新しい包丁を買った!
早速使ってみたいけれど、使い始める日は気にしたほうがいいのかな?と、ふと気になることありますよね。
日本では古くから
「刃物は災いを断ち切り、未来を切り開くもの」
という意味を持っていて、大変縁起の良いものの一つとされているんです。
こういった包丁を始めとした刃物類は、
「人生を切り開く」
「食物分配」
といった意味で、とっても大切な道具として、そして縁起の良いものとして古くから認められています。
そんな縁起物の包丁を新しくおろすなら、やっぱり縁起の良い日がいいですよね。
包丁をおろす日で縁起のいい日という一粒万倍日っていつ?
「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび)って、聞いたことがありますか?
一粒万倍日とは、「何事を始めるのも良い」と言われている吉日です。
「一粒の籾(もみ)をまけば、万倍の籾を持った稲穂となる」という意味があります。
この日に、ほんの少しでもプラスに繋がることを始めると、何倍にもなって帰ってくると言われてるんですね。
包丁と金運の深いつながり
包丁を使うキッチンは、風水で金運の要と考えられているほど大事な場所。
「台所が火の車」って言葉があるように、キッチンは豊かさを一番表す「食」を扱う場所です。
なかでも包丁を始めとする刃物は金運と深いつながりがあるんです。
風水では五行を整えることで運気が高まるとされていて、
- 木
- 火
- 土
- 金
- 水
この中の「金」は金運や財産の象徴で、刃物は作物の刈り取りに欠かせないアイテム。
陰陽五行の金は季節でいうと秋にあたるものだから、収穫季節と重なっています。
そのため、五行の金は刃物を示し、包丁を整えることが金運アップにつながるという意味があるんですね。
包丁と金運の深いつながり、わかってもらえましたか?
一粒万倍日も縁起の良い日だけど、万事に良い日とされている大安も、もちろん縁起の良い日です。
大安は月に5~6回だけど、一粒万倍日は月に4回くらいですね。
なので、一粒万倍日と大安が重なるという、さらに縁起の良い日もあるから、ぜひ調べてみる価値ありです!
一粒万倍日のオススメの時間帯
一粒万倍日の縁起の良い時間帯は、一般的には夕方とされています。
だけど、一口に夕方とは言っても、縁起のよい時間帯はとても幅広く、夕方から夜遅くにかけてとされています。
17時から23時くらいですね。
なので、夜ご飯の準備に合わせておろすのが良さそうですね。
そんな「一粒万倍日」にも、注意しないといけないポイントがあります。
②一粒万倍日が凶日と重なる日も注意が必要
「凶日の縁起の悪さを打ち消して、プラスマイナス0になる」とも言われています。
どちらを信じるかは、あなた次第だけど、避けた方が無難な気もしますね。
【番外編】元旦には包丁使わない?
近年はなかなか食べる機会も減ってしまったけど、昔はお正月に向けておせちを作る家庭も多かったですよね。
「包丁で幸運を切ってしまわないように、元旦には包丁を使わない」
という理由もあるそうです。
こんな理由からも、元旦に新しい包丁をおろすのは控えた方が良さそうですね。
包丁の買い換えで一番最初に切るものは?縁起がいい悪いってある?
とある田舎の風習では、包丁を買い替えて一番最初に切るものには
- タコ
- イカ
- カニ
諸説あるけど、「お足を切る」行為だから、金運を断ち切ってしまうという意味なのかもしれませんね。
「お足」とは昔のお金の呼び方です。
先程説明したように、包丁と金運は深いつながりがあるから、「足を切る」行為はNGなのかもしれませんね。
包丁を買い替えて一番最初に切ると良いもの
それとは逆に、新しい包丁をおろして、一番最初に切ると良いものには野菜がいいと言われています。
こちらはゲン担ぎというより、昔のなごりがそのまま風習になっているようです。
昔の包丁は、買ったらまず研がなくてはいけません。
今でも鋼の包丁を買って、いざ使おうとしたら、あれ?切れない。
なんて経験がある方もいるんじゃないでしょうか?
包丁を研ぐと、細かい金属の粉がついてしまいます。
この粉をきれいに落とすために、野菜くずなどを切って包丁の刃をきれいにしてたんでしょうね。
だけど、現代はステンレス製の包丁も多く流通してます。
その場合は、わざわざ研ぐ必要もないので野菜から切らなくても大丈夫ですよ。
包丁の使い始め!ちょっと余談
鋼の包丁にはさび止めニスが塗ってあります。
なので、初めて使う時は、洗剤と水で洗い落としてから使うようにしましょうね。
古い包丁を捨てる時には縁起とか関係ある?どんなことに気を付ければ良いの?
包丁は縁起の良いものというのはすでにお伝えしましたね。
でも刃が欠けたり錆びたりして古くなった包丁は、逆に運気を低迷させるアイテムになるのです。
運気もそうだけど、刃が欠けたりしている包丁は切れ味が悪くて使い辛いですよね。
なので、古くなった包丁は処分しましょう。
古い包丁を捨てる時の注意点
古い包丁を捨てるときは、新しい包丁を使い始めるときほど縁起を気にしなくても大丈夫です。
ただし、捨て方には注意が必要です。
包丁は刃物だから、そのままゴミ袋に入れて捨ててしまうと、回収時にケガをしてしまう危険があります。
なので、刃の部分を布や紙でしっかり包み、包んだものがほどけないようにガムテープでしっかり固定して処分しましょう。
包丁の捨て方については、お住いの自治体のゴミの分別方法を確認してみてください。
刃物供養ができる場合も!
大切に使っていた包丁だからゴミに出すのは気が引けるという場合は、供養に出す方法もありますよ。
供養するには、お近くの神社やお寺に問い合わせて、刃物供養を行っているか尋ねてみるとよいでしょう。
刃物が特産品の岐阜県関市など刃物供養祭を行っている地域もあります。
インターネットで調べると、包丁を送ってお炊き上げしてもらうサービスもあります。
ゴミとして捨てるにせよ供養してもらうにせよ、安全に感謝の気持ちを込めて処分できるといいですね。
包丁の使い始めのは縁起!のまとめ
最初にも言ったけど、包丁は未来を切り開く縁起物。
せっかくなら使い始める日も気を使って、気分良く包丁を使い始めたいところ。
だけど、「最初に何を切る?切らない?」に関しては、知らない人がけっこう多くいました。
なので、そこまで気を使わなくても良いかもしれませんね。
包丁は、しっかりお手入れをすれば、とても長いお付き合いをする道具です。
気にしすぎる必要はないかもしれないけれど。
新しい包丁を使う日は「一粒万倍日」や「大安」を選んで、気持ちのいいスタートを切りましょう。