新年の大事な挨拶状である、年賀状。
いつもお世話になっている上司への年賀状を出すときに、どのように書けば好印象になるのでしょうか。
…の前に、そもそも、あなたの会社では年賀状のやりとりをすることは社内ルールで認められていますか?
私が勤めていた会社では、「年賀状やお中元・お歳暮などはしないように」というルールがありました。
このルールも、入社してすぐだとわからないと思いますので、年の近い先輩に聞くなどして確認してみてください。
私は、このルールがあったので、特に親しくしていただいた上司とは、自分が退職してから年賀状のやりとりをするようになりました。
そして社内ルールで認められていると確認できた場合、どのように書けば良いかを調べました。
上司に年賀状を書くときに気を付けたい6つのマナー
それでは、基本的な上司への年賀状のマナーを6つご紹介していきますね。
上司への年賀状マナー①宛名はできれば手書きで
今は宛名・裏面共に、手書きではなくプリンターで印刷される方が圧倒的に多いと思います。
そんな時代なので、「宛名を手書きで書く」というのはとても丁寧な感じがして、好印象だと思います。
字に自信のない人もいると思いますが、心を込めて丁寧に書けば気持ちは伝わると思いますよ。
上司への年賀状マナー②年賀状に書く賀詞に注意
「賀詞」とは、年賀状の最初に書く言葉です。
- あけましておめでとうございます
- 謹賀新年
- 恭賀新年
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
- 謹んで初春のご挨拶を申し上げます
しかし、
- 寿
- 賀
- 賀正
- 迎春
上司への年賀状マナー③上司への年賀状は縦書きで
正式な年賀状は「縦書き」です。
…とは言っても、裏面のデザインの都合では縦書きにできないものもあると思います。
縦書きにしてしまうと、かえって不自然になってしまうこともあります。
なので「必ず縦書きでないといけない」、ということもないですし、臨機応変に考えて良いのではないかと個人的には思います。
上司への年賀状マナー④年賀状には句読点を使わない
古くから、年賀状は句読点を使わない風習がありました。
現在もマナーを重んじる方であれば、句読点は使わずに書いておられます。
しかし、句読点がないと読みにくくなってしまうこともあります。
そんなときには、スペースをあけるなどして読みやすくなるように工夫してくださいね。
上司への年賀状マナー⑤一言は手書きする
私は、一言メッセージがない年賀状をもらって、なんだか切ない気持ちになったことがあります。
これは上司宛だけに限らない話だと思いますが、「印刷しただけの年賀状を送る」というのはやめましょう。
もらったときに冷たい印象がありますし、「送りたくないけど仕方なく送っただけの紙」と受け取られてしまうかもしれませんよ。
せっかく送るのですから、受け取った側が新年早々「あたたかい気持ち」になれるような一言を書いて送りたいですね。
上司への年賀状マナー⑥家族写真入りは避ける
家族ぐるみでのお付き合いがある上司の場合だと、家族の成長を見ていただくという意味でも写真を入れていいかもしれません。
でもそうでない場合は、写真入りの年賀状は避けた方が良いかもしれません。
確かに写真が入ると生き生きした年賀状になりますが、ちょっとくだけた印象になってしまいます。
これらが年賀状の基本的なマナーですが、上司との関係性によって、柔軟に対応して良いと思います。
日々子どものことが話題になっているのであれば、成長を見ていただくという意味で家族写真が入ったデザインでも良いと思います。
- 縦書きだろうが
- 横書きだろうが
- 句読点を使おうが
- 賀詞が「HAPPY NEW YEAR!」であろうが
なんなら、上司から送られてくる年賀状がちょっとおふざけの入ったものだったりする場合もあります。
なので、書く相手によって、どのマナーを尊重すべきかを考えられると良いのではないでしょうか。
年賀状に一言添え書きする場合は?上司も好印象の粋な一言!!
上司から好印象に思ってもらえる、そんな「年賀状への一言」をご紹介します。
入社して○年になる今年は さらに飛躍できるように 努力する所存です
今年は後輩も入社してくるので 見本になれるように 日々精進します
○○プロジェクトではご支援いただき ありがとうございました
今年も 少しでも会社の力になれるように 頑張る所存です
○○さんのご指導のおかげで ○○を達成することができました
今年も 引き続きよろしくお願いいたします
今年は○○さんのスコアに近づけるように 腕を磨きたいと思いますので
引き続き よろしくお願い申し上げます
仕事での具体的なエピソードや、一緒に経験した趣味などの話を織り交ぜると、上司の方の目にとまって好印象になるのではないでしょうか。
退職した上司に年賀状を出す際は?気になる上手い一言集!
私のように、在職中は社内ルールで年賀状を出せなかったけど、自分or上司が退職してから年賀状のやりとりで交流をするようになる人もいるかもしれません。
そこで「退職した上司への一言」はどのようなものがあるのかをご紹介します。
お蔭様で 私も元気に仕事に励んでおります
〇〇さんとご家族にとって 新しい年が 良い年でありますよう
心からお祈り申し上げます
お元気にしていらっしゃいますか
私は 〇〇さんのアドバイスを胸に 日々頑張っています
今後とも ご指導ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします』
ご指導いただいていた 〇〇の案件は ついに結果を出すことができました
〇〇さんと毎日一生懸命取り組んだ日々を 仲間と懐かしく思い出しております
また機会を見つけて ご一緒させていただければ幸いです
ご家族の皆様には ご健康で幸多い一年でありますよう お祈りしております』
退職した上司へは、在職中のこともからめてあなたの近況を報告すると喜ばれるかもしれません。
あなたが元気で頑張っているということが伝われば、上司も安心されるのではないでしょうか。
年賀状の挨拶文の書き方!のまとめ
会社の上司への年賀状に書く「挨拶文」について、お伝えしてきました。
最後にポイントをおさらいしておきますね。
- 年賀状を上司に出してよいのかの社内ルールを確認してください。
- 年賀状の最低限のマナーを知り、相手に合わせて心をこめた内容を考えましょう。
- 具体的なエピソードを交えると好印象です。
- 退職後の上司へはあなたの元気な姿を報告すると喜ばれます。
心のこもった素敵な年賀状ができると良いですね。