昔の通帳が見つかったときの対処法|放置はNG?残高や再発行の確認方法

スポンサードリンク

ある日、何気なく引き出しを整理していたり、実家の片隅で荷物を片づけていたりすると、ふと古い通帳が見つかることってありますよね。

「あれ?こんな通帳あったっけ?」「これってまだ使えるのかな?」「もしかして、お金が残ってるかも…?」など、見つけた瞬間にいろんな気持ちや疑問が湧いてくるものです。

昔の通帳には、思いがけない金額が残っていたり、思い出が詰まっていたりすることもあります。

でも、何年も前のものだと、どう扱えばいいのか迷ってしまいますよね。

残高の確認ってどうやるの?口座はまだ生きてる?再発行できるの?名義人が亡くなっていた場合はどうなる?など、不安や疑問が次々に出てくるかもしれません。

この記事では、そんな「昔の通帳が見つかったとき」に知っておきたい確認のポイントや、口座がどうなっているかの調べ方、放置しておくとどうなるかなど、具体的な対処法をやさしく丁寧に解説していきます。

初めてでも安心して読み進められるよう、身近な言葉でわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スポンサードリンク

昔の通帳を見つけたときにまずやるべきことは?

通帳が見つかったとき、まず気になるのは「この口座、まだ使えるのかな?」ということですよね。

何年も前に使っていた記憶があるけど、それ以降はどうなっているのか不安になりますよね。

銀行側で口座が閉鎖されていたり、何か手続きが必要になっていたりするんじゃないかと、いろいろ気になるところです。

また、引っ越しや転職、結婚などのライフイベントがあった場合には、通帳の住所や名前が当時と違っていることもありますよね。

そういった変更があると、口座の扱いにも影響することがあるため、気づかないうちに使えなくなっているケースもあるんです。

このパートでは、そうした「まず確認すべきポイント」について、具体的でわかりやすい形でご紹介していきます。

はじめにきちんとチェックしておくことで、後の手続きもスムーズになりますよ。

通帳に残っているお金があるか確かめてみよう

通帳の最後に書かれた残高がゼロでない場合でも、それが現在の残高とは限らないんですね。

特に長期間使っていなかった通帳だと、利息がついていたり、口座維持手数料が引かれていたりと、当時の金額と変わっている可能性があります。

また、たとえ記帳が途中で止まっていたとしても、実際には取引が続いていたということも考えられるんです。

通帳が古くてATMで記帳できない場合や、通帳が破損していて読み取りできない場合は、直接銀行の窓口に行ってみるのがおすすめです。

本人確認書類と一緒に通帳を持っていけば、現在の残高やこれまでの取引履歴を調べてもらえますよ。

思いがけず数千円~数万円残っていることもあるので、忘れずに確認しておきましょう。

休眠口座になっていないかチェックしよう

銀行の口座には「この日までに使わなければ無効になる」といった期限は基本的にありません。

でも、10年以上まったく取引がない状態が続いていると、「休眠口座」という扱いになってしまうことがあるんです。

休眠口座になると、すぐに現金を引き出すことができなかったり、手続きが複雑になる場合もあるので注意が必要です。

休眠口座になった預金は、一定期間を過ぎると国の「預金保険機構」に移管されてしまう仕組みになっています。

こうなると、通常の方法では口座の再利用ができなくなってしまう可能性があるので、早めの確認が大切なんですね。

通帳に記載された最後の取引日が10年以上前だった場合は、まずは銀行に問い合わせて、口座の現状を教えてもらいましょう。

スポンサードリンク

まだ使える口座だったときのチェックポイント

通帳の口座がそのまま使える状態だったらラッキーですね。

使えることがわかったら、そのままにせず、今後どう使っていくかを考えるタイミングかもしれません。

継続して利用する予定があるなら、通帳をきちんと保管しておく必要があります。

しばらく使っていなかったということは、登録情報に変更があったかもしれないので、そのあたりも見直しておくと安心です。

また、将来的に使わないのであれば、この機会に口座を解約しておくのもひとつの方法です。

特に最近は、銀行によっては一定の残高がない口座に対して口座維持手数料がかかることもあります。

使わない口座をそのままにしておくと、思わぬ出費につながってしまうケースもあります。

ここでは、通帳がまだ使える状態だったときに確認しておくと良いポイントや、今後どう活用・管理していくかのヒントをお届けしていきます。

ATMで通帳を使って残高確認できる?

銀行や口座の種類によっては、ATMに通帳を入れると自動で記帳されて、残高や明細がすぐに確認できることもあります。

たとえば、久しぶりに記帳を再開して、最近の取引履歴が一気に印字されたときは、「こんなに取引してたんだ」と驚くかもしれません。

ただし、通帳の発行日が古すぎたり、通帳が擦れていたりすると、ATMでうまく読み取れないことがあります。

最近のATMは便利になっているとはいえ、すべての通帳に対応しているわけではないので、そういった場合は無理せず、銀行窓口で対応してもらうのが確実です。

また、ATMでは確認できる情報に限りがあるため、詳細な履歴や状況を知りたい場合も、やっぱり窓口での対応が安心です。

窓口では丁寧に説明してもらえますし、その場でわからない点を質問できるというメリットもありますよ。

ネットバンキングや銀行窓口でも確認できるよ

最近の口座ならネットバンキングに対応していることが多く、スマートフォンやパソコンからログインするだけで、残高や入出金履歴などを簡単にチェックできます。

通帳が手元になくても、インターネットを使って確認できるのはとても便利ですよね。

ただし、昔の口座の場合はネットバンキングのサービス自体が提供されていなかったり、登録していなかったりすることもよくあります。

そういうときは、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を持って銀行の窓口に行くのが一番確実です。

窓口で状況を説明すれば、担当者が丁寧に対応してくれますし、必要な手続きについても案内してもらえます。

もし、今後も継続して口座を利用するつもりなら、この機会にネットバンキングの登録を済ませておくのもおすすめです。

そうすれば、今後の残高確認や振込などがもっとスムーズになりますよ。

スポンサードリンク

口座が古すぎて使えない場合の対応方法

通帳の情報が古すぎて、銀行のシステムにデータが残っていなかったり、口座番号の形式が現在のものと異なっていたりすることがあります。

特に20年以上前に使っていた口座の場合は、銀行側でも記録の取り扱いが難しくなっていることもあり、

「この通帳、そもそも存在してた?」

そう思ってしまうようなケースもあるんです。

また、銀行の統廃合や名称変更などによって、当時とは銀行の仕組みが変わっていることもあります。

たとえば、〇〇銀行だったものが合併で□□銀行になっていたり、支店の統合によって通帳に書かれた支店名が今は存在しなかったりと、昔の情報のままではスムーズに確認できないことも多いです。

こういった場合は、焦らずに通帳を持って銀行窓口に相談するのが一番です。

担当者がシステムで調べてくれるので、もし口座情報が残っていれば、そこから再発行や口座の再利用といった次のステップへ進むことができます。

万が一情報が残っていなかった場合でも、どのように対処すればよいかを案内してもらえるので、まずは行動に移してみることが大切です。

もう解約されていたらどうする?

通帳を確認したら、すでに口座が解約されていたということもあります。

たとえば、

  • 長い間まったくお金を出し入れしていなかった場合
  • 残高がずっと0円のままで10年以上が経過している場合
などは、銀行のほうで自動的に口座が閉鎖されていたり、解約手続きが完了していることもあるんですね。

こうした場合は、通帳をそのまま保管しておく必要は特にありません。

すでに無効となっている通帳は、今後使うことはできないので、念のためにシュレッダーで裁断したり、個人情報がわからないように処理してから処分するのがおすすめです。

もちろん、記念にとっておきたいという方は、保管しておくのもOKです。

再発行や口座の復活ができるケースもあるよ

ただし、まだ銀行のシステム上に口座の情報が残っていれば、通帳の再発行や口座の復活手続きができることもあるんです。

これは、解約されていないけれど通帳が紛失・破損していたり、長らく使っていないために使用停止状態になっていたようなケースが該当します。

再発行には、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要になります。

また、場合によっては印鑑が必要だったり、旧住所の確認が求められることもあるので、事前に銀行の公式サイトや電話で問い合わせておくとスムーズです。

なお、銀行によっては通帳の再発行に手数料がかかるところもあるため、その点も合わせて確認しておくと安心ですよ。

再発行後は、改めてATMや窓口で残高や取引履歴を確認できるようになります。

少し手間はかかりますが、口座にお金が残っていた場合にはうれしい結果になるかもしれませんね。

スポンサードリンク

通帳の名義人が亡くなっていたときの注意点

通帳の名義人がすでに亡くなっている場合は、通常のように本人が手続きを行うことができないため、家族や相続人が代わりに対応する必要があります。

特に、通帳に残っているお金を引き出したり、口座を解約したりするには、「相続」という手続きを経る必要が出てくるんですね。

こうしたケースでは、口座の中身が相続財産と見なされるため、相続人が正当な権利をもって請求する形になります。

ただし、手続きはそう簡単ではなく、戸籍謄本や遺産分割協議書などの必要書類をそろえたうえで、銀行の所定の申請書に記入・提出する必要があります。

また、名義人が亡くなったことを銀行に伝えると、その口座は一時的に凍結されることもあります。

つまり、残高確認すらできない状態になることもあるため、慌てずに書類の準備をしっかり整えてから、銀行に連絡をするのがスムーズな進め方です。

ここでは、相続の手続きが関わってくるときにどうすればいいのか、どんな準備が必要なのかを丁寧に解説していきますので、安心して読み進めてくださいね。

相続が必要になることもあるんです

名義人が亡くなっていて、通帳に預金が残っていた場合、そのお金は「遺産」として相続の対象になります。

つまり、亡くなった方の財産の一部として、家族や相続人が受け取ることができるんですね。

ただし、銀行は個人情報の取り扱いに厳格なため、誰でも勝手に確認できるわけではなく、正当な手続きが必要になります。

具体的には、相続人であることを証明するための書類、たとえば戸籍謄本や除籍謄本、被相続人の死亡が記載された住民票の除票などが求められます。

また、相続人が複数いる場合は「遺産分割協議書」も必要です。

これは誰がどの遺産を相続するかを明確にした文書で、全員の署名・押印が必要になる重要な書類です。

こうした書類を用意して銀行に持って行くことで、ようやく預金の確認や引き出し、口座の解約といった手続きが可能になります。

銀行によって求められる書類や手順が異なる場合もあるので、事前に電話やホームページで確認しておくと安心ですよ。

相続人が口座の確認や解約をする流れ

相続人であることを証明する書類をしっかりと準備したうえで、それらを銀行に提出することで、

  • 通帳に記載された口座の確認
  • 残高の引き出し
  • 口座の解約
ができるようになります。

書類に不備があると手続きが進まないこともあるので、ひとつずつ丁寧に確認しておくことが大切です。

また、銀行によっては「相続専用の窓口」や「相続サポートデスク」が設けられていることもあります。

そういった専用窓口を利用すれば、手続きの流れや必要書類についてわかりやすく案内してもらえるのでおすすめです。

事前に来店予約が必要な場合もあるので、なるべく早めに連絡して予定を立てておくとスムーズですよ。

さらに、相続手続きには時間がかかることもあるため、気づいたときにすぐ動き出すことが大切です。

早めに準備しておくことで、いざというときに慌てず対応できますし、不要なトラブルも避けやすくなります。

通帳は放っておかずに早めの確認を!

昔の通帳って、つい「今は使ってないし…」「もう関係ないかな」と思って、そのまましまい込んでしまいがちですよね。

けれども、たとえ使っていない期間が長くても、通帳を確認しておくことで思いがけないメリットが見つかることもあるんです。

たとえば、残高がほんの少しでも残っていれば、それは立派なお金ですし、口座維持の面でも管理しておいたほうが安心です。

また、知らないうちに自動振込の設定が残っていたり、税金の還付金などが振り込まれていたりと、思わぬ入金に気づけるケースもあるんですよ。

さらに、最近では銀行によって「一定期間取引がない口座」に対して、維持手数料が発生することもあります。

使っていないからといって放置していると、逆にお金を引かれてしまうなんてこともあるので注意が必要です。

そういった意味でも、昔の通帳を確認することは、将来的な損失を防ぐためにも大切な一歩なんですね。

「古い通帳だし、どうせ大したことはない」と思わずに、少しだけ時間を取って中身を確認してみると、予想外に役立つ情報や金額が見つかることもあります。

残高が少なくてもチェックして損なし

「どうせ数百円しか残ってないかも」と思っても、それがちょっとした臨時収入につながることもありますし、何より「確認した」という安心感にもなりますよね。

たとえば、子どものころにお年玉を貯金していた通帳だったり、昔バイト代が振り込まれていた口座だったりすると思わぬ金額が残っているケースもあるんです。

また、たとえ数百円だったとしても、今の時代ではコンビニコーヒー1杯分やちょっとした軽食代になりますし、ちょっと得したような気持ちにもなります。

それに加えて、口座維持手数料の発生も気になるポイント。

最近では、銀行によっては残高が一定金額以下であったり、長期間動きがなかったりすると、毎月数百円の手数料が自動で引かれてしまうこともあります。

知らないうちに手数料で残高が減ってしまう…なんていうことにならないためにも、使っていない口座は一度しっかりとチェックしておくのがおすすめです。

通帳が見つかったら、残高だけでなく、その後の管理方法も考えてみるといいですね。

休眠預金になる前に行動しよう

10年以上取引がなく放置された口座は、「休眠預金」として扱われることがあります。

これは、預金保険法にもとづいて、一定期間動きのない預金が国の預金保管機構に移される制度で、私たちが自由に出し入れできなくなってしまう状態のことなんです。

ただし、「休眠」扱いになったからといって、お金が完全になくなるわけではありません。

正しい手続きをすれば、休眠預金になったあとでも元の持ち主(または相続人)が払い戻しを受けることは可能です。

でも、必要な書類をそろえたり、手続きに時間がかかったりすることも多いので、できれば休眠になる前に動いておくほうがスムーズで安心なんですね。

特に、通帳に気づかず長い間放置していた場合は、すでに休眠預金扱いになっている可能性もあります。

そうならないように、昔の通帳を見つけたときは「今は使っていないから」と油断せず、できるだけ早めに確認して、必要な手続きをしておくようにしましょう。

まとめ|昔の通帳を見つけたら、早めに確認&行動を

昔の通帳が出てきたとき、「もう使えないかな?」とそのままにしてしまいがちですが、実は確認してみることで意外なメリットがあることも少なくありません。

残高が残っていたり、休眠口座の手続きが必要だったり、あるいは相続の対象になっていたりと、放置することで手間や損が増えてしまう可能性もあるんです。

特に10年以上使っていない口座は休眠預金として扱われる場合があり、そうなる前にチェックしておくことがとても大切です。

たとえ少額でも、大切なお金ですし、何より心当たりのない取引や手数料での残高減少を防ぐ意味でも「確認しておく」というひと手間が安心につながります。

見つけた通帳は、「使えるのか」「残高はあるのか」「手続きは必要か」を早めに調べて、状況に応じて解約や再発行などの対応をしてみてくださいね。

昔の通帳を見つけたことをきっかけに、眠っていたお金や記憶が思わぬ形で今に役立つかもしれませんよ。