職場や学校、近所付き合い、親戚付き合いなど人間関係を構築する場では、その場の雰囲気で居心地の良さが変わりますよね。
特に、毎日顔を合わせる人たちとの関係は、私たちの生活の過ごしやすさに影響を与えます。
周りなんて気にしない!と強く生きれたらいいのですが、日本人は人の顔色を伺って周りに合わせてしまう性格の人が多いようですね。
私も、周りの空気を読みすぎて、生きづらくなってしまったことがある一人です。
例えば職場などで、ピリピリした雰囲気を感じ取ったことはありますか。
私は、新卒で入社した会社の配属部署が想像以上にとてもピリピリしていて、新社会人だった私は働くことに絶望してしまいました。
結局数年で転職して、あの職場はおかしかったんだ、と気づくことができました。
ですが、社会人として初めて働いた場所が、毎日ピリピリした空気だったことによる後遺症(?)はそれからも消えませんでした。
ピリピリした雰囲気がただでさえ苦手な私が、よく耐えたと思います(笑)。
せっかく働ける場所があるのだから、雰囲気が悪いだけですぐに会社を辞めることを考える人は、そんなに多くはないでしょう。
そのせいで体にストレスがかかり、体調を崩すほどになるなら離れたほうがいいですが。
私と同じようにピリピリした雰囲気が苦手であれば、自分自身がその空気を変えるきっかけになってはみませんか!
職場を過ごしやすくしたい!と思い立ったことが、雰囲気を変える第一歩になっていますよ。
自分から職場の雰囲気を良くしていくように働きかけることで、自分の気分も上がり、空気が変わっていくことを実感できるのもいいものです。
考え方を変えるだけで、行動は変わっていきます。
暗い雰囲気も、一人一人の心がけで簡単に変わっていきます。
大きな声で挨拶をする、人の陰口を言わない、自分から重い空気を出さないなど、簡単なことを徹底するだけで、ピリピリした雰囲気は変えることができるのです。
苦手なら、なくしてしまおう!という強気の姿勢で過ごしたいものですね。
ピリピリした雰囲気が苦手…対策をまとめてみた!
ピリピリした雰囲気の理由にもよりますが、理由なくなんとなくいつもピリピリしている…と感じる場合は、対策があります!
といっても、会社への不満を解消したり、社員の意見をもっと上層部に届けたい、というのは自分だけではなかなか難しいものです。
また、「みんなで職場を良い雰囲気にしましょう!」なんて呼びかけるのも、なかなかできることではありません。
呼びかけたからと言って、すぐに変わるものでもないでしょう。
それなら、一人一人が心がけることでできる小さなことをやってみればいいのでは!
ピリピリした雰囲気を変える小さな心がけ★①自分から挨拶をする
重苦しい空気の職場では、挨拶もぼそぼそと小さな声になってしまうこともあるのではないでしょうか。
私たちは知らないうちに、周りの空気に合わせて自分自身も重い空気を作ってしまうことがあります。
そこで、意識して大きな声で「おはようございます!」とあいさつをするように心がけてみましょう。
誰かが元気よく挨拶をすると、場の空気がパッと変わります。
「あの人はいつも元気よく挨拶をして明るい人だな」と思ってもらえれば、自然と相手も元気に挨拶をしてくれるようになるでしょう。
子どものころから教えられてきたことでもあり、小さなことですが、挨拶はとても大切です。
周りの人よりも早めに退社する場合も、申し訳なさそうに小さな声であいさつをするよりも、「お疲れさまでした!」と元気よく挨拶をした方がいいです。
私は新人の時、忙しい職場でしたが、資格試験の勉強のために毎日定時で上がらせてもらっていた時期がありました。
自分では申し訳ないと思いつつも、残っている方には「お疲れさまでした。お先に失礼します」と必ず伝えていました。
後日、「いつもしっかり挨拶して、えらいね。私たちも見習わないといけないと思ったよ」と他部署の方に言われたのです。
自分は当たり前のことをしていたつもりですが、その職場では挨拶をせずにいることが普通になっている人もいるとのことでした。
その頃は職場の空気を変えようと意識していたわけではないですが、挨拶一つで空気を変えることもできるのです。
ピリピリした雰囲気を変える小さな心がけ★②人の陰口や悪口を言わない
私がいた会社では、人の陰口を聞くこともたまにありました。
人が一定数集まると、なぜか決まって人のことを陰で悪く言う人がいるんですよね。
これは転職した後の会社でも同じでした。
人の陰口は、聞くだけでもいい気持ちはしません。
ましてや、自分の陰口を誰かが言っていたことを知ってしまうと、職場での居心地も悪くなってしまいますよね。
自分が言ってしまうと、その時はスッキリするかもしれませんが、そこから人間関係が悪くなることもありえます。
ネガティブな感情を口に出して言葉にすると、自分の周りも負の空気になってしまいます。
ピリピリした空気を作らないために、まずは自分から、悪口・陰口は絶対に言わない。
そして、人の陰口に同調するということはやめましょうね。
ピリピリした雰囲気を変える小さな心がけ★③自分から重い空気を出さないようにする
周りに流されて、ピリピリした空気を自分自身も出してしまってはいませんか?
接客でいやな態度をされたり、仕事がうまくいかずイライラしてしまったとき。
自分の中で処理できれば良いのですが、少なからず身にまとうオーラが暗くなってしまったりします。
それが、職場の人に対して言葉や態度につい出てしまって、いやな言い方をしてしまったり、冷たい態度を取ってしまうこともあるかもしれません。
たった一つの行動も、相手をいやな気持ちにさせてしまって空気が悪くなってしまいます。
ネガティブなこともポジティブなことも、連鎖してしまうのですね。
言葉遣い一つとっても、普段から気を付けている人とそうでない人は必ず差が出てきます。
相手にも気持ちよく仕事をしてもらえるよう、自分から態度や言葉遣いを気を付けるようにしてみましょう。
一つ一つは簡単なことでも、それが連鎖して繋がっていけば絶大な効果が得られます。
「ピリピリした雰囲気」の意味って?どんな雰囲気のこと?
「ピリピリした雰囲気」の意味は?って聞かれたら、あなたはどんな風に答えますか?
ん?って悩みますよね?
なかなかはっきりと答えられる人って、少ないんじゃないでしょうか?
そんな「ピリピリした雰囲気」の言葉の意味や、他に言い換えるとどんな言葉になるのかを改めて見ていきましょう。
「ピリピリした雰囲気」の意味:流れが悪く、重苦しい雰囲気のこと
「ピリピリした雰囲気」を別の言葉に言い換えると
- よどんだ空気
- いやな空気
- 一触即発
- 険悪ムード
- 緊迫した雰囲気
- 殺伐とした雰囲気
- ただならぬ雰囲気
- 重苦しい空気
- とげとげしい雰囲気
- ものものしい空気
- 息の詰まるような雰囲気
- 張り詰めた空気
(「空気」「雰囲気」はほぼ同じ意味で使っています。)
その場にいると、息が付けないような、少なくともホッとできて安心感のある場とは正反対の空気のことです。
どうしてピリピリした雰囲気になってしまうのでしょう。
仕事が忙しすぎたり、会社に不満があったり、仕事が楽しくなかったりと理由は色々あるかと思います。
ですがどんな理由があっても、ピリピリした雰囲気の中で毎日仕事をするのは精神面的にも避けたいですよね。
自分が働く会社であれば、毎日出勤するからこそ、安心感があって自分の居場所だと思える職場であってほしいです。
外回りの仕事でいやな思いをしたり、失敗して落ち込んだとしても、職場に戻るとホッと落ち着けるというのが理想です。
職場の空気が良くないと、うまくいくはずだった仕事がダメになってしまうことも起こりえます。
社員同士のコミュニケーションが取れていれば防げたミスも、雰囲気が悪いから、報連相ができていなかったという理由で起こってしまいます。
雰囲気が悪い職場で働きたくないと思う人は、会社を辞めていってしまうかもしれません。
そんなことを防ぐためにも、ピリピリした雰囲気の撃退法を身に着けてみましょう!
ピリピリした雰囲気が苦手…のまとめ
仕事はコミュニケーションがとても大切です。
仕事ではなくても、人間関係はコミュニケーションなしではよくならないでしょう。
コミュニケーションがしっかり取れていれば、信頼も生まれます。
信頼関係が築けていれば、仕事でミスがあってもお互いに励ましあえたり、ミスを注意しても険悪な雰囲気になることはありません。
ピリピリした雰囲気が「普通」になってしまわないよう、苦手な方こそ自分から空気を変える行動を起こしてみましょう!
必ず、少しずつでも変化が出てくるはずですよ。