包丁の使い始めは縁起を気にする?迷わないための3つの判断基準

新しい包丁を買った!

早速使ってみたいけれど、使い始める日は気にしたほうがいいのかな?と、ふと気になることありますよね。

結論からいうと、包丁を使い始める日に全国共通の決まりはなく、吉日を待たずに使っても問題ありません。

縁起を大切にしたいなら大安や一粒万倍日などを選び、すぐ使いたいなら材質と初回のお手入れを確認して使い始める、という考え方で大丈夫です。

日本では古くから、刃物には災いを断ち切り、未来を切り開くという意味があると伝えられてきました。

八坂神社の刃物神社で刃物供養が行われ、高家神社で庖丁式が奉納されていることからも、包丁が単なる調理道具ではなく文化や祈りと結びついてきたことがわかります。

包丁を始めとした刃物類は、

「人生を切り開く」
「食物分配」

といった意味を持つ、とても大切な道具として扱われてきたんですね。

ただし、縁起の考え方には地域や家庭による違いがあります。

使い始めで迷ったときは、次の3つを順番に考えると決めやすいですよ。

  • 縁起を大切にして、気持ちのよい節目を作りたいか
  • 鋼・ステンレス・割込など、包丁の材質と仕上がりはどうなっているか
  • 洗浄・乾燥・必要に応じた研ぎを安全に行えるか

日取りは気持ちのための選択、初回のお手入れは安全に長く使うための実務、と分けて考えるのがポイントです。

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包丁をおろす日で縁起のいい日という一粒万倍日っていつ?

「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび)って、聞いたことがありますか?

一粒万倍日とは、「何事を始めるのも良い」と言われている吉日です。

「一粒の籾(もみ)をまけば、万倍の籾を持った稲穂となる」という意味があります。

新しいものを使い始める節目を大切にしたい人には、包丁をおろす日として選びやすいですね。

万事に良い日とされる大安や、吉日のひとつである天赦日を候補にする考え方もあります。

包丁らしい文化とのつながりを重視するなら、11月8日の「刃物の日」も選択肢です。

関市では11月8日に刃物供養祭が行われていて、刃物を大切に扱い感謝する日という意味を持たせやすいでしょう。

一方で、11月8日の由来を「毎月8日も包丁に良い日」と広げるのは、共通の決まりではありません。

縁起を気にするなら大安・一粒万倍日・天赦日などから都合の合う日を選び、気にしないなら必要になった日から使って大丈夫です。

吉日を待つあいだに料理で困ってしまうなら、日取りより安全な使い始めを優先してくださいね。

包丁と金運の深いつながり

包丁を使うキッチンは、風水では豊かさを表す「食」を扱う大事な場所と考えられています。

風水の五行では、

の5つの要素で自然界の物事を捉えます。

このうち刃物を「金」に結びつけ、包丁を整えることを金運と関連づける考え方があるんですね。

ただ、これはあくまで風水上の捉え方で、包丁を新しくすれば金運が上がると約束されるものではありません。

金運が気になる人は気持ちよく始めるためのゲン担ぎとして取り入れ、実際の使い始めでは刃の状態やお手入れを優先すると迷いにくいですよ。

一粒万倍日と大安が重なる日を選びたい場合は、その年の暦を確認して、自分の予定と無理なく合う日を探してみてください。

一粒万倍日のオススメの時間帯

一粒万倍日に包丁をおろすなら、時間帯まで気にするべきなのかも悩みますよね。

一粒万倍日そのものに「17時から23時がよい」という共通の決まりがあるとは言い切れません。

時間帯による吉凶は、先勝や赤口など六曜の説明と混ざって語られることがあります。

そのため、一粒万倍日を選んだうえで時間まで合わせたいなら、その日の六曜と時間帯を別に確認するのがわかりやすいです。

時間帯を細かく気にしない人は、夕食の準備など落ち着いて洗浄や試し切りができるタイミングを選びましょう。

一粒万倍日の注意点
①不成就日など別の暦注と重なる日を気にする考え方もあります。
②重なった日の受け止め方には複数の説があるため、自分が納得できる日を選びましょう。

吉日が重なると縁起が強まると考える人がいる一方で、吉日と凶日が重なったときの解釈はひとつではありません。

気になって使うたびに不安になりそうなら別の日を選び、そこまで気にならないなら日取りに縛られすぎなくて大丈夫ですよ。

【番外編】元旦には包丁使わない?

昔から、お正月には

「包丁で幸運を切ってしまわないように、元旦には包丁を使わない」

という言い伝えがあります。

おせちを年末までに作り、元旦は台所仕事を休むという暮らし方とも結びついてきたのでしょう。

ただし、元旦や三が日に包丁を使わないことは全国共通の禁忌ではなく、地域や家庭によって受け止め方が違います。

家の習慣を大切にしたい場合は元旦を避け、特に決まりがない場合は安全に使える日を選べば問題ありません。

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包丁の買い換えで一番最初に切るものは?縁起がいい悪いってある?

とある田舎の風習では、包丁を買い替えて一番最初に切るものとして、

  • タコ
  • イカ
  • カニ

などの足のある食材を避ける、と言われています。

「お足」は昔のお金の呼び方なので、足を切る行為を金運が切れることに見立てた言い伝えなのかもしれませんね。

ただし、これも地域や家庭に伝わる風習のひとつで、全国共通の作法ではありません。

タコやイカ、カニを最初に切ったから縁起が悪くなる、と心配しすぎなくて大丈夫です。

最初に切るものを縁起で決めたい人は野菜を選び、実用を優先する人はその日の料理に必要な食材を切る、という分け方で十分ですよ。

包丁を買い替えて一番最初に切ると良いもの

新しい包丁で最初に切るものには、野菜がよいと言われています。

こちらはゲン担ぎだけでなく、昔の包丁の使い始め方が風習として残った可能性があります。

昔の包丁は、買ったらまず研がなくてはいけないものもありました。

包丁を研ぐと、刃に細かい金属の粉がつくことがあります。

そのため、研いだ後に野菜くずなどを切り、刃の状態を確かめながら金気や金属粉が残らないようにしたことが、「最初は野菜」という話につながったとも考えられます。

現代の家庭用包丁には、購入時から使える状態に仕上げられ、使い始めに研ぐ必要がない製品も多くあります。

一方で、専門店やプロ向けの包丁、和包丁などには、本刃付けや仕上げの確認が必要なものもあります。

「新品だから必ず研ぐ」「新品だから絶対に研がない」と決めず、商品説明と刃の仕上がりを確認することが大切です。

家庭用の完成品なら、まず洗って使い、切れ味に違和感がある場合だけメーカーや販売店、研ぎの専門店に相談すると失敗を防ぎやすいですよ。

包丁の種類 使い始めに確認したいこと 向いている人
保護ニスや油の有無を確認し、必要なら洗い落とす。水分を残さず、初期の赤錆に注意する 切れ味を大切にし、こまめなお手入れができる人
ステンレス 洗って水気を拭いてから使う。錆びにくくても水分や汚れを残さない お手入れのしやすさを重視する初心者
割込 刃の素材と外側の素材を商品表示で確認し、刃先の錆と全体の水分残りを防ぐ 切れ味と扱いやすさのバランスを求める人

なお、ステンレスも環境や扱い方によっては錆びるので、「錆びない包丁」と思い込まず、使用後は洗って乾かしましょう。

包丁の使い始め!ちょっと余談

鋼の包丁には、流通中の錆を防ぐため、さび止めニスや油が使われている場合があります。

初めて使うときは商品説明を確認し、保護剤が付いている場合は洗剤と水で洗い落としてから使うようにしましょうね。

使い始めの基本手順は、次の順番です。

  • 商品表示で材質と、保護ニス・油の有無を確認する
  • 必要に応じて洗剤と水で洗い、汚れや保護剤を落とす
  • 清潔な布で水気を完全に拭き取る
  • 家庭用完成品はまず使い、切れ味に違和感があるときだけ研ぎや相談を検討する
  • 使用後もすぐに洗い、乾いた状態で保管する

新品なのに期待ほど切れないと感じる場合は、製品ごとの刃付けや仕上げ状態が影響していることがあります。

慣れないまま自己流で研ぐと刃先の角度を崩す可能性があるので、説明書を確認し、不安なら販売店や専門店に相談しましょう。

私が今回使い始めたのは〇〇製の〇〇包丁です。箱の表示で材質と初回のお手入れを確認し、〇〇の手順で洗って水気を拭きました。最初に〇〇を切ったところ、切れ味は〇〇で、翌日に刃を確認すると〇〇でした。

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古い包丁を捨てる時には縁起とか関係ある?どんなことに気を付ければ良いの?

包丁は未来を切り開く縁起のよいもの、と考えられてきたことはすでにお伝えしましたね。

でも、刃が欠けたり錆びたりした包丁は、切れ味が悪く使いづらいだけでなく、思わぬケガにつながる危険があります。

研ぎ直して使えるかを確認し、難しい場合は安全な方法で処分しましょう。

古い包丁を手放すときは、使い始める日ほど縁起を気にする必要はありません。

大切なのは、回収する人が刃に触れてケガをしない状態にすることと、住んでいる自治体の分別方法を守ることです。

古い包丁を捨てる時の注意点

包丁をそのままゴミ袋に入れると、袋を突き破ったり、回収時に作業する人がケガをしたりする危険があります。

刃の部分を厚紙や布などでしっかり包み、ほどけないようにテープで固定しましょう。

自治体によっては、包んだ外側に「危険」や「キケン」と表示するよう案内しています。

包丁の分別区分や出し方は自治体によって違うため、収集日や指定袋も含めて必ず住んでいる地域のルールを確認してください。

縁起を気にする場合でも、塩を振るなどの方法を全国共通の決まりだと思い込まず、安全と自治体ルールを最優先にしましょう。

刃物供養ができる場合も!

大切に使っていた包丁だからゴミに出すのは気が引ける、という場合は供養に出す方法もありますよ。

近くの神社やお寺に問い合わせて、刃物供養を行っているか尋ねてみるとよいでしょう。

刃物が特産品の岐阜県関市では、11月8日に刃物供養祭が行われ、使えなくなった刃物を回収して資源として生かす取り組みもあります。

地域の供養祭や回収を利用するときは、受付期間、持ち込み方法、送付できるかどうかを事前に確認してください。

ゴミとして捨てるにせよ供養してもらうにせよ、安全に、感謝の気持ちを込めて手放せるといいですね。

包丁の使い始めのは縁起!のまとめ

包丁は、未来を切り開く縁起物として大切にされてきました。

せっかくなら使い始める日にも気を使って、気分よく包丁を使い始めたいですよね。

ただ、包丁をおろす日や最初に切るものに、全国共通で守るべき決まりがあるわけではありません。

縁起を大切にしたい人は大安・一粒万倍日・天赦日、包丁文化に合わせたい人は11月8日の刃物の日を候補にできます。

一方、今夜から使いたい人は吉日を待つ必要はなく、次の実務を優先しましょう。

  • 材質と保護ニス・油の有無を確認する
  • 使う前に必要な洗浄を行い、水気を完全に拭く
  • 新品を必ず研ぐと決めつけず、製品の仕上がりと説明を確認する
  • 使い終わったらすぐに洗い、乾燥させて保管する

最初に何を切るか迷うなら、言い伝えにならって野菜を選ぶと気持ちよく始められます。

でも、その日の料理に必要な食材から切っても問題ありません。

縁起は気持ちよく始めるための選択肢、材質に合った洗浄・乾燥・手入れは長く安全に使うための基本です。

気にしすぎる必要はないけれど、自分が納得できる日と方法を選んで、新しい包丁で気持ちのよいスタートを切りましょう。