検便で下痢っぽいときはどうする?提出前に知っておきたい3つの注意点

いざ検便を提出しようとしたとき、お腹の調子が悪くて「こんな状態で出してもいいのかな…」と不安になること、ありますよね。

特に仕事の都合で期限が決まっている場合は、再提出できるのかどうかも気になるところです。

この記事では、下痢気味のときに検便を提出して大丈夫なのか、検査結果への影響はあるのか、そして正しい採取のコツまで、できるだけわかりやすくお伝えします。

スポンサードリンク

下痢っぽくても検便の提出は基本的にできる

結論からお伝えすると、下痢気味の状態でも検便は提出可能です。

ただし、便の状態によっては検査精度に影響が出ることがあるため、採取の仕方には少し工夫が必要です。

また、検便には大きく2種類あります。

飲食業などで義務付けられている「腸内細菌検査(食中毒菌の保菌確認)」と、健康診断で行う「便潜血検査(大腸がんスクリーニング)」です。

どちらの場合も、下痢だからといって即座に「提出不可」にはなりません。

スポンサードリンク

下痢のときに検便を提出するとどんな影響があるのか

「出せるとはいっても、検査に問題が出るんじゃ…」と心配している方も多いはずです。

ここでは、下痢状態の便が検査にどう影響するかを整理します。

便が水様状だと採取量が足りなくなることがある

便が水っぽい状態だと、採便スティックに便が付着しにくくなります。

採取量が規定に満たない場合、「未採取」や「検査不能」と判定されることもあります。

これは検便そのものができないという意味ではなく、あくまで採取がうまくいかなかった場合の話です。

便潜血検査では偽陽性が出やすくなることも

健康診断で行う便潜血検査の場合、下痢便には水分が多く含まれているため、本来は問題のない微量の血液反応が強く出てしまい、偽陽性になる可能性があるとされています。

つまり、実際には異常がないのに「要再検査」となってしまうケースも考えられます。

検査結果に疑問を感じた場合は、医療機関で改めて相談してみると安心です。

細菌性でない下痢なら陽性にはならない

腸内細菌検査(食中毒菌の有無を調べるもの)の場合、単純な体調不良や食べすぎなどによる下痢であれば、その下痢が原因で陽性になることはありません。

食中毒菌に感染していない限り、検査結果に影響は出ないため、過度に心配する必要はないでしょう。

スポンサードリンク

下痢っぽいときの正しい採便方法と3つの注意点

下痢気味でも正確に採取するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは具体的な方法と、やってしまいがちなNGな行動も合わせて紹介します。

【注意点①】できるだけ固形部分を採取する

下痢便は水分が多いため、採便スティックの先端全体に便をしっかり付着させることが大切です。

便の中でも固形に近い塊の部分を狙って採取すると、スティックへの付着量が確保しやすくなります。

スティックの先端を便に複数回刺す、または表面をなぞるように回転させながら付着させると採取しやすいとされています。

【注意点②】便器の水に便が触れないようにする

便器の溜まり水に便が触れると、検体が薄まってしまい、正確な結果が出なくなることがあります。

トイレットペーパーを敷いた上に排便するなどの工夫をするとよいでしょう。

また、自動洗浄機能があるトイレの場合は、採取が終わるまで一時的にオフにしておくと安心です。

【注意点③】水様便のときは無理に提出しなくてもよい場合もある

便が完全に水のような状態(水様便)のときは、採便スティックに便が付着せず、そもそも採取ができないこともあります。

こうした場合、無理に提出しようとするより、便の状態が落ち着いてから再採取する方が望ましいとされています。

もし提出期限が迫っている場合は、検査機関や職場の担当者に相談して、再提出が可能かどうか確認してみましょう。

【やってはダメなこと】抗生物質を飲んでいる場合は採取を急がない

抗生物質(抗菌剤)を服用している場合、腸内の細菌バランスが乱れているため、検査精度に影響が出ることがあります。

このようなケースでは、服用終了から2日程度あけてから採取するのが望ましいとされています。

薬を飲みながらすぐに採取してしまうのは避けましょう。

【やってはダメなこと】容器を何度も開け閉めしない

採取した便をスティックに付けてから容器にセットしたあと、繰り返し開閉するのはNGです。

保存液がこぼれたり、検体が空気に触れて劣化する恐れがあります。

一度しっかりと閉めたら、そのまま提出するようにしましょう。

【やってはダメなこと】下痢が長く続いているのに放置する

下痢が数日以上続いている場合、ノロウイルスや腸の炎症など、何らかの体のサインである可能性もあります。

検便のことも大切ですが、まず自分の体の状態を優先してください。

長引く下痢は、消化器内科への相談を検討するきっかけにもなります。

まとめ:下痢っぽくても正しく採取すれば検便は提出できる

  • 下痢気味でも検便の提出は基本的に可能
  • 水様状の便はスティックに付着しにくいため、固形部分を狙って採取する
  • 便器の水に触れると検体が薄まるため、ペーパーを敷くなどの工夫を
  • 抗生物質を飲んでいる場合は、服用終了後2日あけてから採取する
  • 水様便で採取が困難なときは検査機関に相談して再提出を検討する
  • 細菌性でない下痢が原因で腸内細菌検査が陽性になることはない

検便の日にお腹の調子が悪くなると、「また別の日に出せるの?」「このまま提出して大丈夫?」と焦りますよね。

でも、ポイントさえ押さえておけば、大半の場合は問題なく採取・提出できます。

まずは落ち着いて、固形部分の採取を試みてみてください。

どうしても難しい場合は、一人で悩まず検査機関や職場の担当者に相談するのが一番です。

「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮しなくて大丈夫ですよ。

あなたの体の状態に合わせて、柔軟に対応してもらえることがほとんどです。

提出日までに出ない焦りとタイミング不安の対処まとめはこちら
検便が出ないときの全体ガイドに戻る