郵便局から送られてくる本人限定受取郵便をご存じでしょうか?
あまり頻繁に郵送されてくることはないと思いますが、私は、クレジットカードを作ったときに一度だけ受け取ったことがあります。
郵便局から、自宅に「本人限定受取郵便が届いていますので、本人確認書類等を持参の上、○○郵便局の窓口までお越しください」という内容の「到着通知書」が届きます。
お手紙の内容を読み、郵便局に電話(またはFAX)をします。
そして、宛名の本人が、その手紙をと本人確認書類を窓口に提示すると、そこで初めて郵便物が受け取れる仕組みです。
普段の郵便は自宅のポストに入っていますし、書留であっても家族が印鑑やサインをすれば受け取れます。
しかし、本人限定受取郵便は、それよりも厳重に本人確認が必要な重要書類に使われます。
基本的に、郵便物に記載された「宛名の本人」かしか受け取れません。
家族であっても受け取れないのです。
本人限定受取郵便は、郵便物を渡される場所(「宛名本人の自宅」か「郵便窓口」)や、必要な「本人確認書類」等の違いで【基本型】【特例型】【特定事項伝達型】の3種類に分かれます。
郵便物を受け取れる場所の違いは、
- 【基本型】宛先住所への配達×・郵便窓口受取◎
- 【特例型】宛先住所への配達◎・郵便窓口受取◎
- 【特定事項伝達型】宛先住所への配達◎・郵便窓口受取◎(小規模郵便局窓口×)
本人確認書類の違いは、(注・2020年2月現在)
または、保険証・年金手帳・学生証等から2点
となっています。
基本型は、顔写真がないものでも2点あれば良いですが、特例型と特定事項伝達型は、顔写真のあるようなもののみの受付可能です。
必要書類は、変更される場合があります。
詳しくは、郵便局の本人限定受取の説明をご覧くださいね。
■「本人限定受取‐日本郵便」で本人限定受取の詳しい説明を見てみる
本人限定受取郵便が受け取れない!?住所を間違ったときはどうすればいい?
クレジットカードを申し込んだときに、ご自身の住所を入力ミスしてしまった場合は、残念ながら本人限定受取郵便は受け取ることはできません。
本人確認書類と、間違えて申請してしまった住所が一致しないので、郵便局側にどんな説明をしても渡してもらえません。
住所を間違えたときは、その間違った住所で「到着通知書」も発送されているので、いくら待っても「到着通知書」自体が自宅に届くことはありません。
そろそろ重要な書類が届くのに、音沙汰がないなぁと思ったときは、申し込んだ会社に一度確認をしてみると良いと思います。
郵便局に連絡してもどうにもならないので、確認する先を間違えないように注意してくださいね。
ちなみに、引っ越し前の住所を書いてしまったときも同じです。
受取に必要な「到着通知書」は、転送不要(記載されている住所以外に転送して届けることができない)の郵便です。
そのため、新しい住所で申し込む必要があります。
もちろん、提示する本人確認書類も新しい住所に更新しておかなければ受け取ることはできません。
本人限定受取郵便の保管期間は?期限切れの場合どうすればいいの?
本人限定受取郵便の保管期間は、10日間だそうです。
保管期限が過ぎてしまうと、郵便局から差出人に返却されてしまいます。
例えば、それがクレジットカードの現物や発行に関する重要な書類だったとしたら、すぐにクレジットカード会社に連絡をして、再送してもらうようにお願いしてください。
保管期間が切れてしまうと、郵便局に現物がなくなってしまうので、郵便局に連絡しても意味がありません。
最初に自宅に届く、本人限定受取郵便の「到着通知書」にも保管期間は明記されているはずなので、忘れずに受け取りに行くようにしましょう。
本人限定受取郵便が受け取れない!のまとめ
「本人限定受取郵便が受け取れない!」ということがあるのか?について見ていkました。
最後にポイントをまとめておきますね。
- 本人限定受取郵便とは、宛名本人が、本人確認書類を提示して郵便局の窓口で受け取る郵便です。
- 本人確認が厳重に行われるため、クレジットカードなどの重要な書類の郵送に使われます。
- 住所を間違えてしまったときは、申込みした会社に連絡をして、申込みしなおす必要があります。引っ越し前の旧住所で申し込んだときも同様です。
- 保管期間は10日間です。期間が過ぎると、差出人に返却されてしまうので、もう一度発送依頼をしなければいけません。
しかし、本人限定受取郵便は、郵便局に電話で連絡しなきゃいけないし、窓口に行かないといけないし、確認書類は必要だし、とっても面倒ですよね。
でも、その分、きちんと本人確認を徹底してもらえているのですから、安心な郵便に間違いありません。
手違いで別の人に大事な書類が送付されてしまうことを防げます。
お仕事で忙しくされている方であれば、受け取るのも時間に都合をつけないといけなくて大変かもしれませんが、保管期間が過ぎるともっと面倒です。
通知書の内容をよくよんで、一度で用事が済むようにしましょう。