暑い夏が近づいてきて夏になると、各地で花火大会のイベントがありますよね。
せっかくなので大好きな花火大会を見に行きたいところですが、その花火大会に行こうと思っている私は実は「妊婦さん」だったのです。
耳にしたことがある人もいるかもしれません。
でも妊婦さんには、とある言い伝えがあって、「妊婦が花火を見に行くと赤ちゃんにあざができる」というではありませんか。
怖いですね~。恐ろしいですね~。
そんなことがあったら、妊婦さん全員が花火大会に行けないことになってしまいます。
そんなのあんまりじゃありませんか…。
そこで今回は「妊婦さんが花火を見ると赤ちゃんにあざができる」について検証していきたいと思います。
私のように、「花火大会大好きな妊婦さん」は心して読んでくださいね!
妊婦さんが花火を見ると赤ちゃんにアザができる迷信は本当?!
産まれてくる大事な大事な赤ちゃん。
もちろんアザなんてない、キレイな可愛い子が生まれてきて欲しいですよね。
しかし「妊婦さんが花火を見ると赤ちゃんにアザ?!」とある様に、親の気持ちを不安にさせるお話、聞いたことありませんか?
妊婦さんは火を見たらいけないの?
昔から
「火事を妊婦が見ると、赤ちゃんにアザができる」
とはいいますが、火事や花火で共通する「火」を見ない方がいいということなのでしょうか。
実はこれっていうのは、昔の人の教え。
要は「教訓的なもの」で、
「妊娠中には危険なところに行かない、影響を受けることをしないように」
ということからから言われてきていることなんですね。
ですから、「花火を見ることで赤ちゃんにアザができて産まれてくる」というのは完全に迷信なんですね。
妊婦さんと花火には何の関連性もありませんのでご安心を^^
妊婦が火事をテレビで見たらダメというのはどんな理由から?
私は初めて聞きましたが、花火ではなく、「妊婦さんはテレビであっても火事は見ていけない」ということも言われるそうです。
テレビでは割とよく家事のニュースもありますよね。
そういうときはすぐにテレビを消せ、ということでしょうか(笑)
もちろん、これも迷信です。
「地震、雷、火事、おやじ」と言われています。
火というのはこの世で3番目に恐ろしいものだと昔から言われていました。
人間も動物なので火を見ると本能的に怖い気持ちになりますよね。
きっと、そういうことからも
「火を見ると怖い→ドキドキする→赤ちゃんに影響する」
という連想になったのではないかなと思います。
妊娠・出産は、どれだけお母さんが気を付けていたとしても残念なことになる可能性がある神の領域のものです。
昔は今ほど医療が発達しておらず、エコー検査ももちろんできません。
流産の原因は現代でも不明とされることも多いです。
そうなると、昔はお医者さんであってもわからないことだらけだったと思います。
なので、人々は少しでも妊婦さんに不安にならず落ち着いて、無事にお産を終えてほしいという気持ちがあったと思います。
そのため、妊婦さんが恐怖を感じることは「してはいけない」と言い伝えてきたのではなないでしょうか。
これは私の勝手な想像ですが、赤ちゃんに何らかのトラブルがあるときもあります。
そんなときは、もしかすると、「妊娠中に火を見たことが原因でしょう」というように納得させるための理由にしていたのかもしれません。
だったら「妊婦でも花火大会に行ける」ってこと?
妊婦さんも間違いなく、来年の今頃は赤ちゃんのお世話で大忙しになってます。
大好きな花火大会に行きたくても、お子さんが大きくなるまでは、しばらくの間は行けないですよね。
なので、妊娠中の今!
今年のうちに花火大会に行っておこうと考える、そんな私のような妊婦さんもいらっしゃることでしょう。
もちろん妊婦さんが、花火大会に行ってはいけないことはありません。
ただし、妊娠中はいろんな環境がいつもとはことなるため、注意しなければならないことがいくつかあるんです。
妊婦さんが花火大会に行くのは不安?赤ちゃんへの影響は?
花火大会は、それでなくても会場の渋滞や人ごみに巻き込まれ、帰る頃にはヘロヘロになってしまいます。
また、それが妊婦さんだと、お腹の圧迫によってトイレが近くなったりして、トイレを探すのに右往左往する状態になったり。
さらには、妊婦で子連れになんてなると「お母さんおしっこ」となり、大行列のトイレに行く事に…。
精神的にも疲労困憊な状態になってしまうことが、簡単に想像できてしまいますよね。
妊婦さんが花火大会に行くのは大変で危険が伴います!
この様に、普通に行くだけでも大変な花火大会なのに、何をするにも大変な時期の妊婦さんが行くとなると、身体的に問題があるでしょう。
そしてさらには、妊婦さんにとって花火大会に行くのは危険が伴います。
- 花火を見るのに歩く、足場が良くないなどから転倒の危険!
- 花火が打ちあがるのを待つのに暑い場所で待っていると体力が消耗!
- 花火大会が行われる場所のトイレは仮設トイレで和式トイレが多い!
- 妊婦さんは妊娠中のお腹で膀胱が圧迫されるのでトイレが近い!
- 混雑した場所でお腹を強く圧迫されたり、人と接触する危険!
出産間近の状態で、陣痛や破水がくるような
「急を要する状態」
になっても、混雑した花火大会の中、救急車もすぐにこれないでしょう。
他にも、長時間の立ちっぱなしで、出血や流産、早産のリスクもあります。
この様な事を考慮に入れて、旦那様とよく相談して、花火大会に行くか行かないかを決められることをおすすめいたします。
花火の音や煙は赤ちゃんに問題はないの?
では、花火大会につきものの「大きな音」と「煙」は、お腹の中の赤ちゃんには影響はないのでしょうか?
お腹の赤ちゃんへの花火大会の音に関する影響は?
妊婦さん安心してください。
しっかりと準備すれば花火大会に行っても大丈夫ですよ。
けれど、
「お腹の中にいる赤ちゃんに花火の大きい音を聞かせるの心配」
「怖がらないかしら…、」
「流産の危険は?」
妊婦さんの不安がつきませんかね。
お腹の中の赤ちゃんには、羊水があるため花火の音ははっきりとは聞こえません。
私たちで試すなら、プールに入った感じを想定してください。
お腹に入った赤ちゃんに聞こえるのは、お母さんの声だと言えるでしょう。
お母さんの楽しい声で、赤ちゃんも喜ぶと思いますよ。
お腹の赤ちゃんへの花火の煙に関する影響は?
「煙」と聞くと、まず思い浮かぶとすれば「タバコの煙」でしょうか。
これはあきらかに母子ともに悪影響がありそうですよね。
ではお腹の赤ちゃんには、花火の煙ってどのような影響があるのでしょう。
煙草の煙であれば、百害あって一利なしで有害物質がいっぱい含まれていますよね。
けれど、花火の煙にはそのようなものは含んでいないので安心してくださいね。
ただし、「なら思いっきり吸い込んでもいいのか?」というと、そういうものでもありません。
ただでさえ、ちょっとしたことで気分が悪くなりやすい妊娠中です。
花火の煙を吸って気分が悪くならないとも限りませんよね。
なので少しでも気になる場合は、なるべく煙の来ない場所に行って花火を鑑賞するといいと思いますよ。
妊娠中のタブーには他にはどんなものがあるの?
妊娠中のタブーは「花火」「火事」以外にもたくさんあります。
他にどんなものがあるのかをご紹介します。
②「妊娠中に転ぶと赤ちゃんにへその緒が巻き付く」
③「お葬式を見ると(お葬式に参列すると)黒いざの赤ちゃんが生まれる」
④「妊婦さんが心配ごとばかりしていると、ほくろの多い子が生まれる」
⑤「妊娠中にウサギの肉を食べると兎唇(としん=口唇口蓋裂)の赤ちゃんが生まれる」
⑥「妊婦さんは火葬場で骨を拾ってはいけない」
⑦「妊娠中はお墓参りをしてはいけない」
⑧「ほうきをまたぐと難産になる」
⑨「赤ちゃんが生まれる前に産着を縫ってはいけない」
この他にもいろいろなものがあるようです。
基本的には全て「迷信」です、ご安心ください。
ただ中には⑦や⑨のように少し意味合いの違うものもあります。
どういう理由があったのでしょうか。
⑦「お墓参りをしてはいけない」
→昔のお墓は足元が悪いために転ばないように、というメッセージではないかなと思います。
⑨「産着を縫ってはいけない」
→万が一お産にトラブルがあった場合に気持ちが沈んでしまわないように、という気遣いだそうです。
私には、それに加えて妊娠中に頑張りすぎてはいけない、というメッセージも感じました。
何度も申し上げますが、全て「迷信」で根拠のないものばかりです。
信じるも信じないもあなた次第です。
妊婦にまつわる花火の迷信って本当?のまとめ
妊婦にまつわる花火の迷信について見てきました。
この「花火大会の煙を吸い込んだら、アザのある赤ちゃんが生まれる」という言い伝えは「迷信」と言う事が分かっていただけたかと思います。
妊婦さんが花火大会を楽しめて、無事に可愛い赤ちゃんが生まれてきますように、心から願っております^^