社会人になって初めて書く「上司への年賀状」って普段友達や親戚、お世話になった先生とかに出す年賀状と同じでいいのかって考えてしまいますよね?
「こんなこと書いてしまって失礼にならないか」
「会社での対応が変わってしまったりしないかな」
なんてことも考えてしまいます。
しかも最近では、
「友達同士では年賀状なんかは出さなくてSNSやメールで新年の挨拶を済ませちゃうから、そもそも年賀状なんか書いたことないよ」
なんて人も、結構いたりしますよね。
そこでこの記事では、そんな上司への年賀状について
「これをおさえておけば大丈夫!新入社員が上司宛てに書く年賀状10個の注意点」
「上司に宛てた年賀状の例文」
っていうを詳しく見ていきたいと思います!
新入社員が上司宛てに書く年賀状の注意点は?
まず、「プライベートで送る年賀状」と「上司に送る年賀状」は、全く別物として考えるようにしましょう。
上司や仕事関係の相手へ送る年賀状には、ちゃんとしたビジネスマナーがあるんですね。
初めてのことで面倒くさいと思いますけど、注意するべきポイントを押さえておけば大丈夫です!
そこで、会社の先輩や上司への年賀状を書く時の注意点をご紹介しますね。
- あいさつ文は基本黒で!
- 新年を祝う「祝賀」の取り扱いに注意!
- 縁起の悪い表現は使ってはダメ
- 日付の表現は統一しましょう
- 句読点は使わないこと
- 必ず「ひとこと」添えるように
- 家族ぐるみの付き合いではないなら写真は載せないようにしよう
- 宛名書きには役職名は不要
あいさつ文は基本黒で!
友達に送るような年賀状だと、おめでたい感じを出すのにカラフルなペンを使って、あいさつ文を書いたりしますよね。
私も学生の頃は良くやってました。
でも、上司宛の年賀状の場合は、これはやったらダメなんです。
上司への年賀状のあいさつ文は、黒インクのペンや毛筆、筆ペンで書くよにしましょうね。
おめでたいからと言って、赤色なんかで挨拶を書くのはマナーとして正しくないので、要注意です。
新年を祝う「祝賀」の取り扱いに注意!
実は、年賀状に良く使われる「迎春」や「賀正」といった漢字2文字までの祝賀は、実は「目上の人から目下の人へ送るときに使う言葉」なんですよね。
なので、職場の上司に宛てた年賀状にこれらの祝賀を書くと失礼にあたっちゃいます。
コンビニとかで売られている年賀状には、「迎春」とか良くに使われてますよね?
なので、知らなければ普通に「迎春」や「賀正」と印刷された年賀状を買って送ってしまいますね。
では、上司や目上の人への年賀状ではどういう言葉を使えばいいかと言うと「4文字の祝賀」を使うのが一般的なんです。
- 謹賀新春
- 恭賀新年
- 恭賀新春
上司に送る年賀状には、これらを使うようにするといいですよ。
これらの祝賀に使われる「賀正」や「謹賀」などには、「あけましておめでとうございます」と同じ意味があります。
なので「謹賀新年 あけましておめでとうございます」って書いてしまうと、同じ意味の挨拶を2回繰り返して言っているのと同じことになってしまいますよね。
この場合は「謹賀新年 旧年中は格別の~」っていった感じで書くのが正しい書き方となります。
縁起の悪い表現は使ってはダメ
次のような言葉は、縁起が悪いので新年にふさわしくない言葉とされています。
- 去る
- 疲れる
- 落ちる
- 失う
- 絶える
- 滅びる
- 枯れる
- 倒れる
- 病む
でも、実は日常よく使ってしまいがちな「去年」って「去る」って言葉が使われてます。
これを知らないと、何気に「去年はありがとうございました」なんて、書いちゃいそうですよね。
こんな風に「使う言葉」に気をつけておかないと、意外とうっかり使ってしまうこともあるので、注意しておきましょうね。
日付の表現は統一しよう
これは、どういうことかと言うと、
「平成二十八年 一月 元旦」
というのは誤りで、正しくは
「平成二十八年 一月 元旦」
「平成二十八年 一月一日」
です。
「元旦」という言葉に1月1日という意味があるので、わざわざ1月を付ける必要はありません。
うっかり間違ってしまうこともあるので、注意しておきましょうね。
句読点は使わないこと
文章を読みやすくするために句読点(「、」「。」など)を使うのは失礼にあたるんです。
「少し文章が長くなったから、読みやすいように”、”を入れよう」と相手のことを思ってつけた句読点が失礼とは、どういうことでしょうか?
本来、漢文や日本文には句読点ていうものはないんですね。
しかし、誰にでも文章を読むことができるようにと教育が行われてきた時に、文の切れ目がわからない人(無学の人)のために、句読点を付けるようになったんですね。
なので、「相手に敬意を払う書面には、句読点を付けない」というのが礼儀になっているんです。
同じように、相手に敬意を払って句読点を付けていないものに「表彰状」や「卒業証書」があります。
気にして見てみると「へぇぇ~なるほど!」って思いますよ。
必ず「ひとこと」添えるようにしよう
最近では、既に印刷してある年賀状や、自宅でプリンターを使って印刷した年賀状を使うことが多いですよね。
でも、そのまま宛名だけを書いて送ると、とってもそっけない年賀状になっちゃいます。
せっかく新年の挨拶として送るので、最後にひとこと手書きで書いて送ると、同じ印刷された年賀状でも、相手の受け取る印象が全然違ってきますよ。
- 自分の今年の目標
- 近況の報告
- 相手の健康を気遣うひとこと
- 感謝のひとこと
- 今後の指導のお願いへのひとこと
- 健康や幸福を祈るひとこと
- 共通の話題についての一言
いまいち、どう書いたらいいか思い浮かばないときには
「入社間もなくまだ何も分かりませんが一生懸命頑張ります ご指導のほど宜しくお願い致します」
と書いておくのがお勧めですよ^^b
家族ぐるみの付き合いではないなら写真は載せないようにしよう
上司の方と家族ぐるみのお付き合いがあるのであれば、家族や子供の写真を載せた年賀状でも問題ないですね、
でもそういった付き合いがないのであれば、お正月っぽい絵が描かれている、オーソドックスな年賀状を使うようにしましょう。
友人や知り合いに出すのではなく、あくまでも「会社の上司に出すもの」です。
なので、ビジネスマナーとして考えたら、家族写真や子供の写真は載せない方が無難ですね。
もしも赤ちゃんが産まれて、出産祝いを頂いたのであれば、年賀状ではなく、別途「お礼の手紙やはがき」として送った方がいいですね。
宛名書きには役職名は不要!
上司への年賀状も、自宅へ出すようなものについては、会社での役職名は書く必要はありません。
普通通り、最後に「様」を付けておけば大丈夫です。
送り先の上司が、いつも顔を合わせているような直属の上司じゃなく、普段あまり顔を合わせたり話をしたりすることのない上司の場合、
そんなときには、差出人のところに簡単に「自分の所属している部署」を書ておくと、受け取った側も誰からの年賀状なのかわかりやすくなって親切ですね。
せっかく年賀状を出すんですから、上司への年賀状は元旦に届くようにしましょう。
それ以降に届いたら、やっぱり印象はあまりよくないですもんね。
一般的には12月25日までにポストに投稿すれば、元日に届けられますよ。
新入社員が上司に書く年賀状の例文
コンビニとかで、既に文章が書かれている年賀状の場合は必要ありませんが、自分で書いたり、作ってプリンターで印刷するときには文章を考える必要があります。
ここでは、特に凝ったり一ひねりしたような文章を書く必要はありません。
普通にありきたりのもので構いませんが、手書きの場合は感謝の気持ちを込めて書くようにしましょう。
やっぱり文字に込めた気持ちっていうのは相手に伝わりますよ。
上手な字でなくてもいいので、丁寧に書くように気を付けましょう。
あと、前述したように、本文のあとに書く「ひとこと」が大切です。
ここでは「あなたらしさ」をアピールできるよう、考えてみてくださいね。
それでは、会社の上司あてに出す場合の年賀状の例文をご紹介しますね。
旧年中はいろいろとお心遣いをいただき 誠にありがとうございました
今年は昨年の経験を生かし 更にご期待に応えるべく精進する所存でおります
本年もご指導の程 何卒宜しくお願い申し上げます
ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
平成三十年 元旦
旧年中は大変お世話になりました
入社二年目の今年は 目標を明確に見定めて目標達成に向けて積極的な姿勢で業務にあたりたいと思っております
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
平成三十年 元旦
旧年中は日ごろの親身なご指導に深く感謝申し上げます
本年もご期待に添えるよう頑張っていきますのでご指導の程よろしくお願いいたします。
ご家族の皆様にはご健康で幸多い一年でありますようお祈り申し上げます
平成三十年 元旦
旧年中はいろいろとお心遣いをいただきまことにありがとうございました
まだまだ未熟者ですが△△さんをはじめ先輩方のお仕事を見習いながら
少しずつでも成長していきたいと思っております
本年もよろしくご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます
平成三十年 元旦
これ以外にも、コンビニに置いてある年賀状や自分の親に届いた会社の部下からの年賀状を見て、参考にしてみてもいいですよね。
また、上司の住所がわからないときには「上司に送る年賀状!住所の聞き方はどうすればいいの?」にくわしくご紹介していますので、参考にされてみてくださいね!
新入社員の上司への年賀状の書き方のまとめ
今までは親しい友達とかにだけ年賀状を出したり、メールやSNSで済ませていた年始のあいさつも、社会人になるとそういう訳にはいきません。
「面倒くさいなぁ」なんて思わずに、日本の古くからある風習を大切にして、「上司への日頃の感謝の気持ち」というのを考える良い機会です。
そういった気持ちを込めて年賀状を送ることで、あなたの今後の仕事とか人生にもきっと生きてきますよ。
あなたが、初めて上司へ年賀状を送るときの参考にしていただければ幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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