとする、本来人間が持つ防衛反応です。
観覧車が怖いのは高所と閉所が原因
つまり、「観覧車が怖い」というのは、高所恐怖症の場合でもあり得ますし、閉所に閉じ込められる閉所恐怖症でもあり得るんですよね。
観覧車が揺れるのってどうなの?安全性的に大丈夫なの?
観覧車がゆらゆらと揺れるのはぶら下がっているからです。
しっかり固定をしてしまうとぐるりと一周回る間に逆さまになるタイミングが出てきてしまいます。
代わりに、風などでゆれますし、中で移動したり立ったりしても揺れます。
しかし、問題はありません!
風が強い日はそもそも観覧車に乗れないようにされていたり、もし大きく揺れるようなことになれば安全装置が働いてストップします。
しっかり安全性は確保されているんですね。
世界には絶叫の大好きな人もいます。
「揺れる観覧車」という絶叫系観覧車が存在します。
日本では今は閉園してしまった「横浜ドリームランド」にありました。
現在有名なのはカリフォルニアのディズにーランドにある「ピクサー・パル・ア・ラウンド」。
横浜ドリームランドにあった観覧車と同じ仕組みのものです。
どのようなものかというと、楕円形のレールにゴンドラがぶら下がっていて、楕円形のレールに合わせて観覧車が移動するたびにゆらゆらと移動します。
今こうやって文章に書いたり、動画を見たりするだけでもなかなか恐ろしいです…
レールに取り付けられているので安全性は問題ありませんが、怖いこと間違いなしです。
ちなみに、揺れないゴンドラもありますので、挑戦するかどうかはご自身で決めてくださいね。
高所恐怖症の人の心理はどういうものなの?
高所が怖い心理は、上記のとおりです。したがって場所も
- エレベーター
- エスカレーター
- 階段
- ビルの中
- 脚立
落ちる危険性がないと分かっているような、安全な場所と本人が頭で理解していても、必要以上に恐れを感じ、日常生活に支障が出る場合が「高所恐怖症」とよばれる病気なんですね。
高所恐怖症の症状にはどんなものがあるの?
高所恐怖症の症状としては
- 足がすくんで動けなくなる
- 逃げ出したくなる
- 震える
- パニックになる
- 腰が抜ける
- 胸が苦しくなる
そのために
- 「橋や歩道橋を渡ることができない」
- 「透明のエレベーターは無理」
- 「吹き抜けで下を覗くことができない」
- 「観覧車やジェットコースターに乗れない」
- 「脚立でも怖くて上れない」
- 「ビルの窓際には近づけない」
- 「飛行機に乗れない」
閉所恐怖症の人の心理はどんなものなの?
恐怖症の一種で、閉ざされた狭い空間や場所にいることに、極度の恐怖を感じる症状のことです。
狭い空間や場所に対して、過敏な反応を見せる恐怖症は他にも存在します。
これらの症状は混同されがちですが、閉所恐怖症の場合「閉塞感」によって引き起こされることが多くあります。
密閉空間で起こりやすいのがこの閉所恐怖症です。
観覧車でも、「扉を閉めて鍵をかける」といった行為から、この閉所恐怖症が起こってもおかしくないと言われています。
こういった閉所恐怖症の症状としては、
- 不安感
- 息が苦しくなる
- 動機がする
パニック発作
パニック発作は、何の前触れもなく不意に突然起こる発作で
「死んでしまうのではないか」
「頭がおかしくなってしまうのではないか」
といった、強烈な不安感と共に
- 心臓がドキドキと激しく脈打って
- 胸が苦しくなり
- 大量の冷や汗が出たり
- 息苦しく呼吸困難になったり
パニック障害にも至る、恐怖症となっています。
そもそも恐怖症って何なの?
恐怖症は、子供の頃の無知から感じる恐怖や、偶然に経験した恐怖体験がきっかけで出現します。
生活において、大きな障害とならない限りは、個人の個性として尊重すべき弱点であり、放置しておくうちに、次第に軽減したり克服経験によって解消されることが多くあります。
生活の支障となり、本人が治療を所望する場合は行動療法が用いられることもあります。
単一恐怖のうち、恐怖の対象を容易に作り出せるものについては、患者をその状況の中に長時間おいて恐怖に慣れさせることによって、ある程度改善可能とされています。
まとめ
観覧車と言えど、高所であり閉所でもあるのは間違いありません。
観覧者が乗れない方は、こういった恐怖症を一部は抱えているのも確かです。
乗れない事が決して悪い事ではないですし、あまりに無理に進めてしまうと、相手との信頼が揺らぐ可能性もあるかもしれませんよ。