結婚式の準備って、本当にやることがいっぱいですよね。
最初は「どんな式にしたい?」なんてふたりで笑いながら話していたのに、日取りを決めて、招待客の人数を考えて、ドレスの試着をして。
そうやってプランナーさんと打ち合わせを重ねていくうちに、ふと現実的なお金の問題にも直面してしまう。
誰のために、何のために、この式をやるんだっけ?と立ち止まりたくなるような瞬間もあります。
結婚式って夢のような時間であると同時に、ものすごく大きな「契約」でもあるんですよね。
しかも多くの会場では、式の日取りを押さえる段階で「内金」や「申込金」と呼ばれるお金が必要になります。
その時点では、まさかキャンセルなんて考えていないからこそ、サインも払込みも勢いで進めてしまうことが多い。
でもね、人生って想定外の連続です。
準備を始めてから、ふたりの関係がすれ違ってしまうことだってある。
事情が変わって、式を挙げられなくなることだってある。
そんなとき、まず頭をよぎるのが「もうお金払ってるけど、キャンセル料ってどうなるの?」という現実的な問題なんですよね。
感情の整理もつかないまま、経済的な不安までのしかかってくる。
今回は、そんなあなたの不安に少しでも寄り添えるよう、以前わたしが式場で働いていたときの経験もまじえながら「離婚などを理由に結婚式をキャンセルしたいとき、キャンセル料はどうなるのか?」というテーマでお話ししていきます。
もし今、この記事を開いてくれたあなたが、似たような状況で悩んでいるのだとしたら、大丈夫です。
ひとつひとつ、整理しながら一緒に考えていきましょう。
離婚で結婚式をキャンセルすることに…キャンセル料ってやっぱり必要?
式場は事情よりも「契約」を重視することが多い
「結婚式のキャンセルなんて、まさか自分がするとは思っていなかった」
そう話すカップルは少なくありません。
最初は幸せいっぱいでスタートした結婚準備。
ウェルカムボードのデザインを決めたり、両親への手紙をどうしようか悩んだり、招待状の文面にふたりらしさを込めてみたり。
そんな時間を積み重ねてきたからこそ、結婚式をキャンセルするという決断は、心にとっても大きな痛みになります。
でも、たとえ理由が離婚だったとしても、ほとんどの結婚式場では「事情を問わずキャンセル料は発生します」というスタンスを取っています。
これは意地悪をしているわけでも、気持ちをわかってくれない冷たい対応をしているわけでもなく、式場というサービス業の特性上、どうしても必要なルールなんですよね。
私自身、数年間ブライダル業界に身を置いていましたが、いろんなカップルと出会って、いろんな涙と喜びの場面に立ち会ってきました。
その中で、予定していた式が取りやめになるケースも何度も経験しました。
理由は本当にさまざまで、家族の事情や転勤、健康の問題、そしてやっぱり一番多かったのは「気持ちが変わってしまった」というものでした。
そういった中で一番つらかったのは、キャンセルの連絡をくださったご本人が「事情が事情なので、キャンセル料だけは勘弁してもらえませんか」と泣きながらお話しされることでした。
気持ちは痛いほどわかるんです。
でも、それでもやっぱり「ご契約内容に基づいて、キャンセル料が発生します」というお返事をしなければならない。
それは式場スタッフとして、そしてサービスを提供する立場として避けて通れない現実でした。
思いや状況に関係なく、キャンセル料は発生するのが現実
キャンセル料が必要になるタイミングは、式場によって異なりますが、たいていは「日取りを押さえた段階から発生する」と考えておいたほうが安全です。
多くの式場では、仮予約ではなく正式契約となると同時に内金を支払う形が一般的で、その時点でキャンセルポリシーも適用されます。
つまり、たとえまだドレスの試着もしていなくて、打ち合わせもこれからという段階だったとしても、「日程を押さえた=式場のスケジュールをふたりのために確保した」ことになるため、式場側にはそれ相応の損失が発生しているんですね。
そして、このキャンセル料というのは、どれだけ個人的に納得がいかなくても、式場側にとっては「約束された売上がなくなる」という大きな損失なので、気持ちではなく契約で判断されてしまうのが現実です。
「ふたりの関係が壊れてしまっただけでも十分つらいのに、そこに何十万ものキャンセル料がのしかかってくるなんて」と感じる方も多いでしょう。
実際、私が担当していた新郎新婦の中には、離婚前提のキャンセルとなり、キャンセル料の支払いをめぐって激しくもめてしまったケースもありました。
でも逆に、事前にしっかり話し合いがされていたり、親族が間に入ってくれたりして、スムーズにキャンセル対応が進んだこともありました。
ポイントは、冷静に「感情」と「契約」を分けて考えることです。
どんなに納得がいかなくても、契約書にサインしてしまっている以上、それに従って動かざるを得ない部分は少なからずあります。
そのうえで、
「じゃあこの負担をどうやって分担するのか」
「支払い方法や時期を調整できる余地はないか」
といったことを、式場に相談しながら少しずつ進めていくことが、心のダメージを最小限に抑えるコツかもしれません。
キャンセル料の仕組みはどうなっているの?
理由に関係なく、キャンセルの時期で金額が変わる
結婚式って、1年先や半年先など、ずいぶんと前もって予約することが多いんですよね。
だからこそ、途中で「やっぱりやめようか」と思っても、現実にはもう色んな歯車が動き出していて、なかなか簡単には止められないのが正直なところ。
キャンセル料というのは、基本的に「どのくらい早い段階でキャンセルしたか」によって金額が変わるのが一般的です。
これは多くの式場で共通しているルールで、日取りから逆算して
- 〇日前までは〇%
- 〇日を過ぎると全額
というように段階的な設定がされていることが多いです。
たとえば半年以上前なら、内金分だけで済む式場もあるかもしれません。
でも、式の3か月前を切ってくると
「料理や引き出物の準備が始まっているため」
「会場を他の人に貸せる可能性が減るため」
そういった理由で、ぐんと高額になってくることもあります。
そして、最も費用が大きくなるのは、やはり挙式直前のキャンセル。
1週間前、3日前、前日など、直前になると100%支払いというケースも珍しくありません。
これはもう、
- 式場スタッフ
- 調理チーム
- 花屋さん
- ヘアメイクさん
- 司会者
- カメラマン
離婚に限らず、どんな理由であっても、時期によって金額が変動するという点は変わりません。
「気持ちの問題じゃなく、スケジュールと契約の問題なんだな」と一度割り切って見ることで、少し冷静になれるかもしれません。
すでに発注済みのものがあると、さらに費用がかさむことも
ここでもう一つ重要なのが、すでに「実費が発生しているかどうか」です。
たとえば、装花のデザインを決めて発注が済んでいたり、席次表や招待状の印刷が始まっていたり、お料理の仕入れの準備が始まっている場合。
これらは、たとえ式を挙げなくなっても「もうお金が動いてしまっている」ので、キャンセル料とは別にその費用を請求されることがあるんです。
「まだドレスも決めていないのに」「打ち合わせも数回だけだったのに」と思うかもしれません。
でも、式場側からすれば、準備の段階でも多くの部署が動き始めていることがあるので
「進行状況に応じたキャンセル料+実費」
という二重の負担になってしまうケースも少なくないのです。
だからこそ、最初に契約する時点で「キャンセルになったらどうなるか?」というところまで確認しておくことが本当に大切。
誰だって式をキャンセルする未来なんて想像したくないです。
でも、人生はときどき、想定外の方向へ急カーブしてくることもあるんですよね。
だからこそ「いざというときに、冷静に確認できる土台」を今のうちに作っておくというのは、自分たちを守る意味でもとても大切なことだと思います。
そして、万が一キャンセルが必要になったときは
「自分たちが何にどれだけ費用をかけていたのか」
「どの項目がすでに手配済みだったのか」
などを式場に丁寧に確認していくことが、損を最小限に抑える第一歩になります。
焦らず、冷静に、少しずつ。
今は気持ちが不安定でも、大丈夫です。
一緒に整理していきましょう。
離婚したふたりでキャンセル料をどう分担する?
基本的に式場は支払方法には関与しない
式のキャンセルが決まったあと、次にぶつかるのが「このキャンセル料、誰がどれだけ払うのか」という、感情とはまた別の現実的な問題です。
でも実は、この点については式場が決めてくれるわけではありません。
契約はふたりの連名で交わしていることが多いため、基本的には新郎新婦の間で話し合って決めてくださいというスタンスになります。
誰が何割払うか、分割払いにするか、代表者がまとめて払うか、それともお互い別々に振り込むか。
形式も負担の割合も、式場側から指定されることはほとんどないんです。
だからこそ、ここで揉めるケースは本当に多いんです。
式のキャンセルはただでさえ心が削られる出来事なのに、そこへ「お金の話」が入ってくると、どうしても感情がヒリヒリしてしまう。
これまで一緒に過ごしてきた時間を振り返りながら「本当にここまでこじれてしまったんだな」と実感する瞬間でもあります。
そして厄介なのは、離婚を前提としたキャンセルの場合、お互い冷静に話し合える状態ではないことも少なくないということ。
連絡を取るのさえ難しい、顔も見たくない、弁護士を通してしかやり取りしていない。
そんな状況でも、キャンセル料という「現実」は避けて通れないのです。
わたしが式場で働いていたときにも、実際にこんなカップルがいました。
結婚式の1か月前になって別れを選んだおふたりで、話し合いは感情的にこじれたまま。
キャンセルの連絡も、どちらか一方からではなく、親御さんが間に入ってきた形でした。
最終的には、両家で半分ずつキャンセル料を負担するという形で収まりましたが、その調整には何度も電話とメールのやりとりが必要で、精神的にもとても大変そうでした。
だからこそ、ひとつだけ伝えたいのは、**「支払いについての交渉や相談は、なるべく早い段階で冷静なうちに話しておくのがベスト」**ということ。
結婚式の準備を始めたばかりの頃にそんな話をするのは少し気が引けるかもしれません。
でも、万が一のときに「お互いにとってフェアな形で進められるようにするため」にも、キャンセル時の取り決めについて軽くでも触れておくのは大切だと思います。
どうしてもキャンセル料を払いたくないときの選択肢
日程変更ならキャンセル料を回避できるケースも
「もうこの先、結婚式なんてできないかもしれない…」
そんな思いで胸がいっぱいになっているときに、数十万円単位のキャンセル料がのしかかってくるなんて、本当に苦しいしつらいですよね。
だからこそ、まず伝えたいのは「もしかしたら、キャンセルしなくても済む方法があるかもしれない」ということです。
その一つが「日程変更」という選択肢。
これはすべての式場で可能なわけではないのですが、多くの会場では結婚式そのものをキャンセルするのではなく
「延期」という形にすれば、キャンセル料の対象外となることがあるんです。
わたしが以前勤めていた式場でも、日程変更の相談を受けることが何度かありました。
たとえば、新婦さんが妊娠されたことで式の準備が難しくなったケースや、ご家族の体調不良で延期を余儀なくされたこともありました。
そういった場合、「今回は仕方がないですよね」という柔軟な対応で、キャンセル料は免除、日程変更の手数料のみ、ということもありました。
もちろん、日程変更に伴って変更手数料がかかったり、新しい日程によってはプランの内容や割引条件が変わってしまうこともあります。
でも、“全額を失う”というリスクを避ける手段としては、日程変更はとても有効な方法です。
「結婚式はやめる。でもキャンセル料は払いたくない」ではなく、「今はできないけど、タイミングを見て延期したい」という選択に切り替えることで、費用面の負担がグッと軽くなる可能性があります。
ただし式場によっては追加の内金が発生することも
日程変更ができればキャンセル料を回避できる可能性はありますが、それでも注意しておきたいのは、変更によって新たな費用が発生することがあるという点です。
たとえば、変更先の日取りがハイシーズンに当たってしまった場合、最初に契約していた時期よりも料金が高くなることがあります。
また、割引プランやキャンペーンが適用外になることもあるので、全体としての費用が増えてしまうこともあります。
加えて、日程変更の手続きには「追加の内金(変更料)」が必要になるケースもあり、「キャンセル料ほどではないけど、多少の出費は覚悟しておく必要がある」ということも頭に入れておいた方が安心です。
とはいえ、「何十万円ものキャンセル料を丸ごと払うよりは、変更料を払って延期するほうがずっと現実的」という方も多いはずです。
だからこそ、一度、式場に正直に相談してみてください。
自分で勝手に「もう無理だ」「絶対に高額な請求が来る」と決めつけてしまわずに、「今こういう事情があって…」と素直に状況を伝えるだけで、驚くほど柔軟に対応してくれる式場もあります。
実際、わたしが対応したカップルの中にも、「もうどうしようもないと思ってたけど、電話してみてよかった」と言ってくださった方がたくさんいました。
式場側も決して“お金を巻き上げたい”わけではありません。
できることなら、笑顔でおふたりを迎えたいという気持ちでいっぱいなんです。
ただ、それぞれの式場にルールがあるからこそ、先延ばしにせず、早めに動くことが大切です。
それでも変更できない…というときは
キャンセルせざるを得ないときは、まず冷静に相談を
日程変更という選択肢が使えるなら、きっとそれが一番心にもお財布にもやさしい方法だと思います。
でも、人生にはそれすら選べないような場面もあるんですよね。
たとえば、離婚という結末。
関係が完全に終わってしまった、修復も難しい、それどころかもう相手と連絡すら取りたくない。
そんな状況のなかで「日程変更しませんか?」なんて、現実的に無理な話です。
もしかしたら、新しいパートナーができていたり、すでに婚約を解消して周囲に説明をしてしまっていたり、気持ちだけでなく環境そのものが変わってしまっていることもあるでしょう。
また、親族の反対、病気や転勤、精神的なストレスなど、離婚でなくても「もうどうしても結婚式を挙げられない」という事情は本当にいろいろあります。
そうした場合、結局は「キャンセル」という選択をするしかありません。
でも、だからといってすべてをひとりで抱え込まなければいけないわけじゃないんです。
まず大切なのは、
「契約している式場に、なるべく早く正直に相談すること。」
これに尽きます。
わたしが式場にいた頃、「もう無理だと思ったけど、電話してみたらすごく親身になってくれた」と涙ぐみながら話してくれたお客様がいました。
あのときの安心した表情は、今でも忘れられません。
もちろん、すべての式場が柔軟に対応してくれるとは限りません。
でも、契約の詳細を再確認したり、費用面で少しでも軽くできる可能性がないかを一緒に探ってくれるスタッフさんは、たくさんいます。
たとえば、印刷物や引き出物など、手配が始まっていた項目だけを実費精算して、あとの部分は請求を抑えるとか。
あるいは、分割払いを相談して、時間をかけて負担を減らす方向で考えるとか。
こちらから「今こういう事情があって…」と心を込めて伝えることで、式場側も“人”として向き合ってくれることが多いんです。
契約だから冷たくあしらわれると思い込んでしまって、ギリギリまで連絡を避けてしまう方もいますが、それは逆に状況を悪化させることにつながることもあります。
- どうしても変更できない。
- キャンセルしか選べない。
そのひとつが「式場と誠実に向き合うこと」。
そして、必要なら信頼できる第三者に相談すること。
親でも、友人でも、法律の専門家でも構いません。
自分だけで抱え込まないことが、苦しい状況を乗り越えるための最初の一歩です。
「どうしよう、もう終わったかもしれない」そんな気持ちになったときほど、深呼吸をして、誰かに声をかけてみてくださいね。
きっとそこから、少しずつ前に進めるはずです。
人生が思うように進まないときこそ、やさしく自分をいたわって
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」
「ちゃんと愛してたはずなのに」
「私がもっと頑張っていれば、何か違っていたのかな」
結婚式をキャンセルする…その現実に向き合ったとき、多くの人が心の中でこんなふうに自分を責めてしまいます。
特に離婚という選択が関係していると、「ふたりで築こうとしていた未来がなくなってしまった」と感じるだけで、胸が押しつぶされそうになることもあるでしょう。
でも、どうか忘れないでほしいのです。
思うようにいかないのが人生であって、あなたが悪いわけじゃないということを。
結婚式って、本当は人生のなかでも最高に幸せな瞬間になるはずだったもの。
それだけに、それを失ったときの喪失感や空虚さは、想像以上の重さでのしかかってきます。
希望も期待も、みんなの祝福も、笑顔も、全部まるごと用意していた場所を失ってしまったのだから、それはもう「がっかり」なんて言葉では片付けられません。
だけどね。
どんなに傷ついたとしても、それでもあなたは前を向ける人です。
だって、今こうして「どうしよう」「なにか方法はないか」と調べて、このページにたどり着いてくれたから。
この先しばらくは、心にぽっかり穴があいたままかもしれません。
気持ちの整理も、経済的な痛みも、すぐには癒えないと思います。
式の写真がSNSに出てくるだけで涙が出てきたり、ウェディングドレスの広告を見るだけで心がざわついたり。
そんなことだってあるでしょう。
それでも、少しずつでいいんです。
1日1ミリずつでもいい。
「今日、ちゃんとご飯を食べられた」「とりあえず起きて仕事に行けた」それだけでもう、十分がんばってる。
人生が思うように進まないときって、無理に強くなろうとしなくてもいいんです。
涙が出るなら、思いっきり泣いていい。
傷ついた心を、誰かに甘えてもいい。
「つらい」って口に出すことを、ためらわなくていい。
そうやって、自分の心の声をちゃんと聞いて、自分自身をやさしく抱きしめてあげてくださいね。
キャンセル料のことも、式場とのやり取りも、元パートナーとの関係も、全部があなたの肩にのしかかっていたとしても、それは永遠に続くものじゃない。
ひとつひとつ、いつか終わります。
過ぎ去ります。
そしてきっとまた、あなたが自分らしく笑える日が来ます。
誰かと笑い合える未来だって、まだちゃんと用意されている。
だから今は、焦らずに、ちゃんと立ち止まってもいい。
深呼吸して、自分を責めるその手を、ゆっくり下ろしてみてください。
「ここまでよく頑張ったね」
「これからは、自分の幸せを大切にしていいんだよ」
そんなふうに、自分自身に声をかけてあげてくださいね。
そしてまた一歩、あなたらしい人生を、歩き出していけますように。
まとめ
結婚式をキャンセルするなんて、自分には関係ないと思っていた。
まさか、ふたりで決めた大切な日を、自分の手で白紙に戻すことになるなんて、想像もしていなかった。
そんな気持ちでこのページを開いてくれたのだとしたら、今きっと、とてもつらくて、苦しくて、不安でいっぱいなのではないでしょうか。
でも、結婚式をキャンセルするという決断は、弱さじゃなくて、勇気です。
ふたりのこれからをちゃんと見つめ直して、それぞれが前を向くために選んだ、誠実な一歩なんです。
たとえその理由が離婚であっても、途中で迷ってしまったとしても、自分を責める必要なんてひとつもありません。
- キャンセル料のこと
- 式場とのやり取り
- お金のこと
- 親や周囲への説明
けれど、そんなときこそ、自分を見失わずに、ひとつずつ丁寧に向き合っていくことが、未来のあなたを守ることにつながっていきます。
結婚式は「夢の舞台」かもしれません。
でも人生は、その先もずっと続いていきます。
この経験がきっと、あなたの優しさや強さに変わって、これから出会う誰かや出来事にやわらかく寄り添う力になっていくはずです。
どうか自分を責めずに、自分を大切に。
心の傷が癒えるまで、無理せずに。
あなたがまた、自分らしく笑える日が来ることを、心から願っています。