リクガメの寿命は短いの?!飼育するときの年月はどのくらいになる?

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最近飼えるペットは多種多様ですよね。

定番の犬猫や、ハムスターやインコ、文鳥などの小動物を思い浮かべる方も多いのでは?

中には爬虫類が好きで飼っている人もいたりしますよね。

今回ゆっくりした動作の愛らしいカメを飼うときのことを話そうと思います。

神社などの池にいるカメではなく、ちょっと馴染みのないリクガメについてです。

「鶴は千年、亀は万年」と長寿の象徴のカメ。

やっぱりリクガメもとっても長生きです。

かわいいからと深く考えずに飼い始めるのはダメですよ。

本当に最後までお世話できそうかしっかり確認しましょう。

リクガメは世界各地に多くの種類が生息していますが、小型のカメでも寿命が20~50年ほどです。

小型の犬猫なら寿命が15年ほどなので、かなり長生きといえます。

ちなみに、動物園で会えるような大型のリクガメの一種ゾウガメだと100歳を超えるカメも多いんだとか…

流石に大きいカメは責任を持ってお世話するのは、個人では難しそうです。

大きなリクガメは動物園であって癒されることにしましょう。

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リクガメの飼育に必要なものは意外と多い?

リクガメの飼育に必要なアイテムは9個あります。

  • 飼育に使う水槽
  • 紫外線が出る照明
  • 保温するための器材
  • 湿度も測れる温度計
  • 床材
  • 隠れ場所になるシェルター
  • 餌入れや水入れ
  • サプリメント
では、次に、必要なものを選ぶポイントを見ていきましょう。

リクガメの飼育に必要な物のポイント~水槽の大きさ~

飼育する水槽は、リクガメが生きている間に段々と大きくなって、サイズが合わなくなることを考えて購入しましょう。

なので、幅90cmほどを買っておくのがおすすめです。

カメはのんびりしているものと思っているかもしれませんが、リクガメは水槽内を活発に動き回ります。

小さめの水槽だとストレスを感じる可能性もあるので、広めで買う方がストレスが減りいいそうです。

リクガメの飼育に必要な物のポイント~紫外線照明の取り付け~

また、リクガメは紫外線を浴びて体に必要なビタミンD3を合成します。

なので、健康維持のためにも気候の良い時期は野外で日光浴や、水槽に紫外線照明の取り付けが必須です。

リクガメの飼育に必要な物のポイント~餌入れの高さ~

さらに注意が必要なのが餌入れの高さです。

リクガメの甲羅の中は上に肺、下にその他臓器という形になっていて、ひっくり返ると生死に関わります。

段差に引っかかってひっくりがえるような場所がないように環境を整えてあげましょう。

リクガメの飼育に必要な物のポイント~専用の餌やサプリメントの必要性~

リクガメの餌は小松菜や青梗菜などの葉物野菜を与えることも可能です。

ですが、栄養バランスを考えて専用の餌やサプリメントも併せて使うのがおすすめです。

ミドリガメのような水棲のカメは雑食なのに対して、リクガメは菜食性です。

こういった違いも面白いですよね。

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ロシアリクガメの寿命は?飼育下では本来の寿命がまっとうできない?

ここからは日本でもペットとして飼いやすいリクガメを2種類紹介します。

ロシアリクガメの特徴

まずはロシアリクガメです。

ロシアリクガメは別名ヨツユビリクガメとも呼ばれています。

名前の通りにロシアにもいますが、「西アジア」や、「アフガニスタン」、「パキスタン」などに生息しています。

乾いた砂地に好んで住んでいて、休む時は穴を掘って休みます。

穴を掘るために前足は特化していて、ショベルのような形です。

成長すると28cmほどになります。

ロシアリクガメを育てる時の注意点

ロシアリクガメは初心者におすすめのリクガメで、適温範囲が広く、比較的丈夫で飼いやすいですよ。

ただ、元々乾燥した地域に住んでいるのもあって、湿気が苦手です。

夏場や梅雨は湿度の管理をしっかりする必要があります。

夏場の湿度の管理が難しく、環境に対応できずに亡くなってしまうことも多いです。

日本は温暖湿潤なので、乾燥地帯にいるリクガメとは気候が違うことをしっかりと理解して飼育する必要があります。

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ギリシャリクガメの寿命は?同じ種類でも原産国によって違う?

爬虫類初心者にもおすすめなのがギリシャリクガメです。

ギリシャリクガメの特徴

地中海周辺に生息している小型のリクガメで、甲羅がモザイク柄なのが特徴です。

「ギリシャ」とついていますが、これは国名ではなく、甲羅の模様がギリシャ織に似ているからだそう。

地中海といえばヨーロッパを思い浮かべると思います。

ですが、ヨーロッパ南西部だけじゃなく、海を挟んで北アフリカや西アジアにも生息しています。

住んでいる地域は比較的乾燥した気候です。

ギリシャリクガメは大きくなっても20~30cmで、寿命は30~50年ほどです。

ギリシャリクガメを育てる時の注意点

ギリシャリクガメは温暖な地域に暮らしているので、適温が高めで、26~30度です。

小さなカメほど温度の影響を受けるので温度計を使ってしっかりチェックが必要になります。

1点注意として、同じギリシャリクガメでも原産国によって適温が変わってきます。

購入するときによく確認するようにしましょう。

ただ、湿度には弱くなくて、50~60%を好むので、夏や梅雨も人間が快適な程度に整えていれば問題ありません。

冬は乾燥しすぎてしまうので霧吹きをしてあげる必要があります。

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リクガメは大きい方が寿命が長いのはなぜ?

亀といえば「寿命が長い生き物」の代表ですよね。

ギリシャリクガメやロシアリクガメは、小型~中型のリクガメで、その寿命は約30~50年です。

それでも十分長生きですが、大型のリクガメになるとさらに寿命が長くなります。

例えば、甲長70cmのヒョウモンリクガメは、野生での寿命が80~100年にもなります。

甲長80cm以上のゾウガメに至っては、100~150年も生きる個体もいるんです!

なぜ大きいリクガメは寿命が長いの?

では、なぜ大きいリクガメだと寿命が長くなるのでしょうか。

その理由は明らかになっていませんが、色々な説があります。

まず、カメが長生きである理由は次の通りです。

カメが長生きな理由①カメは代謝がゆっくり

カメは、体の中で行われる細胞の新陳代謝のスピードがゆっくりなので、成長の速度が遅くなると言われています。

成長が遅いと老いるのも遅くなるので、寿命が長くなるというわけですね。

カメが長生きな理由②カメは冬眠や夏眠をする

冬眠や夏眠で、ある一定期間眠って過ごすことで、活動しているときよりもエネルギーの消費量を減らすことができます。

その間の新陳代謝も止まっているに近いくらいになるでしょうから、それも長生きにつながっているのかもしれないですね。

カメが長生きな理由③カメは心拍数が少ない

①②と関連して、カメはゆっくり生活をしているので心拍数が少ないです。

心拍数が少ないと呼吸の回数が減って、体内であまり活性酸素が作られなくなるから、老化や病気になりにくくなるのです。

また動物は、身体が大きくなればなるほど代謝のスピードが遅く心拍数も少なくなって、長く生きられます。

つまり、カメはもともと長生きしやすい動物であることに加えて、身体が大きくなるから、大型のリクガメはより寿命が長くなると考えられますね。

リクガメ飼育で長生きさせるための3つのポイント

リクガメは、野生で生きている個体と家でペットとして飼っている個体では、寿命が違います。

実は長生きなのは、野生で生活しているリクガメです。

一般的に野生での寿命は80~100年なのに対して、飼育下では30~70年です。

生活環境によって、約40年も寿命が変わってくるのですね!

でも、なぜ野生のリクガメの方が寿命が長いのかは、わかっていません。

しかし一説には、野生で生活している方が、飼育されているよりも運動量が多いためと言われています。

飼育下だと野生よりも寿命が短くなるとはいえ、飼っているリクガメには長生きして欲しいものです。

飼育下でリクガメを長生きさせるポイントは、次の3点です。

リクガメ飼育で長生きさせるポイント①なるべく運動させる

ゲージの中で飼っていると、どうしても運動量が減りがちです。

運動量が減ると、筋力が衰え寿命が短くなってしまいます。

野生のリクガメは、一日に数キロ歩くくらいの運動をしています。

なるべくゲージから出して、屋外で散歩させるようにしましょう。

リクガメ飼育で長生きさせるポイント②温度・湿度に気を付ける

リクガメの飼育では、適切な温度と湿度を保つことがとても重要です。

温度が低すぎたり、逆に高すぎたりするとリクガメは体調不良を起こしてしまって、病気のリスクが高くなります。

飼育しているゲージの中では、最適な温度・湿度を保てるように、ヒーターなどの設置は必須です。

リクガメ飼育で長生きさせるポイント③栄養バランスのよい餌を与える

リクガメの餌は、3~4種類の野菜や果物を組み合わせてバランスよく与えます。

市販の人工フードは栄養満点で便利な餌ですが、与えすぎるとリクガメが肥満になるため注意が必要です。

こういったポイントに気を付けて、リクガメと長く一緒に暮らしていきましょう!

リクガメの寿命は短い?のまとめ

小型とはいえカメはカメ、リクガメはとても長生きですね。

購入を考え始める年齢によっては、子供など親族に引き取りをお願いして了承を得ておく必要もありそうです。

カメでも人に懐いたりして、部屋の外を散歩させるときに後追いをするような様子も見せるのだとか…

爬虫類といえばヘビやトカゲと思っていましたが、草食のリクガメなら飼いやすそうです。

とはいえ寿命が長いですから本当にしっかりと考える必要がありそうです。