ギリシャリクガメの成長速度が遅い?知っておきたい3つの理由と対策

うちのギリシャリクガメ、ちゃんと育ってるのかな…と、ふと不安になることってありますよね。

毎日ごはんをあげて、温度もちゃんと管理しているつもりなのに、なんだかあまり大きくなっていない気がする。

他のコと比べてみたくても、そもそも「どれくらい成長するのが普通なのか」がわからなくて、モヤモヤしたまま過ごしている方も多いんじゃないかと思います。

この記事では、ギリシャリクガメの成長速度の目安と、「なかなか大きくならない」と感じたときに見直すべきポイントをていねいに解説します。

読み終えたころには、「あ、これは正常だったんだ」または「ここを改善すればいいんだ」と、気持ちがスッと楽になるはずですよ。

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ギリシャリクガメの成長がゆっくりなのは、実はごく自然なことです

ギリシャリクガメは、もともと成長がゆっくりなカメです。

焦る必要はまったくありません。

ギリシャリクガメが成体になったときの甲羅の大きさは、一般的に甲長15〜25cm程度とされています。

最終的にそのサイズになるまでに、数年〜十数年という時間がかかるのがふつうです。

「毎日見ていると変化がわからない」というのは、むしろ健全な証拠かもしれません。

成長が速い・遅いよりも、「健康に育っているかどうか」に目を向けることの方がずっと大切です。

そのためにも、まずは成長の仕組みをきちんと知っておきましょう。

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ギリシャリクガメの成長速度はこう変わる!年齢別の目安

ギリシャリクガメの成長は、大きく2つのフェーズに分かれます。

  • 生後1〜2年ごろ:急成長期。毎年数センチずつ甲長が伸びる
  • それ以降:緩やか成長期。1年で数ミリ程度の伸びになっていく

生後数年は比較的よく育ち、ある程度の大きさになるとペースがぐっと落ち着いてきます。

これはギリシャリクガメの正常な成長パターンです。

また、メスはオスよりもやや大きくなる傾向があるとされており、性別によっても最終的なサイズが異なります。

卵を産むための体のつくりが関係しているとも言われています。

以下は成長の大まかなイメージを表にまとめたものです。

あくまで目安ですが、参考にしてみてください。

年齢目安 甲長の目安
生後6か月〜1年ごろ 5〜8cm程度
生後1〜3年ごろ 8〜15cm程度(急成長期)
それ以降(成体) 15〜25cm程度(緩やか成長)

うちの子は生後10か月ほどでお迎えしたときが甲長6cmほどで、1年後には9cmになっていました。

毎日見ていると全然わからなかったのですが、1年前の写真と見比べてみたら「こんなに大きくなったんだ!」とびっくりしたのを覚えています。

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成長が遅いと感じたときに見直すべき3つのポイント

「うちのコはちょっと成長が遅すぎるかも…」と思ったとき、まず環境を見直すことが大切です。

成長が遅くなる主な原因は、ほとんどの場合この3つに絞られます。

①温度管理が不十分になっていないか?

ギリシャリクガメは変温動物なので、体温は外の温度にそのまま影響を受けます。

体が冷えると代謝が落ちて、食欲も活動量も下がり、結果として成長にも影響が出やすいです。

理想的な温度管理の目安は、ケージ内の気温を日中25〜30℃、夜間は20℃前後とされています。

幼体のうちはさらに温かめで、ケージ内28〜30℃、バスキングスポット(ホットスポット)の下では35℃前後が理想的です。

温度計は体感ではなく、必ず実測で確認するようにしましょう。

「なんとなく温かいはず」が一番こわいです(季節の変わり目、盲点なんですよね)。

実は私も最初のころ、冬場にうっかりケージの温度が下がっていたことがあって、そのときは明らかに食欲が落ちていました。

温度計を2か所に設置してから、温度のムラにすぐ気づけるようになりました。

②紫外線(UVB)が足りていないかもしれない

カルシウムの吸収に欠かせないのが、紫外線(UVB)です。

日光浴や専用ライトから紫外線を浴びることで体内でビタミンD3が作られ、それがカルシウムの吸収を助けてくれます。

紫外線が不足すると、甲羅や骨が正常に育たない「くる病」になるリスクがあります。

UVBライトは1日8〜10時間を目安に照射し、定期的に交換することも忘れずに。

ライトは見た目には光っていても、UVBの出力が落ちていることがあります。

③食事の内容やカルシウムが不足していないか?

ギリシャリクガメは草食性のカメです。

野菜と人工飼料を組み合わせて与えることが基本ですが、それだけでは不足しがちなのがカルシウムです。

成長期には特に、カルシウムパウダーを食事に振りかけてあげることが甲羅と骨の成長をサポートします。

偏った食事が続くと、成長が鈍くなることもあるとされています。

小松菜やチンゲン菜など、カルシウムを含む野菜を積極的に取り入れてみましょう。

成長に関してよくある「やりがちNG行動」3つ

初心者さんがつい陥りがちな飼育ミスも、あわせて紹介しておきます。

NG①:体重を測らずサイズだけで判断している

甲羅のサイズは毎日見ていると変化がわかりにくいものです。

定期的に体重を量ることで、成長や健康状態の変化を数字で把握できます。

測るだけなのに意外と見落とされがちなんですよね。

NG②:日光浴をさせていない(UVBライトのみに頼りすぎ)

UVBライトは便利ですが、本物の太陽光にはかないません。

暖かい季節には、安全に気をつけながら屋外で日光浴の機会を設けてあげるのがおすすめです。

ただし、直射日光で高温になりすぎないよう日陰も作ってあげてください。

NG③:成長が遅いからと言って餌を大量に増やす

「もっと食べさせれば大きくなるかも」と思いがちですが、過食は肥満やくる病の原因にもなりえます。

成長スピードは環境改善で底上げするのが正解。

食事量を急に増やすのは避けましょう。

私も最初、あまり大きくならないのが心配で餌を多めにあげていたことがあります。

でも調べてみたら過食はよくないとわかって、量を適正に戻したら逆に活発になって、食欲も安定してきました。

まとめ:ギリシャリクガメの成長速度はもともとゆっくり!大切なのは環境を整えること

あらためてポイントを整理します。

  • ギリシャリクガメの成体サイズは甲長15〜25cm程度が目安で、成長には数年〜十数年かかる
  • 生後1〜2年は比較的よく成長し、その後はゆっくりペースになるのが正常
  • 成長が遅い主な原因は「温度管理」「紫外線不足」「栄養不足」の3つ
  • 過食はNG。環境を整えることが健康的な成長への近道

成長の「速さ」にばかり目を向けてしまいがちですが、ギリシャリクガメはもともとゆっくり、じっくり育つ生き物です。

毎日元気にご飯を食べて、活発に動いているなら、それだけで十分に健康のサインです。

「大きくならない」と焦るよりも、「今日もちゃんと食べてくれた」「動き回っている」という小さな変化を楽しむ余裕が、長く一緒に暮らしていくうえで一番大切なことかもしれません。

ギリシャリクガメは寿命が20〜50年ともいわれる、長いお付き合いができる生き物です。

あなたのカメも、のんびりマイペースに育っているだけかもしれませんよ。

温度計をもう一度確認してみたり、UVBライトの交換時期を見直してみたり、できるところから少しずつ環境を見直してみてはいかがでしょうか。

そうやって試行錯誤しながら、少しずつ「うちのコに合ったケア」を見つけていけたら、飼育がもっと楽しくなるんじゃないかな、と思います。