
クワガタを飼い始めたばかりだと、「この子、どれくらい生きてくれるんだろう?」って気になりますよね。
子どもがすごく楽しみにしているぶん、すぐにお別れが来たらどうしようって、ちょっと不安になりませんか?
実はクワガタの寿命って、種類によって全然違うんです。
数か月で寿命を迎える子もいれば、3年以上元気に過ごしてくれる子もいて。
この記事では、クワガタの寿命の目安と、できるだけ長く一緒に過ごすためのちょっとしたコツをまとめました。
読み終わるころには、不安がふっと軽くなっているはずです。
クワガタの寿命は種類で大きく違い成虫で数か月から3年ほど
クワガタの成虫の寿命は、短い種類で数か月、長い種類だと2〜3年ほどです。
「えっ、そんなに差があるの?」って驚きますよね。
でも大丈夫、種類ごとの目安がわかれば、どれくらい一緒にいられるかの見通しがつきますよ。
夏に捕まえてきた子がすぐに弱ってしまったとしても、それは飼い方が悪かったわけじゃないことも多いんです。
種類によって、もともとの寿命の長さが違うだけ。
だから「すぐお別れだったらかわいそう」と気負いすぎず、その子の特性に合わせて過ごしてあげるのが一番です。
寿命に差が出るのはクワガタの体の仕組みと種類の違いが大きい
同じクワガタなのに、なぜここまで寿命に差があるのか。
理由はいくつかありますが、特に大きいのは「越冬できるかどうか」と「種類ごとの体の作り」、そして「飼育環境」の3つです。
越冬できる種類とできない種類がある
クワガタには、冬を越して翌年もまた活動できるタイプと、その年限りで寿命を迎えるタイプがいます。
オオクワガタやコクワガタ、ヒラタクワガタは越冬できる種類で、上手に飼えば2年以上生きてくれることもあるんです。
一方、ノコギリクワガタやミヤマクワガタは越冬が苦手な種類とされています。
夏に成虫になって、その年の秋までに寿命を迎える子が多いんですね。
だから秋ごろに元気がなくなってきても、「飼育が下手だったかも」と落ち込まなくて大丈夫。
その子のもともとの寿命なんです。
国産と外国産で寿命の傾向が違う
ペットショップでよく見かける外国産のクワガタも、種類によって寿命の傾向がだいぶ違います。
外国産のオオクワガタ系は2〜3年生きる長寿タイプもいれば、1年前後で寿命を迎える種類もいるんですね。
「同じ大きさだから同じくらい生きるはず」と思いがちですが、これがそうでもないんです。
買う前に種類ごとの寿命を調べておくと、心の準備ができていいですよ。
飼育環境で大きく変わる
そして見逃せないのが、飼育環境による差。
温度、湿度、エサ、ケースの広さ、この4つがちゃんとしていると、同じ種類でも寿命がぐっと延びます。
逆にこの4つが極端だと、本来の寿命より早く弱ってしまうことも。
特に夏場の暑さは大敵で、30度を超える部屋に置きっぱなしにすると、あっという間に弱ってしまうんです。
エアコンの効いた部屋に置くだけで、寿命の延び方が変わってきますよ。
我が家でも以前、玄関先に置いていたヒラタクワガタが夏場にすっかり弱ってしまったことがあって。
場所をリビングのエアコン下に移したら、見違えるように元気になりました。
それ以来、夏は必ず25〜26度くらいの場所に置くようにしています。
同じ環境で飼っていた別の子は、その後2回越冬してくれましたよ。
種類ごとの寿命の目安と飼うときに気をつけたいこと
ここからは、よく飼われているクワガタの種類ごとに、寿命の目安と飼育のポイントをまとめていきますね。
お家にいる子と照らし合わせながら読んでみてください。
オオクワガタは成虫で2〜3年生きる長寿タイプ
オオクワガタは、クワガタの中でも特に長生きする種類で、成虫になってから2〜3年生きるとされています。
中には4年以上生きた例もあるそうで、ペットとしてじっくり付き合いたい方には特におすすめ。
性格もおとなしくて、お子さんが触ってもケンカっ早くないのが嬉しいところ。
動きもどっしりしているので、観察していて飽きないんですよね(じっと木に止まっているだけの時間もそれはそれで愛おしい)。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは1年以内が多い
夏に山や雑木林で見かけるノコギリクワガタやミヤマクワガタ。
カッコいい大あごで子どもにも人気ですが、寿命は短めで、ほとんどが越冬できずにその年の秋ごろまでです。
「捕まえてきたのにすぐ弱った…」と感じるのは、もともとそういう寿命の種類だから。
飼育が悪かったわけじゃないので、自分を責めなくて大丈夫です。
ミヤマは特に暑さに弱いので、夏場の温度管理だけは気をつけてあげてくださいね。
ヒラタクワガタやコクワガタも越冬すれば2年以上
ヒラタクワガタやコクワガタも、上手に冬を越せれば2年以上一緒にいられる種類です。
コクワガタは小さくて地味に見えるかもしれませんが、けっこう長寿で丈夫。
初めて飼う方にも扱いやすい子です。
ヒラタクワガタは気性がやや荒いので、複数飼いするときはケースを分けたほうが安心。
ケンカで弱ってしまうと、せっかくの長い寿命が短くなってしまいますからね。
長生きさせるためにやってはいけないこと
ここは特に大事なところ。
クワガタの寿命を縮めてしまう、ありがちなNGをまとめておきますね。
- 直射日光の当たる場所や30度を超える環境に置く
- マットや木が乾燥しきったまま放置する
- 昆虫ゼリーを切らしてしまう、または果物だけで済ませる
- 狭いケースに何匹も入れて、ケンカが起きる状態にする
- 必要以上に触りすぎて、ストレスをかける
クワガタにとっては触られること自体がストレスなので、観察メインで、触るのは1日数回までと決めておくといいですよ(うちでも「今日はもう1回触ったよね」って声かけしてました)。
最初の頃、安い昆虫ゼリーばかり与えていたら数か月で動きが鈍くなってしまったことがあって。
高タンパクタイプの専用ゼリーに変えてからは、明らかに元気が戻ってきました。
今は2〜3日に1回交換するペースで、夏は乾燥が早いのでもう少し頻繁に替えています。
種類で寿命は変わるけど飼い方次第でぐっと長く一緒にいられる
クワガタの寿命は、種類によって数か月から3年以上までと、けっこう幅があります。
越冬できるオオクワガタやヒラタクワガタは長寿、ノコギリやミヤマは1年以内が多いのが大まかな目安です。
そして大事なのが、種類だけで寿命が決まるわけじゃないということ。
温度、湿度、エサ、触り方、ちょっとした気配りで、その子が本来持っている寿命を十分に生きてくれます。
逆に言えば、「寿命が短い種類だから何をしてもムダ」じゃないんです。
最後まで気持ちよく過ごしてもらえるように環境を整えてあげれば、それで十分。
お別れがきても「ちゃんと最後まで一緒にいられたな」と思える時間になりますよ。
子どもと一緒に飼っているなら、寿命について話すきっかけにもなりますし、生き物との向き合い方を学ぶ機会にもなります。
短い時間でも長い時間でも、それぞれにいい思い出が残るといいですよね。
今日からできる小さな工夫を、ぜひ一つだけでも始めてみてください。
きっと、クワガタとの毎日がもう少し楽しくなるはずです。
