わやの方言の意味は地域によって意味が違うって本当!?地域別正しい使い方

スポンサードリンク

「わや」という言葉をご存じでしょうか?

何かの略語か、若者言葉?と思いがちですが、この「わや」という言葉は、一部の地域で使われている方言なんです。

その地域の中では、老若男女問わず使われている言葉です。

この「わや」という方言は、いくつかの地域で使われているので、この言葉だけ聞くと出身地域がわからなくなってしまう事もあるようです。

色々な所でつかわれる方言なんて、面白いですよね。

今回は、そんな「わや」という言葉にスポットをあてて、詳しくお伝えしていきたいと思います!

スポンサードリンク

方言の「わや」は北海道の言葉?気になる由来と起源の話

「わや」を使っている地域として一番名前があがるのが、北海道です。

北海道で使われている「わや」の意味は、

  • 「ひどい」
  • 「滅茶苦茶」
  • 「手が付けられない」
などの意味があります。

特に雪が沢山降る地域では、「今年の雪は“わや”だわ」のように使うこともあります。

この場合は、ひどくて手が付けられないという意味になりますね。

この「わや」を使っている地域としてもう一つ思い浮かぶのが、大阪をはじめとした関西弁の地域です。

大阪弁で「わや」は、

  • 「駄目」
  • 「めちゃくちゃ」
という意味で使用されます。

北海道では「めちゃくちゃ」の意味合いが強いのですが、大阪では「駄目」という意味合いの方が強くなります。

微妙に意味が違うところが面白いですね!

「わや」の由来はなに?

この「わや」という言葉の由来は、子供の行動を表す「わやく」という言葉からきています。

「わやく」という言葉には、

子供が悪ふざけをすること。また、そのさま。わんぱく。やんちゃ

などの意味があって、この言葉から「子供のいたずらによってめちゃくちゃになる様」を指す言葉となりました。

色々な地域の方言としてつかわれているこの「わや」ですが、語源や大まかな意味はだいたい同じになります。

もちろん、各地域でシチュエーションや微妙な使い方の違いはありますよ!

スポンサードリンク

方言「わや」の意味は全国共通?使われている地域ごとの使用例!

「わや」の意味については、多少の違いはありますが、どこの地域も大体同じ意味になります。

方言「わや」の地域ごとの使用例

それぞれの地域ではどんな風に「わや」を使っているのでしょうか?

地域ごとの使用例をご紹介します☆

北海道での「わや」の意味と使い方

「すっごい雨が降ってきたから、服も足元も“わや”だべさ。」

意味は、「すごい雨が降ったせいで、服も足元もめちゃくちゃだよ」という意味になります。

大阪での「わや」の意味と使い方

「もうここまで汚れたら“わや”やわ。」

意味は、「もうここまで汚れたらダメだわ」という意味になります。

上記の通り、“駄目”という意味合いが強くなりますね。

愛知での「わや」の意味と使い方

「今日のパーティー“わや”だったね」

意味は、「今日のパーティーはめちゃくちゃだったね」という意味になります。

愛知での“わや”の使い方は、“めちゃくちゃ”と“駄目”が同じ程度の意味合いで使われます。

他の地域に比べて使い勝手が良いようです。

岡山での「わや」の意味と使い方

「君は勉強ができて成績“わや”だな」

意味は、「君は勉強ができて成績がすごいね!」という意味になります。

岡山での“わや”の使い方は、他の地域と違って、「とても・すごい」などのポジティブな意味としても使われています。

広島での「わや」の意味と使い方

「雨で服も足元も“わや”じゃ」

意味は北海道の時と同じく「雨で服も足元も濡れてめちゃくちゃになった」という意味になります。

同じ言葉ですが、方言の違いで雰囲気がだいぶかわりますよね!

青森での「わや」の意味と使い方

「今日山に行ってきたっけ、昨日の雨で道“わや”だったわ」

意味は、「今日山に行って来たら、昨日の雨で道が無茶苦茶だったよ」という意味になります。

青森は方言の強い地域として有名ですが、この“わや”という言葉も日常的に使われているようです。

スポンサードリンク

「でらわや」の意味は?どういう地域で使われている方言なの?

「わや」という方言の派生で、「でらわや」というフレーズは聞いたことありますか?

これはどういう意味を持つのか、紹介していきますね!

まず、名古屋の方言で「でら」というものがあります。

これは標準語の「とても」や「すごい(ものすごい)」に当てはまり、「えらい」や「どえらい(でえーりゃー)」が略されてできたものだと言われていますよ。

使い方の例としては

  • 「とても感動した」→「でら感動した」
  • 「とても美味しい」→「でらうまい」
  • 「とても大きい」 →「でら大きいがや」
  • 「すごく疲れた」 →「でらえれーげ」
みたいな感じです。

ちなみに、名古屋弁での「わや」は「台無し」という意味が強いようです。

昔ローカルのCMで「おやつ食べるのもたいがいにせんと、晩御飯がわやになってしまう」というフレーズが流れていたそうですよ。

他にも、「大変」という意味で使われることもあるそうです。

なので、「わや」の使い方の例としては

「わやだがや」
→台無しになった、大変だ

「わやだて」
→大変だよ

「そんなことしたらわやだがや」
→そんなことをしたら台無しでしょう

という感じです。

意味を複数持っているので、前後の会話の内容によっても多少変わってくるようですね。

なので、「でらわや」や「でらわやだが」は、「すごく台無し」とか「とても大変」という意味になりそうです。

スポンサードリンク

「わや」以外の他にもある!色々な地域で使われている言葉

では最後に、“わや”以外の、色々な地域で使われている方言をご紹介します。

いろんな地域で使われる方言①「おおきに」

これは言わずと知れた「ありがとう」の意味の方言です。

大阪の人だけの方言かとおもいきや、

  • 兵庫県
  • 京都府
  • 三重県
  • 奈良県
  • 大分県
  • 滋賀県
  • 静岡県
  • 和歌山県
などなど、かなり多くの地域で使用されています。

意味はどれも「ありがとう」の意味です。それぞれの地域によって、多少のイントネーションの違いはありますが、こんなに沢山の地域で「おおきに」が使われているとは、知りませんでした!

いろんな地域で使われる方言②「めんこい」

テレビなどの影響で耳にしたことがある言葉だと思います。

意味は「かわいい」という意味の言葉です。

北海道で使われているイメージが強い言葉ですが、実は東北地方では広く使われています。

岩手県では「めっこい」と微妙に違いますが、意味は同じです。

方言で使われる「わや」の意味は?まとめ

同じ方言でも、地域によって微妙な意味の違いや、言い方に違いがあるというのは、日本独自の言葉の進化で、とても面白いですよね。

他の地方出身の方とお話する機会がある時には、そんなお互いの方言についての話題も面白いかもしれませんね。