意外と湿気がたまりやすい玄関。
湿気がたまるとカビが生えたり、靴からいやーなニオイがしてくることもあります。
雨の日なんかだと、濡れた靴や傘を玄関で干す方もいると思います。
そのままにしておくと、玄関に湿気がたまって、壁に水滴がついてきたり、最悪「カビだらけに」なんてことにもなってしまいます。
そんなとき、もわっとした湿気を簡単にとりのぞく、効果的な対策はないんでしょうか?
玄関が湿気やすい理由は、以下のようなものがあります。
★風通しが悪い
玄関に2カ所の窓があれば風は通り抜けますが、そういう作りになっているおうちは少ないです。
我が家もドアを開けなければ風が通らないので、常に換気をするのは難しいです。
★寒暖差が激しい
玄関は外気の影響を一番受けやすいところです。
冬場であれば、玄関ドアに結露がつくこともありますよね。
こういった寒暖差は、湿気の原因にもなるそうです。
★濡れたもの(靴、傘)を持ち込むことがある
雨の日であれば、玄関は必ず濡れます。
これは仕方ないことですよね。
では、これらの問題をできるだけ軽減するためにはどのような対策方法があるでしょうか。
玄関の湿気対策で間違った対策と正しい対策
玄関の湿気対策で、間違った対策と正しい対策があります
玄関の湿気対策をするのに、おそらく一番始めに思い浮かぶのは「除湿剤」だと思います。
湿気を吸い取って箱の中に水が溜まっていくタイプのものが、お手頃な値段でスーパーやドラッグストアで売られています。
この除湿剤。
購入して設置したら満足して、長期間放置したままにしてしまう人もいると思いますが、それは間違いです。
梅雨の時期などであれば、あっという間に除湿剤は満水になります。
こまめにチェックして交換するようにしてくださいね。
では、玄関の湿気対策の正しい方法をご紹介します。
正しい玄関の湿気対策①換気する
一番始めにするのは、この「換気」です。
天気の良い日には、玄関ドアを開けましょう。
今のご時世、玄関のドアを長時間開けっ放しにするのはなかなか難しいです。
なので、玄関掃除の間などの短時間で良いので、ドアを開けて湿気を外に出しましょう。
私の義実家のマンションでは、風通しのために玄関ドアのところに網戸をつけていました。
夏場は常に玄関ドアを開けておけば部屋にも風が通って気持ち良いです。(防犯面の注意は必要なのでお気を付けくださいね)
このときに、靴箱も全部解放しておくと、靴箱内の湿度も下がりますよ。
正しい玄関の湿気対策②除湿剤を置く
前述もしましたが、湿気対策として広く知られているのは「除湿剤」です。
クローゼットの中、押入の中などに入れる方が多いと思います。
玄関にも置いて少しでも湿気を軽減させましょう。
意外と短期間で水がいっぱいになってしまうので、こまめにチェックして交換しましょうね。
正しい玄関の湿気対策③除湿器をかける
除湿器を使って、湿度を下げるという方法もあります。
玄関の近くにコンセントがあれば、そういった除湿器も効果的に使うことができますよね。
正しい玄関の湿気対策④乾燥剤を置く(珪藻土、備長炭など)
除湿剤とは少し違うのですが、(今話題の)珪藻土(けいそうど)でできた置物のような乾燥剤も発売されています。
除湿剤はできればぱっと見でわからないところに置きたいですが、珪藻土でできた置物であればわざと目につくところに置いても問題ありませんね。
備長炭(びんちょうたん)も湿度を下げる効果もあり、消臭作用もあります。
珪藻土も、備長炭も、半永久的に繰り返し使えるのでエコでオススメです。
正しい玄関の湿気対策⑤新聞紙を利用する
玄関に湿気が溜まるのは、靴自体が湿気ているということもあります。
靴をできる限り乾燥させましょう。
いろいろな除湿剤がありますが、一番コストがかからなくて効果が高いのが新聞紙です。
雨でびっちょびちょに濡れたスニーカーを乾かすのに、新聞紙を使う人は多いと思います。
靴の中に丸めて入れても良いですし、靴箱の棚に新聞紙を敷いておくのもオススメです。
英字新聞なら見栄えも良いのかもしれませんね。
- 汚れ防止
- 湿気対策
- 消臭効果
新聞紙、かなり有能ですよ!!
正しい玄関の湿気対策⑥靴の定期的な整理、管理
季節はずれになった靴は、靴箱の中に出しっぱなしにするのではなく、箱に片付けます。
そのときは、箱の中に除湿剤も忘れずに入れてくださいね。
よく履く靴は、天気の良い日に外で干しましょう。
太陽に当てると、除湿効果だけでなく消臭効果も期待できます。
玄関の湿気がこもるときのカビ対策と壁に発生したカビの駆除方法
玄関に湿気がこもると、カビが発生してしまうことがあります。
「カビ対策=湿気対策」なので、基本的な対策方法は、ご紹介してきた「玄関の湿気対策」の通りです。
加えて、土汚れやホコリがカビのエサになるようなので、掃き掃除も効果的だそう。
しかし、梅雨時などの雨の多い季節などのときには、対策もむなしくカビが生えてしまうこともあります。
そういった、実際にカビが発生してしまった場合の駆除方法について、詳しく見ていきましょう。
壁のカビ駆除①重曹、アルカリ電解水クリーナー(セスキ水など)
カビとりにはアルカリ性の洗剤が効くそうです。
掃除に万能な重曹やセスキ水などがアルカリ性なので、まずはこれらを試してみてください。
壁の材質にとっても掃除をする人にとっても、一番優しい掃除方法だと思います。
発生したてのカビであれば、これで駆除することができるはずです。
壁のカビ駆除②カビキラー、カビハイター
これらは塩素系の漂白剤です。
効果は高いですが、壁が傷む原因になることもあります。
壁が傷まないかどうか、最初は目立たないところで試してから行ってください。
カビがしつこい場合はこれらを吹きかけて上からキッチンペーパーなどでパックし、その後ぞうきんなどでよく拭いてください。
使用の際は、できるだけ換気を行い、目に入らないように気を付けてください。
こういったもので掃除をし、キレイになったら最後に「消毒用エタノール」を振りかけておくと効果が長持ちするそうです。
カビ予防という観点でも、消毒用エタノールは有効ですよ。
玄関の湿気がすごいとき簡単にできる効果的な対策まとめ
玄関の湿気がすごいときに簡単にできる効果的な対策集についてみてきましたが、最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- できる範囲で「換気」を行い、「除湿剤」「除湿器」「乾燥剤」「新聞紙」などを効果的に利用し、天気の良い日に靴を外干しすると効果的です。
- 玄関の壁に発生したカビには、「重曹」「アルカリ電解水クリーナー」が有効です。
- これで落ちなければ「カビキラー」「カビハイター」を使用してください。