ドレスコードの使い方!場面ごとでこんなにも違うの!?

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ホテルやレストラン、パーティーなどに行くときに「ドレスコード」”を指定された経験はありませんか?

様々なシーンで耳にする「ドレスコード」ですが、実際に言われると戸惑ってしまう方も多いと思います。

私もそんな一人です。

「ドレスコード」と聞くと、なんだか格式高い所な気がして、ついどぎまぎしてしまいます。笑

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ドレスコードの使い方と意味は?どんな時につかわれるものなの?

まずはドレスコードの意味について確認しておきましょう。

「ドレスコード」とは、日本語に訳すと「服装規定」という意味になります。

簡単にいうと、「こちらに参加される方は決まった服装がありますよ~」ということです。

一般的には、様々な格式に応じた正装から、場所や時間帯に応じて求められる身だしなみのことを指します。

「ドレスコード」といえばフォーマルのイメージがありますが、実はカジュアルな服装でも用いられることも多くあります。

元々は、周囲への配慮から始まった服装のエチケットが、この「ドレスコード」の原点です。

ドレスコードの使い方は?

では、この「ドレスコード」はどんな使い方がされているのでしょうか?

使い方と種類をご紹介します。

★「ドレスコードはフォーマルです」
フォーマルとはいわゆる正装のことです。

記念式典や公式行事などで使われるドレスコードです。

女性の場合は時間帯によってドレスの種類が違います。

  • 昼間はアフタヌーンドレス
  • 夜はイブニングドレス
というのが正式なものとなります。

★「ドレスコードはセミフォーマルです」
これは準正装のことになります。
  • 一般的な結婚式や披露宴
  • 入卒園式
  • 高級レストラン・ホテル
などでのイベントはこのドレスコードになります。

★「ドレスコードはスマートエレガンスです」
平服指定のパーティや披露宴・二次会などで用いられることの多いドレスコードです。

上品なワンピースなどドレッシーできちんとした印象の服装を指します。

★「ドレスコードはカジュアルエレガンスです」
スマートエレガンスとほぼ同じような場所・意味合いで使われることの多いドレスコードですが、スマートエレガンスよりも少しカジュアルな服装になります。

明確な服装の基準はありませんが、上品なワンピースなどがよく用いられます。

他にも色々な種類のドレスコードがありますが、ドレスコードの種類によっては場所や時間帯によってもマナーが異なりますので注意しましょう!

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ドレスコードが必要な場所は?こんな身近な場所でも使われていた!

「ドレスコード」と聞いて一番に思い浮かぶのは、結婚式ではないでしょうか?

でも実は身近なドレスコードとして使われているのが、「ビジネスカジュアル」です。

耳にしたことはあると思いますが、意外と曖昧にしかしらないという方も多いと思います。

ビジネスシーンにおいてはとても大切なドレスコードですので、ご説明しますね。

「ビジネスカジュアルのドレスコード」は、簡単に言うと、「スーツほど固くはないけどきちんとした印象を持つ服装」のことを指します。

ビジネスという言葉にカジュアルがついていますので、普段着に近い気軽さと、会議や会社訪問にも適した服装ということですね。

このビジネスカジュアルについては規定のものはありません。

NGなものを避け、最低限のマナーをまもることが大切です。

ビジネスカジュアルにおいてNGなものはいくつか存在しますが、男女ともにNGとされているのが、

  • デニム
  • スポーティなスニーカー
です。

いくら普段着に近いカジュアルさをということであっても、やはりカジュアルでラフの代表格であるデニムはNGです。

ブラックやホワイトの色付きであったとしても、避けたほうが良いでしょう。

パンツだけでなく、バックなどの小物もデニム素材はNGとされています。

また、カジュアルイメージの強いスニーカーも、ビジネスシーンではNGとされています。

通勤などでスニーカーを履いている人も、オフィスでは靴を履き替えることをオススメします。

この他にも、

  • 肩などの露出が激しい服
  • ロングカーディガンなどのリラックス感が強い服装
といったものも、ビジネスカジュアルのシーンではNGとなっていますので、気をつけましょう。

この「ビジネスカジュアル」は、着こなしによってビジネスシーンに与える印象が変わる大切なドレスコードです。

上手な着こなしで、“仕事のできる人”アピールをしちゃいましょう。

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ドレスコードの種類はどんなものがあるの?

ドレスコードは、TPOに合わせて7種類のルールがあります。

TPOに合わせたドレスコードのルール①フォーマル

フォーマルは、もっとも格式高いドレスコードです。

身近な例であれば、結婚式に出席する

  • 新郎新婦
  • ご両家の親
  • 仲人
の方が着用します。

男性の場合

  • 新郎が着る「五つ紋付き羽織袴」
  • 結婚式で親や仲人が着る「紋付き羽織袴」
  • 18時までであれば「モーニング」
  • 18時以降であれば「テールコート(燕尾服)」
がフォーマルな格好になります。

女性の場合

  • 新婦が着る「ウエディングドレス」「白無垢」「色打掛」「黒引き振袖」
  • 結婚式で親や仲人が着る「黒留袖」
  • 未婚の女性であれば「振袖」
  • 既婚女性であれば「留袖」・「色留袖」
  • 18時までであれば「アフタヌーンドレス」
  • 18時以降であれば「イブニングドレス」
がフォーマルな格好になります。

ちなみに、「アフタヌーンドレス」とは
「ロングスカート」
「七分丈より長い袖」
「露出を抑えた物」
といった特徴のあるドレスのことです。

また、「イブニングドレス」は
「ロングスカート」
「肩を露出させているもの」
「胸元や背中まで大きく開いているもの」
といった特徴のあるドレスのことです。

ボレロとドレスなど、組み合わせて着る「アンサンブル」もフォーマルに該当しています。

ボレロとは

  • ジャケットやカーディガンのように袖がある
  • 丈がウエストよりも短い
トップスの1つです。

TPOに合わせたドレスコードのルール②セミフォーマル

フォーマルの次に格式高いのが、セミフォーマルです。

  • 結婚式や披露宴に招待され出席する時
  • ホテルやレストランでのパーティー(イベント)
などで着る機会が多いドレスコートです。

また、女性の場合、入学式や卒業式で着る服装でもあります。

男性の場合

  • 18時までであれば「ディレクターズスーツ」
  • 18時以降であれば「タキシード」
を着ましょう。

ディレクターズスーツとは

  • 黒やダークグレーなどのモーニング用のジャケット、またはグレーのベスト
  • 白シャツ
  • シルバーグレーのネクタイ
  • 黒とグレーのストライプのズボン
  • サスペンダーでつるしたスタイル
  • 靴は黒の革靴が基本
といった格好のことです。

タキシードとは

  • 黒のひとつボタンのジャケット
  • 白シャツ
  • 黒の蝶ネクタイ
  • 側章(両脇にある飾りのラインが)1本のズボン
  • カマーバンド(ベストが簡略化されたもの)
といった格好のことです。

女性の場合

  • 18時までであれば「セミアフタヌーンドレス」
  • 18時以降であれば「セミイブニングドレス」「カクテルドレス」
を着ます。

入学式などでは「フォーマルスーツ」を着るのが一般的です。

ちなみに、セミアフタヌーンドレスとは

  • 袖がある
  • 肩や胸元、背中などの露出が少ない
  • スカート丈はひざ下~ふくらはぎくらい
  • 光沢を抑えた生地
  • 上品で控えめなデザイン
といったドレスのことです。

セミイブニングドレス

  • 袖がない
  • 胸元や肩の露出が多い
  • スカート丈はひざ下~ふくらはぎくらい
  • シルクなど光沢のある素材を使ったドレス
  • 華やかな印象を与えるもの
といったドレスのことです。

カクテルドレスとは

  • ノースリーブ
  • タイトなシルエット
  • スカート丈はひざ丈
  • シルクなど光沢のある素材を使ったもの
  • 華やかな印象を与えるもの
といったドレスのことです。

また、どのドレスでも靴はシルクなどの布製のパンプスを選ぶようにしましょう。

TPOに合わせたドレスコードのルール③インフォーマル

フォーマルの中でも、最も自由度が高いのがインフォーマルです。

「平服」とも呼ばれているドレスコードになります。

  • 平服指定の結婚式や披露宴
  • 結婚式の二次会
  • ホテルでの同窓会
  • 格式ばらないパーティー
  • 入学式
  • 発表会
などでの装いになります。

男性の場合「ブラックスーツ」や「ダークスーツ」を着ていきましょう。

女性の場合「ドレッシーなワンピース」や「ドレッシーなスーツ」を着ていきます。

TPOに合わせたドレスコードのルール④スマートエレガンス

少しカジュアルな印象を受ける、一番フォーマルに近いのがスマートエレガンスです。

インフォーマルより華やかでおしゃれなものを指しています。

  • 結婚式の二次会
  • お披露目パーティーに参加
  • 高級ホテルでの食事
といった時に着るドレスコードです。

男性の場合は「ダークスーツ」を着ましょう。

女性の場合
「ドレッシーで華やかなワンピース」
「上品なスーツ」

などがスマートエレガンスになります。

  • レース
  • チュール(多角形の網目が連続しているレース生地の一種のこと)
  • シフォン(薄手で柔らかく、地の透けて見える平織物の生地のこと)
  • プリーツ(主にスカートにひだ状に加工がされているもの)
  • フレアー(洋服の裾が朝顔形に広がっているもの)
などのワンピースやスーツを選ぶようにしましょう。

TPOに合わせたドレスコードのルール⑤カジュアルエレガンス

スマートエレガンスをよりカジュアルにしたものが、カジュアルエレガンスです。

  • お見合い
  • 披露宴にゲストとして出席
  • 結婚式の二次会
  • レストランなどでの食事
といった少しかしこまりたい時に着るドレスコードです。

男性の場合はスマートエレガンスと同じく「ダークスーツ」を着ておけば大丈夫です!

女性の場合
「華やかなワンピース」
「上品なブラウスとスカートの組み合わせ」
「パンツドレス」
といったスッキリしたデザインのものを着るようにしましょう。

TPOに合わせたドレスコードのルール⑥ビジネスアタイア

仕事におけるきちんとしたスタイルがビジネスアタイアです。

  • 企業主催のパーティー
  • 企業主催の式典
  • 会社関連の社員総会
  • 株主総会
  • 入社式
  • 仕事関係のイベント
においてこのドレスコートが指定されることが多いです。

「男性の場合、上下揃いのスーツ」
「女性の場合、ドレッシーな雰囲気のスーツ」
といった、仕事感の強いパーティー衣装を着るようにしましょう。

TPOに合わせたドレスコードのルール⑦スマートカジュアル

普段着よりちょっとおしゃれをするのが、スマートカジュアルです。

フォーマルのように細かい決まりはありません。

  • レストランでの食事
  • ママ友会
  • 参観日などの学校行事
  • 美術館
などの、堅苦しくはないけれど、きちんと見える格好が必要な時のドレスコードです。

男性の場合
「ポロシャツ」
「ジャケットとパンツの組み合わせ」
などを着ます。

また、ノーネクタイでも問題ありません。

女性の場合
「ワンピース」
「トップスとスカートの組み合わせ」
などを着ていくようにしましょう。

スマートカジュアルでは、

  • タンクトップ
  • キャミソール
  • デニム
  • 短パン
  • ビーチサンダル
  • スニーカー
などは着ないように気を付けてくださいね。

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賛否両論?ドレスコードなんてなくてもいいという意見とその理由は?

実は最近、この「ドレスコードについて、なくてもいいのではないか?」という意見を多く耳にするようになりました。

特に多いのが、ビジネスシーンにおけるドレスコード反対の意見です。

上記で説明したビジネスカジュアルなどもその中の一部となりますよね。

ドレスコード反対派の意見としては、

  • 「なぜ会社で絶対にスーツ着用しなくてはいけないのか」
  • 「職場でヒールの高いパンプスを強要されるのはおかしい」
といった、少し前までは当たり前だったことが、時代の流れとともに反対の意見を唱える人が多くなってきています。

それに伴い、一部の企業では

  • 脱スーツ
  • ドレスコードフリー
といった施策をする企業も増えてきました。

もちろん、ビジネスシーンでのドレスコードにはまだまだ賛成の声も多くあります。

現在は賛否両論のあるドレスコードですが、これから先ビジネスにおいては「ドレスコードなし!」という企業が増えてくるかもしれませんね。

ドレスコードの意味と使い方のまとめ

ドレスコードの意味と使い方について見てきました。

ドレスコードとは、その場に相応しい服装の基準。

それを守れることは、大人としてのマナーなのです。

ビジネスシーンでは変化がおきているドレスコードですが、結婚式やパーティなどにおいてはなくなることのない大切なルールです。

大人のマナーをしっかりと守って、ドレスシーンを楽しんでくださいね。