妊娠をすると、今まで考えもしなかったような体の変化が起こります。
お腹がでてくるのはもちろんですが、つわりで気持ち悪くなったり、とても眠くなったり、気分が憂鬱になったり・・・
そんな妊娠中の色々な変化の中でも、「おなら」にまつわる体調の変化があるのはご存じでしょうか?
おならがでにくく苦しむ方もいれば、おならが出すぎて止まらなくなってしまう方もいます。
でもどうして妊娠中は、「おならにまつわるトラブル」が起こってしまうのでしょうか?
今回は、そんな妊娠中の“おなら”にスポットをあてて、詳しくお伝えしていきますね!
妊娠中におならが多いのは何故?我慢してると赤ちゃんに影響がある?
妊娠中におならのトラブルが起こる原因は、いくつかあります。
そんな中でも、おならが沢山でてしまう原因の大きな要因となっているのが“黄体ホルモン”といわれるホルモンのバランスの変化です。
妊娠をすると、妊娠状態を維持するために必要な黄体ホルモンが多く発生します。
妊婦さんにとって、とても大切なこの黄体ホルモンですが、働きの一つに“腸の動きを鈍らせる”というものがあるんですね。
腸の動きが鈍くなると、腸内に便が残りやすくなり、そこからガスが発生しやすくなるというわけです。
妊娠すると便秘になりやすいと言いますが、それもこの黄体ホルモンの影響によるものだと言われています。
私も三人の娘がいますが、妊娠中は特につらい便秘に悩まされました(><)
もともと便秘がちな所に、この妊娠中のホルモンの影響が加わり、毎回とても苦しんだ記憶があります。
この黄体ホルモンは、妊婦さんの体にとって様々な変化をもたらす特別な存在だということがわかりますよね。
妊娠中のおなら 赤ちゃんへの影響はあるの??
どうしてもでてしまうおなら。
人前だと、やっぱり我慢してしまいますよね(^^;
これは、お腹の中の赤ちゃんへの影響はあるのでしょうか?
妊娠中のおならや便秘、それをだしたり我慢したりすることは、特に赤ちゃんへの影響はないと言われています。
でも、便秘のせいでいきみすぎて痔になったり、おならを我慢することで腹痛になったりストレスがたまってしまうことがあります。
このストレスは、お腹の赤ちゃんにとっては良い影響はありませんので、あまり我慢せず、便秘を改善できるようにしましょうね!
妊娠中のおならはいつまで続く?食生活で改善できたりしないの?
ではこの“おなら”はいつまで続くのでしょうか?
妊娠中のおならは、便秘が改善されれば気にならなくなるでしょう。
でも、妊娠中の便秘はホルモンの影響によるものが多いため、普通の便秘よりも頑固で、なかなか改善しないことが多いです(><)
腸のトラブルが完全に改善されるのは、出産してホルモンバランスが整ってからかもしれませんね(><)
実際私も、出産ぎりぎりまで妊婦さんでも飲める便秘薬を処方してもらっていました。
産後しばらくは会陰切開の影響などもあり、中々快便になるまで時間がかかりました(´;ω;`)
また、妊娠後期には、赤ちゃんが大きくなってお腹の中で動くことで、ガスが動いているような錯覚をおこすことがあります。
これはおならではありませんので、気にすることはありません(^^)
妊娠中のおならを食生活で改善!
妊娠中のおならを改善するためには、便秘を改善しなくてはいけません。
そんな時に効果的なのが、食事です。
意識して摂取してほしいのが、食物繊維の多い食品と、ヨーグルトなどビフィズス菌が多く含まれている食品です。
ビフィズス菌が多い食品を摂取する時には“オリゴ糖”を一緒に摂取すると、ビフィズス菌の働きを活発にする効果があります。
最近では液状のオリゴ糖なども販売されていますので、無糖のプレーンヨーグルトに、液状のオリゴ糖をかけてデザートにしてみてはいかがでしょうか??(^^)
また、便秘の改善には水分の摂取もとても大切です。
妊娠中は自分の為はもちろん、お腹の中の赤ちゃんのためにもたくさんの水分を使います。
なので、娠前と同じ水分量ではあっという間に足りなくなってしまうんですよね(><)
水分がたりないと、当然便も固くなり、便秘の悪化につながってしまいます。
意識的に水分をとるようにして、便をやわらかくしてあげましょう。
でもここで気を付けて頂きたいのが、「冷たい水はやめておく」ということです!
冷たいお水をたくさん飲んで、体の中から冷やしてしまうと、赤ちゃんにもよくありません。
白湯か、常温のお水を飲むようにすると、身体にもお腹の中の赤ちゃんにも優しくて、効果的ですよ(^^)
妊娠中におならが勝手に出るのはなぜ?のまとめ
妊娠中の便秘やおならは、自分でコントロールできるものではないので、とってもつらいですよね(><)
私も便秘薬がずっと手放せず、薬がなくなるたびに受診しなくてはいけないのがとっても苦痛だったのを覚えています(><)
食生活や適度な運動で、上手に腸とつきあっていけるのが1番大切です。
お腹の中の赤ちゃんの為にも、腸内トラブルの改善に頑張ってみてくださいね!